仕上げ実績・ブログ
2014.11.27
RAYS/TE37SL17インチハイパー塗装(DBK)
RAYS/TE37SL17インチハイパー塗装(DBK)中間色
秋田県のお客様・・・以前他店で2本だけ修理再塗装した際にお手持ちの2本写真上下と色が全く違うとの事で再塗装ついでに高級感有るハイパーブラック(DBK)に塗り変えます。
塗装剥離からブラスト研磨
インナーリムから側面リムは研磨機にて研磨
ベースとなるパウダーグロスブラックの静電噴射!
パウダーグロスブラック仕上げならここで完成ですがハイパー塗装はここからさらに4コートの塗装が有ります。
ベースのパウダーブラックをサイディングしてからそれから先は足付けサイディングの出来ない「プライマー~アンダーコート~ハイパー銀膜~トップコート」の流れになります。
ロゴシールを復元作製貼り付けして完成!
ハイパー塗装の銀膜を適度に染めてベースの黒を弱くした中間色のDBKです。
インリムのシールも上手に剥いで再利用です。
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点からインナーリムから側面リムはマスキングによる拘りのパウダーコート肌残しの理由です。
ハイパー塗装は肌が弱いため中央ボア穴やナット取り付けホール穴付近などタイヤバランスや組み換え作業で治具が干渉する部分は塗装剥げが入り易いですので特に注意が必要です。
■ハイパー塗装の特性■
ハイパー塗装は一般的な調色した溶剤2コートカラー塗装と違い4~5層の塗装を重ねたレイヤー式のメタル調表現のため密着性を犠牲にして成しえる高級感あるハイパー塗装になります。
ハイパー塗装はベースの黒やグレーの上へ銀膜から最終のトップコートまでの中間塗装はサイディングや密着剤添付が出来ません。つまりベース上の中間から上の層まではバームクーヘンのように挟んで重ねてあるだけのため密着が悪くなり取り付け時の工具干渉やタイヤ組み付け傷など付きやすく塗装肌が軟弱な事が最大の欠点ですのでタイヤ組み付けや装着作業また普段のメンテなど極デリケートに扱いう必要が有ります。
それら密着性を犠牲にして特殊なカラー表現ですので高級特殊塗装と言われる(ハイパーやスパッタリングメッキ)は重ね塗り手法のためカスタム塗りも社外量産新品や純正ホイールなどハイパー塗装は全て高圧洗浄機や洗車機は絶対厳禁ですのでスポンジ等での手洗いシャンプーをしてください。
パウダーコートベースの場合はパウダー上層からのハイパー塗装剥げが起こり、また溶剤ベースの場合は地金からの塗装剥げが起りますので剥げる箇所が違うだけでベースは関係なく上層の特性に依存されます。
塗装はなるべく薄く塗って塗り重ねが少ないほど塗装の耐久性は向上します。
一般的なシルバー、ゴールド、ガンメタは下地塗装からトップコートまで数えて3コートでハイパー塗装は5コートとなりパウダーカラーフィニッシュは下地塗装とトップコートが無いため1コートになります。
※パウダーカラーからパウダークリアーの場合はパウダー2コートになります。
最後のお化粧仕上げになる「再塗装も磨き」も、基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
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