仕上げ実績・ブログ
2012.05.28
ボルクGr-A16インチと三菱純正15インチのスーパーミラーバレル研磨
北九州市のお客様からボルクGr-A16インチと三菱純正15インチへのスーパーミラーバレル研磨のオーダーを2台頂きましたのでまとめて紹介いたします。
ボルクGr-Aも三菱純正も共に数十年前の年期モノですがポリッシュホイールとなって蘇りました。
純正の1Psは本体丸ごと研磨となりますがボルクの3Psは分解してアウターリムとディスクとキャップとキャッププレートとそれぞれパーツごとのバレル研磨となります。
その1・・ボルクGr-A16インチのスーパーミラーバレル研磨(2次元)
北九州市のお客様・・ボルクGr-Aのフルポリッシュは世界に二つとないワンオフオンリーワンです。
ボルクGr-Aのバレル研磨はお初でしたが構造と素材はBBS-RSとほぼ同じですので作業内容は変わりません。
曲りやガリ傷は有りませんが腐食がやや酷いため1部腐食シミの痕跡が残るかも知れません。
ディスク部の剥離からブラスト研磨してハンド荒研磨です。
別工程となるアウターリム部はBBSのディスクを仮付けして荒から仕上げとなります。
インナーリムは白アルマイト処理されていましたので今回はあえて塗装や磨きをせず白アルマイト肌をそのまま残します。
Gr-Aのバレル研磨はお初ですので、この6角キャップとキャッププレートをバレル研磨機にどうやってセッティングするかが課題です。
そこでヤフオフと中古ショップからGr-Aを2本ずつ4本購入してオーナメントだけを利用するため「ディスクを叩き切ってやったぜ!・・・ワイルドだろ~・・しかもGr-Aのキャップにしか使えないのにだぜ~・・」 もちろんお客様へジグ代なんて請求しませんヨ!
シュテッヒのディスクをジグとしてオーナメントを溶接で貼り付けて準備完了です。
6角キャップとキャッププレートも無事に研磨出来て20パーツ完成です。
合体完成!中古品では有りますが在庫の程度良好なクロームピアスボルトを装着してイベントに間に合うようこちらを先に納品いたしました。ホイールが光ればキャップもピアスボルトも光っていないと仕上がりが半減します。
その2・・三菱純正15インチのスーパーミラーバレル研磨(2次元)
5~6年程度のホイールでも劣化の酷いモノも有りますが、数十年前のホイールの割りには腐食もそこまで進行していませんのでオーナーが大切に使っていた様子が伺えます。
剥離からまずはガリ傷修理です。
鍛造品や合金プレス品は密度が高いため溶接により巣穴ピンホールはほとんど出ませんが、鋳造品はどんなに旨く溶接しても素材によりピンホールが稀に出る事があります。ちなみにこれは旨くいきました。
ハンド研磨してバレル荒研磨を1時間以上かけます。
2次元ですので窓部のガンメタ塗装箇所はユズ肌アルミの鈍い光沢となり表面は磨きムラのないツル肌鏡面ポリッシュとなり 数十年前のホイールでもここまで綺麗に蘇ります。 プラ製のキャップは磨けませんから塗装にての対応となります。
ノークリアーでは白ミミズ現象は入りませんし少々の傷はユーザー自信で治せる利点があります。 そのためスーパーミラーバレル研磨はノークリアーのご希望が多いですが、ノークリアーは素地剥き出し表現のためメンテを怠れば艶落ち白ボケしますので、大切なホイールを定期的に磨く必要があります。
※ノークリアーのお客様へはメンテ用のコンパウンドを低価でお分けいたします。
