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仕上げ実績・ブログ - 2011年10月

2011.10.30

OZフッツーラ・スーパーミラーバレル研磨3次元&不良リムからリム交換

コアなファンが多いOZフッツーラ18インチへのスーパーミラーバレル研磨3次元による完全オリジナルホイールの誕生です。 

リム修理後にリムとディスクへの3次元研磨の予定でしたが、アウターリム3枚とインナーリム1枚が手の施し様の無い「悲惨で残念」な状態だったためリム交換を余儀なくとされ、元リムは削り込み修理のため手直し再生不可、廃棄処分です。 

OZフッツーラ18インチのスーパーミラーバレル研磨3次元&リム交換 

香川県のお客様・・・古いホイールですので年数劣化はそれなりに有りますが、削り込みによる薄っぺらいイビツな形状のリムは使えません。変なリムは交換して、ディスク&キャッププレートを当店自慢のスーパーミラーバレル研磨で激変しました。

これで見た目もバッチリ!安全面も確保できました。



解りやすいようにリムへ色を付けてありますが、4本中3本(左が唯一生き残ったまともなリムです。)こんな感じで肉厚が僅か1ミリほどしかなく面も凸凹状態でこれをいくら綺麗に磨いても無駄な作業です。

カラー塗装なら傷部へパテでも埋めて誤魔化しも出来ますが、ポリッシュは剥き出し表現のためひたすら傷が消えるまで削ってしまう修理の事を素人騙しのポリッシュ削り込み修理と言います。



インナーリムも全体的に削りみ過ぎが1本有ります。
インナーリムは当店に在庫が有りましたので、無事交換してあります。
オーナーが女性のため、削り込みの事を報告しない限り気づいていません。
安物買いのなんとやら・・です。 現品を確認出来ないネット購入はここが一番需要です。



ディスク面の荒研磨です。
交換用のリムの確保が出来たら、後は安心してスーパーミラーバレル研磨への作業が進められます。


 
アウターリム以外のパーツの作業は既に完了していましたが、リアー側が欠品のためリップ4枚揃うのに入荷待ちの時間が2ヶ月以上かかりました。
先日各パーツも無事に揃い、翌日には組み付け合体完成となりました。
S様大変永らくお待たせしました。この場を借りてご報告いたします。
遅くなってすみませんでした。



手間暇かけた芸の細かな3次元研磨ですのでスポークサイド面(窓部)も表面同様の仕上りとなります。



フロント側はアウターリップ1.25Jと交換



リアー側はアウターリップ1.75Jと交換


 
インナーリムはスーパーミラー研磨とバランスの良いメリハリのあるブッラク塗装をお勧めします。



いつもの通りの出来栄えです。
カーボンリングは赤への塗り替えリクエスト!オーナーが女性ならではのセンスです。



■OZフッツーラ18インチ リフレッシュカスタム加工の詳細■
1・アウターリム・・・・・・・・・・新品リップ交換(ノークリアー)
2・インナーリム・・・・・・・・・・曲り修正/1本交換/艶ありブラック塗装(オンクリアー)
3・ディスク&プレート・・・・・・スーパーミラーポリッシュ3次元(ノークリアー)
4・カーボンリング・・・・・・・・・レッド塗装
5・ピアスボルト・・・・・・・・・・洗浄・研磨(元が良いモノは綺麗に蘇ります。)
6・3Psコーキング・・・・・・・・透明シーリング打ち直し
7・エアーバルブ・・・・・・・・・リム交換により既存のバルブが使えないためバルブ交換


■中古購入時のアドバイス ■

中古品はガリ傷や曲りがあって当たりまえです。
変に磨いて修理してあるホイールよりもガリ傷や曲りのある現状のままのモノ手付かずのモノを購入してから当店にご相談ください。


削り込み修理の手直しは全てお断りいたします。
最初で最後の削り込み修理の手直し作業例はこちら


私の仕事は「塗装専門」・「研磨専門」で塗りや磨きばっかりやっている訳では有りません。本業はホイールの修理屋です。 修理に関しては自信と誇りを持って20年以上これまで続けています。 綺麗に色塗って、ピカピカに磨いた「見た目!も大切」ですが、基本・土台となるホイールの修理が出来てこそ初めて塗装や磨きによるホイールへのお化粧が出来るのです。


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2011.10.29

ハマーホイールへのパウダーコートから溶剤ブッラク塗装

腐食、虫食いの酷いホールへ再塗装した後の腐食再発防止用としてパウダーコートでがっちりガードします。

虫食い、腐食が進んだホイールはいきなり溶剤カラー塗装ではなく、まずアルミ素地へ直接パウダーコートで土台を固めてからの溶剤カラーでのお化粧塗装がお勧めです。





ハマーホイールへのパウダーコートから溶剤カラー塗装仕上げ

 

千葉県のお客様・・簡単そうに見える普通のグロスブッラクのようですが、パウダーコートをベースとすれば虫食い、腐食の激しいモノがここまでなるには長~い工程があります。 お言葉に甘えて約4ヶ月ほど時間を頂きました。









5本ともガリ傷だらけですのでまずはガリ傷修理から始まります。









ブラスト研磨からハンド研磨してベースとなるパウダーコートへの下準備です。









虫食い、腐食の異物湧きを想定してそれらを抑える役目として念のためパウダー前のプライマーで空気や異物出現を極力抑えます。

 







