仕上げ実績・ブログ - アルマイトリムの修理から再アルマイト
2013.06.19
SSRワタナベRS8とSSRメッシュのリフレッシュ・リメーク
旧スピードスターSSRの代表的なRS8とフォーミラーメッシュのアルマイト加工&ディスク再塗装によるフルリメーク&ハーフリメークの紹介です。
旧式3Psのリムは1枚型の合金プレスリム(板モノリム)にアルマイト加工されたモノでインとアウトを溶接してある実質2Psホイールになります。
2台共6本づつオーダー頂きましたがワタナベRS8は6本を再アルマイトからのディスク再塗装フルリ-クでSSRメッシュは6本から深リムへディスク差し替えによる4本を生かしてのハーフリメークになります。
SSR-ワタナベRS8とSSRメッシュのリフレッシュ・リメーク
その1・・SSR-ワタナベRS8リムアルマイト&ベースパウダーコートによりるフルリメーク
秋田県のお客様・・・リムは経年劣化で腐食が一部有りますが程度良好のSSRワタナベRS-8です。
リバース裏組の組み換えで信じられない内締めによるチェンジャーチャック傷です。
バフ仕上げなら肉盛り溶接して直せますが今回はアルマイト加工が前提のため肉盛り修理はやりません。※その理由は下段に詳しく説明して有ります。
ディスクの塗装剥離ブラスト研磨後のベースはオーナーリクエストでパウダーコートです。※最終が溶剤カラーの場合はベースも従来の溶剤サフでも構いません。
ブッシュもパウダーグロスブラックにします。
仕上げがゴールドですので明るめのグレーベースのパウダーコート!
これから足付け下処理して溶剤指定カラー(トヨタ4T-8)でお化粧塗装をします。
外注依頼によるリム本体のアルマイト加工が戻って来ました。
SSRは本来3Psですがインとアウトを溶接して有りますので実質2Psのため本体丸ごとアルマイトになります。
ディスクの塗装も終わり6本それぞれのパーツ完成です。
純正黒ボルトから錆びに強く光沢高級感のある新品ステンボルトとニクロムナットと交換※ステンボルトはホイール規格用では有りませんので純正ボルトに比べて強度はやや落ちます。
ステンボルトをつけて組み付け合体完成です。
リム再アルマイトですので傷でもつけない限りあと数年はこのままの状態が維持できます。
※6本中2本は腐食が進行していましたのでアルマイト加工しても腐食痕が一部残ったままの表現になります。
合金プレスリム(板モノリム)は肉盛りを要さない修理や腐食が無い場合はBBFバフポリッシュより本来のアルマイト加工でリムを保護した方がベターです。
※アルマイト肌は傷に弱いですのでメンテもデリケートに扱う必要が有ります。
その2・・SSRフォーミラーメッシュ/ディスク差し替えリム交換によるハーフリメーク
茨城県のお客様・・・浅リムのディスクを深リムに差し替えるついでにディスクも再塗装します。
使うディスク4枚を剥離ブラスト研磨してデザイン天面は肌合わせのアクションを掛けます。塗装仕上げはこの下処理で仕上がりが左右されます。
ピアスボルトはパウダーコートでグロスブラックにします。
深リムと交換してパウダーコートしたピアスボルトをつけて合体完成
※古いメッシュは鋭角で角張った目の細かいデザインのため1~2回では塗装が奥まで届きませんので5~6回の重ね塗りとなるため目の細かなメッシュの再塗装は手間がかかります。
リムの天辺フランジ部の傷修理のみでリムの全面磨きや再アルマイトはしていませんのでディスク再塗装をメインとしたハーフリフレッシュになります。
・・・アルマイト加工の条件と不可なモノ、留意点について・・・
1・・2/3Psの分解可能なリム単体になる事が最必須条件です。
2・・2Psハメ殺しのリムのほとんどはアルマイト加工されたモノですが溶接結合でリム単体に出来ないためアルマイト加工は全て不可です。
3・・溶接を伴う修理のモノは不可では有りませんが溶接痕が現れます。
4・・鋳造リムは白濁しますのでアルマイトは不可
5・・鍛造リムは鋳造リムほど白濁しませんが合金プレスリムより白濁りが出ます。
6・・腐食の有るモノはアルマイトしても腐食痕は残った状態で現れます。
肉盛り溶接からのアルマイト加工
↓
※重要アルマイト加工前の前処理となるBBFバフポリッシュの時点では肉盛り痕はなじんで消えてしまいますがアルマイトの化学反応で写真のように溶接痕がうっすらと現れて来ます。
※肉盛研磨形成を要す修理で溶接痕を気にされない方はアルマイトもお受けしますが、溶接痕が気になる方はBBFバフポリッシュ仕上げになります。
PS:ファン登録1.000人突破ありがとうございます。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりなどは会社メール nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西HPはこちら
2013.04.24
WORKエクイップ3Psパウダーコート&光輝アルマイト加工
今も人気のある旧式の3PsタイプのWORKエクイップのパーツ別リフレッシュです。
古き良き時代の旧式のエクイップは完全分解できる3Psですのでオリジナルに沿った加工でも違う加工でもなんでも可能です。
エクイップ3Psタイプの復刻盤もデビューしましたが、同じ構造でピアスボルトにナット絞めにも関わらず残念ながらご丁寧に溶接でくっ付けてありますので今回のような加工はすべて不可!・・復刻版は修理が出来ないようにこのメーカーお得意の溶接ハメ殺しになってしまっています。・・・修理できない使い捨てのモノを造るのはどうなのでしょうか?
