仕上げ実績・ブログ
2012.08.04
二輪ホイールの修正とバイクパーツのバレル研摩
久しぶりのブログは年代物の二輪のパーツ磨きと二輪ホイールの修理の紹介です。
4輪ホイールの修理やリフレッシュがメインとなりますので2輪は全体の5パーセント程度の入庫率ですが2輪ホイールもそこそこやっています。またパーツの修理やパーツ磨きは当店独自のバレル研摩機にて仕上げ研摩していますので通常のバフ磨きとは違った研摩工法で対応出来ます。
年代物のレア物は損傷しる恐れ考えるとリスクが高いため取り扱いに気を使います。
CBX400Fのパーツ磨き(スーパーポリッシュバレル研磨)
茨城県のお客様・・ヘッドカバー・ポイントカバー・ジェネレーターカバー・ブレーキペタル・クラッチペタル・オイルパン・マフラーフランジ計10点の磨きポリッシュ仕上げをします。
オイルパンは1箇所割れ有り
割れた箇所はもぎ取って新に溶接でつなぎます。
エアーツールで込み入った箇所をハンド研摩します。
前処理の基本はハンド研摩です。
バフ屋さんが使っている専用のバフレース研摩機で1個1個丁寧に荒と仕上げでバフ賭けをしてテカテカに磨き込みます。
通常のバフ屋さんならここで研摩終了となりますが、ここからさらにバレル研摩機で 均等な光沢出しをいたします。
パーツの写真は違いますが、こんな風にジグに貼り付けてバレル研摩仕上げまでします。
バレルのジグへ装着するためには対角線上に2個以上の穴が開いていないとボルト締めして貼り付け出来ませんので穴の無いパーツはバフレース研摩機での仕上げとなります。
バレル研摩仕上げの完成です。
バフレース研摩機はデザイン天面、側面しか磨けませんのでバレル研摩で無いとここまで繊細な磨きはできません。
マフラーフランジ以外はオンクリアーです。
二輪ホイールの曲りガリ傷修理
神奈川県のお客様・・良くあるお辞儀をしたメクレ曲り!
二輪はリム幅が小さいためこの程度の曲りでも曲った反対面のリムも引っ張られるため沿ってしまいホイール全体の横振れが起きます。
曲りと横振れを直しプレス傷も削除研摩して完成です。
二輪は時間がかかります。
ガリ傷修理は2輪・4輪関係無く肉盛り研摩形成は必須です。
削り込みやパテ埋め修理など修理とは言えません。
高知県のお客様・・溶接箇所を研摩形成してプライマーやサフなど前処理からメインの塗装してトップコートして完成です。
月10~30本程度で数は少ないですが修理、再塗装前の待機中の二輪ホイールです。
二輪のガリ傷修理(肉盛り研摩)や再塗装(溶剤・パウダーコート)は4輪と手間は変わりませんが曲り修理となれば4輪用から2輪用へジグを変更再設置したり、またリム幅の小さい二輪は片面の曲りで反対側も沿って歪むモノが多いため4輪に比べて非常に難しく手間のかかる修理のため4輪修理より時間を頂いています。
※2輪ホイール修理で納期を急がれる方はご検討見直しください。
2輪ホイール修理に限らず磨きや再塗装(溶剤ウレタン・パウダーコート)やパーツへのスーパーポリッシュバレル研磨などお気軽にご相談ください。
リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ写真を添えてお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西HPはこちら
・・・お盆休みのお知らせ・・・
8月12日~16日までお盆お休みとなります。
- カテゴリー:
- バレル研磨/アルミパーツ
2012.07.30
LM/LM-R/RS-GT/2Psのリム&ディスクだけの修理リフレッシュ
お盆休みも近づいて来て繁忙期が依然と続き日々追われていますので1週間ぶりのブログです。
今回のブログは入庫が多いLMとその他LM-R/RS-GTなど2Psのリムだけの修理からのリフレッシュやディスクだけの色換えなどフルリメークとは違いますがパーツのみのリフレッシュの紹介をします。
リムのみ加工でもディスクのみ加工でも2・3Psホイールは全て分解してのパーツ個別加工となるためピアスボルトも外したついでに全て洗浄研摩して装着しています。
