仕上げ実績・ブログ
2016.07.25
YOKOHAMA-AVS-6パウダーコートベースから溶剤パールホワイト
YOKOHAMA-AVS-6パウダーコートベース溶剤パールホワイト
福島県のお客様・・年代モノですので経年劣化褪色はそれなりに有りますがそれよりも怪しげな修理痕有りです。
リムを何とパテで形成されています。
強度を要すリム形成などに信じられない補修ですが、パテ補修は小傷や巣穴を隠す程度のモノです。
リム欠け部を包み込む様に肉盛り溶接!
欠け肉盛り溶接部の研磨形成原型復元!※欠け、ガリ傷修理など大きな曲り修理に比べれば屁みたいな修理です。
リム欠け以外の曲り、ガリ傷肉盛り修理
4本全部リム研磨形成の完成!
これより普段通りの下処理仕込みして塗装に入ります。
パールホワイトベースにパウダーコートしますのでインナーリムから側面リムもシビアな研磨
※塗装は下処理が命!
鋳造(CAST)ホイール特有の広範囲な巣穴出現!
※素地表現のポリッシュの場合、巣穴はそのまま残りますので対処しようが有りませんが、カラー塗装の場合巣穴程度ならアルミパテで埋めで処置出来ます。
パウダーコート前の重要な下処理仕込みのバレル研磨!
パウダーグロスホワイトの静電噴射!
パウダーコート肌を足付けサイディングしてガスグラスプライマーから溶剤パールホワイトの下準備!
インナーリムから側面リムはパウダーコート肌をあえて残すために溶剤が被らない様に拘りのひと手間かけたマスキングです。
錆びた座金ブッシュのブラスト研磨
※鉄製の座金ブッシュはすぐに錆びますので出来ればパウダーコートするか新品と交換するかいずれかをお勧めします。
溶剤パールホワイトの完成!
※曲り、欠け、ガリ傷修理よりロゴシールの方に難儀してシールごときで1本塗り直しを要しました。
パテ補修されていたリム周辺やガリ傷周辺ですがその辺は普段通り修理はほぼ完璧です。
※色被してしまえば解ら無くなる見えない修理こそが肝心要です。ホイールは飾り物オブジェでは有りません。
●インナーリムから側面リムのパウダーカラー残しの理由●
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんのパウダーコートにより「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点でインナーリムから側面リムはパウダーコート肌を残す理由で、さらにガラスコーティングなども必要有りません。
AVSロゴはカッティングシールのクリアー抑え!
切り文字のカッティングシールは印刷式の様に版下不要のためワンオフ小ロット向きですが、小文字が難しく
小文字ほど剥げ易くなりますのでクリアー抑えは必須条件です。
耐久性ではパウダーパールホワイトの方が勝りますが、丸塗りのパールホワイトに関してはレベリング、パールの発色、見た目、ビジュアル面では溶剤パールホワイトの方が勝ります。
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
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- パウダーコートベースからの溶剤カラー塗装
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コメント
- 2021.09.07 21:49
- 向山 貴之