仕上げ実績・ブログ
2012.08.29
OZフッツーラ18インチ/クラック修理からのリフレッシュ
相変わらず入庫の多いOZフッツーラの修理からのリフレッシュですが、年代物で人気商品のため色んなオーナーと修理屋を渡り歩いているため今回のような結果になってしまう粗悪修理の典型的な例のリフレッシュ紹介です。
このブログを良く読んでホイール修理屋の選択と中古購入の参考にしてください。
お値段重視で安ければ良いモノでは有りません。
OZフッツーラ18インチ/クラック手直し修理からのリフレッシュ
大分県のお客様・・クラック修理の手直しの御依頼ついでにリフレッシュも兼ねた作業となり写真では何て事の無いフッツーラの様ですが4本見事に削り込み修理して有り薄っぺらいリムになってしまっています。
溶接団子跡へまたクラックが入っています。
強度確保の理由らしく溶接団子を残した修理を良く見かけますが、これは何の根拠も無いただの手抜き修理です。こんな修理なら10分前後で終わります。溶接しただけで1.5万円ってこんなに美味しい仕事は有りませんよね。
コの時型に溶接団子痕を削除して開先を大きく取り新に溶接します。
やや粘度の有る溶接棒で表裏包み込みように低温で溶接します。
表、裏研摩形成して一旦タイヤを組んでエアー漏れチェックをして問題なければ
インナーリムのブッラク塗装への前処理に入ります。
削り込んで有るリムはこれ以上薄くならないように下処理のリム研摩は手作業で行い最終の磨き込みをBBFバフポリッシュ機で仕上げます。
センターディスクとディスクプレートは塗装仕上げですので剥離からブラストしてハンド研摩の前処理をします。
溶剤シルバーメタ仕上げですので溶剤の前処理をします。
フッツーラはリフレッシュしたカーボンリングも含めると20パーツとなりそれに加えピアスボルトも160本有りそれら全てリフレッシュしますので手間のかかる作業です。
リムは薄いままでは有りますが合体完成です。
見た目はバッチリですが強度的に難有りです。
インナーリムクラック手直しは強度的には不安が有りますが見た目ほぼ完璧です。
3本はシミ、腐食が有りませんでしたので元通りとなりました。
1本オンクリアー特有の腐食虫食いが酷かったため痕跡がやや残ります。
オンクリアーポリッシュの虫食い現象については こちら
写真左は現在お預かりしているフッツーラのオリジナルのリム肉厚で写真右が今回の削り込みリムです。比べて見れば半分以下になっているのが解ります。
これを参考に中古購入の際は十分注意してください。
※旧式の1枚型リムは元々リムの厚みが均一でなくまちまちでも有ります。
輸送事故発生
↓
商品発送後に運送屋さんがホイールを落とされたらしくリムが曲ったとの連絡が有り、ただでさえ薄いリムですのでちょっとした衝撃でもこんな風にベロット曲ってしまいます。
こうした輸送事故や紛失障害のために当社では発送時保険を掛けて有りますので即日修理して返送いたしました。
基本土台となる確実な修理が出来てこそリフレッシュ・リメークへと繋がります。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り今年も送料往復無料キャンペーンを継続中です。
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