仕上げ実績・ブログ
2014.04.22
BBS-LMバレル研摩ブラッシュド/パウダークリアー/裏組
当店独自のバレル研摩と連携したブラッシュドからパウダークリアーして裏組(アンダーディスク)仕様のBBS-LM18インチです。
リムとディスクは個別のバレル研摩からディスクはさらにひと手間かけてバレルの光沢を反映させたブラッシュドですので粗いブラシラインが高級感ある独特な光沢を放ちます。
裏組の組み付けではディスクに遊び隙間が出来てしまうためそれなりの対策工夫が必要です。ただ裏から組んで良しでは有りません。
BBS-LMバレル研摩ブラッシュド/パウダークリアー/裏組
東京都のお客様・・・リムフランジは修復歴有りですがそれ以外は程度良好なハイパーシルバー(DSK-P)のLM18インチです。
剥離ブラスト研磨からハンドアクション研磨
天面ハンドバフ研磨
バレル中研磨からバレル仕上げ2次元研磨
※2次元研磨の場合スポークサイド面は鈍い、いぶし銀の光沢になります。
バレル2次元研磨の完成!これよりさらにブラッシュドに入ります。
ブラッシュド完成後、パウダークリアーの静電噴射!
表組の時は隠れていたディスクの台座は裏組すればその台座が表面になりますのでピアスボルト辺り面より他のディスクを組んでアウトリムをBBFバフ研磨からバレル研摩します。
アウトリムへのパウダークリアー静電噴射!
※今回は2Ps本体の剥離再塗装が有りませんのでインナーリムから側面リムは元カラー残しですがウェイトカスの削除は出来る限り最終的に後で行っています。
ピアスボルトを交換して裏組合体完成です。
※裏組はピアスボルト交換が必須条件です。
パウダークリアーは塗膜が溶剤の3~4倍の厚みが有るためパウダー樹脂膜のモッチリ感有る肌になります。
裏組で一段リムを稼いで深リムになりました。
オフセットは17ミリマイナス側になります。
※パウダーワンコートフィニッシュ仕上げは高温焼き付け(200℃)のためパウダークリアーもパウダーカラーも素材の良し悪しと損傷程度により微小の湧き、気泡が出るリスクも伴いますが、小さな気泡などあまり気にされない耐久性重視の方にはパウダークリアーがお勧めです。
指定カラーや見た目ビジュアル重視の方は溶剤カラー&クリアーがお勧めです。
※高級特殊カラーのハイパー塗装はもちろん溶剤カラーになります。
価格重視、耐久性重視、ワンオフ、カスタム思考の場合は「BBFバフポリッシュ・バレル研摩・ブラッシュド」などオンクリアー&ノークリアーの選択またパウダークリアーの選択など新品設定には無い様々なポリッシュ方に対応出来ます。
どのポリッシュが良い悪いでは無くお好みでご判断ください。
■ポリッシュオンクリアー「可・不可」に付いて■
※低温焼き付け(60℃)の溶剤クリアーは大概のモノに対応出来ますが、高温焼き付け(200℃)のパウダークリアーは素材の「良し悪し」と「腐食の有無」で「可・不可」が決まります。
1・ダイヤモンドカット
虹色ヘアーライン表現保護のためオンクリアーは必須条件です。
溶剤硬質クリアーのみとなりパウダークリアーは不可です。
2・BBFバフポリッシュ
バフ光沢仕上げのためノークリアー&オンクリアーどちらも選択可能です。
溶剤硬質クリアーもパウダークリアーどちらも可能です。
3・バレル研摩
鏡面バレル仕上げのためノークリアー&オンクリアーどちらも選択可能です。
溶剤硬質クリアーもパウダークリアーどちらも可能です。
4・ブラッシュド
荒いブラシライン表現保護のためオンクリアーは必須条件です。
溶剤硬質クリアーもパウダークリアーどちらも可能です。
お客様からロケーションのいいセンスある写真を頂きました。
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(有)オートサービス西