異物湧きが出ない事を念じてパウダーブッラク噴射です。

焼いてみないと結果はこの時点では全く解りません。









焼き完成後、案の定5本ともみな異物湧きだらけのブツブツ肌になりました。









パウダー肌をサイディングしてもう一度パウダーコートします。

5本の内3本はこれの繰り返しで3コートもパウダーを載せています。

3コートパウダーは想定外のため最初のお見積もりに入っていませんが、いまさら言えないし仕方ありません。







ブツブツ肌の月面クレーターから点々肌になりましたので点肌を埋めるためこれから溶剤カラーの下処理に入ります。







肌揃えに溶剤カラー下処理のサフ塗装でファンデーションを厚めに塗ります。

ツル肌に整った状態で溶剤ブッラク塗装で見た目重視のお化粧です。









パウダーコートから溶剤カラー完成までに多くの塗膜が載ってます。

1・パウダー用プラマー 

2・パウダーブッラクの2コート 

3・溶剤用プライマー 

4・溶剤サフ塗装

5・溶剤ブッラク塗装

6・溶剤クリアーコート  計7~8層の塗膜が載っていますのでボルト穴もたっぷり埋まってしまいこのままではボルトも入りにくいためタップ切も要します。









こちらはアウターリムとなるアルミ製のリングです。

こんな構造のホイールは初めて見ましたがどんな風にタイヤがつくのでしょうか?









アルミ製のリングはバレル研磨機にて磨き込みします。

他のディスクを組んで荒から仕上げのバレル機投入です。









リングも同色カラーのご希望でしたが、リングが元々大きく沿っていましたので、塗装してしまえば装着時の反り返しで塗装が割れ剥がれてしまいますのでブラック塗装ではなく磨き込みをいたしました。









リングをつけるボルトやワッシャー類はブラスト研磨してからパウダーブッラク塗装をします。 パウダーコート肌なら工具で締め付けても簡単に塗装が剥がれません。









磨きこんだリングをつければこんな感じになります。





お客様より装着写真をいただきましたので紹介します。

ごっつい車ですね。



今回の一番の目的は単に見た目を綺麗に仕上げるのではなく素地土台をより強く頑丈にするのが目的です。

低温焼付けの溶剤カラー仕上げなら腐食、虫食いの酷いモノでもパテ埋めて、サフ塗って肌合わせすればパウダーのように手間かけずに仕上げる事ができますが、高温で焼くため湧きなど作業リスクの高いパウダーコートを選んだ理由は傷んだ素地肌をがっちり、保護ガートして素地からの腐食や塗装剥げメクレの再発防止を目的としてその分工程が増えて遠周りにもなりますが、より良い方法を提案、提供していきます。











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2011.10.25

新品ワタナベ15インチ パウダーコートからハイパー塗装

「ハコスカの定番」30数年前から変わらない、RSワタナベを現行車へマッチンングするため今風にアレンジ !

ワタナベ独特の砂型の風合いを今現在の新品も変わりなく表現されいます。

昔から変わらない砂型鋳造製法の歴史伝統の肌を残した砂肌の粗い風合いを現代風にアレンジ表現するためにはそれなりの下処理を要し素材の問題も多々発生します。



砂型鋳造ホイールからパウダーコートをベースとしてハイパー塗装



兵庫県のお客様・・ワタナベ15インチ 新品ホイールへのパウダーコートをベースとしてハイパー(銀強し黒薄め)でシルバー基調を多めにしたハイパー塗装(DBK)です。素材も問題で下処理に苦労したハイパー塗装です。





塗装剥離からブラスト研磨







ワタナベ独特の荒肌です。

砂型鋳造のため不純物も多く陥没や大きな巣穴も多数あります。強度的には実際、鍛造ホイールの半分以下ですが、これが伝統のワタナベです。







粗い砂肌を消すために色んなハンドエアーツールを使い分けてひたすら研磨です。







スーパーミラーバレル研磨の3次元下処理と同じようにR面、股グラ、側面、ホール穴付近と隅々まで砂肌を削除します。







ここから他所に無い当店自慢の荒研磨用のバレル研磨機の登場です。

この状態でも何か工夫すればどこにも無い商品になりそうな肌質です。







表面ツル肌になったらベースとなるパウダーコートのための空炊きです。

ゆっくり焼いて水分を完全に飛ばします。







通電チェックしてパウダーコート噴射!







異物による湧き欠陥の出現!(涙)  パウダーは焼いてみないと結果が見えません!

リスクの少ない溶剤カラー塗装と違いパウダーコートは180℃以上の高温焼きのため時として素材からの予期しない湧き、異物出現などもあり手直しを余儀なくされる事があります。

;※低温焼けで液体塗料の溶剤カラーなら先にサフで抑えきれますのでこんな症状はまず出ません。







手直しのためのパウダーコート肌へのサイディング!

