仕上げ実績・ブログ - 2013年04月
2013.04.29
BBS-LM&RSV/2Psフルレストアリフレッシュ
BBSの「LM・LM-R・RSV・RS-GT・Super-RS」など鍛造2Psはリムとセンターディスクのデザインが違うだけで構造は同じですので修理からリフレッシュの作業の流れ工程は皆同じです。
偶然ですが、同日入庫で同じ県の同じ作業内容依頼「ハイパーブラック(DBK)+パウダーシルバー+BBFバフポリッシュオンクリアー」でしたので作業の案内を2台まとめて紹介します。
※注):BBSの同じ2Psでもモデルが違えば皆互換性は有りませんのでモデルの違うモノのリムやディスク交換など出来ません。リム/ディスク交換は同モデルで同サイズのモノに限ります。
BBS-LM&RSV/2Psフルレストアリフレッシュ
広島県のお客様・・元はゴールドメタで黒ボルトの初期型LMですが程度は良好です。
広島県のお客様・・・元はハイパーシルバーでこちらも程度良好なRSVです。
両者2Ps本体はパウダーシルバーを塗りますので剥離リム研磨をします。
センターディスクも剥離からブラスト研磨してアクション研磨で肌だしをします。
パウダーコート前の120℃空炊き
アウトリム以外の2Ps本体パウダーシルバーの噴射!
パウダーシルバー冷却完成!
まずはリム研磨機にてアウトリムの磨きに入ります。
BBFバフポリッシュの荒から仕上げ研磨!
リムフランジのシルバーを残してアウトリムオンクリアーして2Psリム本体はここですべて完了!
センターディスクのベースとなるグロスブラックからハイパーブラック添付!
トップコートをしてセンターディスクへのハイパーブラック(DBK)完成!
ハイパーブラック(DBK)の濃淡はお客様のリクエストに合してありますの黒の濃淡はそれぞれ若干違います。
既存の黒ボルトも丁寧に1本ずつ磨いてLM「DBK-P」の完成です。
RS-V「DBK-P」の完成です。
インナーリムや側面リムはパウダーシルバーフィニッシュです。
ピアスボルト交換とアウトリム加工の違いについて
↓
黒ボルトからクロームボルトに変えるだけでイメージが変わります。
※ピアスボルトなど好みの問題ですのでご希望に沿ってお受けします。
LMやRSの純正再クローム済みのピアスボルトは常時5台以上ストックしていますのでリフレッシュ・リメークの際はお気軽にお問い合わせください。
※ピアスボルトのみの販売は行ってません。
ワンオフカスタム仕上げの場合はリムフランジからのアウトリム丸ごとBBFバフポリッシュ仕上げも有りです。
※肉盛りを要すガリ傷修理など誤魔化しが効かないのがポリッシュ仕上げです。
新品オリジナルに沿った仕上げの場合はリムフランジの塗装部をワンポイント残してアウトリムはダイヤモンドカットになります。
※リムフランジ塗装仕上げはパテ埋めの誤魔化しが効きますのでパテ埋めされた修復歴有りのモノが多いタイプでも有ります。
今回の2台分はアウトリムはBBFバフポリッシュのオンクリアー仕上げです。
ポリッシュリムのオンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
アウトリムポリッシュ方は(BBFバフポリッシュ・バレル研摩・ダイヤモンドカット)などご予算お好みに応じて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
WGのお知らせ
カレンダー通りのお休みになります。
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2013.04.24
WORKエクイップ3Psパウダーコート&光輝アルマイト加工
今も人気のある旧式の3PsタイプのWORKエクイップのパーツ別リフレッシュです。
古き良き時代の旧式のエクイップは完全分解できる3Psですのでオリジナルに沿った加工でも違う加工でもなんでも可能です。
エクイップ3Psタイプの復刻盤もデビューしましたが、同じ構造でピアスボルトにナット絞めにも関わらず残念ながらご丁寧に溶接でくっ付けてありますので今回のような加工はすべて不可!・・復刻版は修理が出来ないようにこのメーカーお得意の溶接ハメ殺しになってしまっています。・・・修理できない使い捨てのモノを造るのはどうなのでしょうか?
