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仕上げ実績・ブログ - 2012年10月

2012.10.30

BBS-RS17インチ/スーパーミラーバレル研磨から深リム交換

国産BBS-RS17インチはミラーバレル研磨からのリム交換で、本国BBS-RS17インチはシルバーメタからのリム交換で2台共もサイズ変更によるカスタム化をします。

今回国産RSはフルリフレッシュとなりますが、本国RSはハーフリフレッシュとなります。

同時入庫でしたのでRS2台まとめて紹介いたします。





BBS-RS17インチ/スーパーポリッシュミラーバレル研磨からリム交換

 

兵庫県のお客様・・・年期モノの割りには程度良好な国産RS17インチx7Jです。

極普通のRSがこれから別物となって激変します。





 

まずは曲りチェック修理から・・長年使用した中古品で曲って無い物はまず有りませんので検品して少しの曲りも見逃しません。







いつものようにセンターディスクとメッシュプレートの塗装剥離からハンド研磨







 

荒研磨から中研磨





 

バレル仕上げ研磨・・まだ完成では有りません。





 

6角キャップとメッシュプレートも前処理研磨からバレル研磨仕上げ







 

アルミ製のキャップなら輝きが可能で光沢復帰します。

※プラ製のキャップは研磨不可なため塗装仕上げとなります。

 





 

他のお客様分も含めRS4台分(1.5J~4.0J)の新品リムも後日入荷しました。







 

RS全パーツの完成!インリムは別工程のグロスブラック塗装





 

フロント3.5Jのアウトリップと交換してトータルサイズ17x10.5J









リアー側4.0Jのアウトリップと交換してトータルサイズ17x11J







 

カスタム化のインリムへの塗装はブラックお勧めです。





 

ミラータイプのエンブレムとホイール全体のアルミの輝きが見事にマッチしています。





 

ディスク部のスーパーポリッシュとのバランスは最高の出来栄えです。大口径ホイールよりもホリ深ホイールの方が断然かっこいいですネ。

■BBSーRS17インチ スーパーポリッシュカスタムの詳細■

1・アウターリム・・・・・・・・・・3.5J+4.0Jリム交換(ノークリアー)

2・インナーリム・・・・・・・・・・溶剤グロスブラック

3・ディスク&プレート・・・・・・バレル研磨(オンクリアー)

4・6角キャップ・・・・・・・・・・・バレル研磨(オンクリアー)

5・ピアスボルト・・・・・・・・・・既存品の洗浄研磨

6・3Psコーキング・・・・・・・・シーリング打ち直し

7・エアーバルブ・・・・・・・・・洗浄研磨

8・エンブレム・・・・・・・・・・・ミラータイプと交換

※RS純正&社外パーツなど数多くストックして有りますのでどんなに損傷の酷いRSでもお気軽にご相談ください。







 

東京都のお客様・・・本国ドイツ製の17x8JのRSです。国産RSに比べて角ばった丸みの無いディスクでやや塗装処理も違います。またピアスボルトはクロームでなく黄色っぽいナシジメッキ調などが大きな違いです。







センターディスク再塗装は当然、塗装剥離からのシルバーメタ塗装です。アウトリップを4.0Jと交換してピアスボルトとインナーリムは現状のままの加工無しのためハーフリフレッシュとなります。







RSは日本に限らず世界で人気商品のため最近海外からのメールや電話でのお問い合わせが有ります。色を変えたり、磨くだけでなくサイズ変更も自由自在に世界に一つの自分だけのRSを提案、提供いたします。※スーパーRSやLMは2Psですのでインアウトの交換は出来ません。



BBS-RSアウターリムのサイズや交換の詳細はこちら



アウターリムポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩、スーパーミラーバレル研磨、ダイヤモンドカット」の3種の研摩加工にて対応しています。

※リムの構造、材質、損傷程度で対応できないモノの有ります。

3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら 



ディスク加工は「スーパーミラーバレル研磨・溶剤系ウレタンカラー・パウダーコート・ハイパー塗装」などバリエーション豊富に対応しています。





4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーンを継続中です



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2012.10.28

ポルシェOZ製17インチのスーパーポリッシュバレル研磨(3次元)

