仕上げ実績・ブログ
2012.02.19
BBS-RS16インチx6J 軽用100-4H加工に伴うオフセット講座
前回RS軽用について詳しく紹介しましたが軽用に使用するためのRSに関するお問い合わせが頻繁に有ありますのでカテゴリーを新に設けて再度紹介します。良く読んで理解してください。
1月21日紹介した旧BBS-RS16インチ軽車用「16インチx6JOFF+40ピッチ100-4H」のカスタム加工に伴うサイズ変更のオフセット講座です。
16インチ以上のRSは7Jからの設定のため軽用にするにはまずインナーを変えて6J以下のサイズにする必要があります。 これは様々なリムが購入できるRSしか出来ない「技・特技」でも有ります。
普通車用RS7Jx16/114.3-5Hを素材として6Jx16/100-4Hへピッチ加工して軽サイズに縮小しても現行の軽車にはオフセット的にすんなり収まる訳が有りません。車体からホイールが全てはみ出ます。
それは15インチRS「6Jx15/100-4HOFF+38」も元は普通車用ですから現行の軽車にすんなり収まらずフェンダーからはみ出ます。それが16インチとなればさらにはみ出ますので足回りの改造もそれなりに必要となってきます。
修理して塗装、磨きのリフレッシュからリム交換など受注、問い合わせが非常に多くユーザーさんも今一理解されてない方が多い様ですので、今回のブログはサイズ変更に伴うオフセットについて詳しくご説明します。最後まで目を通してください。
RS16インチのサイズ変更、オフセット変更、ピッチ変更のカスタマイズ
広島県のお客様・・「7Jx16/114.3-5H/OFF+45」を素材ベースとして提供して頂き「6Jx16/100-4H/OFF+40」へカスタムサイズしたこの世に存在しないサイズのRSです。これでも現行の軽車用には足回りの改造が必須なサイズです。
素材となるRS7Jx16インチです。良くも無い悪くも無い年相応の商品です。
修復暦が無い事が幸いでした。
素材のディスクは114-5Hの逃げのあるディスクとなっています。
当方で塗装剥いからピッチ加工への外注依頼して100-4Hに穴開けされて帰ってきた状態です。ここからは普段通りの塗装への下準備に入ります。
※元穴と交差したところは強度確保のため溶接で埋めて有ります。
溶剤ウレタンシルバーメタ用にプライマーからサフ下処理です。
こちらは他社様のピッチ加工方テーバーブッシュ式(座金はめ込み)です。
↓
これは当社のピッチ加工のモノではありませんが、座金を入れたテーパーブッシュ式による良く見かける100-4H加工のモノです。
フラット面ならテーパーブッシュ式でも問題ないですが、凹凸のあるディスクに新たな100を切れば凹の部分へ穴が開きます。そうなれば凸の高さ(8ミリ)分隙間が開きますので凹との間の隙間にナットが浮いた状態のままとなり底に接しませんので完全に締める事が出来なくなり無理やりナットを強く締めるとディスクが割れてしまいます。 本来ホイールディスク面と車側のハブ取りつけ面は「ピタッと」付いていなければ指定トルクで締める事が出来ませんのでこの方法ではまずいためこの方法はお勧めしません。
こちらのような凸凹の逃げのあるモノは溶接で埋めるか、切ってフラット面にするかいずれかの方法をとります。今回は軽車のためオフセット数値を稼ぐ事も兼ねてカットしてフラット面にしてあります。これならナットも奥まで締め付け出来てオーナメント柱も切らずオフセットも8ミリ稼げますので一石三鳥です。
丸型6角中締め(弾丸ナット)式か外締め7角16ミリ(極限ナット)を採用していますので真ん中のオーナメントに干渉せず取りつけ出来ます。
5Jのインナーリムは新品無垢の状態でしたので汚れ防止とメンテのやり易さを考慮して 樹脂皮膜となるパウダーコートブッラクを塗ってあります。
写真上は研磨前です。キャップをシルバーで塗装してしまえば安っぽくなり不細工ですので、キャップはハンド研磨からバレル研磨してポリッシュ仕上げします。アルミ製のキャップは磨けば光ります。
※キャップやその他パーツへはオリジナルの様な切削カットは不可能です。
アウターリムも個別に磨いてRS全20パーツが完成となります。
これにまだピアスボルトの研磨も有ります。
ピアスボルトも磨いてから組み付けしてすべて完了です。
ナットの錆がやや気になりますが車に取り付ければ見えない箇所ですので今回は無しと言う事です。
ご要望があればナットも塗装なりメッキなり交換なりいたします。
「6Jx16ET+40」幅のカワイイサイズの軽用のRSです。
外締め7角16ミリ(極限ナット)
丸型6角中締め(弾丸ナット)
■BBSーRS16x6J/100-4Hリフレッシュの詳細■
1・アウターリム・・・・・・・・・・ガリ傷修理・BBFバフ鏡面研磨(ノークリアー)
2・インナーリム・・・・・・・・・・5J交換・パウダーコートグロスブラック
3・ディスク&プレート・・・・・・ピッチ加工・シルバーメタ(オンクリアー)
4・6画キャップ・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(オンクリアー)
5・ピアスボルト・・・・・・・・・・洗浄研磨クリアーコート
6・エアーバルブ・・・・・・・・・洗浄研磨
7・リフレッシュの完全分解に伴うシーリング打ち直し
