仕上げ実績・ブログ - ポリッシュホイール/曲りガリ傷修正
2012.03.10
ブラシェッド・ダイヤモンドカット・ミラーポリッシュの修理
ブラシェッド・ダイヤモンドカット・ミラーポリッシュなどのポリッシュ3種類のガリ傷修理の紹介です。
ポリッシュホイールとはカラー塗装と違いアルミ素地を生かした表面処理のホイールを指します。
その1・・フォージオート (ブラシェッド+パウダークリアー)
その2・・AMG(ダイヤモンドカット+溶剤クリアー)
その3・・BBS-RE(バレル3次元研磨+ノークリアー)
その1・・フォージオート19インチ(ブラシェッド・鍛造)スポーク割れ修正
佐賀県のお客様・・超扁平の引っ張りタイヤを付ければホイールへ大きな負荷がかり細いスポークタイプのホイールの付け根付近は割れやすくなりますので適切なタイヤサイズの設定が大切です。
このホイール以外のモノも割れの兆候が見え初めています。
パウダークリアーをまずは剥離します。クリアー剥離のため写真では違いが解り難いですが・・
表裏溶接を万遍なく溶け込ますために大きくV字カットします。
溶接自体は簡単な事ですが研磨形成が場所的に困難な箇所です。
※注)溶接したからと言っても強度低下は避けられません。良く有るインナーリムクッラクも同じ事です。
ひたすらハンド形成して一旦磨き光沢を出しします。その後、ブラシ傷を入れて周りとなじませます。
ブラシ表現が終われば元のようにパウダーコートクリアーを丸ごと噴射します。
スポーク割れ修理からブラシェッド+パウダーコートクリアーの完成です。
その2・・AMG19インチ(鋳造・ダイヤモンドカット) 文字復元、ガリ傷修正
埼玉県のお客様・・縁石干渉による良くあるガリ傷です。
このホイール修理の難問は凹文字部へ傷があるため切り込んでも、溶接肉盛りしても凹文字部が消えてなくなります。
オーナーの一番のリクエストは凹文字の紛失が無いようにとの事で、それは当店では凹文字の切り込み復元が出来ませんの文字切りフライスが出来る業者様へ外注依頼となりました。
さすが専門業者様!凹文字も見事に復元されています。ついでに表面カットしていただき修理箇所以外も元通り綺麗になりました。
今回このホイールに関しては私が修理したモノでは有りませんので自慢できませんが当店で対応出来ないモノは外注依頼して対応しています。
その3・・BBS-RE19インチ(バレル3次元ミラーポリッシュ) ガリ傷修正
神奈川県のお客様・・ガリ傷元写真を撮り忘れていまいたのでいきなり肉盛り修理からです。
「グラインダー、超硬バー、ヤスリ、ペーパー」などでハンド形成します。
ダイヤモンドカットと違い完全手作業による原型形成のアナログ的な修理方です。
ハンド形成から仕上げ研磨してフィニッシュはバレル研磨機投入して完成です。
丸ごと研磨のため修理以外箇所もついでに光沢が蘇ります。
新品と同じバレル3次元仕上げですので新品と同じ光沢肌となります。
様々な表現のポリッシュホイール
↓
アメリカ発祥のブラシ傷を付けた粗いポリッシュ表現のブラシェッド
ブラシ表現はメーカー仕様と全く同じにはなりませんので近似のブラシとなります。
※山切り溝が深く大きいためオンクリアーは必須です。
PC旋盤で表面をバイトでカットして虹色のカットライン表現がダイヤモンドカットです。1Ps鋳造CAST(鋳物式)は磨き工程が無い旋盤カットのためライン量産向きで低コストで商品化できますがワンオフ修理の場合は1本ずつデザイン構造の3次元データを要しますので修理代が3種の中で一番高くなってしまうホイールです。 ダイヤモンドカットは表面のみのカット工法のためデザイン側面部は全て色を塗って有ります。
※繊細な虹色ラインを防ぐ役割りとしてオンクリアーは必須です。
当店が一番得意とするカスタム化一押しのスーパーミラーバレル研磨です。
商品化されている3次元ミラーポリッシュは全て鍛造FORGED(加圧式)となります。高価な鍛造品をさらに人の手でハンド研磨した後、バレル研磨機で磨き込む研磨工法のため量産向きでなく生産コストがかかり新品価格では一番高額なポリッシュホイールとなります。
高額なポリッシュホイールでも元々ミラーポリッシュされているホイールの修理の場合は修理箇所を直してバレル研摩機へ投入すれば比較的早く簡単に修理できますので、元値は高くても修理代は一番お安く仕上がります。
つまりダイヤモンドカットとミラーポリッシュは新品元値と修理代が逆転します。
※鏡面ツル肌仕上げのためノークリアー商品も存在しておりノークリアーでも構いませんので、オンクリアーは任意です。
今回は各種ポリッシュ修理の同質仕上げですがもちろんカラー塗装やその他様々なホイールから3通りのポリッシュへリフレッシュ・リメークも可能です。
ポリッシュホイールの修正はカラー塗装のようにパテ埋めて色を被しての誤魔化しが出来ない修理技術を問われるのがポリッシュホイールの修正です。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
単品修理は片道当社負担となります。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
2010.09.26
ポリッシュホイールの修正は研磨形成に誤魔化しが効きません!
ポリッシュホイールはアルミ素地表現のためパテ埋め、さらに削り込み修理後パテ形成などしてカラー塗装で隠れるものでは有りませんので、誤魔化しの出来ない難しい修理となります。
カラー塗装の修理は色さえ塗ってしまえば素人さんでも板金屋さんでも出来る修理かも知れませんが、ポリッシュホールの曲り、ガリ傷修正こそホイール修理屋のプロの技と言えます。
完全なる原型修復後のポリッシュ最終仕上げはスーパーミラーポリッシュ・鏡面研磨・ダイヤモンドカットのいずれかで対応しています。
ポリッシュホイールの曲り、ガリ傷修正!
一部の傷修理でも表面のクリアー全面剥離から始まります。 カラー塗装のように部分修正はできません。
ベンツ純正18インチ/ ガリ傷肉盛り研磨形成
スーパーミラーポリッシュ仕上げ(オンクリアー)
マセラッティー純正19インチ/ ガリ傷肉盛り研磨形成
スーパーミラーポリッシュ仕上げ(オンクリアー)
ホンダ純正15インチ/ ガリ傷肉盛り研磨形成
スーパーミラーポリッシュ仕上げ(オンクリアー)
19インチ/ リムガリ傷肉盛り研磨形成
鏡面研磨(オンクリアー)
カールソン19インチ/ ガリ傷肉盛り研磨形成
鏡面研磨(オンクリアー)
201インチ/ アルマイトカールリム曲り肉盛り研磨形成
鏡面研磨(ガラスコーティング)
※1・アルマイトリムはポリッシュでは有りませんが修正は鏡面仕上げとなります。
※2・アルマイトカールリム曲りは肉盛りによる原型修復は必須となります。
アルマイトリムについてはこちら
アルマイトカールリム修正の詳細はこちら
アルマイト修正は「みんカラ」整備手帳にも詳しく紹介しています。
カラーホイールでもポリッシュホイールでも単品修正でも確実な原型修復修正が出来ないと4本リフレッシュ・リメークなど出来無い訳です。
(有)オートサービス西のHPはこちら
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