OZ製ポルシェ用17インチのスーパーポリッシュバレルの3次元研磨です。

分解可能な3Psですのでアウトリムとディスクと別々のバレル研磨ポリッシュ加工をします。

ご要望あればインナーリムもアウトリム同様に磨いちゃいます。





ポルシェOZ17インチのバレル3次元研磨からパウダークリアーコート



鹿児島県のお客様・・・高級外車を数台お持ちの地元のお得意様です。リヤのアウトリムは深リムのため石ころを拾い溶剤クリアーではすぐに傷つき剥げてしまうためバレル研磨からパウダークリアーで保護します。







センターディスク塗装剥離後、3次元研磨用にデザイン面を万遍無くハンド研磨します。





 

アウトリムは通常のBBFバフポリッシュで磨き込みしてからさらにバレル研磨機へセッティングするために一旦ディスクを組んでアウトリムをバレル機で仕上げます。

この段階のディスクは単なるジグとしての利用ですのでまだ荒の状態です。









バレル完成後にアウトリムへパウダーコートクリアーを噴射!

200℃の釜で焼いてアウトリムはここで終了です。これから本格的にセンターディスクの3次元研磨に入ります。









リムが終れば次はディスクの本格的な3次元研磨の前処理研磨をします。









トレース研磨機からハンド研磨機の中仕上げ状態です。バフムラやペーパー目がまだ残っています。テカテカに輝くまで「ハンドバフとバレル研磨」を何回も繰り返します。







 

バレル3次元研磨の完成です!メッキとは違うアルミ独特の落ち着いた輝きになります。 これからディスクもオンクリアーします。







 

センターキャップはプラ製のため研磨出来ませんので、ロゴ部をマスキングしてより近いハイパーシルバー(DSK)を塗装します。・・といっても鏡面ポリッシュと塗装表現は実際別モノですのであくまでも一番近い感じの塗装が黒をベースとしたハイパーシルバー(DSK)です。









全パーツの完成!インナーリムは今回塗装無しです。 









8Jフロント側・・パウダークリアーでやや艶引きは避けられませんがポリッシュ表面保護のクリアーで頑丈肌のこれ以上のクリアーは有りません。







9Jリアー側・・ポリッシュをがっちりガードするパウダークリアーの効果で深リムのリアーは少々の石ころ拾いでもクリアーが剥げる心配もなくなりました。







ポリッシュへのクリアーコートには液体溶剤系(アクリル樹脂)と固体パウダー系(ポリエステル樹脂)があります。また液体溶剤系のアクリル樹脂にも1液型(硬化剤無し)と2液型(硬化剤有り)の2種類があります。

1液型(硬化剤無し)・・・新品ポリッシュホールへのクリアーコートは100%1液型(硬化剤無し)です。 硬化剤が入っていれば数時間で塗料とガンのノズルが固まってしまうため硬化剤の入ったモノは量産式には不向きなため自然硬化しなく肌が弱くても透明度が高い1液型が主流となります。透明度は高いですが塗装膜が薄く肌が弱い軟弱な事が欠点です。

2液型(硬化剤有り)・・・ワンオフ塗装向きで、1液が型よりさらに肌の硬い2液型は硬化剤の比率が高いほど硬質となり 塗料代も高くなります。艶感塗装肌の硬さも期待できるためワンオフでのクリアー塗装は2液型が主流となっています。

パウダーコートクリアー(ポリエステル樹脂)・・塗装膜と言うよりポリエステルの樹脂膜となるため肌が頑丈で密着性も高く 2液の溶剤系とは比べ物にならない硬質な肌となります。難点は素材を選びますので質の良くない鋳造品や腐食の酷いモノは気泡が発生します。またコストが割高となり透明度が溶剤系よりやや劣ります。



ポリッシュクリアーの詳細はこちら





以前当社でミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。



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PS:お問い合わせや見積もりなどこちらからのメールでの回答など手が空かず当日連絡は出来ない事も多々ございますが、2~3日以内には返信するようにしています。 それでも返信がない場合は携帯やPCの迷惑メール設定などが考えられますので2~3日以内に当方からの返信が無い場合は確認のため直接お電話ください。



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2012.10.26

BBS-RF17インチ・スーパーポリッシュバレル研磨(2次元)

