仕上げ実績・ブログ - 2011年07月
2011.07.29
二輪バイクのホイールの修正から再塗装&磨きのリフレッシュ!
バイクのホイールのガリ傷、曲り、欠け、割れ、振れの修理から再塗装、磨きも行っています。
大型バイクを所有している方もホイール修理から塗装、磨きのリフレッシュもご相談ください。
二輪ホイールでもガリ傷程度ならアルミ・マグ問わず採るに足りないカワイイ修理です。でも「曲り、歪み修理」は4輪のホイールに比べて難ししいため損傷の大きなモノは修理不能となります。
2輪の修復暦の手直し修理は一切お受け出来ません。
その1・・DUCATI 748ホイール曲り、歪み修正
神奈川県のお客様・・お辞儀した角の立ったリム曲りです。
なでらかに曲ったモノと違い角張った曲りはプレス時にクラックが入る可能性があります。 アルミ缶を手で潰して角張った所は綺麗に戻らないのと理屈は同じです。
修理箇所周りの塗装を剥いでリムが割れないように余熱してゆっくりプレス修理しても角張った箇所はやっぱりクラックが入りました。
クラックの入った箇所へ溶接が満遍なく溶け込むように開先を取って溶接準備します。
角張った曲りは運よくクラックが入らなかったにせよ、プレスだけではリム外周は完全に出ませんのでどっち道 肉盛り研磨形成は必要です。
クラック箇所だけではなく外周面や裏面も包み込むように溶接します。
この方法は4輪のクラック修理も同じ方法です。
不細工な溶接団子など残しません。
グラインダー、超硬バー、ヤスリ、ペーパー充て木を使い、「表・裏」全てハンド研磨します。 円周出しの荒研磨はアクションサンダーなど使えません。
事前に調色して配合したカラーを修理した箇所へ部分塗装して完成です。
※部分塗装とは言えプライマーからサフの下地塗装して調色したガンメタを塗ります。またメタリック系はクリアー塗装が必須ですのでクリアー塗装もしてあります。
※注)年数劣化退色したモノへ調色して色を合わしても部分塗装してクリアーまで塗れば塗装した箇所の艶、光沢が出てきます。そのため若干の色ずれを感じる場合もあります。
その2・・マルケジーニ(マグ鍛)パールホワイト再塗装
埼玉県のお客様・・高額なマグタンホイール(鍛造マグネシューム)のパールホワイト再塗装です。 傷はもちろんありますが、それとは別にマグネシューム特有の塗装縮みの現象が出て来ています。
後塗りでなく、新品卸しですのでマグ専用のメーカー仕様の下処理が施してあります。今回はそのマグ専用の下処理を剥がないように部分修理してから念のため密着性の高い高温焼く付けのプライマーからサフを塗りその後は通常のウレタンカラーの下処理サフを塗ります。
2回目の溶剤カラー塗装用の下処理塗装後、ベアリング交換します。
メインの仕上げ塗装が済んでからのベアリング交換はホイールに傷をつけそうで気を使い緊張しますので下処理塗装前後に交換して起きます。
このホイールのリアーは微調整が難しく時間がかかりました。
※2輪のベアリング交換は別途料金となります。
溶剤パールホワイトの完成です。
その3・・ANTERAハイパー塗装(DBK)再塗装
埼玉県のお客様・・飛び石傷や引っかき傷はありますが、程度良好の3本(6本?)スポークホイールをハイパー塗装 (DBK)します。
パウダーコートのグロスブラックをベースとしてそのベースを透かしながらハイパー銀膜をつけていきます。
本当は従来通り、塗装剥離からパウダーコートをさせて頂いた方が見積もり価格も違ってきますので、それも有りですが、剥離やパウダーコート代が節約できる事とオリジナルのロゴシール(ホイール各3枚)も塗装剥離が無かったためシールを削除する事も無くマスキングによりそのまま生かす事も出来ました。
無駄を省き少しでもお安く出来る良い方法も提案していきます。
その4・・ハーレー曲り、ガリ傷、チェンジャー傷修理BBFバフポリッシュ研磨
リム曲りとリムガリ傷そしてチェンジャー傷直しからのリム全面BBFバフポリッシュ仕上げします。
考えられない組み換えによるチェンジャー爪の4箇所傷です。
本来はアルマイト光輝リムですが予算的な理由からBBFバフポリッシュ仕上げとなりました。 ※二輪でも分解可能なリムならアルマイト光輝リムももちろん可能です。
その5・・マグホイールの割れ、欠け修理からのパウダーコート
東京都のお客様・・曲り、削れ、クラック有りのマグホイールです。
削れは問題無しとしてマグのクラック修理はメーカーやモデル、年式などでマグ合金の造りが全て違いますので同じ割れ方でも治るモノと治らないモノが有ります。
微小な割れでもマグホイールの割れ修理はすべて治るとは限りません。
マグの塗装を剥離してから溶接準備として大きき開先を取って治るか治らないか、一応トライしてみましたが上手く行きそうです。
リム研磨とディスク研磨の下処理はアルミと同じ工程ですがこれからパウダーコートの前処理にはアルミにはないマグ専用の下処理が有ります。
マグ専用の下処理をしてベースとなるパウダーホワイトを噴射!
