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仕上げ実績・ブログ

2010.10.01

BBSなど硬い鍛造ホイールの曲り修正は難しい修理です。

ディスク根元より大きくお辞儀したRGRのリム曲がり修正からDSK(ハイパーシルバー)塗装です。

合金プレスリムや鋳造リムと違い鍛造リムは頑丈で硬いため 「伸ばして」、「研磨して」、「塗装」と言う訳にはいきません。経験がモノを言う非常に難しい曲り修理です。

完全なる原型修復のホイール修正が出来てそれから「磨き」・「塗装」・「メッキ」などリフレッシュ・リメークへとオリジナルのお化粧へとつながります。









曲りを直してからDSK塗装して完成です。





鍛造ホイールの曲り修正の流れ



むやみにプレスすれば赤○部のディスク付け根が口を開けてしまいますので、ディスク付け根が割れない程度までプレスするのがこの修理のポイントです。







外周復元のため肉盛り溶接が必要となります。







原型修復しての研磨形成です。







 

ハイパー塗装(DSK)して完成しました。



鋳造CAST(鋳物式)

熱したアルミ合金を溶かして鋳型に流し入れた後に冷却して形成していく製法のため、金属組織が粗く方向性のない状態となるため空気孔(ピンホール・巣穴)が多く発生します。最近のCAST鋳造は機会式ですが古いCAST鋳造(10~20年以上前のもの)は砂型式があります。砂型式は素材自体の空気孔(ピンホール・巣穴)が機械式よりさらに荒く金属組織がスカスカ状態のため砂型式は表面上へ空気孔(ブツブツ感)が表面上に現れる商品があります。

 

鍛造FORGED(加圧式)

日本刀を作るような製法で加熱し圧力をかけ、叩きながら形成していくため鍛造は大量生産には向かない製法のためコストが掛かり高価なホイールとなります。鍛造は組織も極めて密となり空気孔は全くできず高い強度が得られるため密度の高い高品質はホイールとなります。

鍛造品はスーパーミラー研磨のような素地表現にはより効果が発揮されます。



鍛造曲り修正に比べれば欠けやガリ傷修正など私に言わせると取るに足らない簡単な修理です。



1本修正ついでに4本イメージチェンジなども是非ご検討ください。





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