当店自慢の特殊研磨工法のバレル研磨です。

1Psは2次元、3次元に関係なくホイール丸ごとの研磨となります。

2Ps・3Psホイールは組んだ状態での丸ごと研磨では無く、分解可能なホイールは各パーツごと別々のミラーポリッシュをしたします。





BBS-RF17インチ/スーパーポリッシュバレル2次元研磨(ノークリアー)

東京都のお客様・・・BBSでは数少ないスポークタイプのRFです。

ハイパーシルバー(DSK)の塗装浮き剥げが出始めて今回再塗装ではなくバレル研磨にてミラーポリッシュいたします。









塗装浮き、剥げの箇所は腐食が進行中で素地まで侵されています。









剥離からブラスト研磨してデザイン天面はハンド研磨します。









バレル研磨機にて1時間荒研磨します。









ハンド研磨からバフ磨きしてバレル仕上げ研磨を繰り返し行いデザイン天面が万遍無くピカピカ光るまで磨き込みます。2次元研磨ですのでスポークサイド面やスポーク天面の凹面は素地ユズ肌の半光沢仕上げになります。









ホイール本体の裏面、側面もついでに綺麗になります。









2次元ミラーポリッシュの完成!

バフ研磨のように磨き痕や磨きムラ、磨き摩擦焼けなど無縁です。







こちらRGRはスポーク側面や角、股グラ全て磨きこんだミラーポリッシュ3次元研磨のパウダーコートオンクリアーです。





ポリッシュへのクリアーコートには液体溶剤系(アクリル樹脂)と固体パウダー系(ポリエステル樹脂)があります。また液体溶剤系のアクリル樹脂にも1液型(硬化剤無し)と2液型(硬化剤有り)の2種類があります。

1液型(硬化剤無し)・・・新品ポリッシュホールへのクリアーコートは100%1液型(硬化剤無し)です。 硬化剤が入っていれば数時間で塗料とガンのノズルが固まってしまうため硬化剤の入ったモノは量産式には不向きなため自然硬化しなく肌が弱くても透明度が高い1液型が主流となります。透明度は高いですが塗装膜が薄く肌が弱い軟弱な事が欠点です。

2液型(硬化剤有り)・・・ワンオフ塗装向きで、1液が型よりさらに肌の硬い2液型は硬化剤の比率が高いほど硬質となり 塗料代も高くなります。艶感塗装肌の硬さも期待できるためワンオフでのクリアー塗装は2液型が主流となっています。

パウダーコートクリアー(ポリエステル樹脂)・・塗装膜と言うよりポリエステルの樹脂膜となるため肌が頑丈で密着性も高く 2液の溶剤系とは比べ物にならない硬質な肌となります。難点は素材を選びますので質の良くない鋳造品や腐食の酷いモノは気泡が発生します。またコストが割高となり透明度が溶剤系よりやや劣ります。



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2012.10.23

中国産鋳造品と純国産鋳造品への粉体塗装

中国産モデル名不明の20インチとスパルコ17インチへの粉体塗装(パウダーコート)丸塗りの特性について!



スパルコ17インチは純国産で高品質の鋳造品ですが、20インチホイールは中国製の鋳造品で素材があまりよろしく有りませんのでパウダーコートでは仕上がりに若干の差が出ます。 ※溶剤カラーならどちらも変わりは有りません。



粉体塗装(パウダーコート)は200℃高温焼付けのため気泡の出現など素材の良し悪しが正直に出てきます。







中国製CASTと国産CASTの粉体塗装(パウダーコート)



その1・・中国産鋳造ホイール20インチ新品

 

宮崎県のお客様・・・20インチの新品ホイールですがメーカーやモデル名は解りません。粉体塗装(パウダーマットブラック)へ塗り替えします。





 

ベースは溶剤の黒でしたので塗装剥離は比較的簡単に剥げました。





 

パウダーコートの前処理としてデザイン天面を研磨します。

角張ったデザインのスポークはパウダーを弾き角の色が薄くなりますので角を少し潰す感じで研磨します。





 

新品ホイールですがさすが中国製の鋳造品は至る所に荒が出てきます。

これでは先が思いやられます。





 