パウダーコートをベースとして溶剤ホワイトカラーを重ね塗りして完成です。
その6・・レア物ホイール/縦割れ修理からゴールド&ポリッシュ仕上げ
神奈川県のお客様・・・レア物マッハのバイクホイールです。縦に大きく割れていますが幸い歪が有りません。割れた箇所の強度は当然やや落ちますが、割れからの原型修復は問題無く再生します。
開先を大きく取って表裏包み込むように万遍なく溶接してピンホールや熱による歪を起こさないように溶接するのが腕の見せ所ポイントです。
溶接部は両面と側面とも手作業による研磨形成(グラインダー、ヤスリ、超鋼バー、ペーパー)などを使い形を造っていきます。そのためこの工程が一番時間がかかります。
先にゴールドからクリアー塗装してバイク専用のリム研磨機にてアウトリム(二輪は両面仕上げ)磨き込んで完成です。
※当時物の鋳造品の塗装部は荒い仕上げ(鋳物肌)を残したままの塗装ですが修理した箇所、周辺は研磨によりどうしてもツル肌になります。そのためぶつぶつの鋳物肌の再現はできません。
その7・・ハーレー純正ゴールド塗装からデザイン天面ポリッシュ仕上げ
埼玉県のお客様・・・曲り、ガリ傷修理は有りません。色替えから再ポリッシュします。
ゴールドに塗り替えしてデザイン天面をポリッシュからオンクリアー
※リムは研磨機で磨けてもスポーク天面の磨きはハンド磨きのため面倒で苦労する箇所です。
その8・・DOCATIアルミ鍛造スーパーポリッシュバレル3次元研摩
神川県のお客様・・新品卸しからのスーパーポリッシュバレル研磨でよりプレミアムホイールへと進化します。
当店独自自慢のスーパーポリッシュバレル3次元研磨です。
他所では出来ない特殊研磨工法で隅々まで万遍無く磨きこんだ芸の細かなミラーポリッシュとなります。 高品質の鍛造高級ホイールほどより効果的です。
2輪も2本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
※二輪の曲りや割れの酷いモノは直らない可能性が大となり損傷の酷いモノは送料往復無料は適用外とさせていただきます。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ写真を添えてお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
PS:ガリ傷や割れなどほぼ治せても曲りによる歪や反り現象の有るバイクのホイールは横振れ、縦振れが取れないため修理不可になる場合が多くなります。
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2011.07.28
ダイヤモンドカットのガリ傷修正
アルミの素地表現を一般的にポリッシュホイールといいます。
ポリッシュホイールは大きく分けて2通りの表現方があり加工方も全く違います。
1・素地磨き込みのツル肌鏡面仕上げ(BBFバフ研磨・バレル鏡面研磨)
2・素地切削カット式のヘアーライン仕上げ(荒目の旋盤カット・ダイヤモンドチップの虹色カット)
オンクリアーのポリッシュはカラー塗装のように部分修理が出来ませんのでの傷の大小に関わらず全面やり直しとなります。
アウディ純正19インチ
宮崎県のお客様・・リム傷をユーザー自信で直そうとトライした結果こんな感じになってしまいかえって不恰好です。
透明のクリアーが被ったモノへは手を加えないほうがいいですヨ!
肉盛りするほどでも無い表面のみ全面ワンカット(オンクリアー)
BMW純正19インチ
福岡県のお客様・・擦り傷程度でクリアーが剥げリムは浅い傷です。
ヘアーラインがやや荒目で表面のみ全面ワンカット(オンクリアー)
モデル名不明廃盤品17インチ
熊本県のお客様・・肉盛りを要す深いガリ傷に伴う黒の窓部も一部ブラック塗装が必要です。
肉盛り研磨形成から窓部ブラック塗装して表面は全面ワンカット(オンクリアー)
ダイヤモンドカットはどれもみな新品同様になります。 自信を持って提供いたします。
こちらはポルシェ用のツル肌鏡面バレル研磨(オンクリアー)です。
バレル研磨は丸ごと研磨(2次元・3次元)が多いですが、このモデルはダイヤモンドカットのようにサイド面はカラー塗装(パウダーコート)してあるタイプでダイヤモンドカットに似てはいますが、修理方は全く異なります。
ポリッシュ修理(ダイヤモンドカット・バレル鏡面研磨)の肉盛り研磨形成を要す曲り、ガリ傷修理などはカラー塗装のようにパテ埋めして誤魔化しが利かないため技術の差がはっきり出る修理です。
●ポリッシュオンクリアーのシミ・腐食について●
BBS-RGのダイヤモンドカットリム(オンクリアー)新品購入から2年ほどで使用中飛び石による傷から水の浸入で白ミミズの錆びが発生してます。
この現象はポリッシュオンクリアーの避けようのない宿命です。
この「白ミミズ、シミ、腐食」を避けるため鏡面ツル肌仕上げのバレル研磨(3次元)はノークリアーでお納めしてもユーザー自身でメンテが可能ですが、ダイヤモンドカットのノークリアーの場合は、飛び石傷や艶落ち、白ボケした際、ユーザーがそれを磨いてしまうと虹色の繊細なラインが消えてしまいます。
そのためダイヤモンドカットはオンクリアーが必須となります。
ポリッシュ特有のシミ、腐食についてこちら
基本、土台となるホイール修正がキチント出来て磨きや塗り替えへのリフレッシュお化粧へと繋がります。
単品修正品は片道送料当社負担となります。
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2011.07.26
カラーホイールの修理から再塗装リフレッシュ・リメーク
リム、ディスク同色の丸塗りカラー塗装仕上!