WORKエクイップ3Psパウダーコート&光輝アルマイトによるパーツ別リフレッシュ
神奈川県のお客様・・・ディスクとキャップは再塗装して有りますがアウトリムのアルマイトは大きな傷も無く手付かずのため再アルマイトも可能です。
全パーツ個別に塗装剥離からブラスト研磨します。
※復刻版のエクイップは当然こんな事は出来ません。
パーツ別にパウダーシルバーを噴射します。
※インナーリムはパウダーフィニッシュですがそれ以外はパウダーシルバーはあくまでもベース利用です。
センターディスクのパウダーシルバーの肌のままではやや暗い感じで艶がありません。センターディスクはホイールの顔ですので溶剤シルバーでお化粧塗装に入ります。
パウダー肌をサイディングして下地を整えプライマーをかけてお化粧の溶剤シルバー塗装の準備をします。
パウダーコートは高温焼き付けのため腐食の有るキャップはブツや湧きが確実に出てきます。
エンブレムバッチは磨き仕上げの予定でしたがあまり光ってくれませんでしたので
急遽渋めのブラッシュドに変更!
アウトリムの光輝アルマイト加工は外注依頼から帰ってきました。
※復刻版のエクイップはリム単体になりませんので当然再アルマイトも出来ません。
全パーツの完成です。
クロームのピアスボルトも錆び腐食が有りませんでしたので1本づつ磨いて組み付け完成です。
インナーリムや側面リムはパウダーシルバーフィニッシュです。
メタが強いほどギラツキますのでシルバーメタはメタの弱い明るめのシルバーです。
元肌がアルマイトの場合は磨きより同質のアルマイトの方がベターです。
・・・アルマイト加工の条件と不可なモノ、留意点について・・・
1・・2/3Psの分解可能なリム単体になる事が最必須条件です。
2・・2Psハメ殺しのリムのほとんどはアルマイト加工されたモノですが溶接結合でリム単体に出来ないためアルマイト加工は全て不可です。
3・・溶接を伴う修理のモノは不可では有りませんが溶接痕が現れます。
4・・鋳造リムは白濁しますのでアルマイトは不可
5・・鍛造リムは鋳造リムほど白濁しませんが合金プレスリムより白濁りが出ます。
6・・腐食の有るモノはアルマイトしても腐食痕は残った状態で現れます。
肉盛り溶接からのアルマイト加工
↓
※重要アルマイト加工前の下処理となるBBFバフポリッシュの時点では肉盛り痕は完全に消えてなじみますがアルマイトの化学反応で写真のように溶接痕が現れます。
※肉盛研磨形成を要す修理で溶接痕を気にされない方はアルマイトもお受けしますが、溶接痕が気になる方はBBFバフポリッシュ仕上げになります。
パウダーコートにも条件があります。
①・古い年代モノや腐食の激しモノのパウダーフィニッシュは不可。
②・中国産の鋳造品は新品でもパウダーフィニッシュは不可。
③・黒・白(グロス・マット)その他ソリッド系のパウダーは溶剤とほぼ変わりませんが金・銀・ガンメタなどメタリック系は見た目ビジュアルが劣りますので2コートまたは溶剤クリアーで肌を整える必要が有ります。
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2012.05.16
高額だったアルマイト光輝リム仕上げでも低価格で提供!
