仕上げ実績・ブログ
2010.12.23
BBS-LM18インチハイパー塗装(DBK)ガリ傷修正
昨日のハイパー塗装(DSK)に続き今回はハイパー塗装(DBK)のガリ傷修正です。
このLMは当店で以前ハイパー塗装(DBK)に色換えさせて頂いたホイールですので、色も「ドンぴしゃり」合いますし、もちろん通常価格より割引価格でガリ傷修正をいたします。 アフターフォローもご安心ください。
LMガリ傷修正からハイパー塗装(DBK)の修正
深いガリ傷がほぼ全周ありましたが、いつものように無事、元通りに直りました。
溶接により塗装焼けが入りますのでリムフランジ(立値上がったリム耳)だけでの修理では収まりません。
ほぼ全周にわたる肉盛り溶接となります。
パテ埋修正なら溶接焦げも無く、研摩も簡単でさらにリムフランジ(立値上がったリム耳)周辺だけの塗装で収まりディスクも外す必要も無く、簡単で楽でしょう。しかし、強度を必要とするリム端しへのパテ埋め修正はホイール修理屋として絶対にやってはいけない修理です。
溶接箇所のリムフランジ研摩形成です。
塗装の際、ディスクが邪魔になりますので、ディスクは一旦外してリム単体での研摩形成から塗装となります。
今回は場所的にBBSスッテカーには影響ないとお思いでしょうが、修正箇所リムをマスキングして塗装するとマスキング筋が出てしまい不恰好な仕上がりになります。 そのため潔くBBSスッテカーも剥い塗装いたします。
アウターリムのみの修正、ハイパー塗装の完成です。
部分修正、塗装仕上げでも最終のトップコートはもちろん全面丸塗りとなります。
完全なる原型修復からハイパー塗装してさらにBBSスッテカーも当店で製作して貼り付けいたします。 ほぼ完璧です。!
※ディスク装着はトルクはもちろんネジ緩め防止剤(ロックタイト)もきちんと添付しています。
ハイパー塗装の修理代が一般的なカラー塗装より割高なのは、ハイパー塗料代が高いからだけではありません。
ハイパー塗装はカラー塗装に対して塗装工程が多くなり時間もかかり簡単に出来ない難しい塗装のためです。
■ガリ傷修正からハイパー塗装完成までの流れ■
1・ホイール修正・・・・・・・曲り、ガリ傷、割れ、削れなどまず原型の復元修正工程です。
2・塗装下地作業・・・・・・塗装の工程に入る前の洗浄・脱脂・下地足付け研磨
3・密着用プライマー・・・・密着性向上のための塗装です。 (焼き付け)
4・サーフェーサー・・・・・・肌合わせや密着性向上のための塗装です。 (焼き付け)
※一般的なカラー塗装はここからカラー塗装、トップコートで完成です。
5・ベースコート・・・・・・・・ハイパー塗装は下地の塗装色で仕上がりの色が反映されます。(焼き付け)
6.アンダーコート・・・・・・ハイパー塗装の肌だしやにじみ、ぎらつきを抑える下地塗装(焼き付け)
7・ハイパー塗装・・・・・・・・・厚さは0.01μ~0.03μの超極薄銀幕塗装 (焼き付け)
8・クリアートップコート塗装・・・部分修正塗装でも最終クリアー塗装 は全面丸塗りとなります。(焼き付け)
カラー塗装のようにパテ埋めてして削ってガンメタ塗装で仕上げてあるホイールを良くみかけますが、ハイパー塗装(DBK)とガンメタカラー塗装は全く別物ですのでお間違いないよう注意してください。
素人さんのDIYでは絶対無理な塗装です。
基本となるホイール修正が出来て4本リフレッシュ・塗り替え、イメージチェンジへと繋がります。
単品修正品は片道送料当店負担となります。
(有)オートサービス西のHPはこちら
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- ハイパー塗装(DBK・DSK)曲り・ガリ傷部分修正