スパッタリングメッキの修正/塗装メッキの修正
クロームホイールの曲り・割れ・欠け・ガリ傷・メッキ剥げ・メッキ腐食など修正して新たに全面再クロームメッキ加工いたします。
微少な傷修正でも全面メッキ剥離から再メッキが前提となり、カラー塗装ホイールのように部分修正は出来ません。
スパッタリングメッキの修正
クローム以外の国産ホイールで塗装メッキと呼ばれるホイールはほぼスパッタリングメッキ(SMB・SBC)となっています。
3Ps組み立て式のホイールの場合は、リムはアルマイトメッキでディスクはスパッタリングメッキのホイールも多数あります。
メッキホイールの最大の難点
微少な傷修正でもメッキ剥離から再メッキが前提となり、塗装ホイールのように部分修正加工は出来ません。
擦り傷程度の修正でも全面再メッキのため3万以上かかってしまいコストも高くつき納期もかかります。
※メッキ修正から再メッキせずスパッタの場合低コストで他のカラー塗装への色換えも可能です。
スパッタリングメッキ(SBC・SMB)
市販されているホイール専用の新しいメッキ工法でクローム蒸着式のメッキ加工です。メッキ処理以外の下処理工程や最終仕上げとなるクリアーは従来の塗装式のため一般的にメッキ塗装と呼ばれたいます。そのため塗装用ガンでメッキするかのかと勘違いされているユーザーが多いようですが、塗装用ガンで塗ってメッキするものではありません。
ベースとなる下地にはパウダーコーティング(粉体塗装)を施し、クロームに変わるホイールへのメッキ加工としてよりクロームにより近い仕上がりとなります。
料金的には真空蒸着メッキとクロームの中間の位置にあたり、スパッタリング再メッキの仕上がり耐久性はメーカー同等新品同様のクオリティとなります。
SBC)とはクローム色のスパッタメッキとなります。
SMB)とはやや黒っぽいブラックメッキとなります。
スパッタリングメッキの特徴と注意事項
- 表面が塗装式のため熱や傷、衝撃には弱いです。
- メッキ蒸着機器の規格上、機械内へ収まるサイズはMAX20インチまでしか対応出来ませんので21インチ以上のサイズの物は不可となります。
- ディスクがスパッタメッキの組み立て式3Psなど分解出来る事が最前提となります。分解できない構造のホイール(溶接結合式)は再メッキは不可となります。
- スパッタリング再メッキは全て、既存のメッキを全て剥離する必要があります。上塗りメッキは出来ません。
スパッタリングメッキ(SMB・SBC)&真空蒸着メッキ(SMC)の違い
両者下地は塗装を施しホイール表面上に光った金属箔膜をくっ付けた後、それを保護、抑えるためにクリアー塗装してある所は共通しますが、仕上リ耐久性に差があります。
熱で銀を蒸発させるだけの蒸着メッキはやや難点も伴いますが、スパッタリングメッキはクローム箔膜をアルゴンなどを叩きつけてそのエネルギーをもってベースコート(粉体静電気塗装)表面上に被覆しますので薄くても丈夫な皮膜が得られ、下地のベースコート(粉体静電気塗装)のコストの違いや設備、作業の煩雑差で、真空蒸着メッキよりスパッタリングメッキの方が仕上がりや光輝度、耐久性は勝り、よりクロームに近い仕上がりとなりますが、価格も割高となります。
市販されているクローム以外のメッキホイールは品質、耐久性の面からほとんどスパッタリングメッキとなっています。
真空蒸着メッキ(SMC)とは
材質を問わず、素材そのもの直にメッキ出来ますので、値段も割安で、納期も早く出来ます。再メッキ加工代も手ごろな価格で収まります。輝きなどクロームのような鏡面にはなりません。小さな粒、気泡、塗装波などの蒸着特有の現象が見受けられ仕上がりにやや難があります。高額な高級ブランドホイールや面の広いディッシュ系にはお勧めいたしません。表面が塗装仕上げのため熱や傷、衝撃に弱いです。MAX 20インチまで可能
本来スパッタリングホイールでも修正後の再メッキはコストの安い真空蒸着メッキ加工の提案もいたしています。
■再メッキ納期についてのお願い■
通常のスパッタリング再メッキ加工の納期のガイドラインとして20日前後を目安としています。