塗装剥離からの表、裏、側面の丸ごと再塗装です。
その1・・「OZクロノ1Ps18インチスーパホワイト+赤ロゴ製作」
その2・・「BMW・E46用パウダーコートから溶剤ウレタンカラー(BBS-LM同色ゴールド)」
その1・・「OZクロノ1Ps18インチスーパホワイト+赤ロゴ製作」
中古にガリ傷は付き物ですので気にせずまあまあ程度良好のクロノです。
溶接肉盛り研磨形成から始まります。
ブラスター剥離
下処理からすべて焼付け溶剤ウレタン系のスーパーホワイト仕上げです。
黒ロゴから、赤ロゴでイメージチェンジ!
ロゴ製作・ロゴ見本はこちら
裏、側面も丸ごと塗装です。
その2・・「BMW・E46用パウダーコートから溶剤ウレタンカラー(BBS-LM同色ゴールド)」
お客様が途中まで塗装剥離に挑戦されたようですが、塗装が頑丈で剥離が難儀なホイールです。
剥離剤からブラスト研磨して研磨機にて無事、塗装剥離完了!
パウダーコートが前提のため下処理として、さらに当社独自の脱脂剤添付してバレル荒研磨します。
※パウダーコートの下処理でバレル研磨をするのは当社のオリジナルです。
ゴールドのパウダーコートを180℃で50分前後焼付けします。
お客様はパウダーゴールド1コートでよいとの事でしたが、メタリック系のパウダーコートはメタが立ち、写真では解りませんが、やや肌のざらつき感と艶に難が出てきました。
メタリック系の1コートではまずいと判断して2コート目となるパウダークリアーを重ね塗りしました。 しかしこれでも溶剤系のゴールドに比べれば正直言って見劣りします。
お客様に相談してフィニッシュは通常のウレタンカラー仕上げとさせて頂きました。
今回のパウダーコートはあくまでもベース下地の役目として、裏面、側面はパウダーゴールドのままとなり、表デザイン面は溶剤系ウレタンゴールド(BBS-LMのゴールドを調色)して完成させました。
※ハイパー塗装もこれと同様でパウダーコートのHDブラック(艶有り)をベースとしてその上へアンダーコートからハイパーを塗りトップコートで抑えるスプレーガン式の塗装方です。
パウダーコートのメタリック系カラー仕上げの結論として
パウダー塗装で1コート仕上げの場合「クリアーブラック、マットブラック ホワイト」などのソリッドカラーは溶剤ウレタンと遜色無く仕上がりますが、パウダー塗装のメタリック系は2コートが必須となるためビジュアル的には溶剤系のウレタンカラーと比べて肌艶やカラー表現はやや劣ります。
パウダーコートは重ね塗りするたびに仕上がり品質が低下します。 ※それは1回目で塗装が被っているため2回目は静電しにくくなるからです。
また「ゴールド、ガンメタ、シルバー」などは無限大に様々な色合いがあります。
パウダーコートではその無限大の調色カラー表現ができないためメタリック系は溶剤ウレタンカラー塗装にはやっぱりかないません。
パウダーコートは全て既存のカラー仕上げとなります。
溶剤カラーの最大の特徴は、車のボディーカラー同様に耐久性も十分なレベル(下地で左右されます。)で、カラー調合次第で無限のカラーが作れる事が最大の利点です。
それに対してパウダー塗装は調色が出来ません。その代わり塗装膜が頑丈で耐久性が良いのが最大の利点です。
それぞれの特徴を生かして連携すればよりよいカラー塗装が出来上がります。
既存のパウダーカラーバリエーション内ならALLパウダーカラー仕上げも可能です。
パウダー塗装やパウダーカラーバリエーションについてはこちら
スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てないと見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!
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2011.07.21
それぞれ違う表面処理のガリ傷修理(アルマイト&ポリッシュ&クロームメッキ)
リムの表面処理は多種多様ありますが、当社では剥離から各種表面処理に対応しています。
塗装系「ウレタンカラー塗装・パウダーコートカラー塗装」
ポリッシュ系「BBFバフ研磨・ダイヤカット・ミラーバレル研磨」
メッキ系「アルマイト・ブロンズ・スパッタメッキ・クロームメッキ」
その1・・「WORK-VS2P(リムアルマイト+ディスクハイパー塗装)」
その2・・「AMG-3P(リムクリアーポリッシュ+ディスクシルバー塗装)」
その3・・「Carlsson-2P(リムクロームメッキ+ディスクダイヤモンドカット)」
今回紹介する3セットの共通する事は、ディスクは外しての加工なしでリムのみ単体でのBBFバフ鏡面研磨仕上となりノークリアー仕上げです。
表面処理がそれぞれ違うリム曲り、ガリ傷修理でも分解可能でリム単体になるモノなら新品と同質の表面仕上げはもちろん違った表面仕上げも可能です。
※注)ダミーボルト付きの2Ps溶接ハメ殺しタイプのホイールはリム単体での加工が出来ませんので各種表面処理に対応しきれないモノが多くなります。
その1・・「WORK-VS2Ps(アルマイトリム)」
神奈川県のお客様・・良くあるガリ傷です。他2本はよそ様の修理手直しです。
手付かずのこの程度の肉盛り研磨形成はカワイイ修理です。