WORKエクイップ3Psパウダーコート&光輝アルマイトによるパーツ別リフレッシュ
神奈川県のお客様・・・ディスクとキャップは再塗装して有りますがアウトリムのアルマイトは大きな傷も無く手付かずのため再アルマイトも可能です。
全パーツ個別に塗装剥離からブラスト研磨します。
※復刻版のエクイップは当然こんな事は出来ません。
パーツ別にパウダーシルバーを噴射します。
※インナーリムはパウダーフィニッシュですがそれ以外はパウダーシルバーはあくまでもベース利用です。
センターディスクのパウダーシルバーの肌のままではやや暗い感じで艶がありません。センターディスクはホイールの顔ですので溶剤シルバーでお化粧塗装に入ります。
パウダー肌をサイディングして下地を整えプライマーをかけてお化粧の溶剤シルバー塗装の準備をします。
パウダーコートは高温焼き付けのため腐食の有るキャップはブツや湧きが確実に出てきます。
エンブレムバッチは磨き仕上げの予定でしたがあまり光ってくれませんでしたので
急遽渋めのブラッシュドに変更!
アウトリムの光輝アルマイト加工は外注依頼から帰ってきました。
※復刻版のエクイップはリム単体になりませんので当然再アルマイトも出来ません。
全パーツの完成です。
クロームのピアスボルトも錆び腐食が有りませんでしたので1本づつ磨いて組み付け完成です。
インナーリムや側面リムはパウダーシルバーフィニッシュです。
メタが強いほどギラツキますのでシルバーメタはメタの弱い明るめのシルバーです。
元肌がアルマイトの場合は磨きより同質のアルマイトの方がベターです。
・・・アルマイト加工の条件と不可なモノ、留意点について・・・
1・・2/3Psの分解可能なリム単体になる事が最必須条件です。
2・・2Psハメ殺しのリムのほとんどはアルマイト加工されたモノですが溶接結合でリム単体に出来ないためアルマイト加工は全て不可です。
3・・溶接を伴う修理のモノは不可では有りませんが溶接痕が現れます。
4・・鋳造リムは白濁しますのでアルマイトは不可
5・・鍛造リムは鋳造リムほど白濁しませんが合金プレスリムより白濁りが出ます。
6・・腐食の有るモノはアルマイトしても腐食痕は残った状態で現れます。
肉盛り溶接からのアルマイト加工
↓
※重要アルマイト加工前の下処理となるBBFバフポリッシュの時点では肉盛り痕は完全に消えてなじみますがアルマイトの化学反応で写真のように溶接痕が現れます。
※肉盛研磨形成を要す修理で溶接痕を気にされない方はアルマイトもお受けしますが、溶接痕が気になる方はBBFバフポリッシュ仕上げになります。
パウダーコートにも条件があります。
①・古い年代モノや腐食の激しモノのパウダーフィニッシュは不可。
②・中国産の鋳造品は新品でもパウダーフィニッシュは不可。
③・黒・白(グロス・マット)その他ソリッド系のパウダーは溶剤とほぼ変わりませんが金・銀・ガンメタなどメタリック系は見た目ビジュアルが劣りますので2コートまたは溶剤クリアーで肌を整える必要が有ります。
4本セット塗り替え、磨きリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ電話番号明記の上お願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
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2013.04.20
AVS-VS5と日産純正ホイールのスーパーポリッシュバレル2次元研磨
AVS-VS5も日産純正も純国産鋳造品(エンケイ製)ですので製法、素材が良いためCASTホイールでもバレル研磨にてテカテカの光沢ポリッシュホイールになります。
AVS-VS5はデザイン天面の2次元研磨にして日産純正の方は鋳造品独特の砂肌の鈍い半光沢を広領域に生かしてワンポイントの天面ポリッシュ表現です。
同じ2次元でもデザインや構造によりポリッシュ領域が違うと表現も変わってきます。
AVS-VS5と日産純正鋳造(CAST)ホイールのスーパーポリッシュバレル2次元研磨
