仕上げ実績・ブログ
2012.07.18
AMG19インチ1Psスターリングシルバー(DSK)の再塗装
「AMG/STYLING Ⅲ」と「 AMGSTYLING Ⅳ」のガリ傷修理からスターリングシルバーへ全面塗り直しです。
AMGのハイパーシルバーをスターリングシルバーと言います。AMG独自の名称でメイカーによりハイパー塗装の名称はそれぞれ違います。
BBSのハイパー塗装を(DBK・DSK)と言いますが、これが一般的に知られた名称でハイパー塗装の固有名詞にもなっています。
その他に「グロス塗装、マーキュリーシルバー&ブラック、サテンクローム&シルバー」など様々ですが名称が違うだけで全てハイパー塗装です。
※)メーカーにより使っているハイパーの原料は様々ですので当社では国産、舶来4社のハイパー原料を使い分けています。
今回のハイパーシルバーはパウダーのベース色がやや違うだけで前処理から塗装まで同じですので同時期入庫を2台まとめて紹介します。
AMG19インチ1Ps(鋳造ホイール)のガリ傷修理からハイパーシルバー(DSK)再塗装
その1・・「AMG STYLING Ⅳ」
東京都のお客様・・・この程度の傷なら部分修理のハイパーシルバーでいけそうですが、1本丸塗り修理してあり色が合っていませんでしたので4本丸塗り塗り直しです。
塗装を剥いでこれよりブラストを掛けます。
ガリ傷はもちろん肉盛り研摩形成します。
ガリ傷修理して天面やインナー、側面全て研摩してパウダーコートの前処理をします。
鋳造品はブツ沸きがたまに出ますので念入りに高温焼付けの空炊きをします。
パウダーコートグレー(やや黒強め)を噴射します。
グロスグレーに焼き上がりました。これからパウダー肌をサイディングしてアンダーコートしてハイパー(銀膜)を塗ります。
※パウダー肌の上へ直にハイパー(銀膜)添付はパウダーの上層からメクレて来ますのでNGです。
ハイパー(銀膜)を塗ってから120℃で焼いて最終のトップコートも溶剤ウレタン硬質クリアーを120℃で焼いて完成です。
インナーリムとリムサイド面はベースのパウダーコートグレー(黒強め)となります。
その2・・「 AMG STYLING Ⅲ」
千葉県のお客様・・・ こちらは4本至る所へガリ傷が有り傷の領域が多かったためこれも全面丸塗りです。
実際は写真以上の肉盛り修理箇所が多かったAMGです。
リムガリ傷修理して表裏側面全面研摩します。
パウダーコートグレー(黒やや弱め)を噴射します。
ハイパーシルバー(DSK)の塗装完成!塗装のクオリティーよりパテ埋めでない完璧なガリ傷修理に注目ください。
インナーリムとリムサイド面はベースのパウダーコートグレー(黒弱め)となります。
ベースとなるグレーがやや明るめですのでハイパーシルバー(DSK)もそれに反映して明るめのハイパーシルバー(DSK)となります。
ハイパーブラック(DBK)は黒ベースからハイパー(銀膜)の添付量で黒の濃淡が決りますが、ハイパーシルバー(DSK)はハイパー(銀膜)の添付量では無くベースの色(黒の強いグレーから白の強いグレーなどやシルバー)でDSKの色調が決まります。
永く愛用すれば経年劣化して曲りやガリ傷もあって当然です。 最終の磨きや塗装は見た目だけのお化粧ですが、基本・土台となるホイール修理が出来ないと磨いて色塗ってお化粧しても意味が有りません。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ写真を添えてお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
お詫び・・・お陰さまで今期は作年以上の入庫数で毎日多忙を極めています。先月から塗装室の増改築がさらに影響して現在お預かりしている分に関し普段の納期より一部延期される商品も御座います。その点はなにとぞご了承ご理解ください。もうしばらくすれば普段通り落ち着くと思います。
(有)オートサービス西HPはこちら
- カテゴリー:
- ハイパー塗装(DBK・DSK)全面塗り替え
- AMG
2012.07.14
アミスタッド21インチスーパーポリッシュバレル研磨(2次元)と雑誌取材
アミスタッド21インチ鍛造ホイールのスーパーポリッシュバレル研磨(2次元)ノークリアー仕上げです。
先月末より新規ブース搬入に伴う塗装室増改築と整理や片付けなどが12日にやっと終わり翌日は雑誌取材がありまた1日潰れてしまい14日(土)から本格的に塗装を開始しました。
今お預かりのホイールは入庫順で塗装作業いたしますので今しばらくお待ちください。
アミスタッド21インチ鍛造ホイールのスーパーポリッシュバレル研磨(2次元)
白ミミズシミがポチポチ入り始めたダイヤモンドカットです。
一旦カラー塗装を丸塗りしてから天面部を旋盤でカットすればサイド窓部のカラー塗装が必然的に残りカットした天面だけが切削ラインとなるポリッシュ方をダイヤモンドカットと言います。 天面部をカットすればホール穴やスポーク角部は鋭角に角張ってしまいます。その角部から水の浸入による白ミミズのサビがどうしても入ってしまう避けられない腐食です。
オーナーはその白ミミズシミが気になるためバレル研摩へと別加工になりました。
※白ミミズシミはアルミとクリアーの間に水が侵入していますので上面をいくら磨いてもクリアーが剥げるだけで無駄な抵抗です。
1本修復暦有りでイビツな形状でしたのでリム形状を整えます。
旋盤ラインを削除してツル肌鏡面仕上げの前処理をします。
※オンクリアーの場合はスポークの角張った箇所からの水の浸入をなるべく防ぐために荒研摩の段階で角をやや潰しクリアーを載せやすくします。
ここからは普段通りのバレル研摩荒から仕上げ研摩となります。