荒の箇所も出来る限り研磨削除します。

これからパウダーマットブラックを静電噴射です。







パウダーマットブラックの焼付け完成後にリム天面1週にシルバーメタでラインを入れます。







写真では解りにくいですが、リムとディスクの付け根辺りや他の箇所に案の定一部気泡沸きが出たため手直し塗装をして有ります。

パウダーコートはやってみない事には結果が解りません・・・







その2・・純国産鋳造ホイール17インチ中古



滋賀県のお客様・・・こちらはエンケイ製の純国産の鋳造ホイールです。前後のカラーは違いますが、塗装剥離からブラスト研摩が前提のパウダーコートですので既存のカラーは関係しません。そんなことより純国産の鋳造ホイールは酷い腐食が無い限り問題なく粉体塗装(パウダーホワイト)が出来ます。







カラーホイールの素地は鋳物ユズ肌が粗いため平滑出しの研磨をします。









パウダーコートの静電噴射







心配した気泡、沸きも無くロゴシール(自社製作)を貼り付けして無事完成!







1Psホイールはパウダーコートを丸塗りしますのでインリムも側面リムもパウダーコート肌になります。







白黒(グロス&マット)のような調色を要さない原色カラーは頑丈肌のパウダーコートが絶対お勧めです。



パウダーコートは調色が出来ませんので指定カラーで調色を要すカラーは溶剤ウレタンカラーとなります。





※中国・アメリカ製の鋳造品は素材が粗いため高温焼付けでパウダーコートすれば巣穴から気泡や異物の沸きが出てきます。その場合はパウダーコートはベースとなりフィニュッシュは低温焼付けの溶剤カラー仕上げに切り替える場合があります。また純国産鋳造品でも腐食、虫食いの酷いモノは気泡、沸きが発生しますのでパウダーコートは不可となります。



●液体溶剤ウレタンカラー(液体スプレー式)は、車のボディーカラーと同質ですので、耐久性は十分なレベルですが、傷に弱く、剥がれ易く、退色性に劣ります。しかし最大の利点は調合次第で無限のカラー指定カラーが作れる事と部分塗装重ね塗りが可能な事です。

●固体樹脂パウダーカラー
(固体静電式)は調色が出来ない事と部分塗装や重ね塗りが出来ません。しかし最大の利点は密着性退色性耐久性塗装肌の硬さは溶剤ウレタンカラーより勝ります。





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2012.10.20

BBS-LM19インチ/3次元ブラッシュドとアンダーディスク仕様

BBS-LM19インチを芸の細かい手の込んだ3次元ブラッシュドにしてさらにアンダーディスク(裏組)仕様にします。

今回のリフレッシュ・リメークは「バレル3次元研磨・ブラッシュド・粉体塗装(パウダーシルバー)・BBFバフポリッシュ・ガラスコーティング・裏組変更」などの当店技術を結集したフルコースメニューで世界に二つと無い完全オリジナルワンオフLMの紹介をいたします。







BBS-LM19インチ/3次元ブラッシュドとアンダーディスク仕様

 

岐阜県のお客様・・・申し分の無い程度良好なLM100-5Hの19インチ(DSK-P)です。







リム取り交換のために新品LM2本を新に準備!

100-5HのLMには深リムの設定が有りませんのアンダーディスク(裏組)にしてさらに深リムにするために114-5HのLMの新品2本を準備して頂き惜しげも無く塗装を剥いで再ポリッシュしてこれと移植します。オーナーの拘りとワイルドな買い物には脱帽です。







2Psですのでリム本体とディスク別々の塗装剥離から前処理のスタートです。









リム本体は粉体塗装(パウダーシルバー)をしますので丸ごと研磨









リム本体へ粉体塗装(パウダーシルバー)を丸ごと噴射









粉体塗装(パウダーシルバー)が完成後これからアウトリムをBB鏡面ポリッシュします。 元々ディスクが載っていた台座はアンダーディスクにすれば表面に現われますのでピアスボルト辺り面からの研磨ポリッシュ加工をします。









アウトリムをBBF鏡面ポリッシュ完成後に今回はガラスコーティングもします。

ガラスコーティングやオンクリアーはディスクを組む前にリム単体で行なう必要が有ります。





●・・今回のメイン作業となるバレル3次元研磨からのブラッシュド!・・●

 



