仕上げ実績・ブログ
2012.03.15
SSRメッシュのパウダーコートによるリフレッシュ
根強い人気のSSRフォーミラーリバースメッシュのリム部ガリ傷、チャンジャー爪傷修理から「リム部(パウダークリアー)・ディスク部(パウダーゴールド)・ピアスボルト(パウダーグロスブッラク」それぞれ個別に違うカラーで全てパウダーコートによるリフレッシュです。
SSRフォーミラーリバースメッシュ16インチパウダーコートによるリフレッシュ塗装!
北海道のお客様・・リムガリ傷は大した修理ではないですが、チャンジャー内締めによる爪傷修理は面倒な修理です。
こちらは他の修理品WORKシュヴァートですがこれも信じられない組み換え作業によるチャンジャー内締め爪傷です。WORKシュヴァートはダミーボルト付きの2Psハメ殺しのため分解できませんのでSSRのようにリム丸ごと研磨はできません。
リム厚が薄いため低温でゆっくり肉盛りしないと周りが余熱で凹んでしまいます。
チャンジャー傷の肉盛り4箇所のカット作業はハンド研磨で平滑にするため経験がモノを言います。
他のディスクを組んでディスクの台座から丸ごとリムポリッシュ研磨完成です。
十数年使いこんだホイールはそれなりに腐食が進行しています。磨き込めば素材の腐食や黒斑点が微小に現われて見えてきます。その腐食や黒斑点がパウダーコートでどんな反応が出るがは焼いて見ないと解りませんがパウダーコートクリアーでトライしてみました。
ディスク部も今回パウダーゴールドのため剥離ブラスト研磨から始まります。
ピアスボルトもパウダーグロスブッラクに塗りますので剥離ブラスト研磨します。
パウダー噴射自体は簡単な事ですが下処理に時間を要します。
不良品も考慮して在庫からも足して多めに準備します。
サビサビのボルトでもパウダーでこんなに綺麗になります。パウダーは肌が硬いため工具で締め付けても塗装割れを起こさずびくともしません。
リム部(パウダークリアー)/ディスク部(パウダーゴールド)/ピアスボルト(パウダーグロスブラック)各パウダー完成後合体して終了です。
ディスク部(パウダーゴールド)とピアスボルト(パウダーグロスブラック)はカラーで被しますので素材が少々痛んでいても下処理さえしっかりすれば大概のモノは綺麗に塗装出来ます。
パウダークリアーは溶剤の3~4倍位の塗膜厚のためモッチリ感が出ます。
しかし写真では見ずらいですが微小の腐食や黒斑点が有ったため高温焼付け(180℃以上)のパウダークリアーではそれら異物が沸いてくる可能性があります。
ポリッシュは素地表現のため腐食や黒斑点をカラー塗装のようにパテで対処する事が出来ませんので腐食や黒斑点の有るポリッシュへのパウダークリアーは異物出現の可能性が出てきます。
この現象をご依頼者へ報告してパウダーを剥いで低温焼付けの溶剤クリアーで対処しますと申しでましたが、ご依頼者がそのままで良いとの事で今回はこのまま納品させて頂きました。
結論として・・ポリッシュ面へのパウダーコートクリアーは腐食や黒斑点が有るモノや古い鋳造(CAST)ホイールは高温焼付けにより異物湧きの現象が避けられないため不向きとなります。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
単品修理は片道当社負担となります。
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