仕上げ実績・ブログ - 二輪アルミホイール/修正再塗リフレッシュリメーク
2012.12.18
二輪ホイールの曲り修理からパウダーコートと溶剤ゴールド
二輪ホイールの大きな曲り修理から塗装仕上げ(溶剤&パウダー)までの紹介です。
溶剤カラー塗装はカラー調色してから上塗り部分塗装が可能ですが、それに対してパウダーコートは剥離してブラスト研摩からの丸塗り塗装となります。
溶剤もパウダーコートもカラー塗装はホイール修正が出来てからの話です。 ガリ傷修理などは二輪も四輪も取るに足らない簡単な修理ですが、二輪の曲り修理は難しいですので四輪が直せないと二輪は直せません。
その1・・YAMAHA純正鋳造ホイールの曲り修理から丸塗りパウダーコート(グロスブラック)
群馬県のお客様・・・ 大きな曲りと外周ガリ傷です。
目測できる曲りは2箇所ですがそれ以外に両面合わして8箇所曲っています。
曲り修理とガリ傷修理完成後はパウダーコートのための塗装剥離からブラスト研摩とリム研摩をします。
パウダーグロス静電噴射丸塗り
ハブダンパーも分解して個別の前処理から個別の塗装です。
パウダーグロスブラック丸塗りの完成!
※二輪ホイールは四輪と違い剥き出し装着で、さらにリアー側はチェーンの巻き込みで油や飛び石など使用条件が厳しいホイールですので耐久性に優れる頑丈肌のパウダーコートは二輪ホイールには一番理想的な塗装です。
その2・・マルケジーニ鍛造ホイールの曲り修理から部分溶剤ゴールド塗装
千葉県のお客様・・・R側は両面の大きな曲りとF側は小さな曲りとガリ傷修理です。
R側曲り修理から研摩形成!
F側ガリ傷修理から研摩形成!
これから溶剤の下塗装となるプライマー+サフ塗装してメインゴールド塗装に入ります。
R側の曲り修理からの溶剤ゴールド塗装完成!
F側のガリ傷修理などR側の曲り修理に比べれば屁見たいな修理です。
部分塗装でもトップコートクリアー塗装は本体丸塗りです。
二輪ホイールはリム幅が小さいため片面が曲ると反対側も引っ張られ歪んでしまいます。そのため大きな曲りだけでなく曲り方や構造デザイン(特に自転車みたいなワイヤータイプ)などは小さな曲りでも曲りは直っても本体の歪み(横振れ、縦振れ)が残るモノは修理不能扱いとなります。
二輪ホイール2本ワンセット磨き再塗装によるリフレッシュ・リメークは無料キャンペーン中!
※大きな曲りのある2輪ホイールは修理不可の場合も有りますので大きな曲りの有るホイールは全て元払いにての発送をお願いしています。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
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2012.08.31
二輪バイクホイール(アルミ&マグ)のパウダーコート
今回は同時期入庫の「ヤマハR1-Z205CCアルミホイール」と「NSR250CCマグホイール」と他パーツへのパウダーコートの紹介です。
パウダーコートは高温焼付けの樹脂皮膜のためアルミ、マグなど素地への密着性が高く、耐久性、耐食性に優れさらに頑丈肌ですので傷にも強いため剥き出しの二輪用ホイールには一番適したカラー塗装方です。
パウダーコートは高温焼付けによりベアリングのパーツを痛めますのでベアリングは予め取り外す必要があります。
マグはスチールやアルミと違い密着性が極端に悪く、酸化腐食し易いため剥離からパウダー前に特別な前処理が必要となります。
2輪ホイール&パーツへのパウダーコート
その1・・・ヤマハR1-Z205CCアルミホイールへのパウダーゴールド
熊本県のお客様・・少々の傷は有りますが曲りが有りませんので直ぐに剥離工程に入れます。
リム傷を直し塗装剥離からブラスト研摩してベアリングを外し内部へパウダーが入らないようにマスキングしてパウダーコートへの下処理をします。
水分飛ばしの空焚き(120℃・20分)して保管箱で冷めるを待ってパウダーコートの準備をします。
パウダーゴールドの噴射!専用釜で200℃・10分ほど焼いて粉を溶かします。
冷却完成!フロント側
冷却完成!リアー側
アルマイト処理されたブレーキキャリパー
薬品反応にてアルマイトを溶かして傷を直したからブラスト研摩します。
2個1のパーツですので分解して個別にプライマーから前処理をします。
ブレーキフルードの箇所はパウダーがかからないようにマスキングしてパウダーコートを噴射!
