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仕上げ実績・ブログ

2011.11.21

BBS-RGR18インチスーパーミラーバレル研磨(2次元)+パウダークリアー

曲り、ガリ傷修正からスーパーミラーバレル研磨(2次元)して最終の表面保護役として密着性、耐久性、塗装肌の頑丈さから静電式(固体)「パウダーコートクリアー」仕上げです。

お客様から「見た目も大切ですが曲りを直してキチント使えるように」と念を押されました。・・それが一番大事で極当たり前な事です。







BBS-RGR(鍛造ホイール)ガリ傷修理からミラーバレル研磨(2次元)+パウダーコートクリアー

 

千葉県のお客様・・修理品の程度はまちまちのピンキリで、今回のRGRは曲り有りでガリ傷が思いっきり4本有ったため修理工程にやや時間を要しましたが、普段通り修理してからのミラーポリッシュ(オンクリアーパウダー)の完成です。





 

どっち道塗装を剥ぎますので一旦塗装を先に剥いで無垢の状態からの溶接です。

溶接する箇所へ塗装やメッキなど他のモノが少しでも残っていれば溶接しにくいだけでなく溶接ムラやピンホールの原因にもなります。





 

ガリ傷溶接部のリム研磨形成からディスク部のハンド研磨です。

ポリッシュはアルミそのものの剥き出表現ですのでパテなど一切使えません。

修理技の見せ所です。





 

側面、裏面も荒研磨します。

裏が曲っていれば使用に影響しますので、追加料金にて直す必要が有りますが、裏リムの底に付いた多少の傷は見えない箇所で使用に影響しませんのでご要望が無い限り裏面傷直しまではいたしません。





 

地味なハンド研磨からバレル荒研磨です。





 

バレル荒研磨からバレル仕上げ研磨フィニッシュ時です。

ノークリアー仕上げならここで終了!梱包荷造りとなりますが、ここからパウダークリアーのためさらに数日の納期がかかります。





 

裏面、側面も満遍なくパウダークリアーを載せています。





 

パウダークリアーコート焼付け完成です。

写真では暗く写ったり明るく写ったりして旨く表現出来ませんが、メッキのような派手さでは無くアルミ独特の風合い柔らかい光沢です。





 

曲り、ガリ傷肉盛り溶接箇所など全く解らないように原型修復は完璧です。

 



 

写真によく写りませんがリム裏底には元々有った僅かな擦り傷は残っています。

この件はオーナー様へも伝えてあります。



※注)インナーリム(裏面・側面)傷について

インナー裏面の曲りはホイール自体が横振れ共振を起こします
ので使用に影響するため「直さなくても良い」と言われましてもこちらとしては「直さしてください」とお答えします。しかし裏リム底の傷などは見えない箇所で使用に全く影響しませので、デザイン面のようにシビアに傷取り修理の希望が無い限りあくまでもバレル研磨の下研磨的な処置としています。



完成納品してから「裏底リムや側面に傷が入ったままです。」や「裏底の傷も完璧に直して当然。!」など納品後にクレーム、トラブルの原因となります。

裏面、側面も表面と同様に傷直しをされる場合は事前に申しつけください。(別途追加料金となります。)





※注)ポリッシュ肉盛り溶接について

深いガリ傷は溶接でアルミを足す必要が有ります。アルミを足す事で肉厚や原型の復元をします。

しかし傷口へ足したアルミとホイール母材(アルミ合金)は全く同じではないため肌質が合わない事も稀に出てきます。それらは色塗りなら問題有りませんが、ポリッシュ素地表現でしかも磨き込めば磨き込むほど「足したアルミと母材」との肌質の溶接箇所の数センチが気になる人もいます。

その僅かな肌違いを回避するために溶接せずに削りこんでしまえば母材の肌がそのまま表現できますのでその方が無難で簡単な修理です。

しかし修理屋として削り込んで肉厚が薄くなり、形状が変わり薄くなるよりは一部の肌質違いより肉厚と強度確保を優先してあえて面倒な溶接の方が良いと判断して深い傷は肉盛り溶接で形成しています。



要は削り込みで肉厚が薄くなっても同質の肌合わせを重視するのか、溶接によりその箇所の肌質が微妙に違って来ても肉厚原型強度重視をするかです。



今回のRGRようなリム端の幅の狭い箇所の場合はほとんど目立たず気になる事はまずありませんが、ディスクへの傷の場合、ディッシュや面の広いスポークなどは後で足したアルミ合金と母材質との違いで鏡面研磨すれば微妙な肌違いを感じる事も有るかと思います。



数センチ四方の微妙な肌違いを「気になる・気にならない」は個人差の問題ですが、たまにかなり神経質なユーザーもいますので、溶接で足したアルミとホイール母材とでは同じ金属でも同質合金では有りません事本来の肌とは材質、デザイン、構造、修理箇所により「目立つ目立たない」があるモノと理解してご判断ください。



一概に「鋳造・鍛造・合金プレス」「アルミ・マグ・スチール」と言っても「同じモノ・同じ素材・同じ製法」は各製造メーカーでそれらがそれぞれ違いますので、そんな違うモノへ補修用のアルミ合金を足して全く同じ肌になるはずも有りませが、ほとんど解らないレべルでもあります。ポリッシュ修理(ミラーポリッシュ・ダイヤモンドカット)はパテ埋め修理が絶対出来ませんので肉盛り溶接は「原型修復、強度確保」のための補修としてなくてなならない修理なのです。





ポリッシュへのクリアーコートには液体溶剤系(アクリル樹脂)と固体パウダー系(ポリエステル樹脂)があります。また液体溶剤系のアクリル樹脂にも1液型(硬化剤無し)と2液型(硬化剤有り)の2種類があります。

1液型(硬化剤無し)・・・新品ポリッシュホールへのクリアーコートは100%1液型(硬化剤無し)です。 硬化剤が入っていれば数時間で塗料とガンのノズルが固まってしまうため硬化剤の入ったモノは量産式には不向きなため自然硬化しなく肌が弱くても透明度が高い1液型が主流となります。透明度は高いですが塗装膜が薄く肌が弱い軟弱な事が欠点です。

2液型(硬化剤有り)・・・ワンオフ塗装向きで、1液が型よりさらに肌の硬い2液型は硬化剤の比率が高いほど硬質となり 塗料代も高くなります。艶感塗装肌の硬さも期待できるためワンオフでのクリアー塗装は2液型が主流となっています。

パウダーコートクリアー(ポリエステル樹脂)・・塗装膜と言うよりポリエステルの樹脂膜となるため肌が頑丈で密着性も高く 2液の溶剤系とは比べ物にならない硬質な肌となります。難点はコストが高いのと透明度が溶剤系よりやや劣ります。



溶剤系の1液型・2液型とパウダーコートクリアーを解りやすく例えて言えば

1液型が「サランラップを1枚載せた」のに対して2液型が「やや厚めのサランラップを3枚載せた」感じで パウダーコートクリアー「透明の厚いビニールシート」を載せた感じと表現すれば特性が判りやすくなると思います。?

頑丈で厚い塗膜となれば光沢艶引きや透明度も若干失われてしまいます。

見た目重視か耐久性重視かの選択です。



ポリッシュクリアーの詳細はこちら







以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。



4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。

この機会に是非ご相談ください。



(有)オートサービス西HPはこちら

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