仕上げ実績・ブログ
2014.08.02
BBS-LM20インチ/リアー裏組とフロント表組
アルファード4駆ですので4本通しサイズのため、フロントはフェンダーにカツカツですがリアがフェンダーにスカスカでやや寂しい感が有りリアーだけ17㎜オフセットを稼ぎプチ深リムになった裏組と表組のペアーです。
表組と裏組2本ずつでは前後見た目のバランスが悪いためフロント側の表組を裏組みたいに仕上げて遠目には4本が裏組で揃ったように見えていい感じになりました。
BBS-LM20インチフロント表組とリアー裏組仕様
千葉県のお客様・・多少の使用傷は有りますが、程度良好な8.5J同サイズ通しのLM20インチです。
リムフランジ傷修理からシルバー塗装してクリアーまで先に済ませます。
センターディスク4本使用傷が有りましたが程度の良いモノはなるべくDBK丸塗りはしない様に部分的な修理から部分ハイパーブラック(DBK)をします。
※傷の領域が広い場合や塗装の劣化ダメージが酷い場合は丸塗りした方がより確実です。
リアー側は普段隠れているディスク台座(勘合部)より研磨ポリッシュして裏組の完成です。
裏組で17㎜オフセットがマイナス側になります。
フロント側は通常の表組でディスク部はピアスボルト辺り面より研磨して組み付け完成です。
お客様からのリクエストですがリアー側の裏組と統一感を出すためディスク面のピアスボルト辺り面からポリッシュしてリムと揃えれば裏組風に見えなくも有りません。
インナーリムから側面リムは洗浄のみで再塗装は有りませんのでウェイトカスは残った状態です。
※ウェイトカスの削除を強引にやると塗装が薄くなったり剥げたりしてクレームの対象となりますので洗うだけの処理です。
表組のLMのディスク面を一部ポリッシュで揃えれば裏組したLMとは遠目には
4本が裏組に見えなくも無いですネ!
LM裏組はピアスボルト交換とリムの再ポリッシュは必須条件です。
ポリッシュには大きく分けて「BBFバフポリッシュ・バレル研摩・ダイヤモンドカット・ブラッシュド」などが有りワンオフカスタムならではのポリッシュ方を選択出来ます。またポリッシュ方によりオンクリアー&ノークリアーの選択も可能です。
■ポリッシュオンクリアー「可・不可」に付いて■
※低温焼き付け(60℃)の溶剤クリアーは大概のモノに対応出来ますが、高温焼き付け(200℃)のパウダークリアーは素材の「良し悪し」と「腐食の有無」で「可・不可」が決まります。
1・ダイヤモンドカット
虹色ヘアーライン表現保護のためオンクリアーは必須条件です。
溶剤硬質クリアーのみとなりパウダークリアーは不可です。
2・BBFバフポリッシュ
バフ光沢仕上げのためノークリアー&オンクリアーどちらも選択可能です。
溶剤硬質クリアーもパウダークリアーどちらも可能です。
3・バレル研摩
鏡面バレル仕上げのためノークリアー&オンクリアーどちらも選択可能です。
溶剤硬質クリアーもパウダークリアーどちらも可能です。
4・ブラッシュド
荒いブラシライン表現保護のためオンクリアーは必須条件です。
溶剤硬質クリアーもパウダークリアーどちらも可能です。
リムポリッシュ加工の価格の安い順位・・・・(同条件溶剤オンクリアーの場合)
1位・ブラッシュド~2位・BBFバフ研磨~3位・バレル研摩~4位・ダイヤモンドカット
※単品修理の場合は元がダイヤモンドカットの場合ダイヤモンドカットがベストですが4本組カスタムリフレッシュの場合はダイヤモンドカットに拘る必要もなくコスト面や好みの問題です。
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- BBS-LM裏組・アンダーディスク仕様