仕上げ実績・ブログ
2012.04.13
BBS-LMガリ傷修理からパウダーコート+バレル研磨ブッラクポリッシュ(BMP)
BBS-LM17インチへのリムはバレル研磨パウダーコートクリアー、ディスクもバレル研磨3次元からのブラックポリッシュです。
リム修復暦とディスクガリ傷修理とさらに3次元ポリッシュで普段の倍以上の時間と手間のかかったリフレッシュ・リメークです。
今回は作業工程が多いため写真を多く紹介していますので興味のある方は最後まで見てやってください。
BBS-LMガリ傷修理からバレル研磨3次元/パウダーコート+ブッラクポリッシュ(BMP)
埼玉県のお客様・・LMを贅沢に水道ホースリール用に使われていたらしくその水道ホースリール用のLMが永い永い道のりの末現役復活いたしました。
まずはリム部の修復暦有りの肉盛り研磨形成ガリ傷修理から始まります。
別件追記・・LMのリムガリ傷修理のみのご依頼も頻繁に有りますが深い傷や溶接領域が広い場合の溶接修理は写真のようにポリッシュ面のクリアーが熱で焦げてしまいます。そうなればポリッシュ面の再ポリッシュ(BBFバフやダイヤモンドカット)の加工も共ってきます。削り込みやパテ埋め修理ならそれも避けられるでしょうが・・・・
研磨形成して形状の復元です。
リフレッシュはどっち道、リムも磨きますのでポリッシュクリアーの焦げは全く関係ありません。
2Psリム部は丸ごと剥離研磨からアウター部はダイヤモンドカットでもなくBBFバフポリッシュも無いバレル研磨をしてパウダーコートクリアーの下準備です。
リム本体丸ごとパウダーコートクリアーをふり掛けます。
白い粉が専用釜200℃で焼くと硬い透明なポリエステル樹脂の塗装肌になります。
困難極まるディスク面へのポリッシュ加工です。
↓
見るからに怪しげな上塗り塗装です。
塗装を剥いでみたら恐れていたパテ埋めだらけの悲惨な状況です。
正直、追加工賃が増えるからと言って嬉しく有りません。がっかりするだけです。
しかし今回は素地表現のミラーポリッシュ仕上げですのこれを避けては先に進めません。
エグレガリ傷箇所への溶接肉盛りです。
溶接自体は簡単な事ですが研磨形成を考えると気が遠くなります。
職人技!ハンド研磨でひたすら形を造っていきます。
こればっかり付き切りでは他お客様の分がさらに後回しとなりますので日数を掛け少しずつ仕上げました。
ディスク部のガリ傷修理や大きな曲り修理から比べればリムのガリ傷修理程度など私から言わせれば「屁」みたいなモノです。そんな簡単なリムのガリ傷修理すら出来ず削り込みやパテ埋め修理などが多く見られますよネ!
数日後形が出来たら全体的にハンド荒研磨していよいよバレル荒研磨へと入ります。
普段通りの地味な下処理研磨後スポークサイド面まで磨き込んだバレル3次元研磨の完成です。 ガリ傷を直したディスクですがほぼ完璧かと思います。
磨きこんだディスクへオンクリアーでブッラクに染めてブッラクポリッシュの完成です。 透き通った黒い飴玉みたいなブッラクとなります。
BBSロゴシール(黒+赤)の2色貼り合わせシールも自社製作貼り付けして合体完成です。
裏面、側面もパウダーコートクリアーを被せてありますので耐熱性が有り肌が硬いためメンテ掃除もやり易くなります。
ガリ傷修理したリム部のバレル研磨+パウダーコートクリアーの独特なバレルポリッシュ肌となります。
他所に無いバレル研磨機や塗装設備もそれらは最終仕上げのための専用設備機器です。
最初の工程で重要な基本、土台となる修理が出来ないとそれら専用設備機器は何の役にも立たない宝の持ち腐れとなってしまいます。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り今年も送料往復無料キャンペーンを継続中です。
修理ついでに色換え、磨きなどお考えの方はこの機会に是非ご相談ください。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西 HPはこちら
2012.04.11
BMW用ALPINAパウダーコートから溶剤シルバーメタ再塗装
溶剤系の再塗装など上塗り塗装が可能で比較的簡単にどこでもやっていますので何て事のない塗装仕上げに見えますがホイール修理とリフレッシュ・リメークを専門とするお店ならではノウハウと専用機器設備を生かした加工で剥離研磨から始まりパウダーコートをベースとして手間隙掛けた再塗装の紹介をいたします。
BMW・ALPINAパウダーコートから溶剤ウレタンシルバーメタ再塗装
東京都のお客様・・20数年前のALPINAですのでそれなりに塗装劣化は有りますが大切に使われたいたようです。修理無しの程度良好で基礎を固めてお化粧のやり直しです。
素材への耐久性重視でパウダーコートをベースとするためにまずは丸ごと塗装剥離からブラス研磨してさらインナー、側面のリム研磨をします。
メインの最終仕上げが明るめのシルバーメタですのでベースとなる近似のパウダーシルバーを丸ごと吹き付けます。
200℃で約10分焼いてパウダーが溶けて完成した状態です。
これで下地基礎は頑丈になりました。
表デザイン面は溶剤ウレタンシルバーメタで塗装しますのでパウダー肌を足付けサイディングします。
パウダー肌は硬いため600番手から1000番手までペーパーを換え1本ずつペーパー掛けをして肌を平滑に整えシルバーメタへの下処理をします。
スポークの多いフィンタイプはペーパー掛けに時間がかかります。
デザイン面をお化粧の溶剤で塗装する際インナーやサイド面へどうしても溶剤の塗装ミストが被り艶引き感が出てきます。インナーと側面はなるべくパウダー肌のままで残したい拘りでその部分をマスキングします。
インナーマスキングの理由はホイールのインナー側は汚れやすくブレーキパットも付き易いため溶剤よりパウダーの方が耐熱性があり肌が硬いため洗浄しやすくメンテの面でも断然有利だからです。
表デザイン面は溶剤ウレタンやや明るめのシルバーメタで完成です。
先塗りのウダーコート肌へ後塗りの溶剤カラーが被らない様にひと手間かけてインナーリムから側面リムをマスキングする拘りの理由・・・
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点からインナーリムから側面リムへのパウダーコート肌残しがより効果的です。
溶剤ウレタンカラーへの再塗装で塗装剥離を要した場合はパウダーコートをベースとして塗装した方が断然お勧めです。
●溶剤系カラー(液体スプレー式)は、車のボディーカラーと同質ですので、耐久性は十分なレベルですが、傷に弱く、剥がれ易く、退色性に劣ります。しかし最大の利点は調合次第で無限のカラーが作れる事と部分修理、重ね上塗り、部分塗装が可能な事です。
●パウダーカラー(固体静電式)は調色が出来ない 、部分塗装や重ね上塗りが出来ません。しかし最大の利点は密着性、退色性、耐久性、肌の硬さは溶剤ウレタンカラーの比では有りません。
完全無欠の塗装は存在しませんので、それぞれ一長一短があります。
目的に応じて使い分ければそれが、ベストな塗装の選択です。
スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てないと見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!
