仕上げ実績・ブログ
2014.05.04
BBS-RGスバル純正STi修理手直しからのパウダーマットブラック
スバル純正BBS-RG-STiのパウダーマットブラックの再塗装!
単に塗り直しするだけでは無く塗装前の一番大切な原型修復のホイール修理からの再塗装リフレッシュ・リメークがメインテーマです。
BBS-RGスバル純正STi修理手直しからのパウダーマットブラック
埼玉県のお客様・・・全体的に程度はいいですが一部修理再塗装されていますので後塗りホイールの見積もりは先に塗装を剥いで現品確認後となります。
4本塗装を剥いで現品確認!
見えて来ました巣穴だらけのパテ埋め補修!
溶剤仕上げならこのままでも構いませんがパウダーコートでは巣穴から気泡、湧きが出ますのでここままでは出来ません。この程度なら溶接手直しが可能です。
リムの外周も削り過ぎで薄くなっていますのでここもやり直しです。
巣穴が有った箇所は潔く削り落とします。
新たに肉盛り溶接
削り過ぎで薄くなったリム箇所も肉盛溶接で継ぎ足します。
巣穴削除から肉厚復元の完成です。
ホイール修理屋としての拘りでパテ埋め補修などやりません。
※鋳造(CAST)ホイールは一部巣穴が出る事は有りますが密度の高い鍛造(FORGED)や板モノ合金プレスホイールは上手に溶接すればほとんど巣穴(ピンホイール)など出ません。
インナーリムから側面リムまで研磨して後はパウダーコートの下処理に入ります。
パウダーマットブラックの静電噴射!
パウダーマットブラックワンコートの完成!
座金ブッシュ式のホイールは全て外してからブラスト掛けて装着しています。
インナーリムから側面リムもパウダーコート丸塗りです。
綺麗に上手に塗装出来ました!・・の宣伝自慢の前に本質はホイール修理屋さんですから見えない前処理となる修理技術が有ってからの再塗装です。
パウダーワンコートの流れ
※1Psは本体丸塗りしてますが2・3Psは分解してリムとディスクパーツ別のパウダーコートになります。
①曲り、ガリ傷修理~ ②塗装剥離~ ③ブラスト研磨(ドライ&ウェット)~ ④ディスク部はアクションハンド研磨~ ⑤リム研磨(アウト、インナー、側面リム)~ ⑥丸ごとバレル荒研磨~ ⑦完全脱脂~ ⑧120℃空炊き~ ⑨静電パウダー噴射~ ⑩冷却完成!
パウダーコートは腐食の有無と素材造りの良し悪しで仕上がりが左右されます。
鍛造品は100%日本製ですので腐食が無い限り問題無しとして鋳造品も国産品で腐食が無ければほぼパウダーコートフィニッシュが可能ですが、中国製の鋳造品は高温焼き付けによるブツ、湧きが確実に発生しますのでパウダーコートフィニッシュはほぼ不可です。
有名社外ブランドホイールでも鋳造ホイールは海外特に中国で造られたモノが多くなってしまっています。・・・国産車の純正ホイールは日本製品(ほとんどエンケイ製)ですのでほぼ問題不具合が発生しません。
パウダーのメタリック系(ゴールド&シルバー)は発色、艶感は溶剤に比べてやや劣リますが、白黒(グロス&マット)のような原色カラーや調色を要さないソリッド系カラーは発色、艶感は溶剤に劣る事も無く頑丈肌のパウダーコートがお勧めです。
パウダーコートは調色が出来ませんので指定カラーで調色を要す場合は溶剤ウレタンカラーとなります。
●液体溶剤ウレタンカラー(液体スプレー式)は色合い見た目、耐久性はボディーカラーと同質です。欠点は傷に弱く、剥がれ易く、退色性に劣ります。最大の利点は調合次第で無限のカラーが作れる事と部分塗装、重ね塗りが可能な事です。
●固体樹脂パウダーカラー(固体静電式)の欠点は調色が出来ない事と部分塗装や重ね塗りが出来ません。最大の利点は密着性・退色性・耐光性・塗装肌の硬さは溶剤ウレタンカラーの比では有りません。
植毛塗装・チジミ塗装・ザラザラパウダー・ガンコートなど特殊塗装も可能です。
仕上げのお化粧塗装や磨きは基本土台となる修理が出来てからの話しです。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
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