仕上げ実績・ブログ
2014.02.14
ifogido(アイフォージド)クロームメッキからブラッシュド
i-Forged2Psのクロームメッキリムからブラッシュド加工です。
クロームメッキ特有のメッキ剥げが出始め高額な再メッキ修理するよりディスクに合してリムもブラッシュドにします。
インアウト一体型の2Psのためインリムまで手加えが必要です。
i-Forged2Psのクロームメッキリムからブラッシュド
山形県のお客様・・・・リムのガリ傷修理とクローム剥離が進行中のため耐久性の悪い再クローム修理では無くディスクに合して渋めのブラッシュドに変更します。
リムとディスクの付け根の隙間に常時水が溜まった状態になるためこの箇所が特にメッキの腐食剥離が進行します。
インナーリムや側面リムのメッキはついでにくっ付いた状態の薄いメッキ膜ですのでボロボロに剥げて来て終いにはエアー漏れを起こす原因になります。
これが金属クローム膜(銅、ニッケル、クローム)です。
3層の金属膜がアルミの地金へ蒸着されていますが、この金属膜が剥げ腐食の原因です。貼り付けの金属膜のクロームはしばらく光っているだけで長持ちはしません。
クロームは電気分解のため自前では剥離出来ませんので剥離専門業者へ依頼してます。
日本製では考えられない4本皆リムのつなぎ目の溶接・・・初めて見ました。
クローム蒸着が前提の商品のためつなぎ目め溶接など後の金属膜で隠れますのでこんな適当な溶接処理でも構わない訳です。
ブラッシュドの前処理となるBBFバフポリッシュで磨き込みをします。
腐食の酷かった箇所はいくら磨いても虫食い痕が残ってしまいます。
光沢仕上げのBBFバフ磨きならこのままの状態で目立ちますが荒目のブラシ混入のブラッシュドならブラシラインで多少は隠せるかも知れません。
元々のブラッシュドされたディスクは今回加工無しですがディスクのブラッシュド肌に近づけリムへのブラッシュドをします。
アウトリムからインナーリムや側面リムまで丸ごとブラッシュドして組み付け完成です。
2Ps一体型はアウトリムからインナーリムや側面リムまで丸ごとの丸塗りのクリアー塗装になります。
リムとディスクがブラッシュド同士で統一感が出ました。
溶接?ぎ目や虫食い、腐食もパット見は目立たないレベルになってます。
今人気のブラッシュドでより金属っぽく重量感が有り派手さを抑えてた渋い目のフェイスです。
ブラッシュドは荒いブラシライン表現ですのでそのブラシラインを保護するためにオンクリアーは必須条件です。
オンクリアーには「溶剤硬質クリアーとパウダークリアー」が選択出来ますが今回のように「虫食い、腐食、陥没」が有るモノへは高温焼き付け(200℃)でのパウダークリアーではブツ、湧きが発生するためパウダークリアーは不可となります。そんな場合低温焼き付け(60℃)の溶剤硬質クリアーになります。
溶剤硬質クリアーは何にでも対応できますが、パウダークリアーは「素材の良し悪し」と「腐食の有無」で対応出来ない事が多く有ります。
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