パウダーコートは表面が硬いため溶剤のようにいきなり1500番手では削れ切れませんので800番位からスターとして2000番手まで徐々にペーパー目を上げてサイディングします。







2コート、時により3コートしてやっとパウダー完成の冷却風景です。







ベースとなるパウダーの黒の上へハイパーの銀膜をのせます。

今回は「黒薄め銀膜強し」の感じです。

ハイパーBDKは「黒濃い目、中間、薄め」など銀膜の濃淡で表現します。







砂肌ブツ肌がここまでツル肌ハイパーとなります。 



 

●鋳造(鋳物式)の2通りと鍛造(加圧式)について●

鋳造CAST(鋳物式)
は熱したアルミ合金を溶かして鋳型に流し入れた後に冷却して形成していく製法のため、金属組織が粗く方向性のない状態となるため空気孔(ピンホール・巣穴)が多く発生します。

それに対して鍛造FORGED(加圧式)は日本刀を作るような製法で加熱し圧力をかけ、叩きながら形成していくため鍛造は大量生産には向かない製法のためコストが掛かり高価なホイールとなりますが、鍛造は組織も極めて密となり空気孔は全くできず高い強度が得られるため軽量で密度の高い鍛造品は素材表現の磨き工法スーパーミラーバレル研磨などにより効果がより発揮されます。

 

近年のCAST鋳造(国産車純正や国産社外ホイール)などほぼ機会式のためバレル研磨や高温焼付けのパウダーコートでも問題ありませんが、今回の「ワタナベ」のような旧式の砂型式や「MADE INアジヤ産」のCAST鋳造品はアルミ合金の不純物が多く、組織が粗いため素材自体の空気孔(ピンホール・巣穴)がさらに荒くなりそれらが表面上に現れるため磨き工法のバレル研磨には不向きな素材となりますが、溶剤ウレタンカラー塗装パウダーコートカラーで被せますので素材の良し悪しに関係なく下処理次第でどうにか対処可能です。











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2011.10.22

Lorinserもどき バレル研磨不可のためハイパー塗装&バフポリッシュ仕上げ

Lorinser?  ダミーボルト付きで3Ps風なデザインの1Psの「ロリンザーのモドキ」です。 

スパッタリングメッキではまたメッキ剥げが起きるとの事で「スーパーミラーバレル研磨(3次元)」のご依頼で入庫しました。 

オーナー様には失礼ですが、「アジヤ産のモドキ鋳造品」は素材の質が悪く磨き込みには適さないホイールのため作業内容を急遽変更です。 

ミラーバレル研磨不可のためハイパー塗装&BBFバフ研磨


スパッタリングメッキ特有の剥げ劣化と溶接研磨されたリム手直しからバレル研磨研磨の予定でしたが素材不良のためハイパー塗装&BBFバフ鏡面研磨にての作業変更です。


 
剥離からブラスト研磨! 普通に1Psホイールです。


 
メッキホイールへ一部ポリッシュした修復暦の有るリムです。前回の修理で大きなピンホール(巣穴)が多く出ています。この現象は素材が悪いのも一つの理由ですが、一番の理由は溶接時の電流、電圧調整や溶接棒が適切でないため余計に沸きが出やすくなり 大きな巣穴が出現します。


 
ピンホールの手直しは潔く大きく削り落とします。


 
素材自体がスカスカ状態の鋳造品のため溶接時に異物、空気が沸いてきます。私がやっても無欠とは言えませんが針で刺した程度の穴位までには抑えています。


 
巣穴削除してからリム再研磨します。
リム部はポリッシュ素地表現のため巣穴を目立たないように仕上げる事が一番のポイントです。カラー塗装ならパテ埋めしてカラーで隠せますが・・・


 
剥離から荒研磨までは「スーパーミラーバレル研磨もハイパー塗装」も同じ共通した下作業ですので、ここからは磨き込むか塗装するかの違いで、作業内容変更によりハイパー塗装用のベースとなるパウダーコートをいたします。


 
ベースのパウダーコートの上面へアンダーコートしてハイパー塗装をします。
リム部は削いで磨きますので塗装肌はついでに被った程度です。


 
ハイパー塗装はクリアーまで完成させた後、リム部のリム研磨に入ります。


 
リム部はBBFバフ鏡面研磨の完成です。このあとクリアーコートします。


 
痛んだダミーボルトは再利用できませんんので、同品の新品を準備します。
ゴールドが希望ですがダミーボルトのゴールドは売ってませんので当方でゴールドにしました。 ちなみにエアーバルブもゴールドで同作業します。


 
ゴールドのダミーボルトとゴールドのエアーバルブを装着して全て無事終了です。


★スーパーミラーバレル研磨不可な素材について★

今回の「ロリンザーモドキへ」のバレル研磨が出来なかった理由は塗装剥離したあと、荒研磨かけた時点でホイール全体に巣穴が多く出始めこれをいくら磨いても巣穴陥没は消えませんのでバレル研磨には不向きの素材と判断しました。

鋳造CAST(鋳物式)は熱したアルミ合金を溶かして鋳型に流し入れた後に冷却して形成していく製法のため、金属組織が粗く方向性のない状態となるため空気孔(ピンホール・巣穴)が多く発生します。

近年のCAST鋳造(国産の純正や国産社外ホイールなど)は機会式のためバレル研磨でもほぼ問題ありませんが、古いCAST鋳造(10~20年以上前のもの)は旧式の砂型式があります。また「MADE INアジヤ産」のCAST鋳造品はアルミ合金の不純物が多く、素材自体の空気孔(ピンホール・巣穴)がさらに荒く金属組織がスカスカ状態のため「旧式の砂型鋳造」と「MADE INアジヤ産」のCAST鋳造品は表面上へ空気孔が表面上に現れるためバレル研磨には不向きな素材となります。

   スカスカ鋳造ホイールはこんなになってしまいます。
            
砂型鋳造やアジヤ産鋳造ホイール


バレル研磨はセラミックの押し込み摩擦で表面に光沢が出てきます。その押し込み摩擦により素材の悪いモノは正直に巣穴、荒が現われてきます。 
※リム部はBBFバフ研磨(コンパウンド磨き)のため巣穴は目立ちません。