マスキングを剥いで2個1パーツ完成!
パウダーコートのベージュカラーです。
ちなみホイールや小物パーツなどへの光輝アルマイトやアルマイトカラーもお受けしています。
その2・・・ホンダNSR250CCマグホイールへのパウダーグロスホワイト
鹿児島県のお客様・・・ややマグの含有量の少ないマグホイールです。マグの純度が高いモノほど塗装へのリスクが高くなります。
剥離ブラストからマグ専用の化成処理してさらにアンダーコートしてパウダーコートを静電蒸着させます。
マグはアルミよりパウダーコート前の処理が2コート増えます。
パウダーホワイト噴射!
マグは剥離したまま放置すると直ぐに腐食が始まりますので剥離したら一気にパウダーコートまで済ませます。そのためマグは作業開始したら付きっ切りとなり他の作業と並行できません。
冷却完成!フロント側
冷却完成!リアー側
※注):アルミに比べればマグはレベリング(平滑化)がやや劣り気泡や発砲が出る可能性が高くなります。そんな場合はビジュアル的な思考からさらに溶剤にてお化粧塗装をします。これは4輪ホイールも同じです。
クロームスチール製のバイクハンドルのパウダーコートグロスブラックです。
マスキングしてパウダーグロスブラック
スチール製は通電性が強くパウダーの密着性も高くなります。
2輪ホイールの再塗装やポリッシュ仕上げ(スーパーポリッシュバレル研磨)など4輪ホイールとほとんど変わりませんが、大きな曲り修理がある場合は歪みが出て修理不可となる事も有ります。
ガリ傷、欠けなどはアルミ・マグ問わず問題なく修理できます。
2輪ホイールも2本セットのリフレッシュ・リメークに限り無料キャンペーン中です。
※曲りのある2輪ホイールは修理不可の可能性が有りますので曲りの有るホイールは対象外です。
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2011.11.19
二輪ホイールの曲り修正&パウダーコート(マットブッラク)
二輪ホイールのボコボコ曲り修理からパウダーコートマットブッラクです。
リアー側はガリ傷程度でしたがフロント側のホイールが至る所数箇所曲っておりそれらを直してからの剥離~ブラスト~パウダーコートです。
二輪ホイールのリム修理からパウダーコート(マットブッラク)
ネット販売の中古購入先から直接当店へ入庫しました。
お客様が現品を確認されていませんので、曲りやガリ傷の有無とあと大切な事は2輪は大きく曲ればホイール自体が横振れしますのでその確認と修理「可・不可」の判断から報告いたします。
2輪は曲りやガリ傷の見た目が治れば良いモノではありません。
写真には納まらないくらい両面色んなところが曲っていますので、曲り修理、振れ修理から始まります。
二輪の修理は大きく曲ったモノ歪みの取れないモノは修理不能な場合があります。
ガリ傷肉盛り修理です。
修理が無事終われば、ベアリングを外してパウダー用に普段通りの剥離からブラスト研磨です。
静電チェックしてパウダーマットブッラク噴射です。
2輪は表裏が無い両面仕上げのため4輪同サイズ1本分の5割増しです。
至る所が曲っていたフロント側パウダーマットブッラク完成!
ガリ傷があったリアー側パウダーマットブッラク完成!
車両剥き出しの2輪ホイールは過酷な条件化での使用ですので、頑丈肌のパウダーコートが2輪ホイールには一番適しています。
2輪はホイールに限らず、各パーツへもパウダーコートを是非ご検討ください。
パウダーコートについてはこちら
「修理も色塗りも磨きも」最善を尽くし時間をかけ出来る限りの仕事をしています。しかしそれでも時としてお客様の意に沿わぬモノと思われる事も有るかも知れません。
無菌室のような部屋で閉じこもって塗装してもゴミやブツなど起こる事もあれば色の特性上、どうしても色ずれ現象が出る場合もあります。また磨きにしても素材自体の荒の出現や傷補修の溶接によるアルミを足した合金質が合う、合わないなど様々な素材との相性も有ります。
一概に「鋳造・鍛造・合金プレス」「アルミ・マグ・スチール」と言っても全て「同じモノ・同じ素材・同じ製法」では有りません。
全て違うモノを同じように補修として完全に回避出来ない事も当然出てきます。
それらをよりよい方法でより近ずける修理が「日々の目標であり永遠のテーマ」でもあります。
4本ワンセットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。
この機会に是非ご相談ください。
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2011.07.29
二輪バイクのホイールの修正から再塗装&磨きのリフレッシュ!
