仕上げ実績・ブログ - 3Ps/リム&ディスク個別加工
2016.12.22
RAYS/VOLK-Raching/Gr-C17インチのリフレッシュ・リメーク
RAYS/VOLK-Raching/Gr-C17インチのリフレッシュ・リメーク
2・インナーリム・・・・・・・パウダーグロスブラック
3・センターディスク・・・・溶剤指定ガンメタ+ステッカー
4・センタープレート・・・・・溶剤指定ガンメタ
5・6角キャップ・・・・・・・・バレル研磨(パウダークリアー)
6・ピアスボルト・・・・・・・・新品クローム交換
7・ナット・・・・・・・・・・・・・新品ニクロム交換
8・エアーバルブ・・・・・・・洗浄研磨再利用
9・分解合体シーリング打ち直し
4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
メール問い合わせのお願い・・携帯からのメールでは一部「受信制限、返信不能、文字化け」など有ります。電話番号が明記されないと、こちらから連絡の取り様が有りませんので必ず電話番号明記の上お願いします。
日曜祝祭日はお休み。
電話番号 0995-65-7225
12月30日~1月5日までお正月とさせて頂きます。
(有)オートサービス西
2015.04.30
WORK極み19インチ/バレル3次元研磨からのブラッシュド&キャンディーカッパー
WORK極み19インチ新品ホイールをバレル3次元研磨のフルポリッシュベースからのブラッシュド(パウダークリアー)x2本とパウダーキャンディーカッパーx2本です。
フルポリッシュからのブラッシュドやキャンディーカラーはホイール本体をまずテカテカに光らして光沢を透かした手の込んだ特殊な工法ですのでハンド研磨からバフ仕上げしてバレル研摩を通さないとこの表現は出来ません。
※キャンディーカラーは撮影環境やモニター環境で実物とは色合いが若干異なります。
WORK極み19インチ/バレル3次元研磨からのブラッシュド&パウダーキャンディーカッパー
滋賀県のお客様・・・新品のWORK極み19インチホイールです。2本ずつ違い加工をします。
上面の塗装は直ぐに剥げましたがベースのプライマーがぶ厚いため剥離出来にくいタイプのホイールです。
3次元研磨の為に全てハンド研磨しますから少々の塗装残りは無視して作業を進めます。
天面からスポーク縦横壁全てハンド研磨です。
これが4ですのでかなりの時間と手間が掛かります。
バレル荒研磨
バレル中研磨からハンド研磨してバフ磨きしてバレル仕上げ研磨の繰り返しでまだまだ先は永いです。
バレル3次元研磨の完成!
バレル研摩ノークリアーならここで終了ですがまだまだ先が有ります。
磨きムラやペーパー目残りが無いかチェックしてOKならパウダーキャンディーコートに入ります。
本体丸ごとパウダーキャンディーカッパーの静電噴射!
パウダーキャンディーカッパーx2本完成!
バレル3次元研磨ベースでスポーク縦横壁も天面同様ツルピカの光沢を透かしたキャンディーカラーになります。
こちらはバレル3次元研磨ベースから天面のみブラッシュドを混入をします。
リムからディスク天面のみ荒目のブラッシュドです。
スポーク縦横壁のツルピカ光沢で渋いブラッシュドがより引き立ちます。
本体丸ごとパウダークリアーの静電噴射!