4本セットリフレッシュ・リメークに限り今年も送料往復無料キャンペーンを継続中です。
修理ついでに色換え、磨きなどお考えの方はこの機会に是非ご相談ください。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西 HPはこちら
- カテゴリー:
- パウダーコートベースからの溶剤カラー塗装
- アルピナ
2012.04.07
BBS-LM18インチ スーパーミラーバレル研磨(2次元)

当店自慢のオリジナルカスタム化BBS-LMへのスーパーミラーバレル研磨(2次元)です。
オーナーは加工へ出す前にまず他の完成品と作業風景を是非見てみたいとの事でわざわざ遠く福井県からここ鹿児島まで夜行バスにてご来店頂きました。
「百聞は一見にしかず」作業風景や他の完成品を実際目で見て納得して頂きで数ヶ月後改めてご依頼いただいたLMです。
遥々ご来店頂き何もおもてなし出来ませんでしたが、焼酎と薩摩揚げをお土産にまた夜行バスで当日帰宅されご苦労様でした。 遠くから本当にありがとうございました。
BBS-LM18インチスーパーミラーバレル研磨(2次元)
福井県のお客様・・初期型のLMでそれなりに痛んでいましたが他所では出来ないバレル研磨で個性を生かし目立ちは抜群となり蘇りました。
長く愛用すればガリ傷も必然的に入ります。
そんなのは関係ありません。キチント直してからのリフレッシュ・リメークです。
ディスク部の塗装剥離からハンド研磨
バレル荒研磨
リム部も今回丸ごと塗装を剥いでアウターリムのみリム研磨機をかけてさらにバレル荒研磨です。
普段通りの地味な中作業は今回省略して8枚それぞれ個別のバレル研磨の完成です。
クロームタイプの新品ピアスボルトを装着合体して完成です。
ガリ傷の有った箇所も完璧に原型修復してあります。
ポリッシュ修理の肉盛り研磨は誤魔化しが出来ませんので腕の見せ所でもあります。
ホイールサイド面もついでに綺麗になります。
インナーリム、サイド面の塗装希望の場合はお好みのカラー塗装をいたします。
どっち道塗装を剥ぎますので耐久性から考慮してパウダーカラーがお勧めです。
ディスクとリムはバレル研磨独特の柔らかい光沢鍛造アルミ肌となります。
今回はお客様のリクエストでノークリアー仕上げです。
バレル研磨はセラミック摩擦の押し込みで研磨しますので「表面硬化現象」を起こします。ノークリアーでも従来のBBFバフ研磨(コンパウンド研磨)とは違い酸化白ボケが起き難い特性があります。
ノークリアーでは白ミミズ現象は入りませんし少々の傷はユーザー自信で治せる利点があります。 そのためスーパーミラーバレル研磨はノークリアーのご希望が多いですが、ノークリアーは素地剥き出し表現のためメンテを怠れば艶落ち白ボケしますので、ホイールを定期的に磨く必要があります。
ご希望の方にはメンテ用コンパウンドをお安くお分けいたします。
白ボケ現象回避や普段のメンテが面倒な方はオンクリアーで表面保護する方法となります。
ミラーポリッシュへのオンクリアーには溶剤系硬質クリアーとパウダーコートクリアーとあります。
それらは長所、短所もありますので特性をよくご理解の上、ご予算、ご希望に応じてオンクリアーいたします。
オンクリアー&ノークリアーの特性についてはこちら
ノークリアーのメンテナンスについてはこちら
ミラーポリッシュへのパウダーコートクリアーはこちら
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。
※オンクリアー仕上げは一旦クリアーを全部剥いでからの再研磨してオンクリアーとなりますので、ノークリアーよりやや納期と料金がかかります。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ
曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り今年も送料往復無料キャンペーンを継続中です。
修理ついでに色換え、磨きなどお考えの方はこの機会に是非ご相談ください。
お問い合わせやお見積もりは会社メール nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで