仕上げ実績・ブログ - ダイヤモンドカット/修正・リフレッシュ
2011.07.02
「スーパーミラーポリッシュ」&「ブラシェッド」&「ダイヤモンドカット」について
磨き込みによる「スーパーミラーポリッシュ」から窓部へのゴールドポリッシュ化と磨き込みとは違う切削ポリッシュ加工の肌目の粗い「ブラシェッド」と肌目が繊細な極細のヘアーラインとなる「ダイヤモンドカット」のそれぞれ違うポリッシュ方の紹介です。
その1・・ダイヤモンドカットからミラーポリッシュ
大阪府のお客様・・ポリッシュ特有のクリアーの退色、ヒビ割れが見え出してきたゴルフⅡ用のATS です。
丸ごと剥離からブラスター研磨して切削ライン削除のためのハンド荒研磨します。
バレル研磨機にて荒研磨を数回かけます。
黒い「とんがりコーン」みたいなのが荒研磨のメディアです。
元々が切削ポリッシュでしたのでミラーポリッシュ化までは早く完了しましたが、元の黒部(ボルト周り、ディスク窓部)のみのゴールドポリッシュ加工が細かい手間のかかる作業で全体の半分以上の時間をここで費やしました。次からはもっと良い方法を考えなければ・・・
ホイール側面は下処理、ハンド研磨した訳ではありませんが何十回もバレル研磨機へ投入しますのででついでに光ってくれます。通常のBBFバフではついでに磨ける工程ではありませんので、便利な機械です。
装着写真を送って頂きましたので紹介します。
愛車がGOLFⅡかと思ったら違いました失礼しました。
その2・・ダイヤモンドカットからブラシェッド
1Psですがダミーボルト付きの3Psみたいなホイールです。
ダミーボルトを引っこ抜いて塗装剥離からブラスト研磨
最終仕上げが粗目の傷をつけたブラシ仕上げますのでミラーポリッシュのように神経質になりシビアーに仕上げる必要はありませんが、ディスク部サイド面も磨くためバレル研磨機にて荒研磨します。
丸ごとのバレル荒研磨によりディスクのサイド面もついでに磨かれますのでその結果、鈍い銀の光沢となりハイパー塗装のような表現となるためサイド面をカラー塗装しないでよい場合もあります。
バレル研磨機の仕上げ研磨したらご覧の通り表面はミラーポリッシュとなりディスクサイド面は鈍い銀の光沢となります。 もったいないですが、ここから表面部をブラシで傷を付けて荒目肌のブラシェッド加工します。
バレル研磨機でミラーポリッシュができれば当然ブラシェッドもできます。
バレル研磨機は無くてもブラシェッドはできますが、ミラーポリッシュは出来ません。つまり大は小を兼ねます。
溶剤系のクリアーでも構いませんが、表面硬質肌重視のため今回はパウダーコートのクリアーを塗ります。 どっち道、艶引きの表現ですのでクリアーを塗ってからの艶引き感は全く関係ありませんから遠慮なくぶ厚く塗れます。
※注)ミラーポリッシュはノークリアーでも肌がツルツルのため汚れが付きにくくまた水洗いすれば滑るように汚れも簡単に取れますが、ブラシェッドはキザギザ状の山切カットのためノークリアーでは汚れが付き易くなりまた山切り内に入り込んだ汚れは取れなくなります。そのためブラシェッドはクリアーコートが必要条件です。
手間かけた割にはこんな感じで以外と地味!