エアー工具や手ガケ研磨で隅々まで研磨します。









3次元ですので表面はもちろん、側面、角面、股グラ、全て研磨します。









バレル研磨機にての荒研磨









センターディスクのバレル3次元研磨の完成! これから天面部へブラッシュドをします。









ベースとなる研磨が当店独自のバレル3次元からですのでその光沢が反映されたブラッシュドになります。









当店のブラッシュッドは均一なヘアーラインを入れる特殊なブラッシュド方ですので量産品レベルと同等の仕上がりになります。

荒目のペーパーやスコッチブライトを手に添えてワークを回転させてラインを入れる安易な方法では有りません。特殊な加工方のため企業秘密です。







 

ディスクを裏から組んで組み付け合体完成です。

鈍い光沢のヘアーラインブラッシュドとテカテカな鏡面リムがバランスよくマッチしています。







 

リアー側はアンダーディスク仕様のためにワザワザ新品を購入さた甲斐が有りLMではこれ以上は無いリムの深さを稼いでいます。 







 

こちらは給油口は元々アルマイト処理されていましたがBBFバフポリッシュにいたしました。 配線が外せればジグを造り機械へセットしてブラッシュッドも可能でしたが、配線があったためブラッシュッドは不可となりました。





ブラッシュッドは元々はアメ鍛からの発祥でつい最近では国産メーカーも様々なブラッシュッドホイールを販売しています。



今後ますますブラッシュドが流行していく兆しです。



ブラッシュド加工に興味のある方は是非ご相談ください。





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2012.10.17

フェラーリのリム研磨からエッジングロゴ復元

モデル名などロゴの付いたホイールへ再塗装や再研磨すればそれは当然消えて無くなります。

リフレッシュ・リメークはしたいがロゴが消えてしまうのがいやなお客様も多いようです。

今回リフレッシュからのロゴ作成は一般的な印刷式やシール式では無くエッジングによるロゴ復元の紹介をいたします。





フェラーリのリム研磨リフレッシュからエッジングロゴ復元作成

 

埼玉県のお客様・・・フェラーリ用の13Jもある太いホイールです。オリジナルのロゴに拘りがあるらしくそれを復元するのが今回大きな目的からのご依頼です。





 

フロント8Jが小さく見えます。フロントのリムはポリッシュオンクリアー特有の水の浸入による白ミミズで腐食がかなり進行しています。







腐食でも素材奥まで侵された虫食いが無ければ根気良く磨きこめばここまでピカピカになります。ポリッシュの再研摩は早い処置が大切ですヨ!







ピアスボルトは元々メッキではなくシルバー色でしたので塗装を剥いでブラストかけて粉体塗装(パウダーシルバー)をします。







パウダーコートの噴射!









イラストレーターのソフトでデータを作りカッティングプロッターで作成。

中抜き文字にしてエッジングの型取りです。







リムに配置養生してブラストで文字を書き込みます。

シール式と違い刺青のような書き込みは失敗したらまたリム全面研磨からのやり直しになるためエッジングの書き込みは一発勝負の緊張する場面です。









エッジング文字の完成!1文字が3ミリ程度ですので文字が小さいほど型取りや書き込みが難しくなります。







フロント8J側の完成!







リアー13J側の完成!

リムもピアスボルトもエッジング文字も見事に再生出来ました。





地元ではボディーマーキングは15年前からやっています。





昨日貼り付けしたボディーマーキングの大型シールです。

大きなシートの製作は30分もあれば出来ますが、デザインデータ作成に時間がかかります。今はホイール部門が忙しいため時間が空いた時に作りますのでやや時間を貰って請けています。 昔はエアーブラシもしていましたが今は止めました。







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2012.10.13

BBS-LM19インチハイパーブラック(DBK)+BBFバフポリッシュ

当店入庫率NO1は何と言ってもLMの修理からのリフレッシュ・リメークです。

LMはデビューから十数年経ちますが今でも人気の絶える事のないロングセラーですので新品の依頼から新品同様~極普通~経年劣化~修復暦の酷いモノなど程度の上下が激しいモデルでも有ります。

今回は特別悪くもない普通に経年劣化したレベルにあるLMへのハイパーブラック(DBK)へのリフレッシュ・リメークの紹介とLMへの様々なカスタムの代表的な例を紹介します。





BBS-LM19インチ/ハイパーブラック(DBK)+BBFバフポリッシュへのリフレッシュ・リメーク



千葉県のお客様・・よく入庫する旧LMシルバー(SP)の黒ボルト仕様です。

特別修理も無く程度良好でこんなLMばっかりだと仕事もスムーズに進みます。









DBKのベースとなるパウダーコートのためにまずは塗装剥離+ブラスト研摩から始まります。









粉体塗装(パウダーグロスブラック)の噴射!









