仕上げ実績・ブログ
2016.06.16
光輝アルマイトリム修理から再光輝アルマイト
前回再クロームについてブログで案内しましたが今回もメッキ系の光輝アルマイトについて詳しくご案内いたします。
マイトリムを他店でリム修理からバフ磨きして有りましたがアルマイトリムは一般的にバフ磨き修理が主流です。アルマイトを簡易的なバフ磨き修理では無く条件を満たせば元の光輝アルマイトも可能です。
「再クロームも光輝アルマイトも」バフ磨きやバレル研磨での磨き込みの前研磨が基本中の基本です。それら前研磨してから再クロームするか光輝アルマイトするかだけの違いで曲り、ガリ傷云々より腐食の有無こそがメッキ系の仕上りは決まります。
光輝アルマイト修理から再光輝アルマイト加工
福岡県のお客様・・・バフ磨き修理された光輝アルマイトリムを元の光輝アルマイトに戻します。
先ずは曲がりチェックして曲がり修理から
2Psはディスクとリムの付け根隙間に泥や水が溜まるためクロームは特に腐食が進行する原因です。
本来3Psですがアウトとインを溶接して有る実質2Ps扱いで溶接結合部シーリングが邪魔になります。
溶接結合部はシーリング保護してあるためこのシーリングがアルマイトに影響して悪さを起こしますのでシーリングは完全削除する必要が有ります。
2Psの場合はインリムもアルマイトが被りますので洗浄研磨します。
アルマイト前のバフ磨き
外注依頼の光輝アルマイトリムの組み付け合体完成!
クロームメッキのディスクはノータッチですので一部クロームが剥げたままの状態です。
アウトリムのアルマイト加工の際、結合された2Psのためインリムもアルマイトが被りますのでついでに綺麗になります。
やや腐食痕が残りましたがそう目立つレベルでは有りません。
BBFバフポリッシュとアルマイトは別モノですので勘違いない様にお願いします。
※BBFバフポリッシュはアルマイトやクロームメッキの前工程になります。
※需要:光輝アルマイトは市販されているアルミクリナーや薬品洗浄すれば化学反応を起こし酸化して白シミやアルマイト剥げなどが出ますのでアルミクリーナーや薬品洗浄は絶対厳禁です。
こちらSSRの2Psリムも合金プレスリムの光輝アルマイト加工です。1本だけ微小に腐食痕残りが出ています。
新品や新品同様で腐食の無いモノならバフ磨きからの光輝アルマイトも再クロームもほぼ新品と同じ様になりますが腐食の有無こそが最需要ポイントです。
光輝アルマイトの留意点
↓
その1・・腐食の有るモノは腐食痕が残ります
腐食や虫食い巣穴の有るモノはいくら磨いても取れませんのでアルマイトしてもそのまま反映されます。
その2・・肉盛り溶接したモノは溶接痕が出て来ます。
肉盛り溶接修理した箇所はバフ磨きの時点では消えてなくなりますがそれらを光輝アルマイトすれば溶接痕現象が出て来ます。
その3・・鋳造、鍛造リムをアルマイトしても光沢は出ません。
1Psの鋳造(CAST)や鍛造(FORGED)もアルマイト加工は出来ない事は有りませんが合金プレスリムの様に光沢が出ませんので白濁したアルマイトになります。
その4・・2Ps・3Psハメ殺しの再アルマイトは不可です。
リムとディスクを溶接結合され2Ps・3Psハメ殺しはリム単体にならないため再光輝アルマイトも再クロームも不可能です。
※以下のハメ殺しのリムは合金プレス光輝アルマイトです。
■2Ps溶接ハメ殺し■
ダミーボルトが無いタイプとプラ樹脂製のダミーボルトが付いた代表的な2Ps溶接ハメ殺し
■ダミーボルト付きの2Ps溶接ハメ殺し■
ピアスボルトが付いていても2Psハメ殺しかどうかの判断は裏を覗けば溶接ビートが見えますのでダミーボルトかどうか判断出来ます。
■3Ps溶接ハメ殺し■
古い絶版ホイールに多いアウトとインリムの間にディスクを挟んで有るサンドイッチ式の代表的な3Ps溶接ハメ殺しです。
再塗装、磨き、再メッキなど肝心要の曲り、ガリ傷修理が出来てからの話しです。
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