仕上げ実績・ブログ
2011.05.14
BBS-LM19インチ/粉体パウダー塗装リフレッシュ
BBS-RS-GT19インチDSK-Pから、リム部は表裏丸塗りパウダーホワイト(艶有り)塗装! ディスク部はパウダーブラック(艶有り)塗装の個別仕上げです。
スプレーガンで塗る溶剤系より密着性が高く、硬くで丈夫な塗膜となり、白黒といった調色を要さないカラーの場合はパウダーフィニッシュでも溶剤カラー塗装と変わりなく仕上ります。
※指定カラーや(カラーNO)をご希望の場合は調色無限の溶剤カラー塗装の下処理塗装としてのパウダー塗装でお受けいたします。
BBS-RS-GT19インチ/パウダー塗装リフレッシュ・リメーク
三重県のお客様・・ディスク部は程度良好のDSKですが、リムポリッシュ部は修復暦有りの半端な箇所からの研磨仕上げで目の粗いポリッシュ仕上げとなっていますが、今回はカラー塗装で丸ごと覆いますので問題ありません・・ ・
ガリ傷修理と曲り修理からまず始まります。
パウダー塗装仕上げが前提のですので、従来のリムとディスク分解してそれぞれ塗装剥離からブラスト研磨です。
他所とのパウダー下処理はここが違います。
↓
通常は塗装剥離してガラスビーズのブラスト研磨からパウダー塗装となりますが、当店ではさらにバレル研磨にかけて下処理研磨をワン工程追加しています。
他所には無い大好評のスーパーミラーポリッシュ用のホイールを丸ごと磨くバレル研磨機を設置していますので、それをパウダー塗装の下処理に使えないかと思いつき、当店独自でパウダー塗装用下処理に脱脂剤も添付してバレル研磨を採用しています。
塗装は下処理が命です。
リム部の剥離からブラスト研磨です。
塗装剥離も全て自社加工ですので臨機応変に対応できます。
水分を完全に飛ばすため30分程度空炊きします。
リム部はパウダーホワイトのため留まりを良くするために色付きの下地プライマー塗装をして乾燥待ちです。!
リムとディスク部を下処理後いよいよパウダー(粉)の静電噴射となります。
4本ワンセットの場合1Psは丸ごと4本となりますが、2Psはリム/ディスク別々の作業のため合計8枚塗装します。
大型焼付け釜で180℃焼くこと約40分
※RS-GTのリムの焼付け風景写真を撮り忘れていましたので写真にはアドバンが写っていますがディスクはRS-GTです。(他のお客様のRS-GTもついでに焼いてます。) 釜が大きいため効率良くまとめて焼けます。
パウダー焼き上げ完成!
パウダーの種類やカラーバリエーション、お値段も多種ありますが、その中から
より良いモノ高級品を厳選して使っています。
リムとディスク合体前にピアスボルトのロックタイト痕の削除と洗浄研磨をします。
パウダー塗装は塗膜が厚く硬いためボルトのメス側のネジ溝が入りにくくなってしまいますので塗装を剥ぐ程度のタップの切り直しです。
ピアスボルト装着は新にネジ緩み防止剤(ロックタイト)を付けてトルクに合わして手力で閉めています。
ピアスボルト装着後、自社製作のシールを貼って完成です。
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簡単そうに見える黒と白の再塗装のようですが、下処理から完成まで時間と手間を惜しまずやっています。
これがハイパー塗装の場合は後2工程塗装が増えてきます。
白は色飛びして写真撮影が難しく旨く撮れていませんが綺麗になっています。
ホイールのカラーは人それぞれ好みがあります。今回の白と黒はRS-GTには珍しく個性的でなんといっても頑丈な塗装仕上げとなりました。
今後、全面色換えリフレッシュに伴い、塗装剥離を要す作業の場合は耐久性の向上のため全て粉体パウダー塗装(下地用またはフィニッシュ仕上げ)で対応いたします。
※1・ウレタンカラー塗装の場合は下地塗装としてパウダー塗装いたします。
※2・ハイパー塗装(DBK・DSK)の場合は下地ベースコート(ブラック&グレー) パウダー塗装いたします。
※3・マットブラックやクリアーブラックその他ソリッド系で調色を要さない既存のパウダー色仕上げの場合はパウダー塗装にて塗装いたします。
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スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てそれら、お化粧が生きてきます。
見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!
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