仕上げ実績・ブログ
2015.05.25
BBFバフ研磨からの光輝アルマイトと光輝アルマイトから再光輝アルマイト
2Ps.3Psホイールの板モノ合金プレスリムは光輝アルマイトが主流で陽極酸化処理の一種のメッキ工法です。「BBFバフ素地磨き」や「銅ニッケル金属膜蒸着のクロームメッキ」と同じ光モノですが別物ですのでお間違え無いように!。
アルマイトリムの修理から再アルマイトは再クローム同様に高額な料金が掛かるため一般的にどこもバフ磨き処理で済まして有ります。
光輝アルマイトの大切な前処理となるバフ磨きまでは当社で施工してアルマイト専門工場との連携で光輝アルマイトをお手頃価格で提供します。
光輝アルマイトには色んな条件が有りますのでブログを最後まで目を通してください。
バフ研磨からの光輝アルマイトと光輝アルマイトから再光輝アルマイト
その1・・【アウトリム単体可能な3Ps】のアウトリムのみBBFバフ研磨から光輝アルマイト
兵庫県のお客様・・・元はアルマイトですがバフ磨きフィニッシュになっておりやっぱり元のアルマイトが良いとの事で当社で再度バフ磨きをしてから光輝アルマイトにします。
アルマイトに大切な前処理となるBBFバフポリッシュ
リム側面は特別光らす必要が有りませんので研磨のみ
ディスクも再塗装ですので剥離ブラスト研磨
ディスクカラーは溶剤指定カラーの「ZUGガイヤーブロンズパールメタ」ですので下地も溶剤サフ
光輝アルマイト外注工場から帰ってきました。
下処理のBBFバフ研磨が良く出来ていますのでなかなか上手くいっています。
前業者様で肉盛り溶接して有ったため肉盛り溶接痕が表れて来ました。
再塗装したディスクを組んで完成です。
インナーリムは塗装無しです。
※ウェイトカスの削除は塗装が剥げますのでウェイトカスが残ったままの洗浄となります。
インリム修理の他店での適当な修理や研磨痕は手直しは出来ませんので触らず手つかずのままです。
前処理のバフ磨きした時点では肉盛り溶接痕は全く見えませんがアルマイトすれば透けて見えてくるのが再アルマイト最大の欠点でも有ります。
遠目では目立つほどでは有りません。・・・
その2・・【アウトリムとインリム溶接結合2Ps】2Ps本体の光輝アルマイトから再光輝アルマイト
福井県のお客様・・元はアルマイトでも一般的なアルマイトリム修理はアルマイトを剥いでバフ磨きでの対処となりますが当社ではなるべくオリジナルに沿った光輝再アルマイトまでします。パーツの磨きバレル研磨は同時に作業します。
光輝アルマイトが前提ですのでなるべくなら肉盛り溶接修理はしない方がいいのですが、ここまで深い傷は削り込み修理などしたくないですのでアルマイトによる肉盛り痕は出ても薄く仕上がるリムよりはましですので肉盛り溶接修理をします。
光輝アルマイトの前処理となるBBFバフ磨きの時点では肉盛り溶接修理の溶接痕は全く目立ちません。
本来は3Psですがアウトリムとインリムを溶接して有る3Psは実質2Psになります。
溶接結合部はシーリング保護してあるためこのシーリングがアルマイトに影響して悪さを起こしますのでシーリングは完全削除する必要が有ります。
専門外注依頼の光輝アルマイトの完成
こちらもBBFバフ研磨の下処理が良いためそれに繁栄してアルマイトもグッドです。
肉盛り溶接修理によりアルマイト溶接痕現象です。
ディスクは再塗装無しでの組み付け完成!
アウトリムとインリムを溶接結合して有る3Psは実質2Psのため2Ps丸ごとアルマイトをかけて有りますがインリムはアウトリムのようにバフ磨きをしていませんので光輝アルマイトでは無く白アルマイトになります。
アルマイトに市販のホイールクリーナーを使うと化学反応を起こして白シミが入りますので絶対NGです。中性洗剤でやさしく手洗いしてください。
ホイール修理と同時に頂いたエンジンヘッドカバーとマニホールドのBBFバフ研磨からのバレル研磨仕上げをします。
鋳造の砂肌が粗いですがこれがバレル研摩によりムラの無いツル肌テカテカ光沢になります。
1500番手までペーパー掛けのハンド研磨
バレル研摩は前処理となるハンドペーパー掛けからバブ磨きの下処理でバレル研摩の仕上がりが決まります。
エンジンヘッドカバーのバレル研磨の完成!
複雑な構造のモノでもバレル研磨によりムラ無く均等にテカテカの光沢になります。
丸みを帯びたRの効いたモノは光沢を反射してより効果的です。
一般的な乾式バフ磨きでは「バフムラ、バフライン、バフ焼け」が入りますがバフ磨きした後バレル研摩すればバフ磨きでは無しえない光沢になります。
※ウェットブラストも完備していますがウェットブラストはバレル研磨の前処理利用となり汚れや錆を取るだけで磨きや光沢を出すモノでは有りません。
光輝アルマイトの「可・不可」と留意点について
・・光輝アルマイトが不可なモノ・・
1・リム単体に出来ない2Ps溶接ハメ殺し(パーツ別に分解出来ないモノは全て不可)
2・マグネシューム、スチール、ステンレス、プラ樹脂製パーツ(アルミ製品以外は全て不可)
・・光輝アルマイトが可能でも上手く仕上がらないモノ・・
1・鋳造(CAST)ホイールや鍛造(FORGED)ホイールは光沢が出ずやや白濁します。
2・肉盛り溶接を伴う曲りガリ傷修理のモノは肉盛り溶接痕が変色して透けて見えます。
3・虫食い、腐食、陥没の有るモノは腐食痕がそのまま反映され斑点が出ます。
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは肝心要の曲り、ガリ傷修理が出来てからの話しです。
4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
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