仕上げ実績・ブログ
2014.12.11
カールソン20インチ変な修理手直しからのパウダーコートベースのリフレッシュ
色んな他所様の手直し修理は頻繁に有りますが今回は「何じゃこりゃ」のビックリ修理の手直し修理からのリフレッシュです。
塗装や磨き4本依頼で1本だけ信じられない変な修理がたまに紛れ込んでいますがそれを治さない事には他3本先に進めません。あまりにも酷いく手直し修理不可の場合は4本リフレッシュもキャンセルになるか1本だけ新品又は中古の購入が必要になります。
時間かけて何とか変な修理の手直しができましたので4本リフレッシュに無事繋がりました。
カールソン20インチ変な修理の手直しからパウダーコートベースのリフレッシュ
群馬県のお客様・・・1本変な修理以外の3本は程度良好ですがこの1本の手直しが難儀で大きな壁です。
曲がったまま溶接して有り溶接痕残しの大雑把過ぎる修理・・・?
みっともないこの状態でしばらく使用されていたようですがとりあえず使えれば良いモノでは有りません。
先ずは曲りをきちんと治してから肉盛り研磨形成し直しで原型の修復です。
前の溶接痕後は巣穴ピンホールが多く有り残ってますがこれも最小限に溶接埋めをして有ります。
※場所的に大きな巣穴が残ればエアー漏れしますのでここはシビアな修理が必要です。
曲り修理から溶接痕手直しはほぼ完璧に出来ました。
※カールソンの1Psは中国製の鋳造品のため素材がよろしく有りませんので巣穴が出やすい素材ですが巣穴残りは針で刺した程度まで抑えて有ります。
足りないリム外周面も溶接肉盛で足して造りリム外周もバッチリです。
大きな壁となった手直し修理が無事終わればまともな3本は普段通りパウダーコートの下処理に入れます。
インナーリムから側面リムまでパウダーコートの下処理研磨
表デザイン面もシビアにハンド研磨からリム研磨!このホイールがリムを手直ししたモノです。
空炊きからベースとなるパウダーシルバーの静電噴射
パウダーシルバーを足付けサイディングして指定カラーの溶剤シルバーメタでお化粧塗装に入ります。
溶剤シルバーメタからトップコートまで済ましてアウトリムを磨き込んだらリム&ディスク個別仕上げの完成です。
不細工な修理して有った手直し箇所です。
自画自賛ですがほぼ完璧な手直し修理かと思います。いかがでしょうか?・・・
インナーリムから側面リムは溶剤カラーが被らない様にマスキングして先塗りベース塗のパウダーシルバー肌残しです。
パウダーコート肌を残す理由・・・裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・」などの利点からインリムへのパウダーコート肌を生かす理由と目的です。
1Psリム&ディスク個別仕上げは先に塗装をトップコートまで済ましてから各種リムポリッシュ(BBFバフポリッシュ・ダイヤモンドカット・ブラッシュド)の手順になります。
アウトリムポリッシュはミミズシミ侵入を避けてお客様リクエストでノークリアー仕上げになります。
ノークリアーの場合は素地剥き出し表現のため水、泥が付いたまま放置すれば酸化白ボケしますので小まめな磨きメンテが必要です。
クリアーが載ってませんので少々の小傷はユーザー自身でリペアーが出来るのも最大の利点です。
ハンド磨きしてから水弾きの強いワックスでコーティングしておけばより効果的ですが結構面な作業でも有ります。磨きメンテを至福の喜びとする人はノークリアーがお勧めかと思います。
ノークリアーの光沢品質維持は地域、環境でも大きく影響れます。
凍結剤を使う雪国や灰の降る地域また塩風の強い沿岸部などノークリアー(アルミ素地)では特に劣化が早いため小まめなメンテが必要となり地域によりオンクリアーの方がお勧めの場合も有ります。
磨き&塗装のリフレッシュ・リメークは基本土台となる修理が出来てからの話しです。
塗装や磨きだけなら素人でも出来ます。
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