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仕上げ実績・ブログ

2011.10.05

BBS-RS15インチ 拘りフルリフレッシュ「ダイヤモンドカット&シルバーメタ」

当社が得意とする毎度おなじみのRSです。今回の7Jx15のRS(ゴルフⅡ用)は国産RSでは無く本国ドイツ(当時西ドイツ)製のため販売当時の本国仕様のRS復元への拘わったフルリフレッシュです。

旧式のRSは本国ドイツ(当時西ドイツ)製と純国産(ワシマイヤー)製のRSとがあります。

それらは同じRSでもモデルにより互換性が無いモノもあり、またシルバーカラーやポリッシュの仕上げ、バルブ、ピアスボルトも本国ドイツ製と純国産製のRSでは微妙に違います。

20年前の本国ドイツ製のRSにより近ずけ復元するためのフルリフレッシュです。 普段やっているカスタムRSとは思考や意味合いがちょっと違います。





BBS-RS7Jx15インチ本国ドイツ製RSへの復元フルリフレッシュ

 

福岡県のお客様・・ガリ傷以外は年代モノの割りには比較的程度の良いRSです。

表デザイン面は退色が大きい為、劣化の少ないスタットボルトのホール付近をカラー見本として色を作り、色合わせしたシルバーメタで再塗装!。リムポリッシュ部は元肌表現のため何とかダイヤモンドカットに成功!。そしてピアスボルトはそのまま復元再生して20年前の新品オリジナルにより近ずけた拘りのリフレッシュです。





 

まずはガリ傷肉盛り研磨形成からスタートします。





 

古いホイールへの再塗装は塗装剥離して無垢の状態からが必須です。





 

調色による溶剤ウレタンのシルバーメタ仕上げですので、下塗装プライマーからサフも同系の下処理です。





 

本国ドイツ製のピアスボルトは国産RSと違いクロームメッキでは無くナシジ調の艶のない黄色っぽい肌をしています。

いくら磨いても国産のピアスボルトのクロームメッキのように光りませんが、オリジナルの肌出ししてからサビ止めのためにパウダーコートクリアーで皮膜保護して今後サビにくいように配慮して有ります。

ナットもパウダーコートシルバーを塗ってありますので、当時無かったパウダーコートで今の技術を生かしています。





 

ダイヤモンドカット用に他のRSのディスクをつけてアウターリムのポリッシュ面をダイヤモンドカットします。

※注重要)ダイヤモンドカットは既存の肉厚が有るモノや構造デザインなど限定されます。何にでも出来るモノでは有りません。またダイヤモンドカットは何回も同じ加工が出来ない場合もあり修理回数に限界がありますので次回、傷や曲がりを付けないように十分な注意も必要です。ダイヤモンドカットの特性は下記説明を良く読んでください。





 

RS各パーツの完成です。

RSはこれだけのパーツが有ります。それら全て別々に作業しますので時間と浪費がそれなりにかかります。

※RSに限らず完全分解できるモノは全て同じ作業の流れです。





 

リムポリッシュ部はダイヤモンドカットして、シルバー塗装部は現品カラーに合わせたシルバーカラーの復元です。 キャップもあえて薄型に変えて有りません。

腐食したアルミ製の6画キャップはダイヤモンドカット不可のためスーパーミラーバレル研磨(3次元)にて磨き込みました。

プラ製のキャップは塗装(パウダー不可)しか方法が有りませんが、アルミ製のキャップへ塗装(シルバー塗装、ハイパー塗装、パウダーカラー)してしまえばかえって不恰好ですので、磨いて光沢復元の方が断然良いです。





 

ピアスボルトが国産RSのクロームとは違い艶の無いやや黄色っぽいのがお解りでしょうか?ピアスボルトを新品のクロームに換えれば簡単な事ですが、既存のモノをいかに生かすかと言う方が難しいです。また光ってれば良いってもんじゃないと言う、これもオーナー様の拘りでも有ります。







 

ナットはパウダーコートによるシルバー塗装です。

パウダーコートなら工具で締めてもびくともしませんし、のちに塗装剥げやサビの心配もなくなります。







インナーリムはもちろんの事、リムサイド面も全てクリアーで抑えてあります。



BBSーRS15インチ 拘りリフレッシュの詳細■

1・アウターリム・・・・・・・・・・ダイヤモンドカット(オンクリアー)

2・インナーリム・・・・・・・・・・調色シルバーメタ(オンクリアー)

3・ディスク&プレート・・・・・・調色シルバーメタ(オンクリアー)

4・6画キャップ・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(オンクリアー)

5・ピアスボルト・・・・・・・・・・洗浄研磨、パウダーコートクリアー

6・ナット・・・・・・・・・・・・・・・洗浄研磨、パウダーコートシルバー

7・エアーバルブ・・・・・・・・・洗浄研磨、パッキン一部交換

8・リフレッシュのリム交換に伴うシーリング打ち直し

9・エンブレム・・・・・・・・・・・・無し

※15~17インチまでのレギュラーサイズのリムは多数ストックしていますので、「修復暦有りのリムや曲り、割れ」のひどいモノは在庫がある限り、リム交換、ピアスボルト交換、キャップ交換して修理、リフレッシュいたしますので安心してご依頼ください。





★ダイヤモンドカットについて★

ダイヤモンドカットとは書いて字のごとく表面部を磨くのではなく表面をPC旋盤のバイトで切り込みながら一皮カットしてそのカットラインが虹色のヘアーラインとなるワンオフ修理加工ではハイテクな切削研磨工法です。

ダイヤモンドカットはまず「共振・振れ」の無いモノ、さらに元々の肉厚が有るモノやデザイン構造も選びます。そのため何でもかんでもダイヤモンドカットは出来ません。



旧RSは1枚型の肉薄リムのためリムの真円が少しでも振れていると最大値を基準にカットしますので多く振れる箇所は肉厚が 薄くなったりして均等な肉厚確保が出来ないため不均等なリム肉厚となり見た目も薄く仕上がり、強度低下のリスクも伴います。

今回のRSは共振が少なかった事浅リムでしたのでどうにかダイヤモンドカットできました。

ダイヤモンドカットは厳密に言えばオリジナルの肉厚が多少失われますので肉薄のリムは強度低下のリスクも伴い、何回も同じ加工が出来なくなります。

つまり磨きこみの「BBFバフ鏡面研磨やスーパーミラーバレル研磨」は肉厚損失には影響しませんので何百回でも再研磨は可能ですが、「ダイヤモンドカット」はカットするたびに肉厚が失われるため、既存のリムの肉厚や構造により同品の複数回の修理には不向きとなります。



RSの深リムやRSリムに類似する旧式のOZ(AMG・フッツーラ)などの3Ps1枚型の肉薄リムは肉厚確保や強度確保の面からダイヤモンドカットカットは不可となります。それらはBBFバフ鏡面研磨仕上げかスーパーミラーバレル研磨の磨き込み工法となります。



1PsホイールやBBS-LM、スーパーRS、RS-GTなど2Psでも元々肉厚が有るモノなどは1~2回程度ならダイヤモンドカットも可能ですが、それ以上の複数回のダイヤモンドカットは肉厚損失を伴うため肉厚のある2Psでも修理回数には限度がります。







アウターリムのポリッシュ仕上げ
は「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種の研摩加工いたします。

※構造により対応できないモノも有ります。

3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら 

 

ディスク部へはカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。

※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。

粉体(パウダー)塗装についてはこちら

ポリッシュ加工、カラー塗装などご予算、用途に応じて対応できるモノならいかようにもリフレッシュ・リメークいたしますのでお気軽にお問い合わせください。









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