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2013.03.25
OASIS(オアシス)20インチクロームメッキからブラックポリッシュ
OASIS20インチクロームメッキからのブラックポリッシュ仕上げです。
クロームメッキからのバレル研磨によるポリッシュ仕上げは不可なモノがほとんどとなります。 それはメッキの腐食や剥げが起きてからの修理依頼が多いためいくら磨いても虫食い腐食痕が残ってしまいますのでポリッシュ加工不可となる理由です。
今回のOASISはクローム腐食前の早めの処置でしたのでバレル研磨によるポリッシュ仕上げが可能となりました。
腐食したクロームメッキはポリッシュ仕上げはもちろんパウダーコートフィニッシュも不可の特性を詳しく書いていますので最後まで目を通してよく読んでください。
OASIS20インチクロームメッキからのブラックポリッシュ
埼玉県のお客様・・・若干クロームが腐食進行中ですが程度良好な高額ホイールOASISです。素材もよいですのでこれならポリッシュ加工が出来ます。
※中国製のクロームは素材が悪いため新品卸でもバレル研磨は不可です。
クロームの剥離は電気分解のため専門業者へ剥離依頼しています。
ポリッシュやパウダーコートはクロームを剥いで見ない事には「可・不可」の確認が出来ません。
クローム剥離後はハンド研磨にて荒研磨します。
バレル荒研磨して少しずつ光ってきました。
磨き込むほど虫食い、腐食痕がはっきり現れて来ました。
腐食痕がある程度消えるまで研磨削除します。
素地奥まで浸透した腐食は完全には削除出来ません。
バレル鏡面仕上げ完成!腐食による微小のピンホールは若干残りますが目立たないレベルまで仕上がりました。
ブラックポリッシュにしてセンターディスクはここで完成!
実際は数回手直ししています。(涙)
さてこちらはリムの虫食い腐食痕です。この箇所へ腐食が入る原因はホイールは使用中は縦に立った状態のためこの箇所へ水や泥が常に溜り湿った状態にな、リム奥とディスクのピアスボルト付近の腐食が進行します。
ホイール側面も至る処に荒が出て来ますがここはタイヤを組めば見えない箇所ですので良しとします。・・・・
2Ps本体はパウダーシルバーのために全面研磨します。
パウダーシルバーの噴射!
パウダーシルバー完成後にアウトリムをこれよりBBFバフポリッシュにて磨き込みします。
大きなセンターキャップは別工程でバレル用治具に装着してバレル研磨仕上げします。
センターキャップバレル仕上げ完成!
錆びたピアスボルトとナットは同規格の新品と交換です。
ディスク・センターキャップ・2Ps本体(パウダーシルバー&アウトリムBBFバフポリッシュオンクリアー)各パーツ加工合体して完了です。
インナーリムや側面リムは強度、耐久性重視でパウダーシルバーフィニッシュ仕上げとなります。
クロームメッキとは違ったポリッシュならではの落ち着いた光沢風合いとなりました。
●・・クロームメッキの浮、剥げ、腐食からのポリッシュ&パウダーコート
の不具合について・・●
↓
福岡県のお客様・・・よくあるクロームの浮、腐食現象です。
クロームメッキからグロスブラックへ塗り替えです。
クローム剥離後・・メッキの浮、腐食の有った箇所は黒シミ斑点の虫食いが見えて来てます。
ユズ肌削除から肌合わせの荒研磨
パウダーグロスブラックの噴射!
パウダー焼き付け後・・・・話になりません。こんな感じで虫食い、腐食箇所から異物や湧き現象が確実に現れます。クロームからパウダーコートは湧き現象が出るためパウダーコートフィニッシュは不可となる理由です。
異物や湧きの箇所をパテやサフで埋めて溶剤のグロスブラックで仕上げます。
パウダーコートはあくまでもベースとしての利用です。
パウダーコートの上に溶剤のグロスブラックを塗って完成です。
こちらクロームのリムもボロボロ状態のため当然リムへのポリッシュ加工は不可となりますので上記のようにしてリムは色を塗るしか方法は有りません。
クロームメッキはどんな別加工にせよ早めの処置が一番大切です。
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