ヤスリかグラインダーで大きく削り込んであります。手を加えた修理は自然なガリ傷修理よりはるかに面倒で料金もそれなりにかかります。
やや曲っていましたので曲り修理後、ヤスリ削りの低い箇所を大きめに肉盛り研磨してリムの肉厚、高さの復元です。
普段メンテの出来ないピアスボルトはこんな感じで汚れまっくています。メッキが錆びてない限りピアスボルト単体で洗浄研磨すればピカピカになります。外したピアスボルトは全て洗浄研磨してロックタイトを付けて装着しています。
本来はアルマイトですがBBF鏡面バフ(ノークリアー)にて完成です。
ディスク部のハイパー塗装(DBK)がそろそろ痛んで来て至る所が剥げて来ています。T様近いうちにディスクの再塗装もお待ちします。
その2・・「AMG-3Ps(バフポリッシュリム)」
栃木県のお客様・・相変わらずご依頼の多い旧型の3PsAMGリム全周ガリ傷です。
クリアーを剥いでほぼ全周の肉盛りです。
このホイールに限らずアウターリムのリム研磨はリム単体(リング状)のままでは各種研磨機へセッティングできませんから他のディスクを仮付けして研磨します。
リム研磨はBBFバフ研磨に限らず、バレル研磨もダイヤモンドカットも全てリム単体(リング状)のままでは研磨できませんのでディスクが必要です。
リム修理、リム研磨完成です。
完璧なリム修理です。肉盛り研磨形成していますので、リムの肉厚、高さも確保出来てます。
素人騙しの削り込み研磨など修理屋のプロとして恥べく事です。
削り込み修理はこちら
ピアスボルトもピカピカに磨いて装着完了です。
ディスク部のシルバーメタは年代モノの割には程度が良かったです。
その3・・「Carlsson-2Ps(クロームメッキリム)」
福岡県のお客様・・クローム層はアルミ素地の上へ銅の金属層が張り付いてますのでこのままでは研磨も溶接肉盛りも出来ません。
リム単体になれば再クロームの可能ですが、再クロームは高額な料金となります。
再クローム1本7万円~となり、次また傷を付けてしまえば同額の修理代がかかりますし、それより何回もクローム剥離から再クロームをしてしまえば素材を痛め強度が極端に低下しますので再クロームは2回までが限界です。
そんな理由から再クロームではなく今回は鏡面研磨ポリッシュ仕上げを前提にクローム剥離いたしました。
塗装剥離と違いクローム剥離は自前では剥離出来ませんので、クローム工場へ外注依頼しています。
銅板の金属層(クローム)が無いアルミ無垢状態なら溶接肉盛り研磨形成も簡単な事です。
リム修理、リム鏡面研磨完成です。
インナーリムはブラック塗装してあります。
ディスクがクロームでリムがBBFバフ鏡面研磨では光沢、質感のバランスが悪くなるかもしれませんが、元々ディスクはポリッシュのダイヤモンドカットですので、かえってリムがクロームよりのBBFバフ鏡面研磨の方が違和も感無くリムとディスクのバランスが取れているように思います。
クロームメッキは、遅かれ早かれいずれメッキが剥がれていきます。
しかも再クロームはリペアー代が高い、剥離代も高い、納期がかかる、剥離と再クロームに伴い素材を痛め強度低下を起こす、別カラー加工も割高となるなど、いいところが一つもありません。
オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
アウターリムポリッシュ仕上げはBBF鏡面研摩、バレル研摩、ダイヤモンドカットの3種の研摩加工にて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
カラー塗装は溶剤系ウレタンカラーと粉体(パウダー)塗装で対応いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
リム、ディスク全てのリフレッシュ、リメークはもちろん、リムのみの加工やディスクのみの加工などどんな事でもご相談ください。
(有)オートサービス西HPはこちら
2011.07.15
WORK マイスター ミラーポリッシュ修理から再研磨
元々ミラーポリッシュタイプのWORK マイスターのガリ傷修理とシミ腐食再研磨のリフレッシュです。
福岡県のお客様・・
ディスクスポーク部は「バレル研磨機」にてスーパーミラーポリッシュして
アウターリム部は「リム研磨機」にてBBFバフ研磨をします。(素材、構造によりバレル研磨も可能です。)
2Ps・3Psのポリッシュホイールはリムとディスクはそれぞれ違った研磨機にて修理研磨となりますのでホイール4本分で8本磨く事になります。
まずアウターリム部の溶接によるガリ傷修理から!
オンクリアーの傷修理は写真のように溶接熱によるクリアーに焦げが入ってしまいます。
4本リフレッシュの場合は再研磨が前提ですのでこのクリアー焦げは無視して溶接できますが、 これが単品の傷修理のみの場合は溶接焼けに伴いクリアーを一旦全て剥ぐ必要があり、そうなるとディスクも外す事になります。
ガリ傷の肉盛り溶接修理自体はそう難しい事ではありません。それができないのか?または溶接焼けや他の付随する余計な仕事が増えるのを避けるためにパテ埋めや削り込み修理といった悪質な修理を多く見かけます。
ディスク部の傷修理や下処理研磨してバレル研磨機投入!