一体型の1Psホイールは1個のパーツですので丸塗りや丸ごとポリッシュはもちろんの事、リムとディスクの個別加工も可能です。
別パーツを合体してある2Ps溶接ハメ殺しホイールはリフレッシュメニューが限られてしまい加工できないモノが多くなります。
その1・・リムのみ加工
LM-R&LMリム修理からのポリッシュ加工「ダイヤモンドカット&BBFバフポリッシュ」
リムのみの修理リフレッシュは「リムガリ傷修理~リム研摩形成~リムフランジ塗装やインナー塗装」を済ましてから「BBFバフポリッシュ・スーパーポリッシュバレル研磨・ダイヤモンドカット」などポリッシュ加工の手順となります。
↓
リムは曲りやガリ傷は付き物です。その曲りやガリ傷を修理してリムフランジの塗装をクリアーまで一旦完成させ最後に磨きのBBFバフポリッシュや切削のダイヤモンドカットとなります。
●RS-GT20インチ●
長崎県のお客様・・リムのガリ傷修理と白サビを削除してのダイヤモンドカット仕上げをします。ディスク部のハイパーシルバー(DSK)は程度良好のため加工無しです。
リムガリ傷肉盛り修理から
リム単体にてダイヤモンドカットして完成!
●LM18インチ●
愛媛県のお客様・・リムガリ傷修理からBBFバフポリッシュ仕上げします。ディスク部のハイパーシルバー(DSK)は程度良好のため加工無しです。
研摩用に他のディスクをつけて荒研摩から仕上げ研摩します。
BBFバフポリッシュをノークリアー仕上げしてロゴシールを製作貼り付けして完成です。
ダイヤモンドカットは虹色のラインを保護するためにオンクリアーが必須ですがBBFバフポリッシュは鏡面仕上げのためオンクリアーは任意です。
オンクリアー&ノークリアーにもそれぞれ一長一短が有りますのでご希望に応じてお受けいたします。
ポリッシュオンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
その2・・ディスクのみ加工
LM-R&RS-GTのディスクのみの色換え
ディスク単体にしてからの塗装となります。ハイパー塗装に限らず既存の上塗り塗装の塗り替えはお勧めしません。
↓
ディスクへのハイパー塗装の塗り替えはパウダーコートをベースとしますので「塗装剥離+ブラスト研摩」によるアルミ無垢の状態にする事は必須作業です。
●LM-R19インチ●
千葉県のお客様・・・ハイパーシルバー(DSK)からハイパーブラック(DBK)へのディスクの塗り替えです。
ハイパーブラック(DBK)のベースとなるパウダーコートグロスブラックを塗りさらにサイディングしてアンダーコートしてからハイパー(銀膜)を透かしていきます。
ハイパー黒中間色のイメージ仕上げです。
リムは修復暦有りのため手を加えず洗浄のみとなります。
●RS-GT18インチ●
広島県のお客様・・ハイパーシルバー(DSK)からハイパーブラック(DBK)へ色換えです。塗装剥離+ブラスト研摩をしますので塗装の剥げ傷などは関係有りません。
コチラもハイパー黒中間色のイメージです。
リムも結構傷んでいましたが、予算的にリムポリッシュ加工は無しです。
フルリメークLM軍団 (リムディスク全てのフルリフレッシュ)
現時点の作業進行中と手付かずのLM軍団です。ハイパー塗装(DBK・DSK)やバレル研磨(2次元・3次元)、ブラッシュッド(2次元・3次元)、パウダーカラー、溶剤カラー、リバースディスクなど内容は様々です。他にLM同様に入庫の多いRS軍団とRG軍団などBBSだけで山積み状態です。
先日9月号の「K CAR Special」と言う軽車専門雑誌に当店の記事が3ページ特集掲載されていますので良かったら是非見てやってください。
PS:遠路はるばる鹿児島まで取材に来て頂いた三栄書房様ありがとうございました。
永く愛用すれば経年劣化して曲りやガリ傷もあって当然です。 最終の磨きや塗装は見た目だけのお化粧ですが、基本・土台となるホイール修理が出来ないと磨いて色塗って綺麗にお化粧しても意味が有りません。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ写真を添えてお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西HPはこちら