その1・・AVS-VS-5バレル2次元研磨
山梨県のお客様・・・2本やや曲がっていますが全体的に程度の良いブロンズカラーのAVS-5です。
剥離からブラスト研磨
曲り、ガリ傷修理から始まります。ポリッシュはパテ埋めや削り込みなど誤魔化しが効きませんのできちんとした修理が出来ないとバレル仕上げなど出来ません。
リム修理後、ハンド研磨にて天面を荒研磨してバレルの前処理に入ります。
バレル研磨機で荒メディア挿入層で1時間くらいバレル荒研磨します。
ハンド研磨~ハンドバフ~バレル研磨を数回繰り返しバレル2次元研磨の完成です。
本体丸ごとバレル層での研磨ですのでインナーリムや側面リムもついでに綺麗になります。
ハンドバフだけでは絶対に表現できないバレルならではの肌質光沢感です。
2次元研磨の場合はスポーク縦壁はユズ肌の鈍い光沢になります。
その2・・日産純正バレル2次元研磨
千葉県のお客様・・曲りもガリ傷の無い程度の良いハイパーシルバー(DSK)の日産純正ホイールです。
塗装剥離とブラスト研磨
リム端とスポーク天面のみを荒研磨します。
バレル荒研磨にかけると砂肌部も淡い光沢が出て来ます。
天面部をハンドバフからバレル仕上げ研磨して完成です。
こちらもインナーリムや側面リムはついでに綺麗になります。
リム端からスポーク天面部の光沢面からスポーク縦壁の境目にかけてグラデーションがかかったようににジュワーっとだんだん肌が荒くなり鈍い光沢のバレルならではの表現です。これがただの天面バフだったら砂肌面はブラスト研磨肌のグレー肌になってしまいます。
修理屋として一番肝心な最初の工程の「曲り、ガリ傷修理」と最後の「クリアー塗装」は私が行っています。その後の荒から磨き仕上げは専属のスタッフが朝から晩まで心込めてひたすら磨いています。 修理ができる人間が育ってくれれば私もだいぶ時間が取れて楽をするのですが修理部門だけは今のところ社員には任せられません。
カラー塗装仕上げと違いポリッシュ仕上げは素材の良し悪しに大きく左右されますが、それより一番肝心な修理が出来ないとバレル研磨機も何の用を足しません。
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2013.04.16
BBS-RS-GTリム曲り修理からの色替えリフレッシュ・リメーク
BBS-RS-GT18インチのリム曲り修理のついでにディスクをゴールドに色替えてして気分一新です。
2Psのリム曲り修理は全てディスクを外してリム全体のBBFバフポリッシュやダイヤモンドカットしますのでアウトリムだけ綺麗になってもディスクが傷んでいれば半端な仕上がりになります。
2Psは全て解しての作業ですので分解ついでに傷んだディスクの場合はディスクも再塗装した方がベターです。
BBS-RS-GTリム曲り修理からのゴールド色替えリフレッシュ・リメーク
神奈川県のお客様・・・最初の依頼は2本リム曲り修理でしたが4本共みな汚れやパットカス付着が酷いため他の2本追加で結局4本リフレッシュ・リメークへと変更になったDSK-Pです。
パットカスは塗装に染み込んでいるため洗っても取れません。パットカスを強くこすると塗装まで剥げてしましますのでリム曲り修理ついでに4本綺麗にします。
ペコッと2本アウトリムが曲がっています。まずは曲り修理からです。
リム曲り修理完成後は2Psリム本体の塗装剥離からリム全体研磨をします。アルミ無垢に戻しておけば後はどんな加工でも出来ます。
インナーリムや側面リムの塗装を先に済ましてアウトリムをBBFバフポリッシュにて磨き込みしてば2Ps本体はここで完成です。
センターディスクも塗装剥離からブラスト研磨して溶剤仕上げの下処理のプライマーやサフで肌を整えてメインのゴールド塗装をします。
塗装は前処理次第で仕上がりが決まりますので、下処理が命です。
BBS-RG-Rのゴールドを塗ってセンターディスクの塗り替え完成。
ピアスボルトやエアーバルブも1本づつ丁寧に磨いて合体完成です。
リムやディスクが綺麗になればピアスボルトやエアーバルブも綺麗にしないと半端な完成度になりますからネ!
