仕上げ実績・ブログ
2015.04.03
アメ鍛CCW18インチ(グロス&マット)フルパウダーコート
アメ鍛CCW18インチのパーツ別フルパウダーコート
パット見は丸塗りの黒塗装に見えますが、分解可能な3Psですのでパーツ別のパウダーコートの塗り分け(グロスブラック・マットブラック・クリアー)によるリフレッシュ・リメークの紹介です。
鍛造(FORGED)ホイールですのでパウダーコートにより適した素材ですがアウトリムの修復歴有りと腐食が今回の課題です。
アメ鍛CCW18インチ3Psパーツ別(グロス&マット)フルパウダーコート
静岡県のお客様・・・メーカー限定のフルポリッシュバレル3次元研磨の鍛造(FORGED)超高級ホイールです。
3本修復歴有りで1本は削り込み修理でリムが薄くなり高級ホイールも代無しのです。こんな悪質な修理は良く有る事ですが恐らくオーナーさんは気づいていませんので後で気づかれた時に最後に手を加えた私らの仕業と思われますのでオーナーには現状を逐一報告します。
※薄く仕上がったリムの復元は出来ません。
ガリ傷は基本中の基本肉盛り修理から。肉盛り修理すら出来ないお店が多い様で傷が消えて無くなるまで研磨する悪質な修理を削り込み研磨修理と言います。
曲りガリ傷は完璧に治しましたが腐食痕がパウダーコートにどれほど影響するかが心配です。
センターディスクの剥離からブラスト研磨
パウダーコートフィニッシュですのでハンドアクション研磨で肌を整えます。
※塗装は下処理が命です。
アルミ製のキャップはロゴシールを貼りますので凹文字が消えるまでハンド研磨してポリッシュ仕上げします。
アウトリムとインリムはパウダーグロスブラックの静電噴射!
センターディスクはパウダーマットブラックの静電噴射!
ポリッシュしたセンターキャップはパウダークリアーの静電噴射!
個別の全パーツパウダーコートの完成です。
ピアスボルトは1本ずつ丁寧に磨き込みして組み付け合体完成です。
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・黒は汚れが目立たない」などの利点からインリムへのパウダーワンコートフィニッシュが理想的です。
心配したアウトリムの腐食痕は目立つレベルでは無く許容範囲で収まりました。
※中古品に付き物の曲りやガリ傷など問題有りませんが腐食と変な修復歴有りが一番の難敵です。
艶有り無しの黒の2トーン表現によりで重厚でどっしりした刺激的でインパクトが強くなります。
キャップポリッシュとシルバーロゴは同色系でさりげない演出です。
3Ps全パーツフルパウダーコートにより「丈夫で長持ちお手入れ楽々」になります。
装着写真を頂きました。黒のボディーカラーに重厚な黒が硬派なイメージです。
パウダーコートフィニッシュはビジュアルも重要ですが耐久性が最大の目的です。
一般的な溶剤塗装は焼き付け温度が80℃前後のため使用中にホイールは熱を持ち50℃前後で溶剤塗膜が柔らかくなりパットカスや異物が熱で柔らかくなった塗膜に刺さり付着していくら洗っても取れなくなります。
パウダーコートは樹脂膜の上焼き付け温度が200℃前後のため120℃前後まで達しないと塗膜が柔らかくななりませんので通常の使用熱位ではパットカスや異物などびくともしません。
ブレーキパットカス付着の多い外車などは特にパウダーコートが一番適した塗装です。
ガラスコーティングにしてもガラスコーティングの本来の目的はボディーカラー同様に弱い溶剤肌をコーティング保護するためのモノですのでパウダーコートしたモノへのガラスコーティングなど無意味なため不要です。
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
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