仕上げ実績・ブログ
2011.10.13
ウェッズSA-55Mスーパーミラーバレル(2次元)オンクリアー
ウェッズSA-55M鍛造ホイール18インチのスーパーミラーバレル(2次元)研磨です。
軽くて頑丈な密度の濃い「フル鍛造加圧式(FORGED)」はスーパーミラーバレル研摩に相性抜群です。
ウェッズSA-55Mスーパーミラーバレル研磨(2次元)
程度が良好な1Ps鍛造ガンメタからバレル研磨でメッキとは違うアルミ独特の風合い柔らかい光沢となります。
剥離~ブラスト研磨してハンド研磨です。
傷の押し込みでインナーリム曲り発見!
押し込みによる傷と曲がりの現象です。
この程度曲りは使用にはほとんど問題もなく、ハンドル振れも感じませんのでオーナー様は恐らく気づいていないかと思いますが、インナーリムは深い構造のため縦衝撃で曲ってしまえば横が膨らみ楕円状(卵型)になるため研磨する際、微妙に横振れを起こし曲がって振れる状態では研磨機での作業がやりにくくなるため、修理させて頂きます。これはダイヤモンドカットも同様です。
曲がり修正後、押し込み傷も肉盛り研磨形成します。
インナーリムは見えない箇所ですので押し込み傷まで普段は直す必要は有りませんが、ついでにやった作業です。
バレルの荒研磨です。
これからセラミックのメディアと交換して仕上げ研磨に入ります。
バレル仕上げ研磨のフィニッシュ時の光沢です。
ノークリアー仕上げならここで完成納品となります。
研磨完成後、良く観察すると素材事態の大きな「巣穴ピンホール」発見!
ピンホールは溶接にて穴埋めして再度、仕上げ研磨となりました。
後で気づいた事ですが、気づかずこのまま納品すれは、「こちらの何らかの作業ミス」とクレームになってしまいます。 後加工は期待度のハードルが高くなりとにかく気を使います。
新品なら全て完璧なモノと思いガチですが、新品でもブツ、ごみ噛み、荒や欠陥もたまに見受けます。
新品ホイールでも塗装や磨きは人の手による作業ですから
「巣穴ピンホール」の手直し修理も無事終わり今回は「溶剤系硬質オンクリアー」仕上げです。
2次元研磨ですのでディスクサイド面はユズ肌仕上げとなります。
オンクリアーすれはユズ肌がハイパー塗装(DSK)のような半光沢のしっとりとした風合いとなります。
リムサイド面は丸ごとバレル研磨でついでに綺麗になります。
「量より質」と言いますが、「量」をこなさないと「質」は向上しません。経験こそが大切です。
スーパーミラーバレル研磨はセラミックの摩擦で押し込みながらの研磨する工法のため「表面硬化現象」を起こします。ノークリアーでも従来のBBFバフ研磨(コンパウンド研磨)とは違いますので酸化白ボケが起き難い特性があります。
ノークリアーは白ミミズシミ現象を避けるためや少々の傷はユーザー自信で治せる利点があります。 そのためスーパーミラーバレル研磨はノークリアーのご依頼が多いですが、ノークリアーは素地剥き出し表現のためしばらく放置してしまえば艶落ち白ボケしますので、普段のメンテが必要となりやや面倒なメンテ作業が伴います。
白ボケ現象回避や普段のメンテが面倒な場合はオンクリアーで表面保護する方法があります。
ミラーポリッシュへのオンクリアーには溶剤系硬質クリアーとパウダーコートクリアーとあります。
「オンクリアー&ノークリアー」とまたオンクリアーにも「溶剤系硬質クリアー&パウダーコートクリアー」があります。
それらは全て長所、短所があります。自分に合ったモノでご判断ください。
オンクリアー&ノークリアーの詳細はこちら
ミラーポリッシュへのパウダーコートクリアーはこちら
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。
※オンクリアー仕上げは一旦クリアーを全部剥いでからの再研磨してオンクリアーとなりますので、ノークリアーよりやや納期がかかります。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
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