普段は2Ps本体のインナーリムや側面リムはパウダーシルバーを塗りますが今回はお客様の予算の関係上溶剤のシルバー仕上げです。
アウトリム仕上げはBBFバフポリッシュ(ノークリアー)仕上げです。
単品修理の場合はお手持ちのホイールのオリジナルの肌に合す必要が有りますが4本リフレッシュの場合はオリジナルの肌に拘る必要が有りませんので「BBFバフポリッシュ・バレル研磨・ダイヤモンドカット」などご予算ご希望に応じてお受けします。 どれが良い、悪いでは有りません。あくまでも好みの問題です。
アウターリムポリッシュ研磨の種類お値段についてはこちら
「ハーフオーバーホール」や「フルオーバーホール」など4本依頼は送料往復無料キャンペーン中です。
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2013.04.14
二輪バイクホイールのアルミとマグのパウダーコート
同じデザインのバイクのホイールですが「白い方がマグ」で「黒い方がアルミ」です。
同時期に入庫しましたので同時進行で両方共にパウダーコートをしますが、アルミの方と違いマグは修理が難しい事と剥離方や特別な前処理さらに最終フィニッシュ方が違いますのでマグはアルミの倍近い料金になります。
乗用車のマグホイールも同じ条件です。
二輪バイクのアルミホイールとマグホイールのパウダーコート
その1・・バイクアルミホイールのパウダーグロスブラック/フィニッシュ仕上げ
島根県のお客様・・・裏表傷だらけのバイクアルミホイールです。
組み換え傷も今回は綺麗に直します。
小さな曲りは有りましたがそれを直してバイク専用の研磨機でリム研磨してパウダー前の120℃空炊きをします。
静電チェックしてパウダーグロスブラックの噴射!
パウダーグロスブラックの完成です。
虫食いや腐食の無いアルミホイールの場合はパウダーグロスブラック肌のフィニッシュが可能です。パウダーフィニッシュは素材の良し悪しで「可・不可」が決まります。
※パウダーフィニッシュは耐久性が有り頑丈肌となりますが溶剤仕上げに比べればレベリング、ビジュアルは溶剤よりやや劣ります。
その2・・バイクマグホイールのパウダーホワイトベースからの溶剤カラー仕上げ
東京都のお客様・・曲り、削れ、クラック有りのマグホイールです。
削れは問題無しとしてマグのクラック修理はメーカーやモデル、年式などでマグ合金の造りが全て違いますので同じ割れ方でも治るモノと治らないモノが有ります。
微小な割れでもマグホイールの割れ修理はすべて治るとは限りません。
マグの塗装を剥離してから溶接準備として大きき開先を取って治るか治らないか、一応トライしてみます。
表裏包み込むようにマグ溶接します。溶接の時点で気泡や空気湧きが出ると修理不可となって返品となりますが今回の素材は治りそうです。
溶接痕を表裏綺麗に研磨してマグの大きなの壁となる割れ修理が出来ました。
これからは塗装に入ります。
※素材自体からの巣穴、気泡、湧きが出るようでしたら修理不可です。
リム研磨とディスク研磨の下処理はアルミと同じ工程ですがこれからパウダーコートの前処理にはアルミにはないマグ専用の下処理が有ります。
マグ専用の下処理をしてベースとなるパウダーホワイトを噴射!
