仕上げ実績・ブログ
2014.09.16
SSRマークⅠとSSRメッシュの光輝再アルマイト
光輝アルマイトも一種のメッキ工法のためクロームメッキ同様にコストがかかり高額になるため一般的にアルマイト無しの磨き処理になっていますが当社ではリーズナブルな価格でオリジナル同質のアルマイト処理を行っています。
ただし分解不可能な2Ps・3Psハメ殺しや腐食の酷いモノはアルマイトが不可なためそれらは磨きしか方法が有りませんでの損傷状態や構造によりアルマイトが出来ないモノが多く有ります。
分解可能で腐食の少ないホイールならバフ磨きからオンクリアーしたモノとさほど変わらない価格で光輝アルマイトを提供しています。
SSRマークⅠとSSRメッシュの光輝再アルマイト
その1・・SSRマークⅠ本体丸ごと再アルマイト
香川県のお客様・・・・3層組み合わせタイプの特殊な構造への再アルマイトはやや難易度が高い構造のホイールです。
アルマイトを剥ぎながらリム/ディスクのハンドアクション研磨
ディスクからリムまでバフ荒研磨
バフ仕上げ研磨
バフ仕上げならここで完了ですがこれから光輝アルマイトに入ります。
※クロームもアルマイトも下処理となるバフ仕上げが一番重要です。
インリムは錆びが酷いようですがここはバフまでかけません。
インリムは研磨処理のみでそのままアルマイトかけますので光沢の無い白アルマイトになります。
マークⅠはディスクからアウトリム一体パーツとインリムからディスク裏一体パーツとディスク補強の鉄板のを挟んだ3層重ねタイプのため重ね隙間から液だれを起こしシミが発生する場合が有ります。
液だれを起こしアルマイトの手直しが有り2回目で上手く行きました。
インナーリムから側面リムまで丸ごとのアルマイトになります。
その2・・SSRメッシュのリム再アルマイト
愛知県のお客様・・リム単体で送られてきましたが中古品は大概曲がっていますのでディスクが無いと曲り点検や修理が出来ませんのでディスクは外さずにお願いします。
ディスクを仮付けしてまずは曲り修理から
光輝アルマイトの完成!
インナーリムは下処理バフしませんので光沢の無い白アルマイトです。
バフ掛けして腐食の無かったリムは下地を反映した光輝アルマイトになります。
虫食い陥没の腐食が有るモノはバフ掛けしても残ってしまいますのでそのまま反映されます。
腐食痕残りはそのまま反映されたアルマイト肌になります。
分解不可なモノはアルマイト処理が出来ませんので磨きフィニッシュになります。
↓
下記ホールのオリジナル元はアルマイトです。
2Psハメ殺しのWORKシュヴァーツとリベット止めのバイクホイールはリムのみBBFバフポリッシュ仕上げです。
3Psハメ殺しのロンシャンはリムバレル研摩でマークⅢはリムBBFバフポリッシュ仕上げです。
・・・アルマイト加工の条件と不可なモノ、留意点について・・・
1・・2/3Psの分解可能なリム単体になる事が最必須条件です。
2・・2Psハメ殺しのアウトリムのほとんどはアルマイトですが溶接結合でリム単体に出来ないためアルマイト加工は全て不可です。
3・・溶接を伴う修理のモノは不可では有りませんが溶接痕が現れます。
4・・鋳造リムは白濁しますのでアルマイトは不可
5・・鍛造リムは鋳造リムほど白濁しませんが合金プレスリムより白濁りが出ます。
6・・腐食の有るモノはアルマイトしても腐食痕は残った状態で現れます。
※重要アルマイト加工前の前処理となるBBFバフポリッシュの時点では肉盛り痕はなじんで消えてしまいますがアルマイトの化学反応で溶接痕がうっすらと現れて来ます。
※肉盛研磨形成を要す修理で溶接痕を気にされない方はアルマイトもお受けしますが、溶接痕が気になる方はBBFバフポリッシュ仕上げになります。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりなど「みんカラ」メッセージではお客様管理が煩雑なため会社メール nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西HPはこちら
- カテゴリー:
- アルマイトリムの修理から再アルマイト
- SSR