高品質な国産純正のCAST鋳造ホイール

 
マークX純正の鋳造ホイール
同じCAST鋳造品でも国産純正ホイールなどはバレル研磨しても問題なく仕上がりますが鍛造品より光沢感はやや落ちます。


圧縮された密度の濃い高品質なFORGED鍛造ホール




高品質な鍛造ホイールがバレル研磨に一番相性の良い素材です。

溶剤ウレタンカラー塗装やパウダーコートはカラーで被せますので素材の悪いモノではどうにか対応できますが、ポリッシュの「BBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」は素地表現のため素材の良し悪しで仕上がりに影響します。



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2011.10.19

BBS-RS16インチ部品取りのリム交換からリフレッシュ

RS16インチ114-4穴の部品取りのホイールをご用意して頂き、美味しい所取りのパーツ交換からリム修正鏡面研磨とディスク部の塗り替えによるリフレッシュです。

人気ホイールのためBBS-RSのリフレッシュは途切れることなくオーダーが入りますが加工パーツが多くて手間暇のかかる作業です。

年代モノですのでそれぞれ程度、ダメージが大きく違うため修理はもちろん修復暦有りや腐食など程度の悪いモノはスットクパーツとの交換も対応していますのであきらめる前にご相談ごください。

修理、リフレッシュはワンオフ手作業のため状況により納期が予定よりやや遅れてしまう事もありますがその点はご了承ください。





BBS-RSの部品取りから移植組み換えリフレッシュ



神奈川県のお客様・・20年前のモノでも細部に拘りパーツ1個1個手を加えればご覧の通りに蘇ります。







オーナー様より6本ご用意していただきより良いモノを選別して4本作り上げます。









まずは曲り、ガリ傷修理から始まります。

古いモノで曲りやガリ傷の無いホイールはめったにお目にかかれません。







古いホイールへの再塗装は全て塗装剥離、ブラスト研磨は必須です。

古いホイールへの上塗り塗装はいたしません。







溶剤ウレタンシルバーメタ仕上げのため下処理も同質の溶剤プライマーからサフ塗装です。





 

キャップへのダイヤモンドカットは「不可」のためバレル研磨による3次元研磨で磨き込みます。

プラ製のキャップは磨きようがありませんので塗装でしか方法は有りませんが、アルミ製のキャップは塗装ではなく、磨き込んでアルミ素地の風合いを生かせばより高級感が出てホイールがさらにに引き立ちます。「メッキみたい、磨きみたい」類似した近い表現の塗装はありませんので塗装での「磨きやメッキ表現」は全く別モノ別表現となり不可能は事です。





RS1台分4本となればこれだけ沢山のパーツとなります。(プリマドンナ仕様)





 

ホイールが綺麗になれば磨きこんだキャップと選別して磨きこんだピアスボルトがホイール全体を演出します。

厚手と薄手の2種類のキャップとなっています。







インナーリムはもちろんの事、リムサイド面も全てクリアーで抑えてあります。





BBSーRS16インチ リフレッシュの詳細■

1・アウターリム・・・・・・・・・・BBFバフ鏡面研磨(ノークリアー)

2・インナーリム・・・・・・・・・・シルバーメタ(オンクリアー)

3・ディスク&プレート・・・・・・シルバーメタ(オンクリアー)

4・6画キャップ・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(オンクリアー)

5・ピアスボルト・・・・・・・・・・洗浄研磨クリアー コート

6・ナット・・・・・・・・・・・・・・・洗浄研磨のみ

7・エアーバルブ・・・・・・・・・洗浄研磨、パッキン一部交換

8・リフレッシュのリム交換に伴うシーリング打ち直し

9・エンブレム・・・・・・・・・・・・交換無し

※15~17インチまでのレギュラーサイズのリムは多数ストックしていますので、「修復暦有りのリムや曲り、割れ」のひどいモノは在庫がある限り、リム交換、ピアスボルト交換、キャップ交換して修理、リフレッシュいたしますので安心してご依頼ください。



アウターリムのポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種類の研摩加工に対応しています。

※構造により対応できないモノも有ります。

3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら 



RSの深リムやRSリムに類似する旧式のOZ(AMG・フッツーラ)などの3Ps1枚型の肉薄リムは肉厚確保や強度確保の面からダイヤモンドカットカットは不可となります。それらはBBFバフ鏡面研磨仕上げかスーパーミラーバレル研磨の磨き込み工法での対応となります。 

ダイヤモンドカットについてはこちら



ディスク部
へのカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。

※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。

粉体(パウダー)塗装についてはこちら









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2011.10.16

VOLKレーシング&OZラリーレーシングの塗り替えリフレッシュ

「溶剤ウレタン焼付けカラー塗装」は車のボディーカラーと同質で、ホイールへのカラー塗装も「溶剤ウレタン焼付けカラー塗装」が主流です。 

最大の特徴はカラー表現が無限大に作れる事と既存の塗装の程度により塗装を剥がづ上塗りや重ね塗りが出来る事です。一色丸塗りはお値段が一番安く上がるのが溶剤カラー塗装です。 

