2Psハメ殺しの修理からの塗装&磨きによるリフレッシュ
2Psハメ殺しホイールとはリム台座無しで直接リムとディスクを溶接結合されたホイールが2Psハメ殺しです。
2Psハメ殺しホイールには「ダミーボルト無し」と「ダミーボルト付き」が有りますがリム全面研磨など「ダミーボルト付き」は構造により修理から磨き&塗装の限界値が有るさらに厄介なホイールです。
2Psハメ殺しは実質一体型1Ps構造に類似しますがそれぞれ違う別パーツの溶接組み合わせのため1Psとも異なりリフレッシュ・リメークカスタムも極一部に制限されます。
【2Psハメ殺し施工不可なメニュー】
1・リム光輝アルマイト(ディスクが付いた状態でのリム加工は不可)
2・ディスククロームメッキ(リムが付い状態でのディスク加工は不可)
3・リムかディスクどちらかがクロームの場合クロームでない方がクローム剥離により損傷するため一方だけのクローム剥離不可
4・スパッタリングメッキ(1Psホイールや1パーツ個別加工のみの為不可)
5・ディスクダイヤモンドカット(リムにバイト刃が干渉してリムを傷つけるため不可)
6・リム全面バフ磨き(ディスクに干渉しない箇所までの磨きなら可能ですが磨き筋境目が出ます。)
7・リム全面ブラッシュド(ディスクに干渉しない箇所までのブラッシュドは可能ですがブラッシュドが当たらない箇所が出ます。)
8・リムとディスク直溶接の為ディスク勘合、リム台座が有りませんのでリム交換不可
9・その他特殊な加工は全て不可
※分解可能な2.3Psはリムとディスク個別加工が可能なため上記8項目全て可能です。
一体型1Psは1個のパーツですのでリムとディスクの個別加工が出来ます
【2Psハメ殺し施工可能なメニュー】
・リムからディスク丸塗りパウダーコートカラー
・リムからディスク全面バレル研磨丸塗りパウダークリアー
・リムからディスク全面ブラッシュド丸塗りパウダークリアー
・ダミーボルト無しの場合構造によりマスキングしてリム&ディスク個別施工可能
■2Psハメ殺し修理から塗装&磨きの留意点■
※分解可能な2Psならリムとディスク個々のオリジナルに沿った加工や無限大のカスタム加工が可能ですが2Psハメ殺しは溶接結合のためリム&リムのパーツ別加工が出来ません。
1・アウトリム全面研磨はデザインにより不可な場合が有りその場合リムR面からの研磨になります。
2・リム全面研磨出来る構造でもはディスク塗装を損傷しない程度の届く限界値までのリム研摩になります。
3・リム磨き&ディスク塗装に伴うリム&ディスクのそれぞれ部位のマスニングにより塗膜断層が出る場合が有ります。
4・ディスク塗装もリムとのつなぎ目奥部隅々まで塗装が完全に届かない場合も出て来ます。
5・ダミーボルトはディスク裏に穴が有れば裏から叩いてダミーボルトを損傷無く外せて再利用可能ですが、穴が無い場合は表から引っ張り出し又はドリル開け削除して取り外す方法のため、再利用不可で似たデザインの新品ダミーボルトの交換を要します。
2Psハメ殺しWORKマイスターダミーボルト無し | |||||
④バレル荒研磨 | |||||
2Psハメ殺しWORKシュバーツダミーボルト有り | |||||
2Psハメ殺しWORKユーロラインTRリム&ディスク/パウダーカラー丸塗り | |||||
①溶剤シルバー&ポリッシュ | ②剥離ブラスト研磨 | ③パウダーマットブラック丸塗り | ④パウダーマットブラック丸塗り | ⑤リムグロスブラック 完成 | |
2Psハメ殺しAMEシャレンリム安堵ディスク/バレル2次元研磨 | |||||
①溶剤ブラック&ポリッシュ | ②ハンドアクション研磨 | ③バレル中研磨 | ④ダミーボルト交換 | ⑤バレル研磨完成 | |
2Psハメ殺しアメ鍛AGIOリム&ディスク/3次元ブラッシュド | |||||
3Psハメ殺しWORKエクイップディスクパウダーホワイト/リムバフポリッシュ | |||||
①リムアルマイト&ディスククロームメッキ | ②シーリングはされていますが、シーリングを剥ぐとしっかり溶接されてます。 | ③パウダーホワイト | ④アウトリム磨き | ⑤完成 | |
※旧エクイップはシーリング式3Psですが、復刻版エクイップは溶接されたハメ殺しです。 |