修理があれば最初当方での修理期間と外注メッキ加工の納期と合算すれば30日ほどかかります。
当方の修理は予定通りでもその後のメッキ加工の納品が20日とは限りません。
あくまでもメッキ工場様の都合となり当方では確約できませんのである程度、納期に猶予を持ってお願いします。
またお盆・正月・GWなど連休を挟んだ期間はさらに延期となります。
納期を急がれる方など納期に関しクレームの対象となりますのでご依頼はお控えください。
クロームメッキとスパッタメッキの違い
クローム金属層の剥げ、メクレ
クロームメッキ修正はこちら
電解硬質金属クロームメッキはアルミ素地の上に通電する金属皮膜をくっ付て、その金属皮膜に電気をかけてメッキする電気金属膜の工法です。
●クローム修正再メッキ●
ガリ傷、曲り修正後、既存の金属皮膜を全て剥離する必要があり、塗装式のようにブラスターで剥離するものでは有りませんので専門工場にて溶液槽での電気分 解しての剥離となります。アルミ完全素地にしてから研磨、バフ仕上げ再クロームも工程となり、さらにクロームメッキ剥離代も発生しますのでペアー代が高価 格となり納期もかかります。
クローム剥離のみのご依頼もお受けいたします。 18.19インチクラス1本/12.000円~(サイズで異なります。)
クロームメッキ修正のページはこちら
スパッタリングメッキは下地塗装のベースコートの上に科学反応により金属の蒸気を吹き付けて処理する金属箔膜蒸着の工法です。
●スパッタリング修正再メッキ●
ガリ傷、曲り修正後、既存の金属膜箔層を全て剥離する必要があり金属膜箔層の下層、上層は塗装式のためブラスターや剥離剤で比較的容易にによるメッキ剥離が可能ですので、当社で剥離いたします。アルミ完全素地にしてからメッキ下地となるベースコート塗装してスパッタリングや蒸着のメッキ処理となります。アルマイトやクロームより短納期、割安で再メッキ処理が可能です。
スパッタリングに似た仕上がりで低コスト重視をご希望をのお客様は蒸着メッキ対応いたします。
スパッタや蒸着メッキのメッキ剥離のみのご依頼もお受けいたします。 1本/5.000円~(サイズで異なります。)
メッキまでの作業は自社加工の後、メッキ処理のみ各専門工場へ外注依頼しています。当社の修正下地工賃にメッキ加工代を合算した料金となります。
※メッキ加工を受け付けているホイール修正店でメッキ処理を自前で加工できるお店は100%ありませんので取引先の外注工場のレベルとその前の修正技術のレベルの差でメッキホイール修正再メッキの仕上りクオリティーのがの差が大きく左右されてきます。
スパッタリングメッキ修正からスパッタリング再メッキ
新品と同質のクオリティーをお望みのお客様は同質のスパッタリングメッキをお勧めいたします。
1~5:ガリ傷修正~メッキ剥離~研磨形成まで当社で加工します。
6:メーカー工場加工
ガリ傷修正からスパッタリングメッキまでの参考価格(19インチ)
蒸着メッキよりやや割高となりますが、メーカー仕様で新品同様に仕上がります。
★リムガリ傷修正代+メッキ剥離代+スパッタリングメッキ加工代
★合計額 45.000円(税別)
★納期 20日前後(ホイールの損傷程度で変動いたします。)
スパッタリングメッキホイール修正から真空蒸着再メッキ
本来スパッタメッキホイールでも低予算重視のお客様は蒸着メッキにて対応いたします。
スパッタリングに似た仕上がりで低コスト重視をご希望をのお客様は蒸着メッキをお勧めいたします。
1~5:割れ修正~研磨形成原型修復~メッキ剥離~下地塗装~ベースコートまで当社で加工します。
6:真空蒸着メッキ工場
割れ修正から真空蒸着メッキまでの参考価格(18インチ)
一番安いお手ごろなメッキ工法です。
★リム割れ修正代+メッキ剥離代+下処理塗装+真空蒸着メッキ加工代
★合計額 33.000円(税別)
★納期 20日前後(ホイールの損傷程度で変動いたします。)
塗装メッキホイール修正作業例
※スパッタから蒸着メッキ~クロームからスパッタメッキ~スパッタから同質スパッタなどご予算と用途に応じて対応いたします。