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仕上げ実績・ブログ

2018.06.16

RAYS-TE37-14インチの大きなリム曲り潰れ割れ修理から溶剤ハイパー塗装(DBK)

RAYS/TE37/14インチのリム潰れとインリムの大きな曲り修理からの溶剤ハイパー塗装(DBK)です。

後塗りの再塗装品は色塗ってしまえばどんな修理したのか判断付きませんので塗装剥離してからの見積りになりますが、塗装剥いで開けてびっくりの削り込みやパテ埋めだらけのホイールに多く遭遇します。

塗装までの修理の証し透明化を企り修理工程は写真を撮りブログ以外でも全てお客様へ提出しています。

RAYS-TE37-14インチの大きなリム曲り潰れ割れ修理から溶剤ハイパー塗装(DBK)


兵庫県のお客様・・・TE37のアルマイトブロンズから大きな曲り潰れ割れ修理ついでにハイパー塗装DBKに模様替えします。

アウトリムの大きな押し込み曲り潰れ・・・鍛造(FORGED)リムは固く粘りが無いため曲りにより割れが入ります。

アウトリム曲り潰れより厄介で難しいインリムの大きな曲りです。

押し込み潰れは曲りも当然有りますので曲りを治し潰れ箇所は潔くもぎ取ります。

潰れ箇所の表裏包み込みの肉盛り溶接

原型修復ハンド研磨形成!・・修理工程を公開しないブログはどんな修理したのか怪しいです。!
色塗りました磨きましたより原型修復の修理こそが修理屋としてブログのテーマです。

他のガリ修理など次いで仕事で屁みたいな修理です。
こんな簡単なガリ傷肉盛り修理すらせずに削り込みやパテ埋め修理など考えられません。

インリムの大きな曲り歪み修理・・※インリム曲りはエアーが洩れなければ良いモノでは有りません。
インリムは太く深い構造のため大きな曲りによりディスクも引っ張られ反ってしまうため横振れ歪みを起こしさらにリムサイド面が膨らみ楕円卵型になります。
リム曲りを直しながら同時にディスク歪みとリムサイド面膨らみを治し円を出す必要が有りますのでアウトリム曲りツブレより遥かにシビアで難しい修理です。

アウトリム&インリム修理の研磨形成完成!
削り込みやパテ埋め補修で色塗って誤魔化せるインチキ再塗装など修理屋としてプライドが有りますのでそんな修理など一切行っていません。

修理が無事完了すれば後は普段通り再塗装の下処理仕込みリム研摩からハンドアクション研磨です。

インナーリムから側面リムのアルマイトブロンズ剥離からリム研摩

平滑面出しの当社独自のバレル荒研磨!
※溶剤カラー&パウダーコート問わず再塗装は下処理仕込みが命です。

センターキャップは6角ボルト風のプラ樹脂が付いているためパウダーコートが出来ませんのでハイパー塗装ベースは溶剤ブラックになります。

ハイパー塗装DBKのベースのパウダーグロスブラックの静電噴射!

パウダーグロスブラック仕上げならここで完成ですがハイパー塗装はここからさらに4コート(塗装)、4ペグ(釜焼き)が有ります。

ベースのパウダーブラックをサンディングからそれから先は足付けサイディングの出来ない「プライマー~アンダーコート~ハイパー銀膜~トップコート」してハイパー塗装DBKになります。

インナーリムから側面リムは拘りのパウダーグロスブラック肌残しのためのマスキング

ハイパー塗装の銀膜を適度に染めてベースの黒を弱くした中間色のDBKの完成です。

アウトリムの潰れ曲りが有った箇所周辺ですが、修理は完璧です。
何処を直したか解らない様に治すのがホイール修理ですが、パテ埋め形成など一切行ってませんのでご安心ください。

大きく曲がっていたインリム

メタル調に鈍く光る高級感有るベース黒濃淡中間色の溶剤ハイパー塗装DBK

・・インナーリムから側面リムのパウダーコート残しの理由・・
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点からインナーリムから側面リムはマスキングによる拘りのパウダーコート肌残しの理由です。

2Ps本体塗装の量産新品黒と当社パウダーブラックの黒光り光沢の違い!
量産新品のインナーリム、側面リムは溶剤の黒が薄く被った程度ですが丸塗りパウダーブラックはインリム側面リムとは言え拘って丁寧に塗っています。

ハイパー塗装の出来栄え評価より5年の修行で得た弟子の修理による見えない工程の基本土台となる修理の方を評価ください。

■ハイパー塗装の特性■ 
ハイパー塗装は一般的な調色した溶剤2コートカラー塗装と違い4~5層の塗装を重ねたレイヤー式のメタル調表現のため密着性を犠牲にして成しえる高級感あるハイパー塗装になります。

ハイパー塗装はベースの黒やグレーの上へ銀膜から最終のトップコートまでの中間塗装はサイディングや密着剤添付が出来ません。つまりベース上の中間から上の層まではバームクーヘンのように挟んで重ねてあるだけのため密着が悪くなり取り付け時の工具干渉やタイヤ組み付け傷など付きやすく塗装肌が軟弱な事が最大の欠点ですのでタイヤ組み付けや装着作業また普段のメンテなど極デリケートに扱いう必要が有ります。

それら密着性を犠牲にして特殊なカラー表現ですので高級特殊塗装と言われる(ハイパーやスパッタリングメッキ)は重ね塗り手法のためカスタム塗りも社外量産新品や純正ホイールなどハイパー塗装は全て高圧洗浄機や洗車機は絶対厳禁ですのでスポンジ等での手洗いシャンプーをしてください。

パウダーコートベースの場合はパウダー上層からのハイパー塗装剥げが起こり、また溶剤ベースの場合は地金からの塗装剥げが起りますので剥げる箇所が違うだけでベースは関係なく上層の特性に依存されます。

厚塗り塗装は女性の厚化粧の様なモノで厚く塗るほど塗装膜が脆くなりますので、薄く塗って塗り重ねが少ないほど塗装の密着性、耐久性は向上します。

一般的なシルバー、ゴールド、ガンメタはメイン塗装からトップコートまで通常2コートですが、ハイパー塗装は5コートを要しますのでどうしても厚化粧になりますので密着性、耐久性を犠牲にした高級メタル調塗装です。

再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。※素地表現のブラッシュドやバレル研摩など色塗って誤魔化せる削り込み修理やパテ埋め補修など出来ませんので修理技術こそモノを「言います。

4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール nishi@243ok.co.jp  の方へお願いいたします。 
メール送受信のお願い・・携帯からのメールでは一部「受信制限、返信不能、文字化け」などが有り電話番号が明記されないと、こちらから連絡の取り様が有りませんので必ず電話番号明記の上お願いします。返信不能な場合はこちらからお電話いたします。
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