3次元研磨ですのでサイド面までご覧の通りピカピカに蘇ります。
3次元研磨後オンクリアーして完成です。
あと塗りクリアーは新品時のクリアー(1液型)に対して2液型で硬化剤の割合の多い硬質のモノを使っていますので1液型クリアーよりクリアー肌は硬めとなります。
アウターリム部はリム研磨機にてBBFバフ研磨しますのでリム単体(リング状)のままでは機械へセッティングできませんから他のディスクを仮付けして研磨します。
リム研磨はBBFバフ研磨に限らず、バレル研磨もダイヤモンドカットも全てリム単体(リング状)のままでは研磨できません。
リムのクリアーもディスク同様に2液型の硬質のオンクリアーです。
リム部とディスク部完成です。
これからロックタイトを付けて合体作業です。
フロント側・・
リアー側・・
赤シートのWORKロゴも自社製作です。
インナーリムはブラック塗装です。
汚れ易い場所のため汚れが目立ちにくい理由とデザイン面のポリッシュがより際立ちメリハリが出てシルバーより黒の方がお勧めです。
オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
アウターリムポリッシュ仕上げはBBF鏡面研摩、バレル研摩、ダイヤモンドカットの3種の研摩加工にて対応しています。
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カラー塗装は溶剤系ウレタンカラーと粉体(パウダー)塗装で対応いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
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ポリッシュ加工、カラー塗装などご予算、用途に応じていかようにも対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。
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2011.07.13
WORK VS-XX18インチ クロームメッキからカラー塗装
WORK VS-XX18インチ中古2本(クロームメッキ)と新品2本(シルバーメタ)のリフレッシュ色換えです。
シルバーメタからは比較的簡単な塗り替えとなりますが、クロームからの塗り替えは時間とコストの掛かる塗り替えとなります。
東京都のお客様・・中古のクロームホイールと新品のシルバーメタのWORKのVS-XXです。同モデルでも年代が違うとディスクのデザインが微妙に違います。
クローム中古ホイール側の肉盛りガリ傷修理から始まります。
傷が消えて無くなるまでひたすら削って治す削り込み研磨はしていませんヨ!
クロームメッキは、遅かれ早かれいずれメッキが剥がれていきます。
デザイン表面のクロームがそろそろ浮き出して来てディスクサイド面や裏面はクローム層が薄いためサイド面と裏面が先にボロボロ剥げてきます。
クロームメッキはデザイン表面よりサイド面や裏面からこのような現象が起きてきます。
クロームメッキ(銅板金属膜)は自前では剥離出来ませんので、クローム工場へ剥離のみお願いしています。
写真では解りにくいですが、剥離で素材が一部溶けたり、巣穴、陥没が至る所へ現われてます。これを消すのに手間と時間を要します。
こちらは新品のシルバー塗装のディスク塗装剥離状態です。
新品の塗装を剥ぐのはもったいない気がしますが、新品とは言え上塗りでは塗装膜が分厚くなり過ぎ厚化粧したみたいになりますので剥いだ方が肌の厚みが自然な感じに仕上がります。また塗装仕上げはクロームと違い自前で安く簡単に剥離できます。
同じディスクのクローム剥離代と比べれば1/4位で収まります。
クロームは剥離も再クロームもまた別カラー塗装も全て時間と料金がかかります。
剥離からブラスト研磨して肌合わせに念のためバレル研磨機で荒研磨します。
塗装までの研磨下処理が済んだらプライマーからサフ塗装です。
仕上げが溶剤ウレタンカラーですので下処理塗装も溶剤系のサフとなります。
クロームを剥いだ方へ下処理してメインの(GB28P)を1回目の塗装状態です。
腐食やクローム剥離により素材が犯された事が原因でどうしても巣穴や陥没が現われ旨く塗装が載ってくれません。何回も塗り直しです。
新品側のカラーディスクは一発で成功でが、クローム剥離からのカラー塗装は何回も下処理の手直しが必要な事もありと面倒で厄介なクロームホイールです。
何とかメインの「ブルーパール」が塗装出来てクアリアー塗装まで済ませて60℃で焼付けします。
中古側のゴールドピアスボルトも退色していましたので新品側とゴールドの濃淡のバランスが悪いため金を濃く染めます。
再塗装したディスクと修理したリムの完成です。
ディスクがクロームでリムのガリ傷修理した中古のフロントホイール側です。
ピアスボルトも金濃淡を復元しています。
新品塗り替えのリアーホイール側です。
新品ですので傷が入らぬようブルーフィルムのリムガードは納品まではつけたままの状態です。
クロームメッキから多種カラー塗装への塗り替えはクローム層を剥いだ方が塗装の耐久性は格段に向上しますので、クローム完全剥離をお勧めいたしますが、その分クローム剥離代や剥いだ後の下処理に手間と時間がかかり料金と納期もそれなりにかかってしまいます。
いずれにせよ、クロームホイールは修理も再クロームも別カラー塗装もすべて一番コストの掛かる面倒で厄介なリフレッシュ・リメークとなります。
※クロームの腐食、メクレのない程度の良いクロームは直にパウダーコートで対処出来ますので、低コストで耐久性のあるカラー塗りが可能となりますので、クロームメッキからカラー塗装をお考えの方はクロームが剥げる前にご相談ください。
クロームメッキの修正/再クロームについてはこちら
((有)オートサービス西HPはこちら
2011.07.10
Y31セド、グロ BBS-RS17インチ スーパーミラーポリッシュ
懐かしのY31セド、グロ用のBBS-RS17x8J/9Jからアウターリム交換によりF9.5JとR10.5Jにワイドサイズにしてディスク部は当店自慢のバレル研磨によるスーパーミラーポリッシュして完全オリジナルカスタムです。
F8J(アウターリム1J)とR9J(アウターリム1.5J)のレギュラーサイズの17インチです。 曲り、傷のあるアウターリムは今回使いませんので曲り、傷、シミ、腐食は関係ありません。
各パーツ個別の加工の完成です。
F9.5J側です1Jから2.5Jへの変更ですので1.5Jアップしてフロントサイズ9.5Jとなります。
R10.5J側です。
アウターリム1.5Jから3.0Jへの変更ですので1.5Jアップしてリアーサイズ10.5Jとなります。
取り付けナットが「錆びて回らない、ハマラナイ」など欠損品は在庫がある限り、ナットは一部無料にて交換しています。 当然現品の錆びたナットでも使えるモノはそのまま使用します。
以前「リフレッシュですから、ナットも磨いてくれなかったのですか?」とクレームがありました。使えるナットはそのまま使います。ナットの研磨、磨きまではいたしませんので、元々錆びたナットなどへのクレームはご勘弁ください。
BBSではボルト、ナット類の販売はしていませんので入手方がありません。
ボルト&ナットの新品をご希望の場合は他のメーカーの似たようなボルトナットを購入するしか手はありません。
※ナットへパウダーコートや溶剤カラーで黒やシルバーへ塗装する事は別途料金となりますが、塗装仕上げなら可能です。
インナーリムへのブラック塗装!
