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2016.05.10
OZフッツーラ18インチ/パウダーコートによるリフレッシュ
OZ系旧3Ps(フッツーラ・AMG・シュニッツアー・MAE)中でダントツに修理依頼が多いのがOZフッツーラです。
年期モノのホイールは程度もピンキリですが、曲りガリ傷の有無より腐食の損傷程度がピンキリの意味で腐食の程度により仕上がりが大きく左右される重要なポイントです。腐食の酷いモノはいくら磨いても限界が有りパウダーコートも出来ない事が多く有ります。
年期モノで末永く愛用したいホイールは腐る前に早めの処置が大切です。「曲り、ガリ傷、割れ、欠け」は治っても腐ったモノは治りません・・・・
OZフッツーラ18インチ/パウダーコートによるリフレッシュ
和歌山県のお客様・・・曲りガリ傷は有りませんがポリッシュ特有リムの腐食が進行していますので今後の事を踏まえ耐久性重視のパウダーコートでリフレッシュします。
ポリッシュ溶剤オンクリアー特有の白ミミズ腐食!
※アルミとクリアー塗装の間に水が入り込み湿ったままの状態でアルミ素地が侵食される現象です。ノークリアーの場合は水の入りようが無くポリッシュ肌の水気は蒸発しますので白ミミズ腐食は入りませんが、水気による酸化白ボケ水垢現象を起こします。
腐食の有るモノは倍ほど時間を掛けて追い込んで研磨しれば何とか腐食は取れますが地金内部まで侵食した腐食は完全には取れません。
※曲りガリ傷の有無より腐食の有無こそが仕上がりを大きく左右する重要ポイントです。
インリムの剥離からリム研磨
アウターリムのパウダークリアー静電噴射!
インリムのパウダーシルバー静電噴射!
センターディスクとセンターキャップの剥離+ブラスト研磨
ハンドアクション研磨から写真には有りませんがバレル荒研磨までして塗装までの仕込みをします。
塗装仕上げは下処理仕込みが命です。
ピアスボルトの洗浄研磨
ピアスボルト再錆防止の役目としてパウダークリアーでコーティング
錆びたナットはパウダーシルバーで再錆防止です。
全パーツ個別加工の完成!
ピカピカに磨き込んだピアスボルト装着して組み付け合体完成です。
※ピアスボルトが錆びていては仕上がり感も半減します。
リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんのパウダーコートにより「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点からインリムカラーはパウダーコートが絶対お勧めで、ガラスコーティングなども不要です。
パウダークリアーによるアウトリム腐食の発泡沸きもさほど出ず上手く行きました。
シビアなカラー表現はパウダーコートでは不得意なためホイールの顔となるセンターディスクはアクリルウレタン溶剤シルバーでの再塗装です。
パウダーコートと溶剤それぞれの欠点を補い得意とする分野の組み合わせこそが理想的な塗装です。
■OZフッツーラ18インチ/リフレッシュの詳細■
・アウターリム・・・・・・・BBFバフポリッシュ(パウダークリアー)
・インナーリム・・・・・・・パウダーシルバー
・センターディスク・・・・溶剤シルバーメタ
・センターキャップ・・・・・溶剤シルバーメタ
・カーボンリング・・・・・・洗浄研磨
・ピアスボルト・・・・・・・洗浄研磨(パウダークリアー)
・ナット・・・・・・・・・・・・・ブラスト研磨(パウダーシルバー)
・エアーバルブ・・・・・・・洗浄研磨再利用
・完全分解に伴うシーリング打ち直し
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
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