仕上げ実績・ブログ - 2011年04月
2011.04.01
BBS-LMR21インチスーパーミラーポリッシュ/バレル研磨
埼玉県からのご依頼、BBS-LMR 21インチ 2次元スーパーミラーポリッシュ
2Ps・3Psはリム部とディスク部それぞれ別々の研磨加工となります。
限定販売品RS-GT(MP)やドイツのブランドホイール(MP)も当店と同質、同様の(MP)研磨加工です。
高額なLM-Rの(MP)仕様は販売されていませんのでOnly One Premiunホイールとなります。
傷、曲がりの無い程度良好なリム部ブラック艶有り、ディスク部マットブラック粉体塗装仕上げのLM-Rです。
21インチ大口径ホイールのためミラーポリッシュは、黒の表現より一回り大きく見えます。
もちろんピアスボルトもエアーバルブも磨いてあります。
抜かりはありません。
リム/ディスク塗装剥離から始まり、ディスク部荒研磨です。
ディスク部中研磨です。
写真にはありませんが、リム部も同様、個別の下処理研磨となります。
アウターリム部の剥離はリム面のみ狙って剥ぐ必要があるため、剥離剤やブラスターは今回使えませんから研磨機にて塗装剥離となります。
丸ごと剥離や部分剥離など目的に応じてやる必要があります。
何でも感でも剥げば良いモノでもありません。
2Psリム部の側面、裏面は粉体の黒を残してアウターリムのみミラーポリッシュいたしました。
下地が粉体の場合バレル研磨にかけても塗装部は犯されません。
※今回のアウターリム部は従来の鏡面研磨ではなく、鏡面研磨した後さらにバレル研磨にかけてディスクと同質の仕上げとなります。
ホイール専用研磨機械の2通りでの仕上げ研磨となっています。
ディスク部2次元仕上げのため、表面はツルピカとなりディスクサイド面は鈍い光沢となります。
2次元・3次元研磨についてはこちら
新品(MP)ホイールの場合、ディスク部がミラーポリッシュでもリム部は職人の手のいる研磨磨きでは無く、MC旋盤による大量生産向きの(切削式)ダイヤモンドカットとなっています。
今回のようにディスクとリムが同一の(MP)ミラーポリッシュの方がよりバランスが良い風に感じますがこれも好みの問題です。
もちろんご要望によりダイヤモンドカットもお受けします。
ダイヤモンドカットはライン量産向きのため小ロット1本モノをカットする場合のダイヤモンドカットは逆にコストが掛かってしまいます。
ダイヤモンドカットの詳細はこちら
カラー塗装仕上げのように比較的短時間には出来ませんが、手間隙かけてやる分、完成後の達成感をより感じる仕事です。
素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。
※腐食の激しいものは虫食いの黒の斑点が現われる場合もあります。
※廉価モノの鋳造品はミラーポリッシュは綺麗になりきれませんので不向きです。
程度の良い鍛造加圧式(FORGED)品はミラーポリッシュは特にお勧めです。
今回はノークリアー仕上げです。
オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。
ミラーポリッシュのノークリアーの場合ユーザー自身でも簡単に傷修理が可能です。
「オンクリアー&ノークリアー」とミラーポリッシュユーザー修理例についてはこちら
仕様中生じたガリ傷などでも当店で磨き込んでありますので、次回からの修理、再研磨は、低価格、短納期となり修理、再研磨は簡単に何回でも出来ます。
●ミラーポリッシュ修理代(ノークリアーの場合)12.000円~
●納期 2~4日程度
※傷修理の際、2Ps・3Psは分解しての研磨となりますので分解合体工賃が別途かかります。
カラー塗装ホイールと違い素材自体の表現ですので、ガリ傷修正など肉盛り研磨形成を要する修理は技術の差が大きく出る誤魔化しのきかないのがポリッシュホイールです。
(有)オートサービス西HPはこちら