中写真を撮り忘れていましたのでいきなり完成です。
2次元研摩ですのでスポーク側面は鈍い半光沢アルミ肌となります。
新品はダイヤモンドカットよりMP(ミラーポリッシュ)の方が高額ですのでより高級感が増します。 クロームメッキとは違うアルミ独特の光沢風合い、落ち着いた大人の輝きとなります。
この写り込みは素材が鍛造である事とスーパーポリッシュバレル研磨との相性です。
・・・お知らせ・・・
先月三栄書房さんからホイール修理とリフレッシュ・リメークの特集記事の申し入れが有り、昨日13日(金)は雑誌取材のための丸1日でした。・・また仕事が溜まってしまう。(汗)
目の前で修理の風景やバレル研摩機を稼動してBBSとエンケイとアミスタッドの完成までをライターさんとカメラマンの方に見てもらいましたが写真や文章では伝わらない実際目で見たリアルな仕上がりに大変感動されていました。
当社独自の企業秘密な面も多少有りますのでその辺の掲載は一部NGです。・・
どんな記事になるかは私にも解りませんが、7月末に発売されるそうですので是非読んで見てください。
スーパーポリッシュバレル研磨のノークリアーは白ミミズ現象は入りませんし少々の傷はユーザー自信で治せる事が最大の利点です。そのためスーパーポリッシュバレル研磨はノークリアーのご希望が多いです。その反面ノークリアーは素地剥き出し表現のためメンテを怠れば艶落ち白ボケしますので、大切なホイールを定期的に磨いてやる必要があります。
白ボケ現象回避や普段のメンテが面倒な方はオンクリアーで表面保護する方法となります。
ミラーポリッシュへのオンクリアーには溶剤系硬質クリアーとパウダーコートクリアーとあります。
※古い鋳造ホイールや腐食の酷いモノへのパウダーコートクリアーは不可です。
素材の特徴、ご予算、ご希望に応じてオンクリアーを選択ください。
オンクリアー&ノークリアーの特性についてはこちら
ノークリアーのメンテナンスについてはこちら
ミラーポリッシュへのパウダーコートクリアーはこちら
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。
※オンクリアー仕上げは一旦クリアーを全部剥いでからの再研磨してオンクリアーとなりますので、ノークリアーよりやや納期と料金がかかります。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り今年も送料往復無料キャンペーンを継続中です。
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- バレル研磨/欧米車
- ダイヤモンドカットからバレル研磨
2012.07.11
BBS-DTM17インチ DBKとDSKへハイパー塗り替え
BBS-DTM17インチの「DBKとDSK」へのハイパー塗装への塗り替えです。
ハイパーブラック(DBK)を「ガンメタ」?ハイパーシルバー(DSK)を「シルバーメタ」?と思い込んでいるユーザーが多いようです。ハイパー塗装とはベースを透かし銀膜を添付するメタル調のレイヤー式塗装方ですので「ハイパーと溶剤メタ」とは材料と塗装方が違いますので別モノ表現です。
「DBKとDSK」はハイパー前のベースが違うだけで前後の作業の流れは同じですので同時期入庫を2台まとめて紹介いたします。
BBS-DTM17インチのハイパーブラック(DBK)塗り替えリフレッシュ
愛知県のお客様・・他店でのハイパーブラック(DBK)塗装からの手直し再塗装です。
塗装を剥いで出てきました良くあるパテ埋め補修からの塗装です。
パテを削除して溶接にて肉盛りします。
肉盛りした部分の研摩形成はハンドパワーにて形を造ります。
ハイパー前までの前処理が終わればベースとなるパウダーコートグロスブラックを噴射します。
ハイパー添付後のトップコート前です。・・・パウダーコート面をサイディングしてからアンダーコートしてハイパー(銀膜)の塗り重ねで黒の濃淡を決めます。
トップコートを塗ってハイパーブラック(DBK)の完成です。
BBS-DTM17インチのハイパーシルバー(DSK)塗り替えリフレッシュ
福岡県のお客様・・ガリ傷はありますが、こちらは手付かずのシルバーメタのままでしたので作業がスムーズに進みます。
塗装剥離から・・ブラスト前です。
こんなガリ傷など上記パテ埋め修理手直しと比べればついで作業感覚で簡単に治せます。
リム研摩して天板にアクションをかけ平滑にします。
ベースがパウダーコートの場合はインナーリムも側面部も丸ごと研摩が必要です。
ベースとなるパウダーグレーを噴射!
パウダーグレーを200℃で焼付け完成!
アンダーコートしてハイパー(銀膜)塗ってトップコート塗ってハイパーシルバー(DSK)の完成です。
インナーリムやリムサイド面はパウダーコートグレー仕上げとなります。
ハイパーブラック(DBK)は黒ベースからハイパー(銀膜)の添付量で黒の濃淡が決りますが、ハイパーシルバー(DSK)はハイパー(銀膜)の添付量では無くベースの色(黒の強いグレーから白の強いグレーなどやシルバー)でDSKの色調が決まります。
永く愛用すれば経年劣化して曲りやガリ傷もあって当然です。 最終の磨きや塗装は見た目だけのお化粧ですが、基本・土台となるホイール修理が出来ないと磨いて色塗ってお化粧しても意味が有りません。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
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お電話でもお気軽にお問い合わせください。
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