パウダー完成後はこれからサイディングしてプライマーからアンダーコートして

銀膜のハイパーで染めて行きます。まだまだ長い道のりです。









LMは2Psですのでリム本体も塗装剥離+ブラスト研摩から始まりパウダーシルバーを一旦丸ごと塗装します。

これからポリッシュ加工(BBFバフポリッシュ・ダイヤモンドカット・ブラッシュッド)などへとアウトリムの加工に入ります。







リムとセンターディスクそれぞれ完成したら黒ボルトからクロームのピアスボルトへ交換装着して合体完成です。

※ネジ緩み防止剤ロックタイトも1本ずつ付けて規定トルクで手締めして有ります。







インナーや側面はパウダーシルバーフィニュッシュですので新品より塗装肌は頑丈になったはずです。







★・LMカスタムの代表的な加工例!・★

※リムとディスクを分解して塗装剥離+ブラスト研摩から始まりそれぞれ別々の加工からのリフレッシュ・リメークです。

    ↓

 

1・・パウダーマットブラックとダイヤモンドカット



1・リムはダイヤモンドカットでセンターディスクはパウダーマットブラック

2012プレミアムエディション(MB-P)復元仕様







2・・パールホワイトとBBFバフポリッシュ



2・リム本体はパウダーホワイトとBBFバフポリッシュでセンターディスクはパールホワイト

LM版プリマドンナ仕様(PW-P)とアンダーディスク (裏組)







3・・ハイパーブラック(DBK)とダイヤモンドカット

 

3・リム本体はパウダーシルバーとダイヤモンドカットでセンターディスクはハイパーブラック(DBK)

2006チャンピオンエディション(DBK-P)復元仕様







4・ハイパーブラック(DBK)とBBFバフポリッシュ

4・リム本体はパウダーシルバーとBBFバフポリッシュでセンターディスクはハイパーブラック(DBK)

(DBK-P)カスタムオリジナル







5・ハイパーブラック(DBK)とハイパーブラック(DBK)



5・リム本体はパウダーブラックとリムハイパーブラック(DBK)でセンターディスクもハイパーブラック(DBK) 2007DBK復元仕様







6・リムとディスクのバレル3次元研磨

 

6・リム本体はバレル研磨とリムもバレル研磨でセンターディスクはバレル3次元研磨

当店独自のスーパーポリッシュ オリジナル(MP-P)仕様







7・バレル3次元研磨からブラックポリッシュ

 

7・リム本体はパウダーシルバーとリムはバレル研磨でセンターディスクはバレル3次元研磨からブラックポリッシュ

当店オリジナル(MPB-P)仕様







8・バレル3次元研磨から今流行りの3次元ブラッシュッド



8・リム本体はパウダーシルバーとリムはバレル研磨でセンターディスクはバレル3次元研磨から天面部はブラッシュッド

当店オリジナル(BP-P)3次元ブラッシュッドとアンダーディスク仕様 (裏組)

3次元ブラッシュッドの仕上りは量産品の新品同等レベルで提供します。







基本土台となる修理が出来てそれからリフレッシュカスタムへと繋がります。





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2012.10.11

BBS-RS15&16インチ4Hから4Hへのピッチ加工リフレッシュ

BBS旧RSのリフレッシュカスタムはLMの次に入庫が多くまたピッチ加工の依頼が多いもRSですがそのほとんどが100-4Hへの変更追加です。

ピッチ加工で5Hから4Hの場合は1箇所穴が交差しますので1箇所は溶接埋めを要します。それに対して4Hから4Hは対角線上の空いた箇所を狙って穴を追加出来ますので溶接埋めや溶接焼けによる再塗装なども省けますので穴開けだけの加工も可能です。

100-4Hにする場合は元が4Hの方が安く早く上がりますのでなるべく元は4Hの素材をお勧めします。

同じ4Hでも15インチと16インチはキャップのオーナメントのサイズが異なりますのでそれに応じた加工が必要です。





15&16インチ4Hから4Hへのピッチ加工からのリフレッシュカスタム



その1・・RS15インチ114-4Hから100-4Hへピッチ加工

 

