仕上げ実績・ブログ
2013.08.06
BBS-RS15インチバレル研磨とアルマイト加工
当店自慢のスーパーポリッシュバレル研磨とアルマイト加工!
RSへのアウトリムは通常バフポリッシュ(オンクリアーOrノークリアー)が主ですが、今回は珍しいアルマイト加工です。
アルマイトも一種のメッキに属しますが、クロームや他の金属を素材に付けて蒸着させるスパッタリングメッキやクロームメッキと違い酸化被膜のためスパッタやクロームのように剥げる事は有りませんので収縮性の有る1枚型の合金プレスリムに多く利用されるメッキ方です。
BBS-RS15インチ/バレル研磨とアルマイト加工
福島県のお客様・・・2.0Jの社外リップ(合金プレスリム※鍛造では有りません。)を組んで色変えされたカスタムRSです。
リム腐食が進行していましたのでアルマイトには多少の影響が出ます。
実際は写真では納まりきれないほど表裏至るところがぼこぼこ曲がっていましたのでまずは曲り修理から始まります。
※今回アルマイト加工が前提のため肉盛しないように修理するのが重要ポイントです。
曲り、ガリ傷修理を直してから大まかにバフ掛けて後はアルマイト工場へ外注依頼です。
アウトリム丸ごとアルマイト処理のため側面も丁寧に研磨します。
※バフを掛けない側面は光沢の無い白アルマイトになります。
インリムは当店定番のパウダーグロスブラックを塗りますのでパウダー前の剥離からリム研磨!
パウダーグロスブラックの噴射!
キャップは傷、エグレのまま研磨されていましたがこれも溶接にて修理してからバレル研磨します。
センターディスクの剥離からハンド研磨!
いきなりですがバレル2次元研磨の完成!
メッシュプレートも個別にバレル研磨します。
傷、エグレを直したキャップの仕上げ研磨からバレル研磨をします。
インナーリムや側面リムも見た目が悪い仕上げでしたのでこれも綺麗にします。
インナーリムや側面リムは普段見えない箇所ですが見えない箇所でも綺麗な方が気持ちがいいです。
アルマイトされたアウトリムを組んで6角キャップはゴールドポリッシュにして合体完成です。
BBFバフ鏡面ポリッシュとは違ったアルマイト独特の表現です。
アルマイトはバフ仕上げに比べて雨風に強いですが、市販されているアルミクリーナーなど使うと一発で白シミが入りますので要注意です。
今回の社外リムはアルマイトに適した合金プレスリムでは有りますが、アルマイトを前提にした造りでは有りませんので元がアルマイトからの再アルマイトに比べると光沢感がやや劣ってしまうため光輝アルマイトまでにはなり切れません。
・・・アルマイト加工の条件と不可なモノ、留意点について・・・
1・・2/3Psの分解可能なリム単体になる事が最必須条件です。
2・・2Psハメ殺しのリムのほとんどはアルマイト加工されたモノですが溶接結合でリム単体に出来ないためアルマイト加工は全て不可です。
3・・溶接を伴う修理のモノは不可では有りませんが溶接痕が現れます。
4・・鋳造リムは白濁しますのでアルマイトは不可
5・・鍛造リムは鋳造リムほど白濁しませんが合金プレスリムより白濁りが出ます。
6・・腐食の有るモノはアルマイト肌に腐食痕が残った状態で現れます。
肉盛り溶接からのアルマイト加工
↓
※重要アルマイト加工前の前処理となるBBFバフポリッシュの時点では肉盛り痕はなじんで消えてしまいますがアルマイトの化学反応で写真のように溶接痕がうっすらと現れて来ます。
※肉盛研磨形成を要す修理で溶接痕を気にされない方はアルマイトもお受けしますが、溶接痕が気になる方はBBFバフポリッシュ仕上げになります。
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