上塗りと言ってもいきなり塗るのではなく足付けからプライマー、サフなど下処理をしてからのカラー仕上げとなります。 

VOLKは足付け下処理からのマットブッラクで、OZは剥離研磨からのグロスブラックの1Ps16インチ黒系丸塗りの紹介です。  

VOLK・TE37溶剤ウレタン「マットブッラク」塗り替え
 
新潟県のお客様・・ガリ傷や曲がりは多少ありますが、元の塗装程度が良好なため塗装剥離せずマットブッラクへの塗り替えです。

 
基本は曲り、ガリ傷修理から始まります。
カラーで隠れるからと言ってリム端しの削り込みやパテ埋めなどいたしません。


ホイールの表・裏・側面全て塗装前の足付けとして丸ごと研磨してからプライマーやサフなど溶剤マットブッラク前の下塗装をします。

 
溶剤マットブッラクは黒を塗った後に艶消しのクリアーでベースの黒の艶引き感を出す表現方です。

OZラリーーレーシング溶剤ウレタン「グロスブッラク」塗り替え+ロゴ復元
 
北海道のお客様・・曲り、ガリ傷は有りませんが、塗装の劣化痛みがあるため剥離、研磨してグロスブッラクへの塗り替えとロゴシールの復元です。


年代モノで既に塗装の痛みの有るモノは剥離からの下研磨が必要です。


仕上げが黒ですのでプライマーから下処理のサフも溶剤系の黒サフを塗ります。


黒塗装後、事前に作ったロゴの貼り付け位置とサイズの確認です。




グロスブッラクですので艶有りクリアーを塗って完全硬化した翌日、黄色のロゴを貼り付けて完成です。!
黒に黄色のロゴは良く映えます。(阪神タイガースみたいです。)

●1Psホイールの場合でのリフレッシュ価格の比較●

同サイズモデルを対象とした場合での目安となる値段の安いほうからのざっくり順位です。

溶剤ウレタンカラー塗装スーパーミラーバレル研磨(2次元)パウダーコートハイパー塗装スーパーミラーバレル研磨(3次元)ダイヤモンドカットスパッタリングメッキアルマイトメッキクロームメッキ  と言ったざっくり順位です。またお値段に比例して納期もかかります。

溶剤ウレタンカラー塗装は「安い・早い」となりメッキ加工は「高い・遅い」となります。
※カラーの種類や構造、デザインで多少の変動はありますが、メッキ加工だけは不動の順位です。

ホイール修理を基本、土台として最終のお化粧となる様々な表面処理に対応いたします。

4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
この機会に是非ご相談ください。

(有)オートサービス西

2011.10.13

ウェッズSA-55Mスーパーミラーバレル(2次元)オンクリアー

ウェッズSA-55M鍛造ホイール18インチのスーパーミラーバレル(2次元)研磨です。

軽くて頑丈な密度の濃い「フル鍛造加圧式(FORGED)」はスーパーミラーバレル研摩に相性抜群です。







ウェッズSA-55Mスーパーミラーバレル研磨(2次元)

程度が良好な1Ps鍛造ガンメタからバレル研磨でメッキとは違うアルミ独特の風合い柔らかい光沢となります。





 

剥離~ブラスト研磨してハンド研磨です。





 

傷の押し込みでインナーリム曲り発見!

押し込みによる傷と曲がりの現象です。

この程度曲りは使用にはほとんど問題もなく、ハンドル振れも感じませんのでオーナー様は恐らく気づいていないかと思いますが、インナーリムは深い構造のため縦衝撃で曲ってしまえば横が膨らみ楕円状(卵型)になるため研磨する際、微妙に横振れを起こし曲がって振れる状態では研磨機での作業がやりにくくなるため、修理させて頂きます。これはダイヤモンドカットも同様です。 





 

曲がり修正後、押し込み傷も肉盛り研磨形成します。

インナーリムは見えない箇所ですので押し込み傷まで普段は直す必要は有りませんが、ついでにやった作業です。







 

バレルの荒研磨です。

これからセラミックのメディアと交換して仕上げ研磨に入ります。





 

バレル仕上げ研磨のフィニッシュ時の光沢です。

ノークリアー仕上げならここで完成納品となります。





 

研磨完成後、良く観察すると素材事態の大きな「巣穴ピンホール」発見!

ピンホールは溶接にて穴埋めして再度、仕上げ研磨となりました。

後で気づいた事ですが、気づかずこのまま納品すれは、「こちらの何らかの作業ミス」とクレームになってしまいます。 後加工は期待度のハードルが高くなりとにかく気を使います。

新品なら全て完璧なモノと思いガチですが、新品でもブツ、ごみ噛み、荒や欠陥もたまに見受けます。

新品ホイールでも塗装や磨きは人の手による作業ですから







「巣穴ピンホール」の手直し修理も無事終わり今回は「溶剤系硬質オンクリアー」仕上げです。





 

2次元研磨ですのでディスクサイド面はユズ肌仕上げとなります。

オンクリアーすれはユズ肌がハイパー塗装(DSK)のような半光沢のしっとりとした風合いとなります。





 

リムサイド面は丸ごとバレル研磨でついでに綺麗になります。



「量より質」と言いますが、「量」をこなさないと「質」は向上しません。経験こそが大切です。







スーパーミラーバレル研磨はセラミックの摩擦で押し込みながらの研磨する工法のため「表面硬化現象」を起こします。ノークリアーでも従来のBBFバフ研磨(コンパウンド研磨)とは違いますので酸化白ボケが起き難い特性があります。



ノークリアーは白ミミズシミ現象を避けるためや少々の傷はユーザー自信で治せる利点があります。 そのためスーパーミラーバレル研磨はノークリアーのご依頼が多いですが、ノークリアーは素地剥き出し表現のためしばらく放置してしまえば艶落ち白ボケしますので、普段のメンテが必要となりやや面倒なメンテ作業が伴います。