兵庫県のお客様・・・15x6J(RS279)の114-4Hから穴あけ加工のみの御依頼です。キャップ穴が小さいため追加穴も干渉無くそのまま100-4Hに穴開け出来ます。





 

ディスク裏がフラットなため面出しスライスも必要有りません。





 

2・3Psは全てディスク単体にしてからのピッチ加工となります。





 

ディスク裏





 

追加穴がキャップオーナメントへ干渉しませんので既存の袋ナットや貫通ナットがそのまま使えます。





その2・・RS16インチ114-4Hから100-4Hへピッチ加工



神奈川県のお客様・・16x7J(RS243)の114-4Hから穴あけ加工とリフレッシュの御依頼です。16インチ以上はキャップ穴が大きいため追加穴がキャップ穴に干渉しない様に専用ナットを使って100-4Hに穴開けします。







ディスク裏は凸凹の逃げがある構造のため追加穴が凹の箇所へ入りますので裏面をフラットにスライスする必要が有ります。







キャップ穴に干渉しない様に外径19ミリの内締めナットを使うための100-4Hに穴開けします。







凸凹をフラットにスライスして新たな穴が車両へピタッと付くようにして有ります。

※フラット面になるためには8ミリほどカットしますのでオフセットも+8ミリ稼げます。







ショートタイプ19ミリの専用弾丸ナットと内締めレンチは当社で準備いたします。

※注):16・17インチは専用ナット採用のためボルト式の外車は使用不可です。





 

「アウトリム・インリム・ディスク・キャップ・ピアスボルト」各パーツ個別に磨きや再塗装してリフレッシュカスタムの完成です。





 

アウトリムのポリッシュは「リム研磨機」で1500番手まで磨いた後、「BBFバフ研磨機」で仕上げ研磨してまたさらに当店独自の「バレル研磨機」の計3台の研磨機で磨き込んで有ります。









カスタムの場合インナーリムは汚れが目立たない黒がお勧めです。 







写真上15インチと写真下16インチ&17インチは穴径とナット用にそれぞれ変えての加工となります。



何でも感でも穴を開ければ良いモノでは有りませんので100-4H加工するには4Hのローディスクを選ぶのが一番適した素材でさらに愛車に合ったベースの素材選びも一番大切です。







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2012.10.09

曲り、割れ、削れ修理

いつも4本組のリフレッシュカスタムの紹介ばかりですので、たまには単品のホイール修理の紹介をいたします。

あまりにも酷いモノはお断りする事も有りますが、酷くても直せるモノは時間をいただければキチント直します。

修理の「可・不可」はディスクの歪みの有無で決まりますので軽い曲りでもディスクが歪んだモノや他店手直しは修理不可の扱いとなります。



押し込み曲りによるクラック修理から他ガリ傷修理



群馬県のお客様・・・ 曲りによる割れとその他ガリ傷だらけの損傷大のホイールですが、これも完璧に直して見せます。





 

修理範囲が広いためまずは塗装剥離からです。







 

押し込み曲りを上へ持ち上げへのプレスをするために仮止め溶接をします。





 

プレス修理が出来たら仮止め溶接を削除して本格的な溶接のために開先を取って溶接準備です。







表、裏包み込むように満遍なく溶接します。

溶接ムラやピンホールが有ればエアー漏れを起こしますのでここが一番大切な作業です。 ※マグホイールの場合ここまでの溶接が難しいため修理不可のケースが多くなります。





 

曲り割れ以外の箇所のガリ傷修理です。ガリ傷は天面だけでなく必然的にサイド面も溶接も必要です。この程度のガリ傷修理は曲り、割れ修理に比べれば簡単な修理の部類です。そんな簡単なガリ傷修理にパテ埋めや削り込み修理など考えられません。







 

溶接箇所を研磨形成して原型の復元完成です。 パテ埋め復元は一切有りません。これから仕上げの塗装へ入ります。





 

プライマーからグレーのサフで塗装の前処理です。





 

スーパーホワイトを塗ってめでたく修理の完成!