インナーリムは汚れやすい箇所でブラックは汚れが見立たない事と、デザイン面のポリッシュとのメリハリが出て、オリジナルのシルバーより黒が人気です。
汚れが目立ちやすいですが、プリマドンナの様に逆にホワイトもいいかも知れません。
☆・・メッシュプレート板のバレル研磨について・・☆
凹凸のあるモノで凹のへこんだ所まで磨けるのがバレル研磨の妙技、特徴です。
でも写真のように研磨械へ取り付けしても旨く研磨できません。
それは左右に回転する中心軸のセンターにセットすれば、円の周りが小さくなるためセラミックとの干渉研磨が狭くなるためあまり光ってくれません。
そこで
↓
大きな円を描くように大き目のジグへ4個貼り付けて磨けば円周が大きくなり光ってくれます。 しかも4個同時に磨けます。 ただ問題点が1つあります。
厚めで無垢のアルミ素材なら問題無いのですが、RSのメッシュプレート板はぺらぺらの薄いただのアルミ板のため貼り付けた4個のそれぞれ外側の側面部がセラミックの押し込みが強くなるため端っこのエッジがやや盛り上がってしまいます。
盛り上がり現象です。
↓ ※クリアー塗装の垂れではありません。
中心軸のセンターにセットすれば端っこのエッジが潰れませんが、あまり光ってくれませんから光沢を出すためには現時点では最良の方法です。
■BBSーRS17インチ リフレッシュ・リメーク加工の詳細■
1・アウターリム・・・・・・・・・・2.5J&3.0Jへ新品交換(ノークリアー)
2・インナーリム・・・・・・・・・・曲り修正/艶ありブラック塗装
3・ディスク&プレート・・・・・・スーパーミラーポリッシュバレル研磨(オンクリアー)
4・6画キャップ・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(ゴールドポリッシュ)
5・ピアスボルト・・・・・・・・・・クロームゴールドカラーチェンジ
6・3Psコーキング・・・・・・・・透明シーリング打ち直し
7・エアーバルブ・・・・・・・・・洗浄研磨
BBS-RSアウターリムのサイズや交換の詳細はこちら
アウターリムポリッシュ仕上げはBBF鏡面研摩、バレル研摩、ダイヤモンドカットの3種の研摩加工にて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
カラー塗装は溶剤系ウレタンカラーと粉体(パウダー)塗装で対応いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
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2011.07.07
OZフッツーラ18インチ/リム移植からのリフレッシュ!
OZフッツーラを蘇えらすため部品取りにOZのシュニッアーを用意していただきリムの移植によるホイールのワイド化からのリフレッシュです。
OZフッツーラをワイド化にするためにリム取りに互換性のあるOZのシュニッアーもご用意して頂き 計6本から美味しいどころ取りです。
その前に必要なリム4本がキチンと使えるか検査確認です。
6本の内5本が削り込みによる修復暦有りで、案の定、薄いリムとなっていました。
一番酷いのがフロント8Jでカミソリのように尖って薄くなり全体的に低くいためエアー漏れを起こしていたらしいですが、幸い尖ったこのリムは今回使いませんので廃棄処分です。 あと4本はキチンと修理すれば使えます。
部品取り用のシュニッアーのアウターリムも 1本削り込みによる修復暦有りでやや薄くなっていました。写真上のエグレのあるガリ傷の酷い方のリムが6本の内1本だけ唯一手付かずのオリジナルのままのリムです。
お客さんには「美味しいどころ」取りのつもりですが、こちらにとっては酷いリム4枚の修理が待ってます。
リム曲り修理からまず始ります。
使用するリム4本全てリムは薄くなっているわ、ガリ傷は有るわ、曲っているわで、お客様には失礼ですが写真には納まらないくらい程度の悪いホイールです。
イベント出品らしいですので、それに間に合うよう頑張りました。
ディスク再塗装のための塗装剥離です。
古いホイールへの上塗り塗装はいたしませんので全て塗装剥離からブラスター研磨をさせていただきます。
溶剤系ウレタンシルバーメタ仕上げですので下処理も溶剤系のサフとなります。
※塗装によりネジの入りが悪くなりますのでそれを防ぐため仮り止めネジです。
アウターリム、インナーリム、ディスク、キャップ、ピアスボルト各パーツそれぞれ無事、完成です。
元のリアー側のアウターリムをフッツーラ、フロントへ移植!