8・エンブレム・・・・・・・・・・・・新品交換
※15~17インチまでのレギュラーサイズのリムは多数ストックしていますので、「修復暦有りのリムや曲り、割れ」のひどいモノは在庫がある限り、リム交換、ピアスボルト交換、キャップ交換して修理、リフレッシュいたしますので安心してご依頼ください。
アウターリムのポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種類の研摩加工に対応しています。
※RSの薄型リムはダイヤモンドカットは不可となります。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
ダイヤモンドカットについてはこちら
ディスク部へのカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
ここからが本日の本題です。
↓
★・・リップサイズ変更によるオフセット講座・・★
今回素材となる元のRSは「7Jx16OFF+45」から軽サイズ「6Jx16」となっています。
軽用として利用する第一条件としてローディスクを選ぶ事とハブ径が大きめなモノを素材として利用する事がまず最低条件です。
そこでお客様へ提案した元のRSは「7Jx16OFF+45」を選んでいただきました。
その理由としてより一番浅いアウターリムと一番浅いローディスクが必要だからです。インナーのサイズはどうでもいいです。
16・17インチではこの手のサイズのディスクの下駄が一番浅いタイプです。これ以下の浅いローディスクは有りません。
しかしいくら浅いローディスクとは言え元が7J設定からの普通乗用車用のRSですので6Jにしたからと言って「ド、ノーマル」の現行軽車にそのまま使える訳がありません。
今回の16インチリップ交換によるオフセットの数値の説明です。
元が+45なので6Jにして5Jにしても+45になるかのように勘違いしてるユーザーが多いため今回「アウターとディスク」はそのままでインナーを変えた縮小サイズが6Jx16とした場合のオフセット計算式を説明します。
まずは元となるRSの「7Jx16OFF+45」の交換したいリップのJサイズを測る事から始まります。
今回の素材となる「7Jx16OFF+45」の各パーツのサイズは
「アウター0.5J」+「ディスク挟み厚0.5J」+「インナー6J」で合計サイズが7Jとなります。
「インナー5J」に変えれば1J減ってホイール合計サイズが6Jとなる事は単純な計算です。
インナーを細幅に1J(25.4ミリ)小さくしますのでその分本体の中心値もずれますから1Jの半分約13ミリオフセット数値が小さくなり 答えは「6Jx16/OFF+32」となります。 これで「6J/OFF+45」にはならないのがお解りできましたか?・・・
さらに今回はディスク裏の逃げをフラットにするために8ミリカットしてありますので 32ミリに8ミリ加算して+40となり
今回のカクタム軽用スペックは「6Jx16ET+40/100-4H」となります。
「7Jx16/OFF+45」のディスクとアウトは換えずインだけ変えた場合のフェンダーへの出域は同じ条件のホイル本体サイズのOFFは下記のようになります。
「5Jx16/OFF+20」 「5.5Jx16/OFF+26」 「6Jx16/OFF+32」 「6.5Jx16/OFF+38」 「7Jx16/OFF+45」 「8Jx16/OFF+58」
これらみなアウト側は同じです。
要はインが短くなればOFFの数値が小さくなりインが大きくなればOFFの数値が大きく なりますので単に数字が変わっただけで車体フェンダー側への出域はみな同じ事になります。
インを変えずアウトリム交換は当然、外側へ出てきますので同じ計算式でオフィセット数値が計れます。
※インとアウトも換える場合はややこしくなりますが、同じ公式ですので元サイズを測り両方を加減すれば数値が出てきます。
現行の軽車の16インチのベストサイズを「5.5Jx16/OFF+50前後」とすれば 「5.5Jx16/OFF+26」では50-26で約24ミリ前後オーバーします。
またRS15インチでは「6Jx15/OFF+38」がありますがこれを5.5Jに換算すればOFF+32となりますから50-32で計算上18ミリ前後オーバーします。
同じ5.5Jで16インチが24ミリオーバーで15インチが18ミリオーバーする理由の差が15インチと16インチの元のディスク下駄厚みの差が8ミリあるからです。
それは15インチの6Jスタートに対して16インチは7Jスタートのためローディスクでも16インチのディスクは15インチより8ミリ位厚く造ってあります。
そこで今回は8ミリ切ったことで15インチと同じ条件となり「6Jx16/OFF+40」となる訳です。
ヤフオフ等で「6Jx15/off+38/100-4H」」普通車用(当時のシビック、カローラ、スターレット、その他FFF車)を軽車にどうぞと書いて有りますが常識的に考えてそれらが現行軽車のノーマルな足回りには収まる訳が無い事がお解りいただけましたでしょうか?
ユーザー側もサイズ、オフセットの意味や計算式を理解する事が必要ですよ。
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