仕上げ実績・ブログ
2011.09.29
BBS-LM スーパーミラーポリッシュからのブラックポリッシュ(BMP)
LM19インチ、リムガリ傷(4本)修正からのブラックポリッシュ(BMP)完全カスタムのご紹介をいたします。
カラーポリッシュする場合はまず素材自体をミラーポリッシュしてミラーポリッシュした下地を透かして透き通ったカラーで染めていきます。
カラーポリッシュ用のカラーも多数取り揃えています。
(金・黒・青・赤・黄色・オレンジ・カッパー・紫・ピンク他)
BBS-LM19インチ 2次元ブラックミラーポリッシュ (BMP)
大阪からのお客様・・写真では一見ハイパー塗装(DBK)のように見えますが、カラー塗装仕上げではありません。
芸の細かなミラーポリッシュからの(BMP)ブラックポリッシュです。
写真では紹介しきれないほど4本とも、きびしいガリ傷有りで、飛び石などの大きな陥没も多数ありました。
素地ポリッシュ仕上げですので、削り込みやパテ埋めなど誤魔化しの出来ない修正工程です。
リム修正後、ディスク塗装剥離をして、ここから地味で細かい研磨作業の始まりです。
下処理の研磨次第でスーパーミラーバレル研磨の仕上がりが左右されます。
リム部のBBFバフは研磨機にて研磨できますのでディスク研磨より比較的簡単に下処理研磨できます。
いきなりですが、ディスク面のスーパーミラーポリッシュの完成です。
ここからノークリアー&オンクリアーとなりますが、今回はブラックポリッシュのオンクリアーとなります。
ディスク部へのブラックオンクリアーで(BMP)ブラックミラーポリッシュ完成です。
別のLM20インチの2Psリム部へのバレル研磨機の混入研磨風景です。
リム研磨は通常研磨機にてのBBFバフ(鏡面研磨)で完成となりますが、今回はBBF研磨してからさらにバレル研磨機へ混入してセラミックで磨き込んでいますので二段構え研磨となります。
これが通常のBBFバフ(鏡面研磨)とバレル研磨機からのスーパーミラーポリッシュの大きな違いです。
ディスクが無いとセッティングできませんので、他のディスクを仮付けした状態で研磨します。
アウターリム部はバレル研磨機混入により側面までついでにピカピカになります。
エグレ、ガリ傷が有った箇所もご覧の通り完全に蘇り光沢を放っています。
確実な肉盛り研磨形成が出来ないとミラーポリッシュ仕上げは絶対に出来ません。
ディスクもリムも完全アルミ素地仕上げのため素材の良し・悪しにも影響されます。
カラー塗装のようにパテなどで誤魔化しが出来ません。
2Ps・3Psは全てリム/ディスク別々に作業していますので完成後、傷が入らないように専用の保管箱に保管します。
これとは別に2個、計3個とも友人の家具職人の心のこもった手造り保管ラックです。
完成したディスクは重ねて保管できませんので保管ラックのお陰で整理整頓できて重宝してます。
スーパーミラーポリッシュは素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。
※腐食の激しいものは虫食いの黒の斑点が現われる場合もあります。
程度の良い鍛造加圧式(FORGED)品はミラーポリッシュは特にお勧めです。
今回はオンクリアー仕上げです。
ミラーポリッシュはオンクリアー・ノークリアーご希望に応じて対応いたします。
ミラーポリッシュのノークリアーの場合ユーザー自身でも簡単に傷修理が可能です。
「オンクリアー&ノークリアー」とミラーポリッシュユーザー修理例についてはこちら
仕様中生じたガリ傷など当店で一遍磨いてありますので、ローコスト、短納期で修理、再研磨が何回でも可能です。
●ミラーポリッシュ修理代(ノークリアーの場合)12.000円~
●納期 1週間程度
※クロームメッキやスパッタリングメッキは傷の大小に関わらずのメッキ全面剥離から始まり再メッキとなりますので、18インチクラスで1本/7万円以上となり納期も40日以上かかります。
さらに再クロームは溶剤漬け電気分解により一部素材が犯されますので強度が低下するため再クローム回数には限界があります。
※スパッタリングメッキは塗装式ですので素材の強度低下の影響はありませんが傷が付きやすく、飛び石等でのメッキ剥げなど、メッキ層がもろいのが難点です。
クロームメッキの修正/再クロームについてはこちら
カラー塗装ホイールと違い素材自体の表現ですので、ガリ傷修正など肉盛り研磨形成を要する修理は技術の差が大きく出る誤魔化しのきかないのがポリッシュホイールです。
外車・国産車純正ホイールや社外品ホイール問わずスーパーミラーポリッシュ可能です。
(有)オートサービス西HPはこちら