白ボケ現象回避や普段のメンテが面倒な場合はオンクリアーで表面保護する方法があります。



ミラーポリッシュへのオンクリアーには溶剤系硬質クリアーパウダーコートクリアーとあります。



「オンクリアー&ノークリアー」とまたオンクリアーにも「溶剤系硬質クリアー&パウダーコートクリアー」があります。

それらは全て長所、短所があります。自分に合ったモノでご判断ください。



オンクリアー&ノークリアーの詳細は
こちら



ミラーポリッシュへのパウダーコートクリアーはこちら





一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。

※オンクリアー仕上げは一旦クリアーを全部剥いでからの再研磨してオンクリアーとなりますので、ノークリアーよりやや納期がかかります。





以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。



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この機会に是非ご相談ください。



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2011.10.10

BBS-RGのリム(ポリッシュ仕上げ)/ディスク(カラー塗装)の個別仕上げ

スバル純正のBBS鍛造13インチとBBS-RG鍛造16インチへの溶剤ウレタン焼付けカラーによる塗り換えからリム部はBBFバフ鏡面研磨仕上げでのリフレッシュ・リメークです。

サイズやモデルは違いますが、1Psへのリム/ディスク個別仕上げの作業の流れは変わりありませんので、2台まとめてご紹介いたします。

同じ内容の作業でも現品の損傷状態の違いや修正の(有り・無し)と塗装メニューなどで料金や納期が違ってきます。

リムポリッシュ部は本来切削ラインのダイヤモンドカットですが、コスト面やメンテの配慮からオーナー様の希望でノークリアーによるBBFバフ鏡面仕上げとなっています。





1Psホイール/リム・ディスクの個別仕上げ



鳥取県のお客様・・修理工程が無い程度良好のスバル純正のちっちゃなカワイイBBSです。







埼玉県のお客様・・ガリ傷やポリッシュ面の痛み劣化が進行中のRGでしたが、早めの処置で問題なく綺麗になりました。

※注)「虫食いや腐食」の劣化が激しいポリッシュはいくら磨いても斑点、シミが残り、ポリッシュ表現が不可となりますので、早めの処置が必要です。







まずは両者塗装剥離~ブラスト研磨から始まります。!







16インチのRGはガリ傷肉盛り有りです。





 

溶剤ウレタンメタリックカラー用の下処理塗装です。





 

メインのゴールド&シルバーメタ塗装してさらにメタリック系は一旦クリアーを丸ごと塗って塗装を完成させます。

リム/ディスク丸塗り仕上げならここで作業終了ですが、ここからリム研磨に入ります。

塗装完成後、リム研磨の段階で、「BBFバフ鏡面研磨」「ダイヤモンドカット」などお好みのリムポリッシュをします。



ダイヤモンドカットの詳細はこちら











ディスクからリム部の側面、裏面まで全てBBS-LMと同色のゴールドを塗り、リムポリッシュ面は、「BBFバフ鏡面研磨」してスバル純正のBBS13インチは完成です。









ディスクからリム部の側面、裏面まで全てGR純正カラーを調色したシルバーを塗り、リムポリッシュ面は、「BBFバフ鏡面研磨」してBBS-16インチは完成です。



BBFバフリムポリッシュ研磨とは・・・

リム研磨専用の研磨機にて番手が80番・120番・240番の荒研磨から始まり、 それから仕上げ研磨の油研ぎ研磨が240番・320番・400番・600番・800番・1200番・1500番・2000番までペーパー目を細かくして手と顔が油まみれになりながらひたすら磨いて行くアナログ的な研磨ポリッシュ方法です。

アナログなため構造を選ばず低コストで臨機応変に対応が出来ます。



ダイヤモンドカットとは・・・

様々なデザイン、構造やこの世に二つとして同じ動きをしないモノに対して表面の形状を3Dで立体数値化して形状に沿って表面を均一に削り出しするワンオフ修理ではハイテクな切削ライン研磨工法です。

ハイテクでは有りますが構造デザインを選びコストがかかります。





●リムフランジ部への研磨について●

 

リムフランジ部の塗装部は残してのリムポリッシュ仕上げです。

リムにメリハリが付いてホイール全体が締まったような感じとなります。



 

リムフランジ部まで研磨してのポリッシュ仕上げとなります。

ホイール端まで磨いてありますのでホイールが大きく見えます。

1Psのリム/ディスク個別仕上げは一旦丸塗りしてからリム研磨となりますので、リムブランジ部を残すか研磨するかで、料金の差は発生いたしません。

お好みに応じて対処いたしますのでお気軽にお申し付けください。 



 

今回リムポリッシュ部はノークリアー仕上げとなります。

今回のこのリムにはピアスボルトやバルブなど突起物がないためノークリアーでもワックスやコンパウンド磨きなど簡単にヒト拭き出来ますのでメンテナンスが特にやりやすい構造です。

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ノークリアーのメンテナンスについてはこちら





アウターリムポリッシュはBBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル鏡面研磨・ダイヤモンドカットなどご予算、ご希望に応じてポリッシュ加工いたします。

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完全なる修正が出来て4本リフレッシュ・リメークとなります。









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2011.10.05

BBS-RS15インチ 拘りフルリフレッシュ「ダイヤモンドカット&シルバーメタ」

当社が得意とする毎度おなじみのRSです。今回の7Jx15のRS(ゴルフⅡ用)は国産RSでは無く本国ドイツ(当時西ドイツ)製のため販売当時の本国仕様のRS復元への拘わったフルリフレッシュです。