リム部品取り用のエグレのあったシュニッアーのアウターリムをフッツーラリアーへ移植!
インナーリムも曲り修理してグレーに再塗装
※ピアスボルトのナットも今回は塗装してあります。
■OZフッツーラ18インチ リフレッシュ加工の詳細■
1・アウターリム・・・・・・曲り、ガリ傷修正、BBF鏡面研磨&リム交換(ノークリアー)
2・インナーリム・・・・・・曲り修理、グレー再塗装(オンクリアー)
3・ディスク&プレート・塗装剥離からシルバーメタ再塗装(オンクリアー)
4・ピアスボルト・・・・・・洗浄、研磨(錆びてない限り綺麗になります。)
5・ナット・・・・・・・・・・・・サビサビでしたのでシルバー塗装(有料)
6・エアーバルブ・・・・・・・洗浄、研磨
7・リフレッシュ、リム交換に伴うシーリング打ち直し
※1・削り込みによる修復暦のある薄くなったリムの肉厚の復元はできません。
※2・修復暦のあるモノでも最大限の手直しは可能な限り行なっていますが、手の施し用のないもモノもございます。
※3・リムポリッシュ仕上げは素地表現のため腐食、虫食いの酷いモノはシミの黒点、虫食いの斑点が残り完全に研磨、削除できない場合もあります。
アウターリムポリッシュ仕上げはBBF鏡面研摩、バレル研摩、ダイヤモンドカットの3種の研摩加工にて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
カラー塗装は溶剤系ウレタンカラーと粉体(パウダー)塗装で対応いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
ポリッシュ加工、カラー塗装などご予算、用途に応じていかようにも対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。
(有)オートサービス西HPはこちら
2011.07.05
VOLK TE37 パウダーコートからハイパー塗装(DBK)
神奈川県のお客様・・すり傷程度で曲りも無く程度良好のウレタンホワイトとアルマイトブロンズのそれぞれ表面処理は全く違うTE37です。
ホワイトカラーの塗装式は剥離剤やブラスターで塗装剥離できますが、アルマイトブロンズはメッキのため剥離剤やブラスターでは剥離でできませんので特殊な方法でメッキ剥離します。 電解硬質クロームメッキ以外は自社で剥離可能です。
電解硬質クロームメッキは電気分解式のためクローム工場へお願いしています。
塗装&メッキ剥離についてはこちら
塗装&ブロンズメッキ剥離後、研磨、洗浄、脱脂して通常パウダーコートとなりますが、バレル研磨機を完備していますので、最終研磨にバレル荒研磨までしています。
ハイパーのベースコートとなるグロス(艶有り)パウダーコートです。
ハイパー塗装はベースを透かしながら銀箔を添付するレイヤー式の塗装のためベースとなるブラックの肌艶、レべリングでハイパー塗装の仕上がりが決まります。
粉状のパウダーが溶け込んで固まるタイミング180℃前後で40分ほど焼いて
パウダーがアルミに均等に溶け込んで下地はカッチカチの頑丈な下地となります。
塗装膜と言うより樹脂がへばりついた感じです。
ハイパー塗装の前に自然冷却します
グロス(艶有り)パウダーコートの完成です。
パウダーコートのブラック艶有り仕上げならここで完成ですが、これから黒を透かしながらのハイパー塗装です。
1・アンダーコート 2・ハイパー銀箔塗装 3・クリアー塗装のあと3工程の塗装となりますがここからは溶剤系のため60℃前後の3工程全て焼く付け塗装となります。
付属するパーツもホイールとは別に同じ工程で塗装します。
※プラ樹脂製のキャップパーツなど高温で焼いてしまうと素材が反ったり一部溶けてしまう恐れがあるためパウダーコートは不可のため低温焼く付けの溶剤系ウレタンでのベースコートとなります。
※キャップは溶剤ブラックで奥の丸いモノ4個は金属製でしたのでパウダーコートしてあります。
ホイールハイパー塗装(DBK)です。
付属するパーツのハイパー塗装(DBK)です。
イメージする色合い(DBKの濃淡)は全く同じ工程で濃淡、濃度を合わしてもホイールの構造、デザインにより色合いが違って見えます。
カラー塗装の場合はカラーで素材が覆われますので構造、デザインほとんど影響されませんがハイパー塗装はベースを透かしながら銀箔を載せて透かしていきますので平べったいモノと丸みを帯びたモノでも光の反射率が違いまた明るい所と暗い所でも濃淡が違って見えます。
そのため違う構造デザインのモノを提出されて「これを見本に濃淡を合わせてください。」と言われましても構造、デザインが違えば全く同じ様にはなりにくいです。
光の反射の加減で濃淡が違って見えるのもハイパー塗装の特徴でもあります。
注)パウダーコートのベースについて
アルミ無垢素材の上面にベースとなる頑丈なパウダーコートをする事により溶剤系のサフ下地より格段に密着性は向上します。しかしパウダーの下地となる土台が頑丈ても、パウダーの上面へハイパー塗装やスパッタリングメッキで新たな塗装を被せたモノは上面塗装の特性となり、塗膜の硬さ、耐久性や退色性は最終塗装の特性に依存されますので下地にパウダーコートしたからと言って塗装剥げや塗装割れが起きにくいと言う意味では有りませんので勘違いの無いようにお願いします。
パウダー塗装についてはこちら
スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てそれら、お化粧が生きてきます。
見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!
