仕上げ実績・ブログ
2015.01.17
インフィニティ-FX純正20インチクロームからハイパーブラック(DBK)
インフィニティFX純正20インチクローム剥離からハイパーブラック(DBK)です。
本来はハイパー塗装では無く、以前ブログで紹介しました耐久性重視の「パウダーコートのミラークロームからのスモークブラック」のパウダーコート仕上げが第一希望でしたがクロームの腐食が酷過ぎたためパウダーコートフィニッシュは不可なため溶剤のハイパー塗装に変更となりました。
インフィニティFX純正20インチクローム剥離からハイパーブラック(DBK)
福岡県のお客様・・ガリ傷曲りは有りませんがクローム特有の腐食剥げ有りです。
再クロームでなくクロームを剥離して耐久性重視のパウダーコートが希望でしたが・・・・
先ずは外注工事のクローム剥離からですが予想通り巣穴陥没だらです。
※1・修理から再クロームする事など前提に作られていませんので電気分解剥離の祭にアルミ合金の一部が飛んでしまうため強度が落ちてしまいます。
※2・カラー塗装の剥離は剥離剤やブラスト剥離のため素材を痛めず強度低下には全く影響しませんし自社剥離のため外注クローム剥離の半分以下で収まります。
虫食い、腐食、陥没が有ればパウダーコートは出来ませんのでパウダーコート仕上げは諦めてパテ埋め補修しから溶剤での塗装に施工変更です。
肌合わせの研磨から虫食い、腐食、陥没は後でパテ埋め補修です。
エンブレム穴をパテ埋めしてプラ樹脂製のキャップは剥離が出来ませんので足付けサイディングからの上塗りになります。
溶剤のサフから虫食い、腐食、陥没部へのパテ埋めしては削りパテ埋めしては削りを数回繰り返して面肌出しに時間と手間が掛かります。
虫食い、腐食、陥没補修が終わればベースとなる溶剤のブラックを塗装します。
後はハイパー塗装の下準備で先が見えてきました。
ベースの黒を足付けサイディングして「プライマー~アンダーコート~ハイパー塗装~トップコート」とベースから数えて5焼き・5塗装でハイパーブラック(DBK)になります。
ハイパーブラック(DBK)の完成
溶剤ですのでインリムの腐食痕は残って透けて見える程度で湧きブツは出ません。
虫食い、腐食が有るモノをパウダーコートすればこんな感じになります。
↓
パウダーコートは高温焼き付けのため腐食部から発砲現象が起きます。
インナーならまだ我慢出来てもこれが表デザイン面となれば話しになりません。
虫食い腐食の有るモノをパウダーコートで強引に拘ればブツ発砲が多く出てしまい結果は目に見えています。デザイン表面は見た目のビジュアルも重要ですので溶剤カラーなら虫食い腐食が有っても何とか処置出来ます。
装着写真を頂きました。ボディーカラーと良くマッチしています。
インフィニティマークから日産マークに変更して有るようです。
※クロームメッキは密着性、耐久性が極端に悪くメッキがすぐに剥げる上に剥離から再クロームすれば強度低下と素材を痛め肌を犯してしまうため再クロームにしても別施工にしても一番コストが掛かってしまいます。鋳造クロームホイールは不純物が多いため「重量が嵩む・耐久性が悪い・素材を痛めるため強度が低下する・特殊な剥離代が掛かる・バフ研磨からの再メッキで値段が高い・納期がかかる」などしばらく光っているだけでいいところがあまり有りません。
欧州のホイールメーカーは数年前よりクロームホイールの商品は撤退しており国産メーカーもクロームの販売を中止したモデルも出始め今後益々少なくなっているようです。
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(有)オートサービス西