バイクのホイールのガリ傷、曲り、欠け、割れ、振れの修理から再塗装、磨きも行っています。
大型バイクを所有している方もホイール修理から塗装、磨きのリフレッシュもご相談ください。
二輪ホイールでもガリ傷程度ならアルミ・マグ問わず採るに足りないカワイイ修理です。でも「曲り、歪み修理」は4輪のホイールに比べて難ししいため損傷の大きなモノは修理不能となります。
2輪の修復暦の手直し修理は一切お受け出来ません。
その1・・DUCATI 748ホイール曲り、歪み修正
神奈川県のお客様・・お辞儀した角の立ったリム曲りです。
なでらかに曲ったモノと違い角張った曲りはプレス時にクラックが入る可能性があります。 アルミ缶を手で潰して角張った所は綺麗に戻らないのと理屈は同じです。
修理箇所周りの塗装を剥いでリムが割れないように余熱してゆっくりプレス修理しても角張った箇所はやっぱりクラックが入りました。
クラックの入った箇所へ溶接が満遍なく溶け込むように開先を取って溶接準備します。
角張った曲りは運よくクラックが入らなかったにせよ、プレスだけではリム外周は完全に出ませんのでどっち道 肉盛り研磨形成は必要です。
クラック箇所だけではなく外周面や裏面も包み込むように溶接します。
この方法は4輪のクラック修理も同じ方法です。
不細工な溶接団子など残しません。
グラインダー、超硬バー、ヤスリ、ペーパー充て木を使い、「表・裏」全てハンド研磨します。 円周出しの荒研磨はアクションサンダーなど使えません。
事前に調色して配合したカラーを修理した箇所へ部分塗装して完成です。
※部分塗装とは言えプライマーからサフの下地塗装して調色したガンメタを塗ります。またメタリック系はクリアー塗装が必須ですのでクリアー塗装もしてあります。
※注)年数劣化退色したモノへ調色して色を合わしても部分塗装してクリアーまで塗れば塗装した箇所の艶、光沢が出てきます。そのため若干の色ずれを感じる場合もあります。
その2・・マルケジーニ(マグ鍛)パールホワイト再塗装
埼玉県のお客様・・高額なマグタンホイール(鍛造マグネシューム)のパールホワイト再塗装です。 傷はもちろんありますが、それとは別にマグネシューム特有の塗装縮みの現象が出て来ています。
後塗りでなく、新品卸しですのでマグ専用のメーカー仕様の下処理が施してあります。今回はそのマグ専用の下処理を剥がないように部分修理してから念のため密着性の高い高温焼く付けのプライマーからサフを塗りその後は通常のウレタンカラーの下処理サフを塗ります。
2回目の溶剤カラー塗装用の下処理塗装後、ベアリング交換します。
メインの仕上げ塗装が済んでからのベアリング交換はホイールに傷をつけそうで気を使い緊張しますので下処理塗装前後に交換して起きます。
このホイールのリアーは微調整が難しく時間がかかりました。
※2輪のベアリング交換は別途料金となります。
溶剤パールホワイトの完成です。
その3・・ANTERAハイパー塗装(DBK)再塗装
埼玉県のお客様・・飛び石傷や引っかき傷はありますが、程度良好の3本(6本?)スポークホイールをハイパー塗装 (DBK)します。
パウダーコートのグロスブラックをベースとしてそのベースを透かしながらハイパー銀膜をつけていきます。
本当は従来通り、塗装剥離からパウダーコートをさせて頂いた方が見積もり価格も違ってきますので、それも有りですが、剥離やパウダーコート代が節約できる事とオリジナルのロゴシール(ホイール各3枚)も塗装剥離が無かったためシールを削除する事も無くマスキングによりそのまま生かす事も出来ました。
無駄を省き少しでもお安く出来る良い方法も提案していきます。
その4・・ハーレー曲り、ガリ傷、チェンジャー傷修理BBFバフポリッシュ研磨
リム曲りとリムガリ傷そしてチェンジャー傷直しからのリム全面BBFバフポリッシュ仕上げします。
考えられない組み換えによるチェンジャー爪の4箇所傷です。
本来はアルマイト光輝リムですが予算的な理由からBBFバフポリッシュ仕上げとなりました。 ※二輪でも分解可能なリムならアルマイト光輝リムももちろん可能です。
その5・・マグホイールの割れ、欠け修理からのパウダーコート
東京都のお客様・・曲り、削れ、クラック有りのマグホイールです。
削れは問題無しとしてマグのクラック修理はメーカーやモデル、年式などでマグ合金の造りが全て違いますので同じ割れ方でも治るモノと治らないモノが有ります。
微小な割れでもマグホイールの割れ修理はすべて治るとは限りません。
マグの塗装を剥離してから溶接準備として大きき開先を取って治るか治らないか、一応トライしてみましたが上手く行きそうです。
リム研磨とディスク研磨の下処理はアルミと同じ工程ですがこれからパウダーコートの前処理にはアルミにはないマグ専用の下処理が有ります。
マグ専用の下処理をしてベースとなるパウダーホワイトを噴射!