パウダークリアーの完成
中古のインリムは腐食が有るモノが多いためブツ湧きが多少出る事が有りますが国産の新品ホイールですのでその心配は有りません。
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ないため「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・」などの利点から裏リムまでパウダーコートでガードしておけば腐食防止にもなります。
イベント出品に何とか間に合いました。
4本同サイズですので装着は左右か前後かは解りませんが目立ち注目度は抜群かと思います。
透明系のキャンディーをより効果的に表現するためには当社自慢のバレル研摩と連携してベースを光らしてから透き通た光沢の有るキャンディー本来の表現になります。
バレルのテカテカ光沢と荒目銀色で鈍い光沢を放つブラッシュドは気品漂う高級感が有りでさらに「丈夫で長持ちお手入れ楽々」になります。
パウダーコートフィニッシュはビジュアルも重要ですが耐久性が最大の目的です。
一般的な溶剤塗装は焼き付け温度が80℃前後のため使用中にホイールは熱を持ち50℃前後で溶剤塗膜が柔らかくなりパットカスや異物が熱で柔らかくなった塗膜に刺さり付着していくら洗っても取れなくなります。
パウダーコートは樹脂膜の上焼き付け温度が200℃前後のため120℃前後まで達しないと塗膜が柔らかくななりませんので通常の使用熱位ではパットカスや異物などびくともしません。
ブレーキパットカス付着の多い外車などは特にパウダーコートが一番適した塗装です。
ガラスコーティングなどボディーカラーと同様の溶剤肌をコーティング保護するためのモノですのでパウダーコートしたモノへのガラスコーティングなど無意味なため不要です。
メール返信のお願い・・日々膨大なメール問い合わせのため随時回答返信が出来ない場合や携帯からのメールで一部返信へ出来ない場合も有りますので3~4日たってもこちらからの返信メールが無い場合は直接お電話ください。
TEL0995-65-7225(日平日AM9:00時~PM19:00時)にお願いします。
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2015.02.19
旧車用VOLKGr-AとWedsプロフェッサーのリフレッシュ
BBS-RSと同世代20数年前の古き良き時代3PsホイールのVOLKGr-AとWsdsプロフェッサーの修理からのリフレッシュです。!
BBS-RS特許デザインのクロスメッシュに似ているためRSのモドキと一部で揶揄されていましたが2台共に高額な3Ps構造でメーカーモデルの個性特徴を主張したクラシカルな荒目メッシュでRSとは一味違う売れ筋の人気モデルでした。Gr-AはRSと同質のRAYS製の高品質鍛造ホイールで、当時安価なモドキ商品は多く出回っていましたがそれら使い捨てホイールとは違い本物は永く愛用されます。
Gr-A・プロフェッサーともに旧車のオーナーですが旧車には現行モデルのホイールなど似合いません・・・当時モノの復活リフレッシュもお任せください。
VOLKGr-AとWedsプロフェッサーのリフレッシュ
その1・・VOLKGr-A16インチリフレッシュ
東京都のお客様・・・オーナーの思いれの有るホイールとの事でより一層心込めて仕上げて参ります。
アウトリムの傷修理から磨き・・・微小な腐食痕残りが有ります。
結構傷んだ6角キャップですがこれも1個ずつ丁寧に磨き上げます。
6角キャップへのバフ磨きから仕上げはバレル研摩
溶剤シルバーメタ仕上げですので下地の溶剤ベース
ピアスボルトは元々メッキでは無く白アルマイトかナシジかと思いますが同種加工は出来ませんのでブラスト掛けてパウダーコートします。
ピアスボルトへのパウダーシルバー
全パーツの完成(インリムは施工無し)
シーリング打ち直し組み付け完成
インリムは剥離から再塗装無しのリクエストの為洗浄のみでしたが錆び付きが酷く汚れていましたので結構大変でした。
最初はパウダークリアーにトライしましたが腐食痕から高温焼き付け(180℃)による発砲ブツが出てしまったため焼き付け(70℃)の溶剤硬質クリアーに変更しました。
※溶剤クリアーなら発砲する事は有りませんがパウダークリアーに比べて密着性と塗膜肌が弱いのが欠点です。
まだまだ現役として末永く愛用されます。
その2・・Wedsプロフェッサー16インチリフレッシュ
広島県のお客様・・・プロフェッサー8本用意して頂きより良いモノを選別して4本造り上げます。
※アウトリムは磨きポリッシュ仕上げのため曲りガリ傷より腐食の少ないモノ、インリムは塗装仕上げのため腐食より曲りガリ傷の無いモノを選別するのがポイントです。
選別したアウトリムの曲り、ガリ傷修理から
インリムの選別は曲りの無いモノですが2本やや腐食痕が残っています。
当店定番のパウダーグロスブラック静電噴射!
ディスク、キャッププレート、6角キャップの剥離ブラスト研磨
キャッププレート2枚は腐食で虫食い陥没が有るためパテ埋め似て補修!
全パーツ個別施工の完成
ボルト緩め防止に縦溝の入ったスプラインボルトで手の込んだ造りをしています。
外すのは容易ですがハメるのが圧入式のため難儀なボルトです。
難儀なボルトを装着して無事組み付け完成
インリムのパウダーグロスブラックは見た目だけが目的ではありません。
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・黒は汚れが目立たない」などの利点からインリムへは特にパウダーコートが効果的です
フロント側
アウトリムのポリッシュは溶剤オンクリアーでコーティング。
アウトリムの曲り、ガリ傷修理などは関係なく修理はほぼ完璧です。
磨きや塗装により4本リフレッシュ・リメークは基本となる修理が出来てからの話しです。
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ホイール4本フルリフレッシュ・リメークに限り往復送料無料!