旧式のRSは本国ドイツ(当時西ドイツ)製と純国産(ワシマイヤー)製のRSとがあります。

それらは同じRSでもモデルにより互換性が無いモノもあり、またシルバーカラーやポリッシュの仕上げ、バルブ、ピアスボルトも本国ドイツ製と純国産製のRSでは微妙に違います。

20年前の本国ドイツ製のRSにより近ずけ復元するためのフルリフレッシュです。 普段やっているカスタムRSとは思考や意味合いがちょっと違います。





BBS-RS7Jx15インチ本国ドイツ製RSへの復元フルリフレッシュ

 

福岡県のお客様・・ガリ傷以外は年代モノの割りには比較的程度の良いRSです。

表デザイン面は退色が大きい為、劣化の少ないスタットボルトのホール付近をカラー見本として色を作り、色合わせしたシルバーメタで再塗装!。リムポリッシュ部は元肌表現のため何とかダイヤモンドカットに成功!。そしてピアスボルトはそのまま復元再生して20年前の新品オリジナルにより近ずけた拘りのリフレッシュです。





 

まずはガリ傷肉盛り研磨形成からスタートします。





 

古いホイールへの再塗装は塗装剥離して無垢の状態からが必須です。





 

調色による溶剤ウレタンのシルバーメタ仕上げですので、下塗装プライマーからサフも同系の下処理です。





 

本国ドイツ製のピアスボルトは国産RSと違いクロームメッキでは無くナシジ調の艶のない黄色っぽい肌をしています。

いくら磨いても国産のピアスボルトのクロームメッキのように光りませんが、オリジナルの肌出ししてからサビ止めのためにパウダーコートクリアーで皮膜保護して今後サビにくいように配慮して有ります。

ナットもパウダーコートシルバーを塗ってありますので、当時無かったパウダーコートで今の技術を生かしています。





 

ダイヤモンドカット用に他のRSのディスクをつけてアウターリムのポリッシュ面をダイヤモンドカットします。

※注重要)ダイヤモンドカットは既存の肉厚が有るモノや構造デザインなど限定されます。何にでも出来るモノでは有りません。またダイヤモンドカットは何回も同じ加工が出来ない場合もあり修理回数に限界がありますので次回、傷や曲がりを付けないように十分な注意も必要です。ダイヤモンドカットの特性は下記説明を良く読んでください。





 

RS各パーツの完成です。

RSはこれだけのパーツが有ります。それら全て別々に作業しますので時間と浪費がそれなりにかかります。

※RSに限らず完全分解できるモノは全て同じ作業の流れです。





 

リムポリッシュ部はダイヤモンドカットして、シルバー塗装部は現品カラーに合わせたシルバーカラーの復元です。 キャップもあえて薄型に変えて有りません。

腐食したアルミ製の6画キャップはダイヤモンドカット不可のためスーパーミラーバレル研磨(3次元)にて磨き込みました。

プラ製のキャップは塗装(パウダー不可)しか方法が有りませんが、アルミ製のキャップへ塗装(シルバー塗装、ハイパー塗装、パウダーカラー)してしまえばかえって不恰好ですので、磨いて光沢復元の方が断然良いです。





 

ピアスボルトが国産RSのクロームとは違い艶の無いやや黄色っぽいのがお解りでしょうか?ピアスボルトを新品のクロームに換えれば簡単な事ですが、既存のモノをいかに生かすかと言う方が難しいです。また光ってれば良いってもんじゃないと言う、これもオーナー様の拘りでも有ります。







 

ナットはパウダーコートによるシルバー塗装です。

パウダーコートなら工具で締めてもびくともしませんし、のちに塗装剥げやサビの心配もなくなります。







インナーリムはもちろんの事、リムサイド面も全てクリアーで抑えてあります。



BBSーRS15インチ 拘りリフレッシュの詳細■

1・アウターリム・・・・・・・・・・ダイヤモンドカット(オンクリアー)

2・インナーリム・・・・・・・・・・調色シルバーメタ(オンクリアー)

3・ディスク&プレート・・・・・・調色シルバーメタ(オンクリアー)

4・6画キャップ・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(オンクリアー)

5・ピアスボルト・・・・・・・・・・洗浄研磨、パウダーコートクリアー

6・ナット・・・・・・・・・・・・・・・洗浄研磨、パウダーコートシルバー

7・エアーバルブ・・・・・・・・・洗浄研磨、パッキン一部交換

8・リフレッシュのリム交換に伴うシーリング打ち直し

9・エンブレム・・・・・・・・・・・・無し

※15~17インチまでのレギュラーサイズのリムは多数ストックしていますので、「修復暦有りのリムや曲り、割れ」のひどいモノは在庫がある限り、リム交換、ピアスボルト交換、キャップ交換して修理、リフレッシュいたしますので安心してご依頼ください。





★ダイヤモンドカットについて★

ダイヤモンドカットとは書いて字のごとく表面部を磨くのではなく表面をPC旋盤のバイトで切り込みながら一皮カットしてそのカットラインが虹色のヘアーラインとなるワンオフ修理加工ではハイテクな切削研磨工法です。

ダイヤモンドカットはまず「共振・振れ」の無いモノ、さらに元々の肉厚が有るモノやデザイン構造も選びます。そのため何でもかんでもダイヤモンドカットは出来ません。



旧RSは1枚型の肉薄リムのためリムの真円が少しでも振れていると最大値を基準にカットしますので多く振れる箇所は肉厚が 薄くなったりして均等な肉厚確保が出来ないため不均等なリム肉厚となり見た目も薄く仕上がり、強度低下のリスクも伴います。

