仕上げ実績・ブログ
2014.04.12
BBS-RGR18インチDBK-P仕様
新品でのRG-Rのハイパーブラック(DBK)にはP(ポリッシュ)が有りませんので全て丸塗りのハイパーブラック(DBK)ですが新品には無いカスタムとしてBBS-RG-R18インチDBK-P仕様です。
1Psのリムポリッシュ加工は先に塗装を済ませてから後にアウトリムのポリッシュ(BBFバフポリッシュ・ダイヤモンドカット・ブラッシュド)の手順となります。
BBS-RG-R18インチDBK-P仕様
愛知県のお客様・・・ガリ傷修理では無く、塗装の浮き剥げの部分修理の予定で最初2本頂きましたが部分修理領域が多い事と下地事態が傷んでいますのでこうなると塗装を剥いでベースからやり直す事が必須です。
ハイパー塗装は単品で丸塗りしてしまうとお手持ちの2本と確実に色ずれ濃淡違いが出てしまいますので後2本も追加で4本をベースからやり直しになりどうせならリムを磨きDBK-Pに急遽変更になりました。最初した2本修理は無駄な仕事でした。
4本丸ごと塗装剥離からブラスト研磨
※塗装の劣化は有りますが曲りやガリ傷は有りません。
ベースにパウダーグロスブラックを塗りますのでインナーリムから側面リムまでリム研磨します。
パウダーグロスブラックの静電噴射!
ハイパー塗装のベースとなるパウダーグロスブラック完成
ハイパー塗装の前処理となるアンダーコートの為にパウダー肌をサイディング
アンダーコートからハイパー塗装してトップコートまで一旦完成。
これよりアウトリムの塗装は剥ぎながらリムのポリッシュ加工に入ります。
フロント側、アウトリムポリッシュ(BBFバフ研磨)の完成!
リアー側の完成!アウトリムBBFバフポリッシュは今回ノークリアーです。
丸塗りDBKに対してPを追加した「DBK-P(ポリッシュ)」仕様です。丸塗りハイパー塗装を一旦完成させてそれからさらにリムのポリッシュ研磨が追加作業となる1Ps個別仕上げです。リムが光るとハイパーがより引き立ち高級感が増します。
1Psの個別リムポリッシュ仕上げは「BBFバフポリッシュとダイヤモンドカット」が有りますが、どちらが良い悪いでは有りません、好みの問題ですのでご予算、ご要望に応じて対応いたします。
インナーリムから側面リムはベースのパウダーグロスブラックになります。
色を調色して塗る溶剤カラーと違いハイパー塗装はベースとなる色へハイパー銀膜を透かし目視しながら濃淡を調整して塗ると言うより降り掛けて染めていくレイヤー塗装方で、ワーク上に4層の塗膜で構成する「4コートx4ベグ」塗装のため専用の機材、ブース、設備が無いと出来ない高級塗装です。
塗装剥離~ブラスト研摩~アクション研摩~場合によりバレル研摩など前処理をしてから「1・パウダーコート(焼付け200℃)~2・アンダーコート(焼付け60℃)~3・ハイパー銀膜コート(焼付け80℃)~4・溶剤クリアートップコート(焼付け60℃)」の4コート(塗装)x4ベグ(焼付け)で前処理と塗装の工程が多く今回はさらにリムポリッシュが有りましたのでコストと納期はそれなりにかかります。
■ハイパー塗装の注意点とメンテについて■
頑丈肌のパウダーコートをベースにしたからと言ってハイパー塗装事態が頑丈な訳では有りません。ハイパー(銀膜)から最終のトップコートまでの中間の塗装は中磨ぎや密着剤添付が出来ませんので中間の塗装はバームクーヘンのように挟まっている乗っかって状態の層となっています。
中研ぎが出来る溶剤2コート塗装と違い、中研ぎが出来ない4層以上の重ね塗りして表現する特殊なメタルカラーのため耐久性や肌の脆さなど弱点が有ります。そのためメンテもデリケートに扱う必要が有ります。
これは新品量産品も純正ハイパーも同じ条件です。
後塗りのハイパー塗装に限らず量産新品や純正ハイパーも同じ構成手法のため高圧洗浄機や洗車機は厳禁ですのでスポンジ等で手洗いシャンプーしてください。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
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