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仕上げ実績・ブログ

2013.11.01

欠け削れガリ傷修理からのダイヤモンドカット

ポリッシュ修理は「BBFバフ研摩・バレル研磨・ブラッシュド・ダイヤモンドカット」のいずれかになります。「BBFバフ研摩・バレル研磨・ブラッシュド」のアナログ手法の研摩に対して「ダイヤモンドカット」は研摩では無くデジタル手法のPC切削です。凹凸の構造デザインを3次元数値出しして天面部をデザインに沿ってワンカット切削するハイテクな修理方でポリッシュ修理ではダイヤモンドカットが一番コストのかかる修理でも有ります。

曲り、ガリ傷修理から塗装を先に済まして天面を切削するダイヤモンドカット修理の紹介をいたします。

「BBFバフ研摩・バレル研磨・ブラッシュド・ダイヤモンドカット」はアルミ素地のポリッシュ表現のため一部の傷直しでも全面やり直しとなりカラー塗装のようにパテ埋め補修など出来ませんので深い傷は溶接による修理は必須科目です。



肉盛り研磨形成からの切削式ダイヤモンドカットの修理



その1・・リム端が削れて無くなっています。削れ部分だけをダイヤモンドカットでは無く全面再仕上げになります。







肉盛溶接にてリムを造って行きます。







構造上切削機が使えませんのでハンド研磨にて形成します。







形が出来たらスポーク縦壁をガンメタ塗装してクリアーまで一旦完成させます。

デザイン天面は後にカットしますので塗装は被った程度で構いません。







デザイン天面をカットして再度オンクリアーして完成です。







削れて無くなっていたリムフランジの復元再生箇所です。







その2・・リム/ディスク全面ガリ傷修理です。ワンカットで取れそうもない深い傷ですので肉盛り修理をします。







塗装剥離後、肉盛り溶接







研摩形成







先に縦壁のシルバーメタを塗ってクリアーまで完成!







デザイン天面をカットしてダイヤモンドカット肌を保護するためにオンクリアーして完成







ダイヤモンドカットのガリ傷修理は手の込んだハイテク修理です。



磨き工法の「BBFバフポリッシュ・バレル研磨」はツル肌仕上げのためオンクリアーは任意となりますが、「ダイヤモンドカット」は虹色ラインを保護するためにオンクリアーは必須条件です。



ポリッシュのオンクリアー・ノークリアー特性についてはこちら





★ダイヤモンドカット不可なモノと注意点★

1・表面削り出しは平滑なディスク構造のみとなり、丸みを帯びたディスクにはダイヤカット不可。

2・共振歪み・横振れ縦振れの有るモノは均等にカット出来ませんのでダイヤカット不可。

3・深リムや旧RSリムや旧式のOZ(AMG・フッツーラ)などの3Ps1枚型の肉薄リムは肉厚確保や強度確保の面からダイヤカット不可。

4・ディスク面へのダイヤモンドカットの場合、ホール穴がフラットタイプのディスクは旋盤取り付けの際、治具ナットが干渉しますのでダイヤカット不可。

5・2Ps溶接ハメ殺しのホイールはリム、ディスクが単体にならないため構造デザインにより加工不可なモノが多くなります。

6・肉厚の有る1Psはある程度複数回のダイヤカットは可能でも元々肉厚の無い2・3Psのリム(LM・RS-GTなど)に何回もスライスすれば肉厚が薄くなってしまうためダイヤカットは2回までが限度です。

「BBFバフポリッシュ・バレル研磨」など磨き修理は何回でも再研磨可能です。





4本セット塗り替え、磨きリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。



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