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2012.01.14
AGIO SPORTアブロハート20インチのリフレッシュ・リメーク
アメリカ製鍛造3PsホイールのAGIO SPORTアブロハート20インチの完全分解からのリフレッシュ・リメークです。
AGIO20インチクラスになると4本で車が買えるほどの高級ビックリ価格のホイールです。
AGIO 20インチ 3Ps鍛造ホイールのリフレッシュ・リメーク
埼玉県のお客様・・ディスクは元々はミラーポリッシュバレル研磨3次元仕上げですが、ブラシェッドの後加工をして有ります。
インナーリムは僅かな曲りですが、これも見落とさず曲り修理からです。
ディスク部のクリアー剥離状態
今回は溶剤カラー(指定カラー有り)のため本来荒ペーパーの足付けをしたい所ですが3次元研磨してある商品のため次回また元に戻す事(3次元ミラーポリッシュ)を考慮してパウダー下地を採用してそのためのバレル荒研磨の方法で行きます。
インナーリムも塗装剥いで研磨してパウダーコートいたします。
インナーリムのパウダーブッラクコート丸塗り
ディスク部のパウダーサフコート丸塗り
この後は溶剤系ウレタンカラーを調色してグレーメタで仕上げます。
ディスクのパウダーは密着性向上の為のあくまでも下地利用です。
リムとディスクまとめて8枚焼付け釜で180℃20分ほどチンします。
ピアスボルトも個別に塗装剥離から洗浄研磨して元の光沢肌に戻します。
アウターリムは他のディスクを組んでリム全体磨いて全てのパーツが完成です。
シーリング打ち直ししてピアスボルトで締め付け装着して合体完成です。
ボルトを表裏半分ずつ付けるタイプのため装着に手間のかかる構造のホイールです。
前回の修理で18本デザインサイズの違うピアスボルトが装着されておりそれらは交換して、またボルト、ナットも丸塗りしてありましたので元に戻してあります。
高級感あふれるAGIOホイールへ変身しました。
単品修理は片道当社負担となります。
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2011.11.16
モデナⅡ17インチハイパー塗装&リム修正鏡面研磨
モデナⅡ17インチ3Ps完全分解個別仕上げです。
ディスクはハイパー塗装(DBK)銀やや強め!
アウターリムはBBF鏡面研磨(ノークリアー)仕上げの紹介です。
モデナⅡハイパー塗装(DBK)&リム鏡面研磨
東大阪市のお客様・・年代モノですのでそれなりにガリ傷も有り、セピア色に劣化退色してはいますが曲り歪み修復暦も無く比較的程度の良いモデナⅡでした。
当時存在し無かったハイパー塗装で現代風のモデルに生まれ変わりました。
同じシルバー系でも表情が全く変わります。
リム研磨用に他のディスクと組んでガリ傷修理肉盛り形成から始まります。
アウターリップの完成です。
アウターポリッシュはご希望によりノークリアー仕上げです。
ポリッシュのオンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
ディスク部はハイパー塗装のため塗装剥離からブラスト研磨します。
鋳物ユズ肌が荒かったためツル肌への荒研磨です。
ハイパー塗装(DBK)へのベースとなるパウダーグロスブッラク塗装
パウダーブッラクからさらにアンダーコートしてブッラクを透かしながらハイパー(銀膜)を多めに染めて「銀膜表現」が強いDBKとなります。
各パーツの完成です。
インナーリムは今回塗装無しのため洗浄のみです。
ピアスボルトも洗浄研磨してからシーリング打ち直しの組み付けして完成です。
黒をベースとしたメタル調の表現となり、光の当たり具合で銀の表現が強く見えたり弱く見えたりするのもハイパー塗装(DBK)の大きな特徴です。
パウダーコートについてはこちら
ハイパー塗装についてはこちら
ハイパー塗装の色合い濃淡についてはこちら
※基本土台となる確実なホイール修正してから、分解可能はホイールは分解してパーツ別々のお化粧加工となります。
4本ワンセットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。
この機会に是非ご相談ください。
(有)オートサービス西
2011.06.24