パウダーコートをベースとして溶剤ホワイトカラーを重ね塗りして完成です。
その6・・レア物ホイール/縦割れ修理からゴールド&ポリッシュ仕上げ
神奈川県のお客様・・・レア物マッハのバイクホイールです。縦に大きく割れていますが幸い歪が有りません。割れた箇所の強度は当然やや落ちますが、割れからの原型修復は問題無く再生します。
開先を大きく取って表裏包み込むように万遍なく溶接してピンホールや熱による歪を起こさないように溶接するのが腕の見せ所ポイントです。
溶接部は両面と側面とも手作業による研磨形成(グラインダー、ヤスリ、超鋼バー、ペーパー)などを使い形を造っていきます。そのためこの工程が一番時間がかかります。
先にゴールドからクリアー塗装してバイク専用のリム研磨機にてアウトリム(二輪は両面仕上げ)磨き込んで完成です。
※当時物の鋳造品の塗装部は荒い仕上げ(鋳物肌)を残したままの塗装ですが修理した箇所、周辺は研磨によりどうしてもツル肌になります。そのためぶつぶつの鋳物肌の再現はできません。
その7・・ハーレー純正ゴールド塗装からデザイン天面ポリッシュ仕上げ
埼玉県のお客様・・・曲り、ガリ傷修理は有りません。色替えから再ポリッシュします。
ゴールドに塗り替えしてデザイン天面をポリッシュからオンクリアー
※リムは研磨機で磨けてもスポーク天面の磨きはハンド磨きのため面倒で苦労する箇所です。
その8・・DOCATIアルミ鍛造スーパーポリッシュバレル3次元研摩
神川県のお客様・・新品卸しからのスーパーポリッシュバレル研磨でよりプレミアムホイールへと進化します。
当店独自自慢のスーパーポリッシュバレル3次元研磨です。
他所では出来ない特殊研磨工法で隅々まで万遍無く磨きこんだ芸の細かなミラーポリッシュとなります。 高品質の鍛造高級ホイールほどより効果的です。
2輪も2本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
※二輪の曲りや割れの酷いモノは直らない可能性が大となり損傷の酷いモノは送料往復無料は適用外とさせていただきます。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ写真を添えてお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
PS:ガリ傷や割れなどほぼ治せても曲りによる歪や反り現象の有るバイクのホイールは横振れ、縦振れが取れないため修理不可になる場合が多くなります。
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2011.04.17
二輪バイクのホイールも修正いたしますが、手の施し様の無いモノも有ります。
二輪・バイクのホイールのガリ傷、曲り、欠け、割れ、振れの修理は開業時23年前から地味にやっています。
オーダー数は4輪(乗用車)の5%にも満たない月10本程度ではありますが、「みんカラ」ユーザーも大型バイクを所有している方が多いようですので今後はもっとバイクのホイール修理、リフレッシュもPRしていきます。
二輪ホイールでもガリ傷程度ならアルミ・マグ問わず採るに足りないカワイイ修理ですが、曲り、歪みなどは4輪のホイールに比べて難しく、4輪ホイールがまともに直せないと2輪のホイールはまず治せません。
粗悪な修復暦有りの手直し修理はしたしません。
その1・・二輪ホイールの曲り、歪み修正
よくあるお辞儀したリム曲りです。
この位の曲りならホイール全体の歪みや横振れ現象はほとんど現われません。
リムが割れないように余熱してプレス修理しますので塗装焼けやプレス傷は修理の工程上、一部塗装へのダメージは避けられません。
そのため修理箇所の塗装は一部剥いで研磨してから部分塗装「有り・無し」で納品しています。
アルミ(アルマイト)、スポークワイヤータイプはスポークが細くリベット止めのため、リム曲りの衝撃でワイヤー自体も曲ってしまいホイール全体が大きく横振れを起こします。
ちなみにこれは以前バイク屋さんが曲りをプレスして無理やり押し込んでいるため一部リムが下がった状態で大きく沿っています。
曲り修理は素人さんが手を加えれば直るモノも直らなくなりますので絶対に手を加えずお送りください。
ワイヤー自体が引っ張られるためリムの曲った方のワイヤーは歪んで曲り、反対側のワイヤーは逆に引っ張られてしまいます。
角の立った曲り方をしたリムはプレスしても当然リム外周の円は凸凹となりますので外周復元のため表、裏肉盛り研磨形成は必須となります。
ビールのアルミ缶を手で潰したら角がでます。その角をまん丸くはできませんよね、 それと同じ事です。
アルマイトリムのためアルマイトを一部剥いでの研磨仕上げとなります。
もちろん全面研磨も可能ですが、ワイヤーの付け根が研磨出来ませんので本格的に全面研磨する場合はワイヤーを全部外してリング状にする必要があります。
その2・・外傷ダメージ無しのホイールの歪み・横振れ修正
高額なマグタンホイール(鍛造マグネシューム)1本/25万円するらしいです。
新品同様で曲りや傷はありませんが大きく横振れしています。
検査してみたら赤丸印部のディスクスポークに塗装のヒビ割れ発見!
