仕上げ実績・ブログ
2013.05.29
ワーゲン純正18インチダイヤモンドカットによるフルリフレッシュ
純正・社外ホイールのポリッシュは量産向けの切削カット工法のダイヤモンドカットが主流です。
アルミむき出しの加工をポリッシュと呼びますが、ポリッシュには大きく分けて「BBFバフポリッシュ・バレル研磨・ダイヤモンドカット」が有ります。
「BBFバフポリッシュ・バレル研磨」は磨き工法に対して「ダイヤモンドカット」は旋盤で切削するスライス式のためバイト切削ラインが虹色に輝きます。
ダイヤモンドカットのフルリメークは先にカラー塗装を済まして天面のみをカットスライスする方法ですが、これは新品量産も同じ手法です。
ワーゲン純正18インチダイヤモンドカットによるフルリフレッシュ
和歌山県のお客様・・・曲りやガリ傷は有りませんが経年劣化によるポリッシュオンクリアー特有の白ミミズシミ、クリアー剥げの修理依頼です。
天面のみの再ダイヤモンドカット修理の予定でしたがスポーク窓部(縦壁)ガンメタ塗装面にも至るところに傷、剥げが有りますので先にガンメタ部分塗装をします。
ガンメタ塗装部のクリアーも剥げていますが、海外モノに多い何か変なクリアーでエアーを掛けただけでボロボロ剥げて来ます。密着性ゼロで上に乗っかっている状態です。
とりあえずサイディングしてクリアーの段差を無くすために研磨しましたが、なじんでくれずポロポロ剥げるだけでこれでは時間もかかり仕上がりも悪くなるのは目に見えています。
急遽予定変更!潔く丸ごと塗装剥離してゼロからスタートやり直しです。
アルミ無垢の状態からの方が作業もやり易く新品同様になります。
やっぱり上塗り仕上げでは無理が有ります。
プライマー塗装から溶剤サフ下ベース塗装!
ダイヤモンドカットする天面は塗装が被る程度でそこは無視して表裏本体丸ごとガンメタ塗装をします。
メタリックですので一旦クリアーでメタを抑えます。
天面の塗装をスライスしながらダイヤモンドカットしてオンクリアー完成です。
インナーリムや側面リムは最初に塗ったスポーク窓部(縦壁)と当然同色仕上げになります。
切削ラインの入ったポリッシュ方を昔はヘアーラインと呼んでいましたが今はダイヤモンドカットと言います。
最初のガンメタ抑えのクリアーと最後のダイヤモンドカット抑えの丸塗りクリアーとなりますのでクリアーは2回塗りになります。
こちらは切削式ではなく磨き工法のバレル研磨ノークリアー仕上げです。
磨き工法の「BBFバフポリッシュ・バレル研磨」はツル肌仕上げのためオンクリアーは任意となりますが、「ダイヤモンドカット」は虹色ラインを保護するためにオンクリアーは必須条件です。
ポリッシュのオンクリアー・ノークリアー特性についてはこちら
★ダイヤモンドカット不可なモノと注意点★
1・表面削り出しは平滑なディスク構造のみとなり、丸みを帯びたディスクにはダイヤカット不可。
2・共振歪み・横振れ縦振れの有るモノは均等にカット出来ませんのでダイヤカット不可。
3・深リムや旧RSリムや旧式のOZ(AMG・フッツーラ)などの3Ps1枚型の肉薄リムは肉厚確保や強度確保の面からダイヤカット不可。
4・ディスク面へのダイヤモンドカットの場合、ホール穴がフラットタイプのディスクは旋盤取り付けの際、治具ナットが干渉しますのでダイヤカット不可。
5・2Ps溶接ハメ殺しのホイールはリム、ディスクが単体にならないため構造デザインにより加工不可なモノが多くなります。
6・肉厚の有る1Psはある程度複数回のダイヤカットは可能でも元々肉厚の無い2・3Psのリム(LM・RS-GTなど)に何回もスライスすれば肉厚が薄くなってしまうためダイヤカットは2回までが限度です。
※磨きなら何回でも再研磨可能です。
4本セット塗り替え、磨きリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
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- ダイヤモンドカット/修正・リフレッシュ