白ボケ現象回避や普段のメンテが面倒な方はオンクリアーで表面保護する方法となります。
ミラーポリッシュへのオンクリアーには溶剤系硬質クリアーとパウダーコートクリアーとあります。
※古い鋳造ホイールへのパウダーコートクリアーは不向きです。
素材の特徴、ご予算、ご希望に応じてオンクリアーもいたします。
オンクリアー&ノークリアーの特性についてはこちら
ノークリアーのメンテナンスについてはこちら
ミラーポリッシュへのパウダーコートクリアーはこちら
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。
※オンクリアー仕上げは一旦クリアーを全部剥いでからの再研磨してオンクリアーとなりますので、ノークリアーよりやや納期と料金がかかります。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り今年も送料往復無料キャンペーンを継続中です。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
PS:最近たまにこちらからのメールの返事が返ってこないとクレームが御座います。 手が空かず当日返信は出来ない事も多々ございますが、2~3日以内には返信するようにしています。
それでも返信がない場合は携帯やPCの迷惑メール設定などが考えられますので2~3日以内に当方からの返信が無い場合は確認のため直接お電話ください。
(有)オートサービス西 HPはこちら
2012.05.26
ボルク18インチパウダーゴールドとシャドー15インチパウダーマットブッラク
ボルク鍛造1Ps18インチへのパウダーゴールドとシャドー3Ps15インチパウダーマットブッラクです。
1Psは本体丸塗りとなりますが、3Psはリムとディスクが同色または別色に関わらず分解して別々のパウダーコートとなります。
パウダーコートは「剥がれにくく、腐食に強く、塗装肌が硬くて頑丈」な事が売りの樹脂膜塗装です。
レースやモトクロス使用などバイクのホイールなどには特にお勧めの塗装方です。
ボルク鍛造1Ps18インチパウダーゴールド
丸塗り
神奈川県のお客様・・比較的程度の良かったボルクです。
レース用に使用されるとの事ですので頑丈肌のパウダーゴールドフィニッシュいたしました。
擦り傷程度の傷は荒研磨で削除されますので特別料金は掛かりません。
本体丸塗りですのでインナーリムや側面も念入りに研磨します。
パウダー前の空炊きです。キャップもアルミ製ですのでパウダーコートが可能です。 樹脂製のキャップの場合は200℃の温度に耐え切れませんので溶剤ウレタン塗装となります。
静電チェックしてパウダーゴールドを噴射します。
200℃でチンして冷却して完成です。
インナーリムもリム側面も全てパウダーフィニッシュとなります。
ブレーキパットカスや油、泥など汚れ易いインナー部のメンテもやり易くなります。
シャドー3Ps15インチパウダーマットブッラク 個別塗り
福岡県のお客様・・リムとディスクが同色のパウダーマットブッラクですがくっ付いたまま塗っているのでは有りません。リムとディスク別々の下処理から別々の塗装のため8枚分の塗装となります。
まずはガリ傷修理からです。
アルマイト合金プレスリムのアルマイトを剥離してからパウダー噴射!
鋳造ディスクのシルバー塗装を剥離してからパウダー噴射!