これはホイール側面からの衝撃でディスクスポークが引っ張られスポークが反って塗装が割れる現象です。
そのためホイール全体の横振れが約2ミリほどあります。
プレス修理する際、マグは粘りがないためスポークが割れないように時間をかけ騙し騙し少しずつプレス修正していきます。
結果横振れの範囲約0.4ミリ以下でディスクスポークも割れずにまた塗装ダメージも無く治りました
その3・・粗悪な修復暦への手直し修正不可について
修理から色塗り替えでご依頼いただいた、マグ鍛JB3です。
小さな曲り修正とガリ傷修正かと思いきや・・・ビックリ修理痕有りでまたガッカリです。
リムの形状がイビツで良く見たら表・裏ヒビ、クラックが見えます。
恐る恐るブラスターで塗装剥いで見たらご覧の通りの信じられない恐ろしい溶接修理痕です。
塗装してしまえばどんな修理をしたのか判らなくなるのはこの事です。
何も知らずに使っていたなんてぞっとしますね。
高額なマグ鍛も台無し!廃棄処分です。
残念ながら手直し修理不能のため当然、塗装、塗り替えはキャンセルとなりました。
こんな修復暦ホイールとたまに遭遇しますが、こちらとしても多大な迷惑を被っています。
その4・・二輪ホイール修正後の塗装・磨きによるリフレッシュ・リメーク
ブラッククリアー再塗装(溶剤系)
粉体パウダー塗装も可能です。(剥離からパウダーまで全て自社加工です。)
ハイパー塗装(ブラックフェイス)再塗装
当店自慢のスーパーミラーポリッシュ研磨(3次元)
手の届く範囲は全てポリッシュしてあります。
面倒で時間のかかるアルミ磨き込み工法のためバイクホイールはデザイン、構造により「可・不可」があります。
メッキ加工(メッキ工場への外注依頼となります。)
二輪ホイールは4輪ホイールより悪条件化のためメッキしたホイールを傷つけやすいですので注意が必要です。
特にリアー側はチェーンの油、汚れ、飛び石がホイールに付きやすくメッキの損傷が出やすくなります。
二輪ホイールは四輪ホイールと違いホイール幅(J)が2~3Jと幅が細いためリム曲りにより反対面のリム面も引っ張られて付いて曲ります。
さらに大きな曲りの場合ディスク面もついて曲るためホイール全体の横振れの現象が現われます。
そのため修理「可・不可」は写真での判断ができませんので現品ダメージを検品後の判断となりまた歪み(横振れ)の大きなモノはトライしてみないとなんともいえない状況のモノも少なくありません。
※2Ps合せホイールや自転車のホイールのようなワイヤーホイールは顕著にその現象が現われます。
塗装膜が厚く、耐久性が良く、さらに高熱に耐えられる粉体パウダー塗装はホイールはもとより、抜き出しのエンジン、ミッションまたフレームなどバイクには一番適した塗装です。
ハーレーダビットソンのフレーム本体そのまま丸ごと入る粉体塗装専用焼付け釜をただいま準備中です。
大型焼付け釜完備によりバイクのフレームはもちろんホイールならサイズにより一気に12本前後同時焼付けが可能となります。
近日本格的に開始いたしますので乞うご期待ください。
スーパーミラーポリッシュ・BBFバフ・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装などで磨き、塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来て初めてお化粧となるそれらが生きてきます。
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