スターフォルムのリフレッシュ
懐かしいスターフォルムです。
ダメージも大きく、虫食い腐食もそれなりにありましたが、見事に現役復活いたしました。
スターフォルム16インチのリフレッシュ
神奈川県のお客様・・リム修正、BBF鏡面研磨/ディスク部(ニッサンのDJ4グリーンメタ)再塗装です。
リムの曲り、ガリ傷修正
ディスク部の塗装剥離
旋盤カットされたポリッシュが出てきてます。これでは塗装への密着が悪くなり塗装剥げや塗装浮きが出やすくなります。
カラー塗装するモノはある程度肌が粗い方が密着性は向上します。
ペーパー目が出ない程度の番手であえて荒く仕上げます。
ディスク部へのブラスター研磨
ポリッシュ肌ではカラー塗装への密着性が劣りますのであえて荒目の砂でブラストします。
腐食、虫食いが酷かったため巣穴が見えてきました。
ポリッシュのように素地表現ではなくカラー仕上げですので虫食い、巣穴は問題ありません。
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虫食い、巣穴を削除して下処理塗装からメインの「ニッサンのDJ4グリーンメタ」を塗装してクリアー塗装までして一旦完成です。
本来はディスク部への塗装はここで完了ですが、ピアスボルト当たり面のリングはポリッシュ仕上げの追加作業がまだあります。
ピアスボルト当たり面のリングはポリッシュ仕上げのためディスク面へ傷が入らぬようにマスキングして塗装を剥ぎながらポリッシュ研磨します。
研磨完了したピアスボルト当たり面のリングポリッシュ部のみクリアー塗装と本来はなりますが、マスキングを剥いだ時点でクリアーの裁断面が出て水浸入の原因となりますので、それを回避するため完成したディスクをもう一度サイディングしてディスク丸塗りクリアー塗装によりマスキングの裁断面も覆われますのでクリアー剥げ防止となります。
つまりグリーンのディスク部はクリアー二度塗りとなります。
リムポリッシュ部は幸いディスク部ほど痛んでいませんでしたので、ほぼ完全にリフレッシュできました。
カラー塗装を前提とするモノはパテや下処理のサフまたカラー塗装で完全に隠れますので虫食い、腐食は関係しませんがポリッシュなど素地表現などは腐食、虫食いが酷い場合は完全に取れない場合があります。
カラー塗装(溶剤ウレタンやパウダーコート)は少々のダメージに関係なくパテ埋めなどで対処出来ます。またリムガリ傷などでもパテ埋め修理しても色を塗ってしまえば一般ユーザーはどんな修理をしたのか判断もつきません。
ポリッシュ仕上げ(BBFバフ・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット)は素地表現のためパテ埋めが出来ませんので溶接研磨形成の良し悪しがはっきり出る修理です。またポリッシュは素材のダメージでも仕上がりが左右されます。
良くあるガリ傷が消えて無くなるまでひたすら削り込んで研磨する削り込み修理と言う方法も有るようですが、パテ埋めや削り込みは修理、修正とは言えません。
削り込み・パテ埋め修正についてはこちら
カラー仕上げは誰でも出来てどうにでもなりますが、ポリッシュ仕上げは騙しの利かない修理です。
完全なる修理、修正が出来て4本リフレッシュ・リメークへと繋がります。
(有)オートサービス西HPはこちら
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2011.06.12
WORK マイスター18インチリフレッシュ・リメーク
「WORK MEISTER S1」 17インチF10JとR12Jの超ワイドホイールのリフレッシュ・リメークです。
ポリッシュ面の腐食が激しかったのでやや難点も残りましたがここまで綺麗に甦りました。
「WORK MEISTER S1」 完全分解によるリフレッシュ
ポリッシュオンクリアーの特有というか宿命となるミミズ白錆び、虫食い、腐食はクリアー層の下つまりアルミ素地へ入った損傷のためクリアー表面をいくら磨いてもクリアーが剥げるだけでミミズ白錆び、虫食い腐食は取れません。
リム単体に根気強く研磨すればここまで光沢は蘇りますが腐食の酷い箇所は一部虫食い損傷がどうしても残ってしまします。
オンクリアーのミミズ白錆び、虫食い腐食の原因や対処方はページ下で詳しく説明してますので最後まで読んでくださいね!