下研磨にバレル研磨をかけた場合はディスクサイド面(ダミーボルトが埋め込んである箇所)などもついでに磨かれるためクリアーを塗った事でハイパー塗装のDSK(シルバーフェイス)のような表現となります。
※注)表面以外のサイド面、窓部へ違う色を塗るの場合は磨く前に塗装となるためバレル研磨では無くバフ研磨後のブラシェッド加工となりますので作業の流れ手順が大きく変わります。
同じ切削式の極微小なヘアーラインのダイヤモンドカットや磨き込みによるスーパーミラーポリッシュと比べれば神経尖らして緻密で繊細な作業を要しませんので少々の荒は気にせずやや大雑把な感じの仕上がりとなり、3次元ミラーポリッシュの3割程度の時間で完了します。
十人十色、好みの問題ですので、お好みに応じてポリッシュ加工いたします。
CD盤のように虹色に輝くダイヤモンドカット
↓
ダイヤモンドカット工法はまず「べろっと丸ごとカラー塗装」して表面のみをダイヤチップで切削しますので削られた表面は虹色の細かいヘアーラインとなりそれ以外のカットされない箇所はカラー塗装を残す加工方となり1Psの切削式ポリッシュは全てこの工法です。
ダイヤモンドカットもクリアー塗装は必須です。
それはダイヤモンドカットがノークリアーで剥き出し状態の場合、洗浄研磨してしまえば極細の虹色のヘアーラインが消えてしまうからです。
完全磨きこみの3次元スーパーミラーポリッシュ
↓
繊細で緻密な芸の細かい3次元スーパーミラーポリッシュです。
スーパーミラーバレル研磨はツル肌のためノークリアーでお納めするケースが多いです。
オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
アウターリムポリッシュ仕上げはBBF鏡面研摩、バレル研摩、ダイヤモンドカットの3種の研摩加工にて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
カラー塗装は溶剤系ウレタンカラーと粉体(パウダー)塗装で対応いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
ポリッシュ加工、カラー塗装などご予算、用途に応じていかようにも対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。
(有)オートサービス西HPはこちら
2010.12.14
15インチ ダイヤモンドカットの修正
ミラーポリッシュ研磨は表面磨き込み(ツル肌光沢仕上げ)に対してダイヤモンドカットは表面削り出し(切削ライン光沢仕上げ)となり全く違うポリッシュ表面加工となります。
製品化された1本物のホイールの表面切削する場合、表面部のみを形状に沿って均一にカットする事は普通の旋盤では絶対に不可能な事です。
それら1本物のホイールはこの世に同じ動きをするホイールは二つと無いからです。
1本物のホイール表面の形状を3Dで立体数値化して表面を均一に削り出し、虹色に輝く切削方法をコンピューターダイヤモンドカットといいます。
PCダイヤモンドカット(切削カット)の修正
ガリ傷、欠けを肉盛り溶接したのち、表面をダイヤモンドカットしてオリジナルと同質の虹色に輝く表面処理となります。
まさに新品同様に仕上がります。
ガリ傷、欠け以外のキャップ付近もポリッシュ特有のシミ、腐食が出ています。
ポリッシュ特有のシミ・腐食についてはこちら
表面部を全面カットとなりますので、キャップ付近のシミ、腐食もついでに綺麗に元通りに輝いています。
※表面部の全面カットのため傷の大小に関わらず部分修正は出来ません。
表面のダイヤモンドカットとは関係ありませんが、裏面のリムガリ傷も直してくださいとの事で、リム裏面ガリ傷も直してあります。
裏面ガリ傷は別途追加料金となります。
ダイヤモンドカットの新品の生産の場合は数百個単位で同じ形状のものをラインにて切削加工するためコストが安くなり、ダイヤモンドカット商品は1本1万円代の低価格ホイールも数多く販売されたいますので、新品の方が安く上がる場合が少なくありません。
新品で1本/1万円台のモノとは言え1本モノのダイヤモンドカットは1個1個3Dのデータを作る必要があるため1本モノの修理は価格が高くなってしまします。
ダイヤモンドカット修正の詳細はこちら
基本、土台となるホイール修正がキチント出来て磨きや塗り替えへのリフレッシュお化粧へと繋がります。
単品修正品は片道送料当社負担となります。
(有)オートサービス西HPはこちら
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