 

曲って割れていた箇所です。





 

単品修理はリフレッシュでは有りませんので本来インナーまで塗装はしませんが今回塗装剥離しましたのでインナーや側面も丸ご塗装して有ります。シールラベルは再利用できる素材のモノでしたので再利用して貼り付けて有りまが、ちょっとした心使いです。





 

単品修理の再塗装や再研摩は1本だけ綺麗になってしまい、お手持ちのホイールが色褪せ、退色していればどうしても色ズレ感や艶感は変わってきます。

これは新品1本買っても同じ事ですが・・・・



基本土台となるホイールの修理が出来ないと再塗装や磨きなどして4本リフレッシュやカスタムなど先へ進めません。





単品修理は運賃片道負担!

4本セットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。





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2012.10.05

BBS-RE19インチ曲り修理からバレル研磨(3次元)+パウダークリアー

BBS-RGやREなどMP(ミラーポリッシュ)は商品ラインナップには有りませんが、メーカーへ特別に注文をすればワンオフでMP(ミラーポリッシュ)仕様を造ってくれるらしいです。

新品REのMP仕様は初めてお目にかかりましたが、かなりの高額品です。

メーカー仕様の3次元も同じバレル研磨ポリッシュですので当社で磨いてもほぼ同じレベルに仕上がります。





BBS-RE19インチ/バレル研磨(3次元)からパウダークリアーコート



埼玉県のお客様・・受注生産のMP(ミラーポリッシュ)の曲り修理の依頼からでしたが、ついでに4本MPの磨き直しも兼ねましてせっかくですのでポリッシュ肌強度重視のために今回は粉体塗装(パウダークリアーコート)でリフレッシュいたします。





 

正面からの衝撃でタイヤ側へめり込んだ曲りです。

幸いディスクへの歪みが有りませんでしたのでこの程度の曲り修理は完璧に直せます。







 

押し込みによる曲りのためプレス修理しただけではリム天辺が少し凹んでしまいますので高さ復元のための溶接肉盛りします。削ってしまえば解らない凹みでは有りますが、これも私の拘りです。







 

曲っていた箇所の修理からバレル3次元研磨の完成!

修理から磨きは完璧でしょう・・・・これからパウダーコートに入ります。









小麦粉のような真っ白な粉を静電蒸着させます。







 

パウダー粉を焼いて溶かしたら透明な樹脂膜肌となります。







 

インナーと側面も丸ごとパウダークリアーを被せて有ります。







 

元が3次元ですので当然3次元ポリッシュになります。







 

バレルフィニュッシュ時より厚手のパウダー樹脂が載った分やや艶引き感は有りますが今回はポリッシュ肌強度重視です。





ポリッシュへのクリアーコートには液体溶剤系(アクリル樹脂)と固体パウダー系(ポリエステル樹脂)があります。また液体溶剤系のアクリル樹脂にも1液型(硬化剤無し)と2液型(硬化剤有り)の2種類があります。

1液型(硬化剤無し)・・・新品ポリッシュホールへのクリアーコートは100%1液型(硬化剤無し)です。 硬化剤が入っていれば数時間で塗料とガンのノズルが固まってしまうため硬化剤の入ったモノは量産式には不向きなため自然硬化しなく肌が弱くても透明度が高い1液型が主流となります。透明度は高いですが塗装膜が薄く肌が弱い軟弱な事が欠点です。

2液型(硬化剤有り)・・・ワンオフ塗装向きで、1液が型よりさらに肌の硬い2液型は硬化剤の比率が高いほど硬質となり 塗料代も高くなります。艶感塗装肌の硬さも期待できるためワンオフでのクリアー塗装は2液型が主流となっています。

パウダーコートクリアー(ポリエステル樹脂)・・塗装膜と言うよりポリエステルの樹脂膜となるため肌が頑丈で密着性も高く 2液の溶剤系とは比べ物にならない硬質な肌となります。難点は素材を選びますので質の良くない鋳造品や腐食の酷いモノは気泡が発生します。またコストが割高となり透明度が溶剤系よりやや劣ります。



溶剤系の1液型・2液型とパウダーコートクリアーを解りやすく例えて言えば

1液型が「サランラップを1枚載せた」のに対して2液型が「やや厚めのサランラップを3枚載せた」感じで パウダーコートクリアー「透明の厚い塩ビシート」を載せた感じと表現すれば特性が判りやすくなると思います。?

頑丈で厚い塗膜となれば光沢艶引きや透明度も若干失われてしまいます。

見た目重視か耐久性重視かです。



ポリッシュクリアーの詳細はこちら





以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。



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