マグの場合はパウダーコートはあくまでもベース利用ですのでこれからさらに溶剤カラーのためのサイディング下処理をします。
※写真ではそこそこに綺麗に見えますが実際のマグのパウダーフィニッシュ肌の仕上がり感や見た目はあまり良く有りません。
高温焼き付けのパウダーではマグの素材の特性上パウダー肌の仕上がり時では若干のチジミ、湧き、ブツなどがどうしても出てしまうためパテやサフで修正して平滑にして低温焼き付けの溶剤カラーでお化粧塗装となります。
パウダーコート肌の上に溶剤ホワイトカラーを重ね塗りして完成です。
当然トップコートも溶剤クリアーのトップコートとなります。
当店の溶剤クリアーは二液型2:1の高級硬質肌のクリアーを使っていますので肉持ち感有るトップコートです。
※「主剤2に対して硬化剤1」の二液型は硬化剤の比率が多いほど塗料代も高価になりますが硬化剤が多ければ塗装肌は固くなります。
ちなみに新品量産は硬化剤のない一液型のクリアーが主流です。
アルミとマグの修理と再塗装について
アルミの曲りやクラックなどよっぽど酷くない限りほとんど治せますが、マグの場合小さな曲りや小さなクラックでも治らい場合が少なく有りません。
また再塗装にしてもアルミは剥離から溶剤塗装も可能ですがマグ合金の特性上、酸化腐食が早いため塗装の密着性が極端に劣り素材自体からの反応を起こすためいきなり溶剤塗装など出来ませんのでベース下地としてパウダーコートは必須条件です。
マグはアルミより多くの特殊な下処理を要します。
まずは、剥離からですが、マグネシウムは剥離剤やブラストで安易に剥離すると素材を痛めますのでマグ専門の剥離工場への外注依頼となります。
マグの塗装剥離後にマグ専用の下処理の皮膜形成処理やプロテクターを付着させより耐久性の向上を図っています。
ベースとなるパウダーコートを静電付着して最後に溶剤ウレタンカラーでお化粧の塗装となります。
アルミの再塗装と違いマグの再塗装は以下の工程が必須です。
1・マグ塗装全面剥離 外注依頼(アルミは自社剥離)
2・化成処理 (アルミは必要無し)
3・マグ専用プライマー (アルミは必要無し)
4・パウダーコート (アルミはパウダーフィニッシュ可)
※アルミはパウダーフィニッシュ可能ですがマグはあくまでもベースとしての利用です。
※注)それなりのマグ専用の下処理をしたからと言って完全とは言い切れません。それは新品卸のマグ塗装でもチジミや剥げなど起きてますので塗装劣化はマグの特性宿命です。
バイクホイールの磨き、再塗装リフレッシュ・リメークも送料往復無料キャンペーン中です。
※「曲り、割れの大きいモノ」・「歪の有るモノ」・「修復歴の有るモノ」・「ワイヤーホイール」などは修理リフレッシュが出来ない場合が多くあります。
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2013.04.11
Super-RS18インチのリム本体塗装無しハーフリフレッシュ・リメーク
一昔前の代表的なOZや旧RSなど古き良き時代の3Psホイールはほとんどなくなり今はイン、アウトのリム一体型2Psが主流になっています。
BBSを例にとればLM・Super-RS・RSV・RS-GTなどすべて2Psとなります。
2Psは3Psのようにインやアウトを好みのサイズに替えるなどの芸は出来ません。
今回はSuper-RSを例にして2Psのリム本体加工の有り、無しの「フルオーバーホール」と「ハーフオーバーホール」のご案内をいたします。
Super-RS18インチのリム本体塗装無しハーフリフレッシュ
その1・・インリム塗装無し/シルバーメタ再塗装とクラック修理・アウトリムBBFバフポリッシュ
岩手県のお客様・・・程度はまあまあですがインリムが割れています。
曲りチェックしてアウトリム曲り修理から
肉盛り溶接を要すガリ傷です。
お客様も気づいていないインリム割れ発見!