アウターリムとディスク部のパウダー完成です。
インナーリムは予算の関係上今回は加工無しとなりました。
シーリング打ち直しして合体完成です。
●液体溶剤ウレタンカラー(液体スプレー式)は、車のボディーカラーと同質ですので、耐久性は十分なレベルですが、傷に弱く、剥がれ易く、退色性に劣ります。しかし最大の利点は調合次第で無限のカラー指定カラーが作れる事と部分塗装、重ね塗りが可能な事です。
●固体樹脂パウダーカラー(固体静電式)は調色が出来ない事と部分塗装や重ね塗りが出来ません。しかし最大の利点は密着性、退色性、耐久性、塗装肌の硬さは溶剤ウレタンカラーの比では有りません。
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2012.05.23
BBS-RG/RG-Rへの丸塗りハイパー塗装リフレッシュ
1Ps鍛造ホイールのBBS-RG/RG-Rへの丸塗りハイパー塗装のリフレッシュ・リメークです。
ハイパー塗装は剥離から始まりパウダーコートをベースとしてハイパー塗装となります。今回紹介のRG同様に1Psホイールへの丸塗りは他の商品も全く同じですのでハイパー塗装への色換えをお考えの方も参考にしてください。
ハイパー塗装までは同じ工程ですが、最終の色表現となるハイパーの「銀膜濃淡」の表現は3台それぞれ違います。
ほぼ同時期に入庫しましたので3台まとめてハイパー塗装の作業の流れを紹介します。
BBS-RG/RG-Rへの丸塗りハイパー塗装のリフレッシュ・リメーク
岡山県のお客様・・シルバーメタから銀膜を多めとして銀の強いハイパー塗装です。
千葉県のお客様・・劣化退色したハイパー塗装DBKからほぼ同色の濃淡に近づけたハイパー塗装DBKです。
滋賀県のお客様・・劣化退色したガリ傷修理ありのハイパー塗装DBKからやや黒を強くしたハイパー塗装DBKです。
①・・パウダーコートがベースですので全て塗装剥離+ブラスト研磨から始まります。
②・・ガリ傷や曲がりのあるモノは当然修理してから塗装の下処理へ入ります。
③・・修理箇所のリム形成!普段通り完璧です。
④・・ディスク面も平滑にするためにハンド研磨します。
⑤・・リム研磨機にてインナーリムや側面も丸ごと研磨します。
ここもしっかりやらないとパウダーが弾いてくっ付きません。
⑥・・パウダー下準備として120℃で約20分ほど空炊きします。
⑦・・静電チェックしてパウダーグロスブッラクを噴射します。
⑧・・パウダー(粉)が200℃の熱で溶けて塗膜と言うより樹脂膜のグロスブラックとなります。このパウダーグロスの上にいきなりハイパーを塗るのでは有りません。 これからさらに表面のみパウダー肌をサイディングしてハイパーへのアンダーコート塗装してからパイパー添付となります。
⑨・・銀膜のハイパーを塗った時点です。 クリアーはまだ塗って有りません。
この段階でベースの黒を透かしてハイパーの添付量により濃淡を決めて行きます。
⑩・・最後はトップコートです。銀膜のハイパーを塗ってから90℃で釜で焼いて銀膜が完全硬化した後クリアーコートしてまた釜で焼いて全て完成となります。
①~⑩までがハイパー塗装完成までの基本的な流れですがご覧の通りハイパー塗装は手間と時間のかかる塗装なのです。
そのまま上塗りでいきなり黒塗ってハイパー塗ってのハイ完成と言う訳には行きません。
それぞれ違うハイパー塗装濃淡の完成!
↓
銀膜を多くして銀の強いハイパー塗装!
一般的なハイパー塗装DBKの黒濃淡
銀膜を少なめにして黒が若干強いハイパー塗装
1Ps丸塗りは全てインナーリムとリム側面はベースのパウダーブッラクとなります。
ちなみに新品は側面までパウダーは塗って有りません。
注:お願い)ハイパー塗装は調色して塗るのでは有りませんので、黒の濃淡に関し「黒濃い目から中間色また銀濃い目」などアバウトな表現となり写真やモニターでも表現が変わります。濃淡の見方も個人差が生じて完成品とイメージが若干違う事も有るかと思いますが、ハイパー塗装の濃淡については過去の範例とこちらのお任せでお願いしたします。
ハイパー塗装からリムポリッシュ
こちらは丸塗りDBKに対して「DBK-P(ポリッシュ)」仕様です。丸塗りハイパー塗装を一旦完成させてそれからさらにリムのポリッシュ研磨が追加作業となる1Ps個別仕上げです。リムが光るとハイパーがより引き立ちます。
リム面ポリッシュ仕上げには「BBFバフポリッシュとダイヤモンドカット」が有ります。 目的、ご予算に応じてお申し出ください。
基本的にご依頼品は新品ではありませので経年劣化して曲りやガリ傷もあって当然です。 それらをキチンと直してからのハイパー塗装となりますので基本・土台となるホイール修理が出来ないと色塗ってお化粧しても意味が有りません。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
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