まずはリム曲がり、ガリ傷修理から始まります。
カラー塗装するディスク部は少々の腐食は問題ありませんが、腐食によるパウダーコートの弾きの現象が出ますので、腐食削除は念入りにしてパウダーコートのための下処理研磨します。
ベースはパウダーコートのため180℃の釜で40分ほど焼きつけします。 素地への密着性のベースは完璧です。
※溶剤ウレタンカラー塗装へのベース目的のパウダーコートは別途追加料金となります。
ディスク部は指定カラー(プリクラスダークグリーン)を調色して溶剤系ウレタン塗装仕上げして60℃の釜で40ほど焼付けします。
溶剤系ウレタンカラー塗装からトップコートも全て焼く付け塗装をしていますので、仕上がり艶が全然違います。
ディスク塗装・インナーリム塗装・アウターリムポリッシュ研磨と個別作業の完成です。
ピアスボルトも洗浄研磨してこれからシーリングを打ち直しし合体作業となります。
「WORK MEISTERS1」のロゴシールもグリーンのシートをカッティングマシーンで自社製作しています。
フロント10J(OUTリム4.5J+INリム5.5J )とリアー12J(OUTリム6.5J+INリム5.5J )です。
OUTリムが6.5Jありますので表と裏を反対にしたようなリム構造です。
どんな車に付けるのでしょうか? ケーニッヒでしょうか?
★虫食い腐食のダメージが激しいリムへの再ポリッシュについて★
ポリッシュ部虫食い、腐食が激しかった面の研磨後のアップ写真です。
ミラーポリッシュやBBFバフ研磨またダイヤモンドカットなどシビアな素地表現の場合、アルミ奥まで浸透して刺青状になった虫食い腐食はいくら削って磨いても黒点、斑点が一部残ってしまいます。
カラー塗装仕上げなら下地のサフやカラーで黒点、斑点は隠れて消えてしまいますが、マイスターのような柔軟性のある合金プレスリムはカラー塗装に向かないリムです。
なぜOUTリムへカラー塗装が不向きなのか
↓
リムへの塗装は1Psや浅目の硬くて頑丈なリムならカラー塗装やメッキも問題はありませんが、マイスターのような柔軟性に富む合金プレス1枚型でしかも6.5Jもある深いアウターリムへカラー塗装やメッキすれば使用中に塗装が剥げてしまいます。 合金プレス1枚型リムは収縮するのです。
合金プレスの1枚型で深いリムほど収縮率が高いためカラー塗装は不向で特にハイパー塗装やスパッタリングメッキは収縮性の無い銀箔やクローム膜箔のため合金プレス1枚型の深いアウターリムには相性は良くありません。
リムの特性を理解出来れば何でもかんでも色を塗れば良いってモノでは無いことがお分かりかと思います。
合金プレス1枚型の深いリムへの他の方法として
↓
その1・・ブラシ傷を入れる荒仕上げのブラシェッドポリッシュ加工ならこの程度の黒点、斑点は目立たなくなりますが、ホリ深リムに艶の無い荒目のポリッシュは似合いませんし、ブラシェッドはオンクリアーが必須となります。
その2・・密着性の高いパウダーカラー仕上げなら柔軟性や耐久性は期待できますが、調色が出来ないため指定カラーに対応できませんので既存のパウダーカラーとなります。
粉体パウダー塗装についてはこちら
なぜオンクリアーポリッシュは虫食い腐食が出やすいのか?
今回のマイスターも元はポリシュ仕上げのオンクリアーです。
飛び石に弱いオンクリアーの上にさらにホリ深リムは石ころを拾いやすくなります。
深いリムの中で石ころがクルクル回りながらリムを傷つけてしいます。
石ころ傷や飛び石傷などの傷口からクリアーが一部剥げてクリアーとアルミ素地の間へ水が入り込み水気がクリアー下層に閉じこまれたままで蒸発、乾燥しないため常に湿った状態のままのため虫食い腐食が起きてきます。
カビや腐食は水気、湿気が原因です。
今回黒く塗ったインナーリムは汚れてブレーキパッドは付いていましたが、虫食い腐食の現象がないのもそのためです。
クリアーをしなければ酸化白ボケはしますが、素地でアルミ裸の状態のため空気に触れ乾燥しやすいため白ミミズシミや虫食い腐食は起きにくくなり ます。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
完全なる修正が出来て4本リフレッシュ・リメークへと繋がります。
(有)オートサービス西HPはこちら
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