開先をやや大きく取り溶接修理をします。
適温で溶接が万遍なく溶け込むように包み込む感じで表、裏溶接します。
表、裏の溶接痕を研磨形成します・・・これが本来のクラック修理です。
修理箇所周辺にシルバーを塗ってインリムクラックは完了です。
毎回くどいようですが、こんなインリム修理が多いようです。強度確保との理由らしいですが、塗溶接団子を残しても再クラックは現に入ります。強度確保には何ら意味を持ちませんしインリムとは言え見た目が何とも不格好です。
センターディスクの再塗装のために剥離からブラスト研磨します。
センターディスク(シルバーメタ)・アウトリム(BBFバフポリッシュ)・6角キャップ(バレル研磨)・ピアスボルト(洗浄研磨)して合体完成です。
インリムは再塗装無しですが薬品で出来るだけ綺麗に洗浄はします。ただしウェイトカスは削除できませんのでカスは残った状態となります。
その2・・インリム剥離研磨のみ塗装無し/ハイパーブラック(DBK)再塗装とアウトリムBBFバフポリッシュ
山梨県のお客様・・・ガリ傷が有る位で比較的程度良好です。
※アウトリムがポリッシュタイプはガリ傷の有無よりポリッシュの腐食程度で仕上がりが左右されます。
ガリ傷肉盛り研摩形成をします。
センターディスク(ハイパーブラック)・アウトリム(BBFバフポリッシュ)・6角キャップ(バレル研磨)・ピアスボルト(洗浄研磨)して合体完成です。
インリムはブレーキパットカスと腐食が酷かったため剥離からリム研磨までして再塗装は無しで無垢の状態です。
その3・・2Ps本体再塗装の「有り・無し」のフルオーバーホール」と「ハーフオーバーホール」
フルオーバーホールの場合は2Ps本体の剥離、リム研磨から始まります。
2Ps本体をパウダーコートします。
※ご予算に応じて剥離無しの溶剤塗装も可能です。
2Ps本体塗装(パウダーコート)を先に済ましてアウトリムのポリッシュ(BBFバフポリッシュやダイヤモンドカット)をします。
※リムフランジは先に塗ったパウダーホワイトを1ポイント残す方法とリムフランジまで研磨する方法と有ります。※好みの問題ですのでどちらも料金は変わりません。
2Ps本体丸ごと再塗装からのディスク面パールホワイトのフルオーバーホールです。
「フルオーバーホール」とは
インからアウト、側面などホイール丸ごとのリフレッシュ加工です。
1Psは本体丸ごと塗装剥離+ブラスト研磨してアルミ無垢の状態から再塗装やリムポリッシュ(BBFバフポリッシュ&ダイヤモンドカット) となります。
2Psは「リム本体+ディスク」で3Psは「アウトリム・インリム・ディスク」のパーツ個別に
再塗装やリム磨きポリッシュ(BBFバフポリッシュ&ダイヤモンドカット)となります。
年代モノ古いホイールや塗装、損傷の酷いモノは「フルオーバーホール」をお勧めします。
「ハーフオーバーホール」とは
デザイン天面部のみのリフレッシュ加工です。
デザイン天面部のみの塗装からリム磨きポリッシュ(BBFバフポリッシュ&ダイヤモンドカット)となります。
1Psは剥離無しのデザイン天面のみの加工となり ます。
2Ps・3Psは分解しての剥離無しの塗装からの磨きポリッシュ加工となります。
※インリムや側面リムは洗浄のみとなります。
新品または新品同様のホイールは塗装ベースがしっかりしていますので改めて塗装剥離をする必要は有りませんので「ハーフオーバーホール」でも問題無く十分な仕上がりとなります。
「ハーフオーバーホール」や「フルオーバーホール」など4本同時依頼の場合はすべて送料往復無料です。
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2013.04.07
BBS-DTMとOZ-ULTRALEGGERAパウダーコートからの溶剤カラー塗装
BBS-DTMとOZ-ULTRALEGGERA両者18インチ鍛造ホイールのパウダーコートベースからの溶剤カラー塗装仕上げです。
溶剤カラーでの再塗装は安価な方法として直の上塗り塗装も出来ますが、剥離から始まり近似のパウダーコートを塗って素材をしっかりガードしてその上に溶剤カラーでお化粧する手の込んだ拘り塗装方も有ります。
塗装剥離してアルミ無垢からの再塗装は「溶剤サフベース」でも「パウダーコートベース」でも最終の仕上げは溶剤カラーですのでベースの種類には関係無く見た目、仕上リ感は全く変わりません。
ブランドメーカーの量産新品ホイールはパウダーコートからの溶剤カラー仕上げが今や主流となっています。
1Ps鍛造18インチ「BBS-DTM」&「OZ-ULTRALEGGERA」のパウダーコートからの溶剤カラー仕上げ
愛知県のお客様・・・過去に他所で削り込みからの再塗装して有りるBBSです。1本リムグランジ端が削り込みで丸くなっています。他のガリ傷は修理出来ますが丸くなったフランジは出来る範囲の手直しとなってしまいます。
岡山県のお客様・・・・多少の傷は有っても修復歴無しのオリジナルのまま程度良好なOZです。
BBS側のガリ傷肉盛り修理!こんな簡単な修理さえもせず傷が無くなるまでひたすら削って面を出すのが削り込み修理と言います。 1本それが有りますがそれはできる範囲の手直しとなります。 ※修復歴有りの手直しは限界が有ります。
こちらOZは軽い傷直しからの剥離状態です。
BBSの方はリム修理してから全面研磨までします。
OZの方もパウダーシルバーの下準備として丸ごと研磨します。
BBS・OZベースとなるパウダーシルバーの噴射!
