仕上げ実績・ブログ
2012.02.17
クロイッツアー・BBS-RX・クラウン純正・RHスポークシルバーメタ修理
社外ブランドホイールや純正ホイールで一番多いタイプのシルバーメタのガリ傷修理の紹介です。
シルバーメタと言ってもボディーカラー同様に各モデル微妙に色がそれぞれ違います。
それらは既存の色を見本に先に調色して色を作ってから修理に入ります。
修理屋の基本となるガリ傷は肉盛り研磨形成修理した後、下処理塗装をして調色して作った色を塗ればほぼ完全な修理が出来上がります。
リム端しへパテ埋めすればタイヤ脱着時どうるか想像付くかと思います。
カラー塗装修理はパテ埋め修理などで誤魔化しがどうにでもなります。そのためにユーザー様に安心して頂けるように、修理作業の透明化を企り「証」として全て写真を撮って提出しています。
その1・クロイッツアーガリ傷、インナーリム割れ修理
表面塗装剥げ、ガリ傷とインナーリム割れ修理です。
クロイッツアーは塗装膜が厚いため塗装割れを起こしてしまいます。
塗装膜が厚いと面出しがやりにくいため潔く全面塗装剥離してガリ傷修理に入ります。
スポーク奥がポリッシュカットしてありますのでマスキングしてリム研磨形成です。
ご覧のようにリム端しへパテなど一切使用していません。
クッラクは開先を大きく切って溶接が万遍無く溶け込むように準備します。
インナー割れ溶接箇所をハンド研磨して完成です。不細工な溶接団子など残しません。 溶接団子残しは「強度確保」などの理由ですが、それは何の根拠も無いただの手抜き作業です。
溶接団子についてはこちら
事前に調色したシルバーメタを塗って完成です。
その2・BBS-RXガリ傷全周修理
リム全周にガリ傷が有ります。
こうゆう全周ガリ傷修理に良く有るのが「ひたすら全面傷が消えてなくなるまで削っちゃえ!みたいな・・」削り込み研磨修理が多いパターンの傷修理です。
削り込み修理とはこちら
溶接は何て事の無い簡単な修理ですが、研磨形成が難しく面倒なだけです。
手間を惜しんでいい修理は出来ません。
リム原型修復完成後、下処理から調色した色を塗って完成です。
その3・クラウン純正ガリ傷修理
このレベルの傷ならパテ埋めでもよさそうですが、頑固にパテは使いません。
溶接から研磨形成です。
クラウン修正カラーに合わしたシルバーを塗って完成です。
その4・RHガリ傷修理
リムに段と筋が有るタイプのためそれを復元するのが面倒なリムです。
溶接は簡単ですがリム形状に沿っての復元にやや時間のかかる作業です。
リム復元修理も無事終わり調色したシルバーを塗って完成です。
シルバーやゴールド、ガンメタなどメタリック系は部分修理から部分塗装したあとはクリアーコートの部分塗装ではなくホイール丸塗りクリアー塗装が必須です。
ホイールは車のようにボディーカラーNOが有りません。と言うより公表されていません。そのためホイールカラーの調色は修理前に塗装メーカーへホイールを提出して現品に合わして調色してもらいます。
調色は数十種類の色を数パーセント刻みで配合して造りますので私らホイール修理屋で出来る調色作業では有りません。そのため溶剤ウレタンカラーの調色は1本でも4本でも指定カラーが有れば塗料メーカーへ全て依頼しています。
餅は餅屋です。
最終仕上げとなる見た目の塗装や磨きの仕上がりも大切ですが、基本となる見えない修理がキチント出来きてこそ本来の修理塗装です。削り込んでパテ埋めての塗装や磨きは修理屋の仕事では有りません。
それは「ユーザーDIY修理のレベル」です。
単品修理は片道当社負担、4本リフレッシュ・リメークは往復送料無料キャンペーン中です。
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