仕上げ実績・ブログ
2012.01.11
フェラーリ純正&スバル純正ハイパー塗装の部分修理修正
社外高級ブランドのカラーホイールは今やハイパー塗装が主流となっています。
国産・外車の純正ホイールもハイパー塗装が多く採用されているため修理依頼も多くなっています。
新しいタイプでメタル調の表現となるハイパー塗装の部分修理は難しいと言われていますが、そのハイパー塗装の部分修理の紹介をいたします。
メーカーやブランド、モデルにより名称はそれぞれ違いますが、ベース色(黒やグレー)を透かして銀膜添付のレイヤー式塗装方をハイパー塗装と言います。
ハイパー塗装の代表的なBBSを例にとるとDBK(ダイヤモンドブッラククリアー)・DSK(ダイヤモンドシルバークリアー)と呼ばれて他に「グロス塗装、マーキュリーシルバー、マーキュリーブラック、サテンクロームシルバー」などカラー名称が違うだけで塗装の基本はみな同じ手法です。
私ら庶民には一生縁の無い高級外車の純正も国産スバルの純正も損傷の違いで料金が決まります。ハイパー塗装の修理の手間はみな同じですのでホイールが高い安いは修理代に関係しません。
フェラーリ純正(ハイパー塗装シルバーフェイス)のガリ傷修理
福岡県のお客様・・13Jもある極フトのフェラーリ純正ホイール!
塗装が剥げて一部アルミが削られています。この程度なら一般的にパテ埋処理からの塗装修理が多いようですが当店ではリム端しへのパテ埋め修理は行なっていません。
リム端しへパテ埋めしたらタイヤの脱着時にパテが剥げてしまいす。
強度確保から考慮して全て溶接修理です。 これが本来のホイール修理屋の仕事です。
パテ埋め塗装ならユーザー修理でも出来ます。
修理した箇所のみの研磨形成の平滑出しです。
修理した周辺部分のみハイパー塗装してクリアーはもちろん丸塗り仕上げです。
修理していない箇所と違和感無くハイパー(シルバーフェイス)の色を合わしてあります。
※注)4本リフレッシュ・リメークの場合は裏面、側面も塗装をいたしますが単品修理は表面となるデザイン面のみの塗装ですので、裏面、側面の塗装はいたしません。
スバル純正BBS製(ハイパー塗装ブッラクフェイス)のガリ傷修理
千葉県のお客様・・僅かな傷ですが高額商品となるBBSのオーナーはこれも気になります。
干渉の衝撃で傷が隆起していましたので傷箇所だけでなく側面裏面の肉盛りが必要となります。
上っ面だけ肉盛りすればよいもでは有りません。
ゴッドハンド研磨
全て手作業による部分荒研磨形成です。 この工程ではエアーツールは使いません。エアーツールはあくまでもペーパー目削除用です。
原型修復完成!
下地にグレーと黒が見えますがこれがハイパー塗装のベースとなるカラーです。
ガリ傷部周辺のみハイパー塗装して完成です。
肉盛り研磨形成から一切パテを使わず部分修理してさらに周辺部のみハイパー塗装修理しています。これこそが修理屋としての拘りと技術の差です。
ハイパー塗装の傷修理はメッキ修理と同様に僅かな傷でも他所では丸塗り修理が一般的です。丸塗りでは単品修理の場合、お手持ちのホイールと確実に色ずれが起きます。
丸塗りの方が簡単ではありますが色ずれれを解消するために当店ではハイパー塗装でも部分修理、部分塗装をしています。
塗装仕上げ(溶剤ウレタンカラー・ハイパー塗装・パウダーコート)など下地をカラーで隠せる塗装品はどんな修理をしたのか判らなくなります。つまり塗装修理品は大概の事なら誤魔化しが利きます。それら作業の透明化を図るために当店では写真を撮って全てお客様へ提出またはブログ等で紹介しています。
基本土台となるホイール修正が出来てこそ4本リフレッシュ・リメークへと繋がります。パテ埋めて、削り込んで塗装するだけなら誰でも出来ます。
単品修理は片道当社負担となります。
(有)オートサービス西HPはこちら
- カテゴリー:
- ハイパー塗装(DBK・DSK)曲り・ガリ傷部分修正