(有)オートサービス西
2011.07.02
「スーパーミラーポリッシュ」&「ブラシェッド」&「ダイヤモンドカット」について
磨き込みによる「スーパーミラーポリッシュ」から窓部へのゴールドポリッシュ化と磨き込みとは違う切削ポリッシュ加工の肌目の粗い「ブラシェッド」と肌目が繊細な極細のヘアーラインとなる「ダイヤモンドカット」のそれぞれ違うポリッシュ方の紹介です。
その1・・ダイヤモンドカットからミラーポリッシュ
大阪府のお客様・・ポリッシュ特有のクリアーの退色、ヒビ割れが見え出してきたゴルフⅡ用のATS です。
丸ごと剥離からブラスター研磨して切削ライン削除のためのハンド荒研磨します。
バレル研磨機にて荒研磨を数回かけます。
黒い「とんがりコーン」みたいなのが荒研磨のメディアです。
元々が切削ポリッシュでしたのでミラーポリッシュ化までは早く完了しましたが、元の黒部(ボルト周り、ディスク窓部)のみのゴールドポリッシュ加工が細かい手間のかかる作業で全体の半分以上の時間をここで費やしました。次からはもっと良い方法を考えなければ・・・
ホイール側面は下処理、ハンド研磨した訳ではありませんが何十回もバレル研磨機へ投入しますのででついでに光ってくれます。通常のBBFバフではついでに磨ける工程ではありませんので、便利な機械です。
装着写真を送って頂きましたので紹介します。
愛車がGOLFⅡかと思ったら違いました失礼しました。
その2・・ダイヤモンドカットからブラシェッド
1Psですがダミーボルト付きの3Psみたいなホイールです。
ダミーボルトを引っこ抜いて塗装剥離からブラスト研磨
最終仕上げが粗目の傷をつけたブラシ仕上げますのでミラーポリッシュのように神経質になりシビアーに仕上げる必要はありませんが、ディスク部サイド面も磨くためバレル研磨機にて荒研磨します。
丸ごとのバレル荒研磨によりディスクのサイド面もついでに磨かれますのでその結果、鈍い銀の光沢となりハイパー塗装のような表現となるためサイド面をカラー塗装しないでよい場合もあります。
バレル研磨機の仕上げ研磨したらご覧の通り表面はミラーポリッシュとなりディスクサイド面は鈍い銀の光沢となります。 もったいないですが、ここから表面部をブラシで傷を付けて荒目肌のブラシェッド加工します。
バレル研磨機でミラーポリッシュができれば当然ブラシェッドもできます。
バレル研磨機は無くてもブラシェッドはできますが、ミラーポリッシュは出来ません。つまり大は小を兼ねます。
溶剤系のクリアーでも構いませんが、表面硬質肌重視のため今回はパウダーコートのクリアーを塗ります。 どっち道、艶引きの表現ですのでクリアーを塗ってからの艶引き感は全く関係ありませんから遠慮なくぶ厚く塗れます。
※注)ミラーポリッシュはノークリアーでも肌がツルツルのため汚れが付きにくくまた水洗いすれば滑るように汚れも簡単に取れますが、ブラシェッドはキザギザ状の山切カットのためノークリアーでは汚れが付き易くなりまた山切り内に入り込んだ汚れは取れなくなります。そのためブラシェッドはクリアーコートが必要条件です。
手間かけた割にはこんな感じで以外と地味!
下研磨にバレル研磨をかけた場合はディスクサイド面(ダミーボルトが埋め込んである箇所)などもついでに磨かれるためクリアーを塗った事でハイパー塗装のDSK(シルバーフェイス)のような表現となります。
※注)表面以外のサイド面、窓部へ違う色を塗るの場合は磨く前に塗装となるためバレル研磨では無くバフ研磨後のブラシェッド加工となりますので作業の流れ手順が大きく変わります。
同じ切削式の極微小なヘアーラインのダイヤモンドカットや磨き込みによるスーパーミラーポリッシュと比べれば神経尖らして緻密で繊細な作業を要しませんので少々の荒は気にせずやや大雑把な感じの仕上がりとなり、3次元ミラーポリッシュの3割程度の時間で完了します。
十人十色、好みの問題ですので、お好みに応じてポリッシュ加工いたします。
CD盤のように虹色に輝くダイヤモンドカット
↓
ダイヤモンドカット工法はまず「べろっと丸ごとカラー塗装」して表面のみをダイヤチップで切削しますので削られた表面は虹色の細かいヘアーラインとなりそれ以外のカットされない箇所はカラー塗装を残す加工方となり1Psの切削式ポリッシュは全てこの工法です。
ダイヤモンドカットもクリアー塗装は必須です。
それはダイヤモンドカットがノークリアーで剥き出し状態の場合、洗浄研磨してしまえば極細の虹色のヘアーラインが消えてしまうからです。
完全磨きこみの3次元スーパーミラーポリッシュ
↓
繊細で緻密な芸の細かい3次元スーパーミラーポリッシュです。
スーパーミラーバレル研磨はツル肌のためノークリアーでお納めするケースが多いです。
オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
アウターリムポリッシュ仕上げはBBF鏡面研摩、バレル研摩、ダイヤモンドカットの3種の研摩加工にて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
カラー塗装は溶剤系ウレタンカラーと粉体(パウダー)塗装で対応いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
ポリッシュ加工、カラー塗装などご予算、用途に応じていかようにも対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。
(有)オートサービス西HPはこちら