今回のRSは共振が少なかった事浅リムでしたのでどうにかダイヤモンドカットできました。

ダイヤモンドカットは厳密に言えばオリジナルの肉厚が多少失われますので肉薄のリムは強度低下のリスクも伴い、何回も同じ加工が出来なくなります。

つまり磨きこみの「BBFバフ鏡面研磨やスーパーミラーバレル研磨」は肉厚損失には影響しませんので何百回でも再研磨は可能ですが、「ダイヤモンドカット」はカットするたびに肉厚が失われるため、既存のリムの肉厚や構造により同品の複数回の修理には不向きとなります。



RSの深リムやRSリムに類似する旧式のOZ(AMG・フッツーラ)などの3Ps1枚型の肉薄リムは肉厚確保や強度確保の面からダイヤモンドカットカットは不可となります。それらはBBFバフ鏡面研磨仕上げかスーパーミラーバレル研磨の磨き込み工法となります。



1PsホイールやBBS-LM、スーパーRS、RS-GTなど2Psでも元々肉厚が有るモノなどは1~2回程度ならダイヤモンドカットも可能ですが、それ以上の複数回のダイヤモンドカットは肉厚損失を伴うため肉厚のある2Psでも修理回数には限度がります。







アウターリムのポリッシュ仕上げ
は「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種の研摩加工いたします。

※構造により対応できないモノも有ります。

3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら 

 

ディスク部へはカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。

※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。

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ポリッシュ加工、カラー塗装などご予算、用途に応じて対応できるモノならいかようにもリフレッシュ・リメークいたしますのでお気軽にお問い合わせください。









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2011.10.03

レーベンハートのクロームメッキ剥げからパウダーカラー&ポリッシュ加工

3Psレーベンハート19インチのクロームメッキの剥げメクレからパウダーカラーとポリッシュ磨きによるリム2色表現です。

アウターリムは全面ポリッシュのご希望でしたが、クロームのダメージ大きかったため加工内容が変更となりました。

クロームを剥離してから地金の程度により加工内容が変わってきます。





レーベンハート19インチ クロームメッキからパウダーコート&ポリッシュ加工



大分県のお客様・・クロームメッキに良くあるボロボロに剥げてしまう現象です。

こうなればホイールを洗う気にもなりませんよね。

クロームメッキは遅かれ早かれいずれメッキが剥げてしまいエアー漏れも起こします。 早めの処置が大切です。







クロームメッキ(銅板金属膜)は自前では剥離出来ませんので、クローム工場へ剥離加工をお願いしています。







クローム剥離が完了して届いた状態では「虫食い、巣穴、陥没」が至る所へ出ています。これではリム研磨してリム全体がピカピカになっても「虫食い、巣穴、陥没」の痕跡は残ってしまいます。急遽パウダーコートのカラーで「虫食い、巣穴、陥没」を隠し消すしか方法は無く、幸い地金の損傷の少ないリムの天辺フランジ部はポリッシュ加工が可能なため黒とポリッシュの2トーン表現の加工内容へ変更となりました。







「虫食い、巣穴、陥没」を埋めるためにリム面へはパテ埋めを避けたいため、パウダー用のプライーで大方の穴埋め塗装をします。

でもやっぱり穴部から弾きが出て旨くいきません。









数回重ね塗りをしてどうにか「虫食い、巣穴、陥没」を埋めた状態です。

肌の粗いユズ肌状をサイディング平滑出ししてからパウダーコートへと入ります。









一回目のパウダーコート (1回で旨く行く訳がありません。)









案の定、肌が粗く至る所へまだ「虫食い、巣穴、陥没」の痕跡が見えます。

これでは話になりません。もう一度パウダーコートです。









パウダー2コート目の下処理の足付け肌だしのサイディングします。

パウダーコートの肌は硬いため溶剤系のようにいきなり1000番目のペーパーではびくともしません。

320番目位から徐々に1000番目までペーパーをかけていきます。









パウダーコート2コート目です。 (今度こそ旨く行ってくれと祈りながら・・)







 

「虫食い、巣穴、陥没」が消えてくれて肌が揃ってくれればいいのですが!

焼いて溶かしてみないとこの状態では解りません。









実際は4本の内、特に劣化の酷かった2本が旨くいかず何回も手直してどうにかパウダーコートの塗装が完了しました。それから次はリムフランジ部のポリッシュ加工となります。









アウターリムのポリッシュはクリアーコートして全て完成です。

ディスクとインナーリムは今回修理、リフレッシュはしませんので洗浄のみです。











永~い道のりの末ようやく完成しました。





クロームメッキから多種カラー塗装への塗り替えはクローム層を剥いでパウダーコートした方が耐久性は格段に向上しますので、クローム完全剥離をお勧めいたします。その分クローム剥離代や剥いだ後の下処理に手間と時間がかかり料金と納期もそれなりにかかってしまいます。



どんな加工にせよクロームホイールは修理再クローム別カラー塗装もすべて一番コストの掛かる面倒で厄介なホイールです。

※クロームの腐食、メクレのない程度の良いクロームは直にパウダーコートできますので、低コストで耐久性のあるカラー塗りが可能となります。クロームメッキからカラー塗装をお考えの方はクロームが剥げる前にご相談ください。



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