仕上げ実績・ブログ
2011.07.26
カラーホイールの修理から再塗装リフレッシュ・リメーク
リム、ディスク同色の丸塗りカラー塗装仕上!
塗装剥離からの表、裏、側面の丸ごと再塗装です。
その1・・「OZクロノ1Ps18インチスーパホワイト+赤ロゴ製作」
その2・・「BMW・E46用パウダーコートから溶剤ウレタンカラー(BBS-LM同色ゴールド)」
その1・・「OZクロノ1Ps18インチスーパホワイト+赤ロゴ製作」
中古にガリ傷は付き物ですので気にせずまあまあ程度良好のクロノです。
溶接肉盛り研磨形成から始まります。
ブラスター剥離
下処理からすべて焼付け溶剤ウレタン系のスーパーホワイト仕上げです。
黒ロゴから、赤ロゴでイメージチェンジ!
ロゴ製作・ロゴ見本はこちら
裏、側面も丸ごと塗装です。
その2・・「BMW・E46用パウダーコートから溶剤ウレタンカラー(BBS-LM同色ゴールド)」
お客様が途中まで塗装剥離に挑戦されたようですが、塗装が頑丈で剥離が難儀なホイールです。
剥離剤からブラスト研磨して研磨機にて無事、塗装剥離完了!
パウダーコートが前提のため下処理として、さらに当社独自の脱脂剤添付してバレル荒研磨します。
※パウダーコートの下処理でバレル研磨をするのは当社のオリジナルです。
ゴールドのパウダーコートを180℃で50分前後焼付けします。
お客様はパウダーゴールド1コートでよいとの事でしたが、メタリック系のパウダーコートはメタが立ち、写真では解りませんが、やや肌のざらつき感と艶に難が出てきました。
メタリック系の1コートではまずいと判断して2コート目となるパウダークリアーを重ね塗りしました。 しかしこれでも溶剤系のゴールドに比べれば正直言って見劣りします。
お客様に相談してフィニッシュは通常のウレタンカラー仕上げとさせて頂きました。
今回のパウダーコートはあくまでもベース下地の役目として、裏面、側面はパウダーゴールドのままとなり、表デザイン面は溶剤系ウレタンゴールド(BBS-LMのゴールドを調色)して完成させました。
※ハイパー塗装もこれと同様でパウダーコートのHDブラック(艶有り)をベースとしてその上へアンダーコートからハイパーを塗りトップコートで抑えるスプレーガン式の塗装方です。
パウダーコートのメタリック系カラー仕上げの結論として
パウダー塗装で1コート仕上げの場合「クリアーブラック、マットブラック ホワイト」などのソリッドカラーは溶剤ウレタンと遜色無く仕上がりますが、パウダー塗装のメタリック系は2コートが必須となるためビジュアル的には溶剤系のウレタンカラーと比べて肌艶やカラー表現はやや劣ります。
パウダーコートは重ね塗りするたびに仕上がり品質が低下します。 ※それは1回目で塗装が被っているため2回目は静電しにくくなるからです。
また「ゴールド、ガンメタ、シルバー」などは無限大に様々な色合いがあります。
パウダーコートではその無限大の調色カラー表現ができないためメタリック系は溶剤ウレタンカラー塗装にはやっぱりかないません。
パウダーコートは全て既存のカラー仕上げとなります。
溶剤カラーの最大の特徴は、車のボディーカラー同様に耐久性も十分なレベル(下地で左右されます。)で、カラー調合次第で無限のカラーが作れる事が最大の利点です。
それに対してパウダー塗装は調色が出来ません。その代わり塗装膜が頑丈で耐久性が良いのが最大の利点です。
それぞれの特徴を生かして連携すればよりよいカラー塗装が出来上がります。
既存のパウダーカラーバリエーション内ならALLパウダーカラー仕上げも可能です。
パウダー塗装やパウダーカラーバリエーションについてはこちら
スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てないと見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!
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