仕上げ実績・ブログ
2013.10.12
アルファロメオ純正鉄ホイールのリフレッシュ
50年前の古いレアモノの鉄チンホイールのリフレッシュ・リメークです。
鉄チンホイールでもきちんと修理してから当時なかった現代のパウダーコートをベースとした溶剤ウレタンカラー仕上げです。
通常パウダーコートをベースとする場合は溶剤仕上げに近似を塗りますが今後のメンテのやり易さと鉄への密着性と仕上げの溶剤の発色性の考慮からソリッドのホワイトをチョイスしました。・・・こだわりです。
アルファロメオ純正鉄チンホイールのパウダーベースからの溶剤化粧リフレッシュ
神奈川県のお客様・・・50年前のホイールですので傷や曲りが有って当然ですが年式の割には程度がいいです。オーナーさんが大切にされた愛着心が伝わります。
1964年式Alfa Romeo GT1300 ・・・渋い!こんな車は憧れますね。
まずは50年前の塗装を剥離します。
鉄はすぐに錆びてしまうためまとめて作り置きが出来ませんので一気に作業にかかります。
鉄でもマグでも関係なく基本は肉盛り溶接が必須です。
※パウダーは高温焼き付けのためパテ埋め部は沈んでしまいますので鉄でも鉄を溶接で足します。
硬い鉄の研磨形成は結構難儀です。
リム曲り、ガリ傷修理は完璧です。
ドライブラストからウェットブラストの2台のブラストを通してパウダーコート前の下処理をします。
ベースとなるパウダーグロスホワイトの静電噴射!
鉄はアルミより通電性がいいですのでアルミよりパウダーコートはやり易いです。
パウダーグロスホワイトの完成!
これはあくまでも鉄への密着性、耐食性目的のベースですのでこれから溶剤シルバーでデザイン天面のお化粧塗装に入ります。
インナーリムや側面リムはパウダー肌をそのまま残し維持したいためマスキングします。
デザイン天面のみ溶剤シルバーメタの完成です。
インナーリムや側面リムはマスキングにてパウダーホワイトの肌を残して有ります。
艶感を消すため艶消しのクリアーの希望でしたが溶剤の艶消しはざらつき感が出て洗浄がやりにくいため通常の艶有りをお勧めしました。
艶有りクリアーでも時間が経てばいずれ艶引き、色あせしますから自然とレトロ調に良い塩梅になります。
ザラザラ感が特徴売りの「フロッキー塗装(植毛塗装)」・「結晶縮み塗装」・「ザラザラパウダー」などは高温焼き付けのため耐熱性が有りますが、屋外使用のホイールではゴミ、汚れが付きやすく掃除がしずらくなります。またワックス磨きも出来ませんのでエンジンルーム内や車内装飾にお勧めします。
「ケバケバの絨毯」より「ツルツルのフローリング」が掃除し易いのと同じ理屈です。
ザラザラ感の塗装は「ごみ噛み、ブツ」など目立ず誤魔化しが効きますしクリアーのムラや艶出しなど気にする必要が有りませんので塗装する側からすれば楽で簡単と言えば簡単な塗装ですが・・・・
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- 鉄ホイール/曲りガリ傷修理からのパウダーコート