BBS・OZ共に高品質の鍛造品ですので高温焼き付け(200℃)による気泡、湧きも無くこれでOKなのですが、これからさらにサイディングして溶剤カラーに入ります。
足付けのためにパウダーシルバーの肌をサイディングして密着剤を塗って希望カラーの溶剤でお化粧塗装をします。
※パウダーは調色ができませんのでパウダーフィニッシュの場合は既存のパウダーカラーのままの肌表現となります。
BBS-DEMパウダーシルバーの上に溶剤シルバーをのせて完成!
OZ-ウルトラレッジーラパウダーシルバーの上に溶剤シルバーをのせて完成!
先塗りのウダーコート肌へ後塗りの溶剤カラーが被らない様にひと手間かけてインナーリムから側面リムをマスキングする拘りの理由・・・
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点からインナーリムから側面リムへのパウダーコート肌残しがより効果的です。
削り込みの一部丸みを帯びたリムフランジは完全に直せませんでしたが全体的に綺麗になりました。※修理技術も無くただ削り落としだけの修復歴のモノを原型修復、元通りにするのは無理な事です。
削り込み修理についてこちら
OZは当方で多少の傷直しをしてますが、削り込みなどしてませんので原型を保った再塗装です。元はOZロゴマークの入ったセンターキャップをホンダHマークに変えて「OZ製ホンダ純正ぽく」にとのオーナーのリクエストでさりげない演出です。
よくあるこんな修復歴のモノは現状のままでのリフレッシュとなります。
↓
1~2本たまに紛れ込んでいる、「いい加減な曲り、割れ修理・インリムクラックの溶接団子残し・削り込み修理」など手の施しようのない修復歴有りのモノは現状のままでのリフレッシュ・リメークとなります。
基本的に他所様の修理手直しはいたしません。・・・と言うより直らないいモノは直せません。!
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2013.04.04
フェラーリ純正バレル3次元研磨の修理
元々バレル3次元フルポリッシュして有る、フェラーリ純正1Ps鋳造ホイールの飛び石傷やシミ、ガリ傷修理からの再フルポリッシュ仕上げです。
私には一生縁の無いスーパーカーだけにホイールもかなりスーパーカー料金ですが元々磨き込みのバレルからのバレル修理ですので修理代は安く上がります。
ホイールのお値段が安かろうと高かろうと修理する手間と料金には関係しませんが、反って安物ほど素材、造りが悪いですのでやる側は苦労します。
フェラーリ純正20インチ1Ps鋳造ホイールのバレル3次元研磨の修理
福岡県のお客様・・・リムガリ傷と飛び石による傷修理です。白い点々は飛び石でクリアーに傷が入りそこから水侵入によるポリッシュオンクリアー特有のシミ現象です。
飛び石の打傷をチェックしてそれをすべて研磨にて削除します。
傷修理してバレル荒研磨から仕上げ研磨したら元通り・・むしろ元より光沢がでました。
溶剤硬質オンクリアーして完成です。
バレル研磨は本体丸磨きですのでインナーリムや側面リムもついでに綺麗になります。もちろんオンクリアーも本体丸塗りです。
小さな飛び石傷も見逃さずすべて削除して有ります。
高額ホイールですが海外の鋳造ホイールのフルポリッシュホイールには針で刺した程度の胡麻が降ったような微小なピンホイールが新品時より元々出て来ています。
こちらはAVSの2次元バレル研磨です。国産(特にエンケイ製)の鋳造ホイールは巣穴ピンホールなどほとんど出ません。鍛造ホイールはもちろんの事、鋳造ホイール(特にエンケイ製)など国産品は素材、造りが違いますので仕上がり光沢感が全然違ってきます。
カラー塗装仕上げと違いバレルポリッシュ仕上げは生産国や素材、造りで光沢感や肌の仕上がりが左右されます。
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