仕上げ実績・ブログ
2014.02.20
VOLK-TE37とBBS-RGRのハイパーシルバー(DSK)塗り替え
VOLK-TE37とBBS-RGRのベース違いのハイパーシルバー塗り替え
その1・・14インチVOLK-TE37
栃木県のお客様・・・曲り、ガリ傷など全くない程度良好なアルマイトブロンズの14インチTE37です。
修理工程が有りませんので、いきなり剥離からスタート出来ます。アルマイト専用の薬品漬けして大まかにアルマイトを溶かして後は普段通りのウェットブラストからドライブラストの3段階の剥離となりそれからハンドアクション研磨をします。
※ブロンズアルマイトは普通のカラー塗装より1工程多い剥離作業です。
完全脱脂後、水分飛ばしの空炊きしてパウダーベースコートを噴射します。
パウダーベースコートの完成!パウダーワンコートフィニッシュならここで終了ですがハイパー塗装はこれからが永~い多くの工程が有ります。
パウダーベースコート肌をサイディングして「密着剤~アンダーコート~銀膜ハイパー塗装~トップコート」の4ペグ(焼き)+4コート(塗装)の工程になり途中で予期せぬ不具合が出る事も多々ありハイパー塗装は順調には事が進みません。
やや明るめのハイパーシルバー(DSK)の完成です。
インナーリムや側面リムはパウダーコートベースになります。
写真ではやや暗めに写っていますが現物は明るめです。
その2・・18インチBBS-RGR
愛媛県のお客様・・・ゴールドからいきなり下処理なしの上塗り仕上げのDBKですが、これは酷かったです。・・・・・(泣く)
後塗りの塗装はどんな前処理や修理をしているかなど判断が出来ませんので先に塗装を剥いでからの判断お見積りになります。
塗装を剥いだら良く有るガリ傷へのパテ埋め補修!
酷いのは曲がった箇所をパテで形成です。信じられません・・・・
4本全ては写真には納まらないほどの肉盛り研磨形成です。
修理に時間が掛かりましたけど肉盛研磨形成は普段通り4本無事に完成!
インナーリムから側面リムの研磨します。
明るめのハイパーシルバー(DSK)の完成です。
インナーリムや側面リムはパウダーコート肌になります。
ガリ傷、パテ埋めだらけのRGRが生き返りました。
ハイパー塗装はパウダーコートを利用していますので塗装強度が有るかのように勘違いされてるユーザーが多い様ですが、パウダーコートはあくまでも地金の上へのベースで有ってパウダーの上の層は4層の重ね塗り、つまりバームクーヘンの様に挟んで有る状態です。そのため肌肌強度を犠牲にしてできる特殊な高級メタル表現が売りの塗装方です。
パウダーコートベースの場合はパウダー上層からのハイパー塗装剥げが起こります。また溶剤ベースの場合は地金からの塗装剥げが起りますので単に剥げる箇所が違うだけの事です。
ハイパー塗装の最終塗膜は傷つきやすく、剥げやすいためデリケートな扱いメンテが必要です。
後塗り、社外品、純正品に限らずハイパー塗装ホイールは高圧洗浄機や洗車機は絶対厳禁ですのでスポンジ等で手洗いシャンプーしてください。
最後のお化粧仕上げになる「再塗装も磨き」も、基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーンを継続中です。
※こちらからの発送は運送会社の2次的な「紛失、盗難、損傷」などに備えて保険を掛けて発送しています。
お問い合わせやお見積もりなどはnishi@243ok.co.jp の方へ「写真、住所、電話番号」明記の上お願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西