アルマイト修理でお困りの方への朗報です。
2・3Psの合金プレスリムのほとんどはアルマイト光輝リムが主流です。
アルマイト光輝リムをメッキと思っている方が多い様ですが、正確にはメッキでは有りません。 アルミ素地自体を酸化皮膜してメッキのような光輝リム仕上げです。
2・3Psはインナー側も同じアルマイト処理されており光らす必要の無い箇所のため白アルマイト処理されています。アルミサッシのような感じです。
スパッタリングメッキやクロームメッキは他の金属をアルミに蒸着させるメッキ法でアルマイト光輝とは全く別モノですのでお間違えないようにしてください。
アルマイト光輝リムもスパッタリングメッキもクロームメッキもみな同様に僅かな傷修理でも全面やり直しのため高額なコストが掛かるります。そのためアルマイト光輝リムの通常修理ではバフ磨きでの修理となっています。
当店では高額なアルマイト光輝リムもアルマイト工場様との提携で低価格でアルマイト光輝リム再生のが可能となり従来の修理法の輝きで似せた鏡面ポリッシュ仕上げと変わらない料金が可能です。
アルマイト光輝リムの修理から再アルマイト光輝リム加工
長崎県のお客様・・他店でのアルマイト部分研磨修理からの手直しご依頼です。アルマイト皮膜は研磨しすぎると皮膜が剥げてアルミ素地が出てきます。 また市販されているアルミクリーナーで磨けば白シミやアルマイト剥げが起きますのでアルマイトリムへのコンパウンド磨きやアルミクリーナー使用は絶対NGです。
アルマイトリムを修理後研磨するれば当然ですがアルマイト層が落ちます。 そのため似たような仕上げとして輝きを似せた鏡面ポリッシュ仕上げにすることがほとんどです。・・・・が・・・・その鏡面ポリッシュと近い価格で当店ではアルマイト処理が出来ます。
新品と同質のアルマイト処理されたリムです。
ちなみにバフポリッシュ仕上げの場合14.000円~前後ですが同質のアルマイト処理して18.000円~なら酸化白ボケもしないしオリジナルと同質の肌となれば絶対アルマイト処理の方がいいに決ってます。
ディスクは今回手を付けていませんのでダイヤモンドカットポリッシュ特有の白ミミズシミが入っていますが、リムは新品と同質のアルマイト光輝リムとなります。
ディスク部もついでにダイヤモンドカットしてしまえばほぼ完璧に近い修理再生も可能と言う訳です。
注):2Psハメ殺しは分解できませんので、リムもディスクもオリジナルと同質の仕上げは全て不可能です。
アルマイト光輝処理再加工に2点の条件があります。
①・リムとディスク分解出来てリム単体になる事!
※リム単体の加工のため必須条件となります。
②・溶接を伴わない修理である事!
※素地自体の磨きから酸化皮膜させますので他のアルミを足した箇所は一部黒シミが入ります。それをご了承の場合は肉盛りしてのアルマイトもお受けいたします。
リム光輝処理(アルマイト・バフ・ダイヤモンドカット・バレル)などそれぞれ光沢、肌質の異なる様々な表現やお値段について
※2.3Psのリム単体にするための分解・合体工賃は含みません。
※曲りガリ傷修理は含みません。
※リムの口径、深さにより変動いたします。
1・・アルマイト光輝リム1本18.000円~
3Ps1枚型合金プレスリム
3Ps合金プレスモノチューブカールリム
ディスクがメッキでリムはアルマイト光輝の合体式です。2・3Psタイプでこれらが良くリムもメッキと勘違いされてるケースが多いタイプのホイールです。
3Ps合金プレスモノチューブカールリム
リムがアルマイトでディスクがハイパー塗装(DBK)です。
2・BBFバフポリッシュリム1本12.000円~
1Ps鍛造リム
3Ps合金プレスリム
3・・ダイヤモンドカットリム1本20.000円~
1Ps鋳造リム
2Ps鋳造リム
4・・バレル研磨リム1本15.000円~
2Ps鍛造リム
2Ps鋳造溶接ハメ殺し・・分解出来ないハメ殺しのリム全面を磨けるのはバレル研磨以外他に有りません。 ピアスボルトはボタン式のダミーです。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
単品修理は片道送料当社負担となります。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ写真を添えてお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
PS:最近たまにこちらからのメールの返事が返ってこないとクレームが御座います。 手が空かず当日返信は出来ない事も多々ございますが、2~3日以内には返信するようにしています。
それでも返信がない場合は携帯やPCの迷惑メール設定などが考えられますので2~3日以内に当方からの返信が無い場合は確認のため直接お電話ください。
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