- カテゴリー:
- BBSその他/ハーフリフレッシュ
2012.07.24
アドバンレーシング2Ps17インチ/リフレッシュフルレストア
アドバンレーシング2Ps17インチの全パーツフルレストアです。
2Psのリフレッシュ・リメーク自体は普段通り作業ですが、深いリムの奥へピアスボルトが収まりディスクが出っ張っているためピアスボルトの脱着にかなりの時間と手間隙かかる難儀なホイールでした。
量産ではどんな風に合体しているでしょうか?・・・
ADVAN Racing 2Ps17インチのフルレストア
兵庫県のお客様・・曲りやガリ傷は有りませんが腐食がかなり進行しています。
僅かに見えるピアスボルトの頭。
外すのはいいがハメル時にどうしたモノか今から不安になります。
ナットもボロボロですのでナメてしまい旨く外れるでしょうか?・・・
どうにか分解できましたが、ディスク側のピアスボルトの台座は腐食虫食いだらけです。
2Psリム本体はパウダーコートしますので剥離から研摩します。
本来3Psですがアウターとインナーを溶接でくっ付けて有りますので実質は2Psです。
パウダーコートグロスブラックの噴射!
インナーから側面まで丸ごとパウダーコートグロスブラック仕上げです。
アウターリムはBBFバフポリッシュにてこれから磨き込みします。
エンブレムとピアスボルトの受け皿は酷い虫食い状態です。
エンブレムはパテ埋めで補修出来ますが、ピアスボルトの受け皿は再生不能ですのでステンの丸ワッシャーと交換となります。
ピアスボルトの台座をアルミパテで補修してメイン塗装の下処理です。
ディスクとエンブレムは指定カラーNo「NTK2008-1187KAQ」のゴールドを塗装してこちらのパーツはひとまず完成です。
次はオーナメント、6角キャップ、ピアスボルト、ナットへのパウダーコートです。
↓
キャップのオーナメントはパウダーコートシルバー
6角キャップはパウダーコートゴールド
ピアスボルトはパウダーコートゴールド
ナットもパウダーコートゴールド
ステンの丸ワッシャーをつけて合体の準備!
完成した2Ps本体リムとディスクをプレスして合体します。
ここからが難問のピアスボルトハメ付け作業です。
ピアスボルト押さえつけ用の手造り工具の作成!先っちょの6角が途中で潰れてしまい結局2個作るはめになりました。
一人が手作り工具で頭を押さえ込み、もう一人がナットを1個ずつ手で締める大人二人係りの締め付け作業となりボルトの数が多く気の遠くなる作業のため1日1個のペースで締め込み作業を完了しました。
ナットはこちらから提供してパウダーゴールド塗ってインナーと側面はパウダーグロスブラック仕上げとなります。
■ADVAN Rachingフルレストアの詳細 ■
1・アウターリム・・・・・・・BBFバフポリッシュ(溶剤オンクリアー)
2・リム本体・・・・・・・・・・パウダーグロスブラック
3・ディスク・・・・・・・・・・・指定カラー溶剤ウレタンゴールド塗装
4・エンブレム・・・・・・・・・指定カラー溶剤ウレタンゴールド塗装
5・オーメント・・・・・・・・・・パウダーシルバー
6・6角キャップ・・・・・・・・パウダーゴールド
7・ピアスボルト・・・・・・・パウダーゴールド
8・ナット・・・・・・・・・・・・・パウダーゴールド
9・ピアスボルト皿・・・・・・ステン丸ワッシャーと交換
10・エアーバルブ・・・・・・ロングタイプと交換
アウターリムのポリッシュ仕上げは「BBFバフポリッシュ研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット・ブラシェッド」の4種類の研摩加工に対応しています。
アウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
ダイヤモンドカットについてはこちら
ディスク部へのカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西HPはこちら